2018年3月30日更新
シャルロット・ゲンズブール、ラース・フォン・トリアー映画でおなじみのフランスを代表する美人女優!
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1:シャルロット・ゲンズブールのプロフィール
1971年、イギリスはロンドンに生まれたシャルロット・ゲンズブール。母親に『欲望(1966年)』『美しき諍い女(いさかいめ)(1991年)』のジェーン・バーキン、父親に音楽プロデューサーのセルジュ・ゲンズブールを持つ芸能界のサラブレッドとも言える彼女はパリで育ちました。1984年には『残火』でカトリーヌ・ドヌーヴの娘役として映画デビューを果たします。
2:『なまいきシャルロット』でセザール賞新人女優賞を受賞し注目を集める
映画デビューから間もない1985年、ゲンズブールは『なまいきシャルロット』の少女シャルロット役で主演を果たします(日本公開は1986年)。13歳の少女シャルロットが同い年のピアニスト少女クララや工場勤めの青年ジャンとの出会い、大人の世界へと羽ばたこうとする様子が描かれました。
ゲンズブールはこの作品でのあどけないシャルロットの演技が高く評価されセザール賞新人女優賞を受賞しました。誰もが抱くティーンエイジャーの嫉妬や憧れといった感情が表現されており、公開から数十年経った今でも色褪せずに名作として語り継がれています。
3:『アンチクライスト』ではヌードシーンを披露し、カンヌ国際映画祭女優賞を受賞
その後ゲンズブールが再び注目されたのは2009年に制作された『アンチクライスト』でのこと。『ダンサー・イン・ザ・ダーク』のラース・フォン・トリアーの監督作です。愛息が転落死したことをきっかけに精神を病んでしまった「彼女」(ゲンズブール)とそんな妻を支える「彼」(ウィレム・デフォー)の物語ですが、あらすじからは予想もできないストーリーが展開されており後味の悪い結末を迎えます。
ゲンズブールは大胆なヌードシーンを披露し、狂気に駆られた「彼女」の演技が高評価を受けて2009年カンヌ国際映画祭で女優賞を受賞しています。一方で映画自体の評価は賛否両論真っ二つに分かれ、同年のカンヌでアンチプライズ(反賞)を受賞しました。日本では放映は難しいと言われながらも2011年公開しています。
4:ラース・フォン・トリアー作品に多数出演
『アンチクライスト』以降、ラース・フォン・トリアー監督作の常連となったゲンズブール。過激なテーマ作品において、確かな演技力を発揮しています。
『メランコリア』(2012年)
キルスティン・ダンスト主演の『メランコリア』は2012年に公開されました。自身の結婚パーティを滅茶苦茶にしたジャスティン(ダンスト)は心の病を患っている女性。ある日惑星「メランコリア」が地球に衝突するという事実が明らかになったときのジャスティンと周囲の人の反応を描いています。
ゲンズブールはジャスティンの姉クレアを演じました。メランコリアの接近で喜ぶジャスティンの異常性とは反対に、クレアは落ち着きを失っていく普通の人間として対照的な存在となっています。
『ニンフォマニアック』(2014年)
トリアーとの3度目のタッグは『ニンフォマニアック』でのことでした。ニンフォマニアックとは色情狂を意味しますが、その名の通り性欲にまみれた女性ジョーの半生を描いています。ポルノ映画と見紛うような過激さも話題となりましたが、それまでのトリアー作品とは異なり娯楽性も含まれているとの評価を受けています。
ゲンズブールは主人公ジョーを演じ、幾人もの男とセックスに溺れていく様子を体当たりで演じています。ヌードはもちろん、濡れ場シーンも度々登場しておりその過激さに目が点となってしまうこと間違いなしです。
5:『インデペンデンスデイ リサージェンス』出演
一連のトリアー作品への出演によって注目が高まっているゲンズブールですが、新作はハリウッド大作『インデペンデンスデイ リサージェンス』。1996年に公開された『インデペンデンスデイ』の続編で、エイリアンを撃退した前作から20年後の世界で再びエイリアンが襲来する地球が描かれています。
ゲンズブールはキャサリン・マルソー博士という新たなキャラクターとして登場します。前作の主役、ヒラー大尉(ウィル・スミス)は登場しませんが、新たな主役ジェイク(リアム・ヘムズーワース)や前作からのキャラクターデイヴィッド(ジェフ・ゴールドブラム)と共に地球存続のために戦う様子が見られるかもしれません。『インデペンデンスデイ リサージェンス』は2016年7月日本公開予定です。