ヴァンサン・カッセルのプロフィール
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1966年、パリ生まれのヴァンサン・カッセル。父親ジャン=ピエール・カッセルが俳優という影響もあってか、15歳で俳優になろうと決めたと言います。1988年からテレビドラマに出演し始め、フランスで活躍する俳優へ。そして1998年ケイト・ブランシェット主演の『エリザベス』でイギリス映画デビューをしてから、活躍の舞台をフランス外へと広げていきました。
モニカ・ベルッチと結婚するも、離婚
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キャリアを築いていく一方で、私生活では『アパートメント』(1996年)で共演したイタリア人女優モニカ・ベルッチと1999年に結婚。2004年、2010年に誕生した女の子2人のパパでもあります。良き父親としても評判が高かったのですが、2013年には離婚してしまいます。実は長らく別居していたという報道もあり離婚は不思議ではないという声もある一方で、おしどり夫婦のイメージのあったふたりの破局にショックをうけたファンも多いようです。
『オーシャンズ12』のダンスっぽい動きが話題に
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17歳でサーカス養成学校へ入学したり、リオのカーニバルに参加したりと、俳優としてはユニークな経験を持っているカッセル。実際マーシャル・アーツの一つであるカポエイラに造詣が深く、その動きが『オーシャンズ12』で披露されています。
『オーシャンズ12』での役どころはオーシャンたちと敵対するフランスの泥棒、フランソワ・トゥルアー。エキゾチックな音楽に合わせて無秩序なレーザービームの網を見事にかいくぐっていくわけですが、確かにダンスパフォーマンスのような見事な動きですよね。
実写版『美女と野獣』で野獣役を演じる
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ハリウッドでの活躍はもちろん、フランス映画でも引っ張りだこの存在なヴァンサン・カッセル。レア・セドゥがベルを演じたフランス版『美女と野獣』(2014年)では野獣役を演じました。この映画ではベルと野獣の恋愛の他に、なぜ王子が野獣になったのかという過去にも焦点が当てられています。
クリストフ・ガンズ監督はこの映画が日本アニメの影響を色濃く受けていると話しています。その影響もあってか、日本での人気が高く、公開された2014年11月には9大都市興行収入ランキングで第1位を獲得しています。
ヴァンサン・カッセルのその他の主な出演作
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長い間第一線で活躍しているだけあって、有名作品に多数出演しています。
『クリムゾン・リバー』(1999年)
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猟奇的な2つの殺人事件を巡るフランスのサスペンス映画。カッセルは片方の殺人事件を担当する刑事で、もう片方の事件の刑事(ジャン・レノ)と共に事件の真相を追い求めていきます。この映画の撮影で鼻の骨を折ってしまうというアクシデントもあったのだそう。
『シュレック』(2001年)
アカデミー賞長編アニメ賞を受賞した大ヒットアニメ。ロビン・フッド役で声の出演をしています。
母国フランスでは吹き替え声優としても活躍しており、ヒュー・グラントの吹き替えは大抵カッセルがおこなっているのだそうです。
『ブラック・スワン』(2010年)
ナタリー・ポートマンが迫真の演技でアカデミー賞主演女優賞を受賞した一作。そのポートマン演じるニナをプリマに仕立て上げる振付け師トマを演じています。
ヴァンサン・カッセルの今後
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俳優として円熟期を迎えたヴァンサン・カッセル。新作が次々と控えています。
『It's Only the End of the World』(原題)
グザヴィエ・ドラン監督、ギャスパー・ウリエル主演のカナダ映画。カッセルをはじめマリオン・コティヤールや『美女と野獣』でも共演したレア・セドゥなど豪華キャストの出演に注目が集まっています。死期の近い作家が家族に自分が死にゆくことを伝えるため故郷へ戻るというストーリーです。
『ジェイソン・ボーン(原題)』
マット・デイモン主演の『ボーン』シリーズ待望の5作目。記憶を取り戻したボーンが新しいトラブルに巻き込まれていく様子が描かれます。カッセルはトミー・リー・ジョーンズと並んで新登場のキャラクターを演じる予定です。日本公開は2016年10月になります。
ブラジル映画への出演多数!?
ポルトガル語が堪能で、カポエイラにも精通しておりブラジルと縁の深いカッセル。『The Great Mystical Circus』と『A Movie Life』という2つのブラジル映画への出演も控えています。今後は更にブラジルでの活動を広げていくのかもしれませんね。