ブライアン・クランストンのプロフィール
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ブライアン・クランストンは、短大在学中に警察官志望から俳優志望に転向し、舞台俳優としてキャリアをスタートしました。その後、俳優活動として舞台のみならず、1982年以降は『白バイ野郎ジョン&パンチ』、『超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ』、『Xファイル』、『シカゴホープ』など日本でも馴染みのあるテレビドラマ等で脇役としてずっとドラマ界で活躍していました。
そんな長いキャリアの中、2000年に出演したファミリーコメディー『マルコム in the Middle』での父親役が注目を浴びます。
『ブレイキング・バッド』の狂気的な演技が高く評価される
2008年に主演した『ブレイキング・バッド』では、化学教師ウォルター・H・ホワイト役で大ブレイクを果たします。
中年の化学教師が癌に侵されたことを発端に、麻薬製造から犯罪に手を染め、やがて裏社会で強大な地位を築くさまを描いた新感覚の社会派ドラマ。ブライアン・クランストンは、一方で温厚な父親の顔、もう一方で冷酷な犯罪者の顔と、しだいに怪物へと変貌していく姿を演じ、カメレオン俳優らしい演技の幅をみせています。
ハリウッド版『ゴジラ』に出演していた
2014年にはハリウッド版『ゴジラ』(2度目のリメイク版)に出演しました。日本の原子力発電所の事故を発端として、渡辺謙扮する科学者、海兵隊員、そして、ブライアン・クランストン扮する核物理学者を巻き込んだ大怪獣バトルが展開されるストーリーです。
ブライアンは、物語冒頭の原子力発電所の事故シーンで妻を亡くした事故の真相解明に執着するあまり、少しネジが外れてしまっているという難しい役柄を好演し、高い評価を得ています。
エミー賞授賞式での強引なキスで観衆騒然!
「エミー賞2014 授賞式」において、『ブレイキング・バッド』でドラマ部門の主演男優賞を受賞した際に、コメディー部門の主演女優賞を受賞したジュリア・ルイス=ドレイファスに対し、壇上でディープキス!観衆のみならず、司会者も巻き込むハプニングとなりました。
ふたりは、テレビドラマシリーズで共演しており、演出として強烈なディープキスをする間柄でした。とはいえ場の空気を読まない強引さは、『ブレイキング・バッド』のウォルターそのものと話題になりました。
ブライアン・クランストンだけど質問ある?
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2013年、アメリカのインターネット掲示板サイトRedditに、いきなりブライアンが登場!ファンに対してなんでも聞いてくれ!と呼びかけたことで話題になりました。
ブライアンは支援するボランティア団体の資金集めの一環として、こうした交流の場を設けることにしたそうで、ファンからのさまざまな質問に対してとてもフレンドリーに答えていました。
自身の俳優としてのキャリアから主演を務めた大ヒットドラマ『ブレイキング・バッド』について、そしてファンのファッションコーデまで!実にいろいろな質問に答えています。
ドラマでは私利私欲のために裏社会に足を踏み入れる男を演じましたが、実際のブライアンがその真逆の存在であることがわかった出来事でした!
『プライベート・ライアン』に出演していた!?
スティーヴン・スピルバーグ監督の名作戦争映画『プライベート・ライアン』。トム・ハンクス、マット・デイモンなど人気ハリウッド俳優たちが出演したこの作品にブライアンがマック大佐役で出演しています。
主にテレビドラマへのゲスト出演などでキャリアを重ねていたブライアンが、長編映画に出演することはこの映画が公開された1998年当時には珍しいことであったようです。
役のためならギャラなんて気にしない!男気の持ち主
人気ドラマ『ブレイキング・バット』で主演を務め、今映画にドラマに引っ張りだこの俳優であるブライアン。そんな彼がもらっているギャラもさぞかしお高いんでしょう…と思いきや、なんと役に惹かれれば俳優としての最低賃金(組合で決められている)で出演することもあるそうです!
2016年アメリカ公開の映画『Wakefield(原題)』もそのひとつ。ブライアンは一週間で約2,200ドル、日本円にして27万円というハリウッド俳優にしては規格外の安さで役を引き受けたようです!
気に入れば、お金なんて気にしない!そんな俳優魂を感じるエピソードですね。
主演を務めた映画『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』でアカデミー賞にノミネート
アメリカで2015年には公開された映画『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』では、レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモンらと並んで、アカデミー主演男優賞にノミネートされました。惜しくも受賞はなりませんでしたが、この作品で共演したベテラン女優ヘレン・ミレンが「最高の俳優のひとりだ!」と絶賛するなど、その演技力は高く評価されました。
『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』は2016年7月22日(金)公開!
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本作でブライアン・クランストンが演じるのは、黄金時代のハリウッドを舞台に表現の自由のために戦う脚本家トランボ。『ローマの休日』の脚本も務めた実在する脚本家ダルトン・トランボが逆境に負けず、這い上がる強い姿を描いたヒューマンドラマになっています。
ブライアン・クランストンの今後の出演作品
『ナイトミュージアム』や『LIFE!』に出演していたコメディー俳優のベン・スティラーも制作に参加するコメディー映画『ホワイ ヒム?』でジェームス・フランコと共演します。娘の恋人である若い億万長者に対抗心を燃やす父親という役柄で、ドタバタの掛け合いが楽しめそうです。こちらは2016年にアメリカ公開が予定されています。
他にもコロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルを題材とした映画『The Infiltrator(原題)』に出演するほか、日本の「スーパー戦隊シリーズ」のアメリカ版「パワーレンジャー」の映画化作品への出演が決定しています。
テレビドラマでは、舞台『All The Way』のドラマ化に、舞台版から引き続きブライアンが主演、大統領役を演じます。
ますます活躍が期待されるブライアン・クランストンから目が離せません!