『プラダを着た悪魔』キャストの現在・ネタバレあらすじを紹介!あのアシスタントは強い母親に
何度でも観たい!『プラダを着た悪魔』のあらすじ&キャストを紹介
2006年に公開された、アン・ハサウェイ主演の映画『プラダを着た悪魔』。この映画の原作となっているのは、ローレン・ワイズバーガーが2003年に発表し、ニューヨークタイムズ誌のベストセラーリストに6カ月連続でランクインした同名小説です。 ハリウッドの人気女優アン・ハサウェイをはじめとして、エミリー・ブラントやアカデミー賞常連のメリル・ストリープが出演。ファション誌編集部をコミカルかつ華やかに描いて、大ヒットを記録しました。 この記事では、『プラダを着た悪魔』のネタバレあらすじ・キャストを紹介。また劇中に登場したファッションブランドやトリビア、名言の数々も振り返っていきます。長年にわたって女性の心をつかんできた名作の魅力を、あらゆる角度から見ていきましょう。
『プラダを着た悪魔』のメインキャストを紹介!2020年現在はどうしてる?
アンドレア・サックス(アンディ)/アン・ハサウェイ
ミランダのもとで奮闘し、成長していくアンディを演じたのは、アメリカの人気女優アン・ハサウェイ。2002年に公開された『プリティ・プリンセス』の主人公ミア役で映画デビューし、一気にブレイクしました。 2012年の『ダークナイト・ライジング』では、キャットウーマン役で本格アクションに挑戦。また同年に公開された『レ・ミゼラブル』のファンティーヌ役で吹き替えなしの見事な歌唱力を披露し、アカデミー助演女優賞を受賞しました。 さらに2014年には、クリストファー・ノーラン監督作『インターステラー』でメインキャストのアメリア役を務めています。
2020年現在のアン・ハサウェイは……
アン・ハサウェイは現在でも、人気女優として数々の映画に出演。『プラダを着た悪魔』以降も着々とキャリアを積んできた彼女は、実力と人気をゆるぎないものにしています。 近年の出演作は、『オーシャンズ8』(2018年)やNetflixオリジナル『マクマホン・ファイル』(2020年)など。2021年には『ザ・ウィッチズ(原題)』で、ナイジェル役のスタンリー・トゥッチと再共演を果たします。 またプライベートでは、俳優のアダム・シュルマンと2011年に結婚。2016年に第1子となる男児を出産しました。
ミランダ・プリーストリー/メリル・ストリープ
脚本が仕上がった際、ミランダ役を演じる女優として1番に名前が挙がったのがメリル・ストリープ。彼女はミランダを単なる悪役ではなく、世界的なファッション誌の編集長という大きな責任を担う人物、そして人間的な弱さも持つ人物として演じました。 1978年の映画『ディア・ハンター』でアカデミー助演女優賞にノミネートされたのを皮切りに、2020年までに同賞に21回もノミネートされています。
2020年現在のメリル・ストリープは……
2020年現在で71歳のメリル・ストリープ。しかし彼女の美貌も活躍も衰えることを知らず、数多くの話題作に出演し続けています。 近年の作品では、「ワシントン・ポスト」社主のキャサリン・グラハムに扮した2018年の『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』でアカデミー主演女優賞にノミネート。 2019年には『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』で、4姉妹のおばさん役を見事に演じきりました。今後もベテラン女優として、映画界を支え続けてくれることでしょう。
エミリー・チャールトン/エミリー・ブラント
ミランダの第1アシスタントでアンディの先輩、またライバルともなるエミリーを演じたのは、イギリス出身の人気女優エミリー・ブラント。本作で披露した演技で、英国アカデミー賞とゴールデングローブ賞の両方で助演女優賞にノミネートされました。 彼女は2003年のイギリス映画『ウォリアークイーン』や『マイ・サマー・オブ・ラブ』に出演した後、本作でハリウッドに進出。 2018年には『メリー・ポピンズ リターンズ』の主演に抜擢され、アメリカの各映画賞で主演女優賞にノミネートされました。
2020年現在のエミリー・ブラントは……
エミリー・ブラントの出演作として記憶に新しいのは、2018年の『クワイエット・プレイス』ではないでしょうか。彼女は本作で、家族を守るため未知の生物に立ち向かう母親を演じています。2020年には続編も公開予定です。 私生活では、2010年に俳優のジョン・クラシンスキーと結婚。実は『クワイエット・プレイス』は彼が監督・脚本、そして父親役を務めており、実生活同様に夫婦役での出演となりました。
ナイジェル/スタンリー・トゥッチ
ミランダの右腕として抜群のセンスを振るうデザイナーのナイジェルを演じたのは、アメリカの俳優スタンリー・トゥッチ。 彼はこの役を、なんと撮影が始まる72時間前に引き受けたとか。また本作がきっかけでエミリー・ブラントの姉フェリシティと出会い、2012年に結婚しています。 2009年には『ラブリーボーン』のジョージ役で、アカデミー賞とゴールデングローブ賞の助演男優賞にノミネート。2018年には監督・脚本を務めた『ジャコメッティ 最後の肖像』が公開されています。
2020年現在のスタンリー・トゥッチは……
その後も名脇役として活躍してきたスタンリー・トゥッチ。2020年には、『キングスマン: ファースト・エージェント』にも出演する予定です。 また2021年公開予定のロバート・ゼメキス監督作『ザ・ウィッチズ(原題)』では、アン・ハサウェイと再び共演。
『プラダを着た悪魔』のあらすじ【ネタバレ注意】
大学を卒業し、ジャーナリストを志してニューヨークへ出てきたアンディ。各方面の出版社にエントリーした結果、面接の連絡があったのは有名ファッション誌「ランウェイ」でした。 ファッション誌の面接に、田舎くさい服装で訪れたアンディ。しかし彼女はなぜか「ランウェイ」のカリスマ編集長ミランダの目に留まり、第2アシスタントとして雇われます。アンディは雑用係として、冷酷なミランダから次々と無理難題を押し付けられるはめに。 最初はファッション業界をバカにし、服装にも気を遣っていなかったアンディでしたが、ある失敗をきっかけに仕事に対する責任と自覚を身につけ、ファッションも洗練されていきます。 しかし仕事ばかり優先する彼女を見た友人や恋人から、距離を取られるようになってしまい……。
そんな中でアンディに舞い込んできた、パリコレ同行のチャンス。彼女は同僚のエミリーがパリコレに行くために無理なダイエットまでしていたことを知っていました。しかしミランダの指示を断れるわけもなく、引き受けることに。 また恋人・ネイトとの仲も決裂してしまいます。アンディは恋愛や友情よりも仕事を優先し、同僚の夢まで奪って、ミランダのような「プラダを着た悪魔」になっていると突き放されてしまうのです。 そして迎えたパリコレの日。アンディはミランダが自分の失脚を避けるために、ナイジェルに与えるはずだった地位をフランス版「ランウェイ」の編集長に回したことを知りました。 そんなミランダのやり方を見て、アンディは目を覚まします。車を降りて、ミランダからの連絡ばかり受信していた携帯電話を噴水に投げ捨てました。 帰国後、アンディはネイトや親友と仲直りすることができ、改めてジャーナリストになる夢を叶えるため、新聞社の面接に向かいます。 そこで、ミランダが新聞社に自分のことを「彼女を雇わないならあなたは大バカです」と告げてくれていたことを知るのでした。 彼女はようやく夢への1歩を踏み出します。その帰り道、ミランダを見かけたアンディ。ミランダは目が合ったことに気付きながらも、黙って車に乗り込みますが、その口もとには微笑みが浮かんでいました。
作品の世界観を彩った華やかなファッション その総額は……?
衣装を担当したのは『セックス・アンド・ザ・シティ』のパトリシア・フィールド
本作にはプラダをはじめ数多くの高級ブランドアイテムが登場し、作品の世界観を彩っています。衣装を担当したのは、テレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のスタイリストも務めたパトリシア・フィールドです。 もともと本作における衣装の予算は1000万円しかありませんでしたが、彼女の友人である多くのデザイナーが協力したことで、その10倍の1億円相当もの衣装が使用できたそう。パトリシア・フィールドは本作で、アカデミー賞の衣装デザイン賞にノミネートされています。 パトリシア・フィールドが用意した衣装はプラダを筆頭に、シャネルやヴェルサーチ、ケイトスペードなど多数の有名ブランドばかり!どれも魅力的なファッションの数々には、ただただ目を奪わるばかりです。
劇中に登場するお手本にしたいコーディネートの数々
特に印象的だったのは、アンディがファッションに目覚めた最初のコーディネート。ナイジェルの協力を得てシャネルのジャケットとブーツ、クリスティーナティのミニスカートを颯爽と着こなし、エミリーをも驚かせました。 また、アンディが雑務で駆け回る際のコーディネートも魅力的です。彼女が着こなすのは、カルバン・クラインのワンピースにケイトスペードのバッグや、ミュウミュウの白いシャツにシャネルのネックレスが映えるキュートなスタイル。 もちろんミランダはパリコレで着たプラダのパーティドレスをはじめ、ヴェルサーチのサングラス、エルメスのパンプスなど、常に極上ファッションに身を包んでいました。
『プラダを着た悪魔』のトリビア8選を紹介!編集長にはモデルがいた
1. モデルとなったのは米版ヴォーグ編集長
原作の著者であるローレン・ワイズバーガーは、かつてファッション誌「VOGUE」で働いていたことがあり、その時の経験を物語にしたそう。アンディに無理難題を押しつける鬼編集長ミランダのモデルは、米版VOGUE誌のカリスマ編集長アナ・ウィンターだといわれています。 『プラダを着た悪魔』のニューヨーク・プレミアに出席したアナ・ウィンターは、「ファッションを楽しく興味深いものにするものなら何でもファッション業界のためになる」と語り、本作への100%の支持を表明しました。しかもその時の出で立ちは全身プラダだったとか! そんなカリスマ編集長アナ・ウィンターに密着したドキュメンタリー映画『ファッションが教えてくれること』が、本作公開後の2009年に公開されています。
2. ミランダの役作りで参考にしたのはクリント・イーストウッド
メリル・ストリープがミランダを演じる上で参考にしたのは、なんとクリント・イーストウッドだったとか!彼は撮影現場でも絶対に声を荒らげないそうで、だからこそ周囲は彼に逆らえなくなるのだそうです。 実際に劇中では、どんなに感情の起伏がある場面でも、ミランダが声を荒らげる姿は見られませんでした。常に落ち着いて、しかしスピーディに的確に話す彼女と向き合うと、確かに口を挟む暇も逆らう余裕もなくなりそうです。
3. アン・ハサウェイは驚きの方法で役を勝ち取った!
どうしてもアンディの役を射止めたかったアン・ハサウェイ。 そんな彼女は当時、映画制作会社「FOX 2000」のエグゼクティブ・プレジデントだったカーラ・ハッケンとの初めてのミーティングで、彼女のオフィスにある庭の砂の上に「私を雇って」と書いたそうです。役柄への執念を感じますね!
4. エミリー・ブラントはオーディションにデニムで登場
エミリー・ブラントが演じたエミリー役には、当初100人以上もの候補がいたようですが、彼女はそのリストには入っていませんでした。 彼女は当時『エラゴン 遺志を継ぐもの』(2006年)のヒロイン選考でFOXのスタジオに何度も呼ばれていたため、気まぐれでオーディションテープを作ったそう。結局はヒロインには選ばれず、エミリー役を得ることになりました。 実はロンドンに向かうフライトが遅延していたため、オーディションテープはデニムとビーチサンダルというラフな格好で撮影しています。そのため、エミリー役にふさわしい服装で再度オーディションを受けることになったようです。
5. アン・ハサウェイは役作りでアシスタント業務を経験
アン・ハサウェイは役作りのため、世界最大級のオークションハウス「クリスティーズ」で、数週間インターンとして働いたことを明かしています。ここでの仕事は、素晴らしいアートに触れる刺激的な体験となったとか。 ゴッホやナポレオン、ピカソなど歴史上の人物にまつわる貴重な品々に触れた経験が、ファッション業界という感性が試される場で大いに活かされたといいます。
6. ミランダとナイジェルはプライベートでは長年の親友
劇中ではミランダの裏切りに合ったナイジェルですが、プライベートではミランダ役のメリル・ストリープとナイジェル役のスタンリー・トゥッチは長年の親友だそう。 本作でもナイジェルはミランダの手腕を、ミランダはナイジェルの才能を互いに信頼し合っていました。本作公開の3年後、2009年にメリル・ストリープとスタンリー・トゥッチは映画『ジュリー&ジュリア』で夫婦役を演じています。
7. メリル・ストリープがアン・ハサウェイにかけた優しい言葉
撮影初日メリル・ストリープはアン・ハサウェイに「あなたは役にとって完璧だと思う。一緒に撮影できてとっても幸せなことだわ」と声をかけたそうです。 そしてこの後に付け加えたのが、「これからもうこんな素敵なことはもう言わないからね」という言葉。撮影が始まると鬼のような編集長モードになるので気遣ったのでしょうか。 一方で、憧れのメリル・ストリープと共演できることをとても喜んでいたというアン・ハサウェイ。メリル・ストリープはそんな彼女に、役のためにも体重を減らしてはいけないこと、体重なんて気にせずにハンバーガーを食べることもアドバイスしたとか。 アンディというキャラクターをよく理解した上での、的確なアドバイスですね!
8. メインキャストがほかの女優だった可能性も?
実はミランダ役には、ヘレン・ミレンやキム・ベイシンガーなど名だたるベテラン女優たちの名が挙がっていました。しかし今となっては、ミランダ役はメリル・ストリープしか考えられませんね。 ミランダと同じくアンディもアン・ハサウェイ以外には考えられませんが、オーディションにはジュリエット・ルイスやクレア・デインズなども参加していました。 さらに、実はFOX側としては当初アンディ役にレイチェル・マクアダムスを望んでいたそう。メインストリームの作品から距離を置きたかった本人から何度も断られてしまったようです。
『プラダを着た悪魔』の名言から学べる6つのこと
「ガッバーナのスペルを教えてもらえます?」
ビジネスにおいて、誰が重要な人物なのかを感じ取る感覚はとても大切です。アンディは初めに電話対応をした時、「ガッバーナ」のスペルを訪ねてしまったことで電話を切られてしまいます。 ファッションにはそもそも興味がなかったアンディですが、せめて自分が働く業界の重要人物は押さえておくべきだったのでしょう。 ちなみにガッバーナは、イタリアを代表する高級ファッションブランド「ドルチェ&ガッバーナ」のことですね。
「じゃ辞めてしまえ。君の代わりなんか5分で見つかるよ」
アンディが「ミランダに仕事を正当に評価されない」と、ナイジェルに愚痴をこぼす場面があります。するとナイジェルはこのセリフを返しました。 誰しも仕事が上手くいかなくなる時期を経験するものですが、愚痴ばかりこぼしても何の役にも立ちません。経験を積んでスキルアップすることこそ、壁を乗り越える1番の近道となるでしょう。 実際この後、アンディはナイジェルの協力を得て、見違えるようにファッションセンスを磨いていきました。
「仕事ができるようになると、プライベートが崩壊する。それが昇進のタイミングだ」
アンディはミランダの無理難題も見事にクリアし、その一歩先を行くまでに成長しました。しかし一方で、恋人や友人との約束は疎かになっていきます。忙しさをナイジェルにこぼすと、彼は「仕事が上達すると、みんなそうなる」と語りました。 ナイジェルや過去のアシスタントたちも通ってきた道なのかもしれません。アンディはその後恋人との関係が悪化していき、本来の自分を見失いそうになります。 しかしミランダのように仕事を優先し、離婚を繰り返す姿を見たアンディは多くのことを学びました。自分が目指していた仕事に就き、心から愛する恋人との関係を修復することを選ぶのです。仕事とプライベートのバランスを取ることはとても重要ですね。
「わたしにくだらない質問をしないでちょうだい」
まだ「ランウェイ」で務め始めてから日の浅いアンディに、ミランダが「カルバン・クラインのスカートが10〜15着必要」と唐突に要求します。どんなスカートか尋ねるアンディに、「わたしにくだらない質問をしないでちょうだい」と返すミランダ。 たいていの上司は、あなたが何をするべきか細かく指示を出してくれることでしょう。しかし、もしミランダのような上司を持ったら、指示を待つだけではいけません。 彼女はいつでも1手先、いや2手または3手先の仕事を求めています。指示を出す前に求められていることを考えて行動すれば、あなたの評価はグッとアップするはずです。
「あなたの決断よ。先に進むと決めたのはあなた」
パリに同行し、見事にミランダのアシスタントを務めたアンディ。ミランダに認められ、「あなたは私に似ている」とさえ言われますが、右腕であるナイジェルへの裏切りを知ったアンディは「私にはできない」とそれを否定します。 それを聞いたミランダは、エミリーを裏切ってパリに同行したことを指摘。否定しようとするアンディに「あなたの決断よ」ときっぱり切り捨てます。 アンディはいつも「仕方なかった」と選択肢がなかったことを主張していましたが、実際に決断してきたのはアンディ自身。どんな時でも決断を下すのは自分自身であり、どんな道でも自分が選んだ結果であることをミランダから学んだのです。
「倒れそうになったら、チーズを食べるの。お腹を壊せば、理想の体重に近づくわ」
著名人が集まるパーティに、風邪をひいたエミリーとともに急に出席することになったアンディ。ナイジェルが選んだスレンダーなドレスを着て会場に現れた彼女を、いつになくエミリーは褒めます。 アンディもエミリーのスレンダーな体を褒めますが、その時にエミリーが語ったのがこのセリフ。たとえ風邪をひいても、鼻が真っ赤になりながらもパーティに出るエミリーの執念を物語る言葉ですね。 ミランダに同行してパリに行くことに執念を燃やしていたエミリーでしたが、アンディに取って代わられた上に事故に遭ってパリ行きは叶わず。しかしアンディが辞めた後も松葉杖でも出社していた彼女の執念、これはぜひ見習いたいものです。
続編映画化の可能性は?エミリーが主役の小説も
ローレン・ワイズバーガーによる『プラダを着た悪魔』には、続編小説があります。それは2018年に発売された『When Life Gives You Lululemons』。続編の主人公はミランダでもアンディでもなく、ミランダの第1アシスタントのエミリーです。 続編の舞台となるのは、エンターテイメント業界。ミランダのもとを離れたエミリーは、セレブのキャロリーナ・ハートウェルのイメージコンサルタントを務めることになりました。 キャロリーナはスーパーモデル兼上院議員の妻という立場の女性ですが、薬物と飲酒運転で逮捕された過去があり、作中では彼女のイメージ回復に挑戦する姿が描かれます。 この続編小説の発売に対して、映画版でエミリーを演じたエミリー・ブラントは、今後の映画化について前向きなコメントを発表。『プラダを着た悪魔』の公開から10年以上の時を経て発売された続編。その映画化にも期待が寄せられています。
映画『マイ・インターン』は続編じゃないの?
2015年に公開されたアン・ハサウェイ主演の映画『マイ・インターン』。本作はベンチャー企業の女社長と、彼女のもとでインターンとして働くことになったロバート・デ・ニーロ演じる70歳の老人との交流を描いた作品です。 実は公開当初から、この作品でアン・ハサウェイが演じる女社長は『プラダを着た悪魔』のアンディの10年後の姿では?という噂が立っていました。しかし実際はまったく別の話であり、『マイ・インターン』は『プラダを着た悪魔』の続編というわけではありません。 ただ、ミランダのもとでアシスタントとして奮闘したアンディを演じた後、今度はベンチャー企業でシルバー・インターンを雇う社長役を演じて再び公私のバランスに悩むというのは、なかなか味わい深いキャスティングですね。
豪華キャスト集結!『プラダを着た悪魔』は何度でも観たい人生の教科書
華やかなファッション誌編集部の内情を描き、鬼編集長とアシスタントが繰り広げるバトルのようなイメージが先行する『プラダを着た悪魔』。しかしその中身は、仕事もプライベートも充実させたいと願う主人公アンディの成長物語でした。 もちろん豪華なファッションの数々にも目が行きますが、私たちが学べる名言も多く、理想的なワークバランスを追求するバイブル的な作品ともいえます。アンディのようにファッションに興味がない女子にも、働き方に悩む男子にもおすすめの作品です。