2024年2月28日更新

朝ドラ『ちゅらさん』キャスト相関図を紹介!出演者や子役の現在は?

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『ちゅらさん』
© NHK

NHK連続テレビ小説『ちゅらさん』は、放送当時「ちゅらさんブーム」を巻き起こし、あまりの人気にシリーズ4まで続編が制作されました。放送が終了してから10年以上の月日が経ってもなお、高い人気を誇る『ちゅらさん』のキャストたちの現在をまとめてみました。

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『ちゅらさん』のキャスト相関図

『ちゅらさん』相関図
© ciatr

古波蔵恵里役/国仲涼子

のちに上村恵里となる

『ちゅらさん』(2001年)
© NHK

本作の主人公で、愛称は「えりぃ」。古波蔵家の長女で、両親と父方の祖母であるハナ、異父兄の恵尚と弟の恵達とともに八重山諸島小浜島で暮らしていました。 幼少期に上村兄弟と出会い、文也と結婚の約束をし、そのときにもらったスーパーボールを大事に持っていました。その後、上京してさまざまな経験をするなかで看護師を志すようになります。 上京後、再会した文也と紆余曲折のすえに結婚しました。その後、男児を出産し、文也の亡き兄と同じ「和也」と名付けます。結婚後は小浜島で診療所を開いた夫ともに、地域の医療に貢献しています。 恵理を演じた国仲涼子は、本作をきっかけに大ブレイク。その後も数多くの作品に出演し、『結婚できない男』(2006年)や『ホタルノヒカリ』(2007年)などへの出演でも知られています。

古波蔵ハナ役/平良とみ

恵理の父方の祖母ハナは「おばぁ」として家族のみならず多くの人に慕われています。古波蔵家でもっとも元気で、精神的にもタフな頼りになる人物です。恵理から電話がかかってくるのを予知する能力もあります。本編開始時点で未亡人でしたが、『ちゅらさん2』(2003年)の終盤で再婚しました。 「おばぁ」を演じた平良とみは、地元沖縄を中心に活動しており、1999年の映画『ナヴィの恋』で一躍注目を集めます。その後、本作で大ブレイク。しかし2015年12月に那覇市内の病院にて逝去されました。

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古波蔵恵文役/堺正章

堺正章

恵理の父であり、愛妻家&恐妻家の恵文(けいぶん)。自称「小浜のジミヘン」である彼は、陽気な性格であまり頼りにはなりませんが、ときどき含蓄のあるセリフで恵理を励まします。 恵理の上京後は彼女を心配し、おばぁの予知後に電話がかかってくると真っ先に受話器を取ろうとしますが、いつも別の誰かに取られてしまい、ようやく代わってもらったときには電話は切れている、というのがお決まりのパターンです。 恵文を演じたのは、タレント、司会者としても知られる堺正章。グループサウンズバンド「ザ・スパイダース」のボーカルとしてデビューし、1970年のスパイダース解散後は、俳優、司会、コメディアンとして活躍しています。

古波蔵勝子役/田中好子

『ちゅらさん』
© NHK

(画像左から2番目) 恵理の母・勝子は、で家族ではツッコミ役に回ることが多いしっかり者。恵文にプロポーズされた際、別れた恋人の子(恵尚)を身ごもっていましたが、恵文からその子を自分の子として育てると言われ、結婚を承諾しました。 口癖は「で、あるね!」。恵理が子どもを生んでからは「おばぁ」として恵理から電話がかかってくるのを予知できるようになりました。 勝子を演じた田中好子は、元キャンディーズのメンバーで、女優のほかに歌手としても活躍。『家なき子』(1994年)や『神様、もう少しだけ』(1998年)などで主人公の母親役を演じました。その後、2011年4月に乳がんのためこの世を去りました。

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古波蔵恵尚役/ゴリ(ガレッジセール)

ガレッジセール ゴリ

勝子のかつての恋人の子で、恵理や恵達の異父兄である恵尚。日本各地を旅しており、マスコット人形「ゴーヤーマン」を製作・販売して一攫千金を狙いますが失敗。在庫をさばくため、各地を渡り歩いています。 名付け親はおばぁで、勝子と恵文の結婚の経緯を知ったうえで「恵」の字を名前に入れました。血がつながっていないにも関わらず、性格は3人きょうだいのなかでいちばん恵文に似ています。 演じたのはお笑いコンビ「ガレッジセール」のゴリ。『笑っていいとも!』などへの出演で大ブレイクし、また『ワンナイR&R』のキャラクター「松浦ゴリエ」も有名です。

古波蔵恵達役/山田孝之

山田孝之
©ciatr

古波蔵家の末っ子である恵達は、家族の中では珍しく冷静で現実的な性格です。 高校時代の片想いの相手がロックファンだったことからロックミュージシャンを目指すようになり、やがて高校を中退して上京。恵理とともに一風館で暮らすようになります。のちに恵理の親友で自分の昔からのファンだった祥子と結婚しました。 恵達を演じた山田孝之も、本作で大きな注目を集めました。その後、『WATER BOYS』(2003年)でドラマ初主演を果たし、2005年には『電車男』で映画初主演。以降も数多くの作品に出演しており、近年では「勇者ヨシヒコ」シリーズや「全裸監督」シリーズなどでも知られています。

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上村文也役/小橋賢児

小橋賢児

恵理の初恋相手である上村文也。兄の和也が難病のため、療養に訪れていた小浜島で彼女に出会い、将来は結婚する約束をします。 兄の死をきっかけに医師を志すようになり、内科医になりました。上京した恵理と再会したものの、結婚の件は子どものころの思い出と考えていましたが、彼女の一途な想いに打たれて結婚します。 文也を演じたのは、小橋賢児。本作出演後『海猿』(2002年〜2003年)などに出演した後、2007年に俳優業を休業し、映画やイベント制作を手掛けるように。現在はクリエイティブディレクター、音楽イベントプロデューサーとして活躍しています。

城ノ内真理亜役/菅野美穂

菅野美穂

上京した恵理が暮らす一風館の住人で、メルヘン小説家の城之内真理亜。 毒舌で皮肉屋ですが、いつも恵理たちにペースを乱されてしまいます。自分の部屋がたまり場のようになっていることに辟易していますが、一方で面倒見がよく、恵理のことを誰よりも心配しています。 真理亜を演じた菅野美穂は、『イグアナの娘』(1996年)や『君の手がささやいている』(1997年)などへの出演でブレイクし、近年ではドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』(2023年)で主演を務めるなど、活躍をつづけています。

柴田幸造役/村田雄浩

村田雄浩

一風館に暮らすサラリーマンの柴田幸造。一風館から引っ越そうとしていたときに恵理と出会い、彼女に一目惚れしたことで、引っ越しを中止しました。 恵理への恋は片想いで終わりましたが、街頭占い師の助言により、同じく一風館で暮らす容子と電撃結婚しました。温厚で優しい性格ですが、いまいち存在感がなく、周囲から雑に扱われがちです。北海道出身で、好物はヨーグルトです。 柴田を演じた村田雄浩は、16歳で劇団ひまわりに入団し、芸能活動を開始。1979年に『思えば遠くへ来たもんだ』で映画デビューを果たします。その後、大林宣彦作品や「ゴジラ」シリーズに多数出演し、脇役として多くの作品で存在感を放っています。

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池端容子役/余貴美子

余貴美子

旅行代理店に勤務している池端容子も、一風館の住人の1人です。かつて恵文が経営していた民宿「こはぐら荘」のパンフレットを持って那覇にやってきますが、連絡がとれず途方に暮れていたところ、恵理と偶然出会い、その場で友達になります。 その後、彼女を頼って上京してきた恵理に姉のように接し、面倒を見ることになります。サバサバした性格で、細かいことはあまり気にしない容子は、包容力があり、真理亜も心を開くほどの気さくな人物です。 容子を演じたのは、テレビドラマや映画で幅広く活躍している余貴美子です。アカデミー賞外国語映画賞を受賞した『おくりびと』(2008年)のほか、近年では『シン・ゴジラ』(2016年)「家政夫のミタゾノ」シリーズなどに出演しています。

下柳聡子役/戸田恵子

下柳聡子は、北栄総合病院の看護婦長で、のちに看護部長に昇進しました。一風館の住人で、元外科医の島田の入院の際、彼の担当となったことで恵理と知り合います。 島田の退院後も頻繁に病院に顔を出す恵理に「いっそのこと看護婦になっちゃえば」と冗談を言ったところ、彼女は看護婦を目指すようになりました。 聡子を演じたのは、映画、ドラマ、舞台、声優と幅広く活躍する戸田恵子。声優業では『機動戦士ガンダム』(1979年〜1980年)のマチルダ・アジャン役で有名に。テレビドラマでは三谷幸喜作品に多数出演し、知名度を上げました。

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佐々木奈々子役/佐藤藍子

のちに古波蔵奈々子となる

佐藤藍子

恵理の先輩看護師である佐々木菜々子。恵理の指導担当となりますが、そのドジっぷりに頭を悩ませることになります。そのせいで肩こりにも悩まされるようになりました。 菜々子は1の最終回で、突然、恵理の兄である恵尚と結婚。しかし恵尚が売れ残りの「ゴーヤーマン」を売りさばくため全国を回っているため、結婚後は一風館に住んでいます。 菜々子を演じた佐藤藍子は、1992年に「第6回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリを受賞し、芸能界デビュー。1996年に映画『イタズラなKiss』で主演を務めたほか、多数の映画・ドラマに出演しています。

西宮遙役/小西真奈美

小西真奈美

北栄総合病院に医師として務める西宮遥は、文也の同僚であり恋人です。恵理が現れたころは、彼女に激しいライバル意識を持っていました。『ちゅらさん2』では一風館の住人となっていますが、『ちゅらさん4』(2007年)には登場しません。 遥を演じた小西真奈美は、1999年に舞台『蒲田行進曲』でヒロインを務め、一躍注目を浴びるように。同時にテレビドラマへの出演も増え、『3年B組金八先生 第5シリーズ』(1999年〜2000年)などにも出演。 近年では、ドラマ『じゃない方の彼女』(2021年)や映画『魔女の香水』(2023年)などに出演しています。

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島袋正一役/川田広樹(ガレッジセール)

ガレッジセール川田広樹

島袋正一は「島袋製作所」の若社長で、恵理の幼なじみです。ほぼ毎日古波蔵家に勝手に上がり込み、ともに食事をしたりしています。 間が悪く、大事な話をしているときに現れては場を白けさせたりするので、古波蔵家の人々には散々な扱いを受けるとこも少なくありません。 演じたのはお笑いコンビ「ガレッジセール」の川田広樹です。恵尚を演じたゴリの相方として「じゃない方」と言われながらも、ともに活躍しています。

『ちゅらさん』に出演した子役

古波蔵恵里役/浦野未来

恵理の幼少期を演じた浦野未来は、2002年に映画『不思議めがね』に出演したのを最後に、芸能界を引退しているようです。

古波蔵恵達役/村上雄太

恵達の幼少期を演じた村上雄太は、「ちゅらさん」シリーズ出演後、『科捜研の女3』(2001年)や『3年B組金八先生』(2004年)などに出演。映画では『HINOKIO』(2005年)や『着信アリ Final』(2006年)などに出演しています。 そのほか、2009年の『侍戦隊シンケンジャー』や『烈車戦隊トッキュウジャー』、『仮面ライダードライブ』(ともに2014年)など、特撮作品にも出演しています。

上村文也役/山内秀一

文也の幼少期を演じた山内秀一は、1996年に子供服のモデルとしてデビュー。1998年に『星獣戦隊ギンガマン』で子役デビューを果たします。NHK教育(現・Eテレ)の『虹色定期便』で1999年から2000年まで主演を務めた後、映画『さくや妖怪伝』(2000年)に出演しました。 その後は一時期芸能活動を休止していましたが、2005年に『大好き!五つ子Go!!』で復帰。現在はラジオパーソナリティなど、幅広く活動しています。

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上村和也役/鈴木翔吾

恵理と文也の息子・和也を演じた鈴木翔吾は、5歳のときに『世にも奇妙な物語』(2000年)でデビュー。その後、子役としてコンスタントにさまざまな作品に出演し、芸能活動をつづけてきました。 近年では大河ドラマ『麒麟がくる』(2022年)や『鎌倉殿の13人』(2023年)のほか、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』にも出演しています。

朝ドラ『ちゅらさん』キャスト相関図を現在と一緒に解説

空前の大ブームを巻き起こした『ちゅらさん』。そのキャストの多くは今も第一線で活躍している人ばかりですね。 続編も数多く作られた本シリーズは、時代を超えて多くの人に愛されています。また機会があれば見直してみるのも楽しいのではないでしょうか。