未来はどうなる?近未来SFファンタジーアニメ30選

2017年7月6日更新

科学技術の発展や荒廃した世界、人類の進化・分化、悪との争いなど、未来の世界は未知の想像に溢れています。こんな未来はちょっと怖い!と感じたり、こんな未来が待ち遠しい!と思えるようなアニメを集めました。

近未来SFファンタジーアニメは多種多様で面白い!!

一口に「近未来SF」と言っても、日本のアニメに関する限りかなり多岐に亘るジャンルのものが作られています。 例えば、日本が世界に誇るアニメジャンルの一つ「ロボットアニメ」1つとっても、学園もの、ファンタジー、戦記ものなどの他ジャンルとミックスされた作品が大量にあるのです。 世界観に関してもユートピア的な理想の未来を描いたものから、最悪のディストピアを背景としているものまで様々です。 本記事ではそんな多数ある近未来SF作品の中から、注目すべきアニメ作品をご紹介してきます。

隔離された世界からの逃亡『NO.6』

『バッテリー』などで知られる人気小説家あさのあつこの同名小説のアニメ化作品で、フジテレビのノイタミナ枠にて放送されました。 選ばれた人々の暮らす理想都市「NO.6」で暮らしていた天才少年の紫苑は、幼い頃突然現れたネズミと名乗る少年と出会ったことから、エリートの道を捨てて政府より追われる身になります。 ネズミの助けで逃げ込んだ先は、理想都市から隔離されて荒廃したスラムでした。突如出現した人を死に至らしめる「寄生バチ」や、理想都市と呼ばれるNO.6の実情と謎を知ってゆく紫苑とネズミの先に待ち受けるものとは。2人の友情も必見の、謎がいっぱいの近未来SFファンタジーです。

進化した新人類と「マザー」との戦い『地球へ』

竹宮惠子によるSF漫画作品をアニメ化し2007年に放送された作品。また1980年には劇場アニメ化もされました。漫画、テレビアニメ、アニメ映画でそれぞれ少しずつ設定が異なっています。 環境破壊により荒廃した地球を蘇らせるべく、別の惑星へ植民した人類は過去の過ちを繰り返さないよう、巨大コンピューター「マザー」によって支配されていました。ところが、次第に人類の中には「ミュウ」と呼ばれる、特別な才能を持った子ども達が生まれるようになり、人類の歴史は大きく変わっていきます。 マザーは彼らの存在を許さず、排除することを人類に命じます。彼らは密かに「処分」されてゆくのですが、その手を逃れたのが主人公のジョミーでした。美しい母なる地球を求める、切なくて壮大なストーリーです。

スポンサー付きヒーロー達と、悪との戦い『TIGER & BUNNY』

『TIGER & BUNNY』は2011年に放送され、その魅力的なキャラクターとシリアスなストーリーで女性ファンを中心に爆発的な人気を誇ったSFヒーローアクション作品です。またテレビアニメのヒットを受け、2本に及んで映画化もされました。 さまざまな人種が混在する都市、シュテルンビルト。そこでは「NEXT」と呼ばれる能力を持った特殊な能力者たちが、スポンサーロゴを身につけ、日常茶飯事に起こる犯罪と戦っています。 「キング・オブ・ヒーロー」を目指して悪と戦うヒーローたちのやりとりは、アクションばっちりで人間味に溢れています。洗練されたデザインのスーツや、未来感溢れるシュテルンビルトの背景にも注目です。

隠された過去の世界『新世界より』

貴志祐介による同名の小説をアニメ化した作品で、2012年放送され、そのホラーテイストな物語から話題を呼びました。 「呪力」の力によって滅びた過去の文明、その事実を伏せて育てられた子ども達。彼らは成長するにつれて、呪力の能力の差によって将来が決められていきます。 呪力をうまく操れない子どもは「ネコダマシ」によって攫われてしまい、消えてしまった子どもの存在は、別の子どもたちの記憶からも消されてしまいます。 そうまでして徹底的に秘密を守り、子どもたちや人々を操作して行く理由を探して行くうちに、遠い過去に世界が崩壊した理由を知って行くことになります。どこか恐ろしい、スリリングな近未来の世界が観られますよ。

国民的ロボットアニメシリーズの人気作品『機動戦士ガンダムSEED』

大人気SFロボットアニメシリーズ『機動戦士ガンダム』シリーズの中でもファンの人気の高い作品です。 遺伝子工学の発展を遂げた近未来、遺伝子操作を受けていない「ナチュラル」と、遺伝子操作を受けて新人類と称された「コーディネーター」は新たな対立を起こすようになっていました。 次第にナチュラルによる排斥を受けて、地球を逃れ新たな組織を作ったコーディネーター達ですが、突然の火種をきっかけにナチュラルとの戦争に至ってしまいました。 人類が激減するほどの戦になりながら、戦は止まず激化して行く一方でした。主人公の少年キラは、戦との関わりのない中立国に生まれながらも、運命の波に飲まれて戦いの中心に立つことになります。2つに別れた人類の終着点が気になる、近未来のロボットアニメです。

新しくて懐かしい回収屋『Dimension W』

西暦2072年、人類は次元軸「W」で無尽蔵のエネルギーを発見し、エネルギー問題は解決したかに見えました。エネルギーは個人携帯用の電磁誘導装置「コイル」に供給されるのですが、その技術をもってしても貧困格差は埋められなかったのです。 「不正コイル」が横行し、「不正コイル犯罪者」が出現します。本作の主人公はそんな不正コイル犯罪者に立ち向かい、不正コイルを回収する「回収屋」です。 近未来が舞台にもかかわらず、主人公のマブチ・キョーマはトヨタ2000GTなどという懐かしい車に乗っているなど、独特の雰囲気の漂うアニメーション作品です。

タイムリープと並行世界『ガンスリンガー ストラトス -THE ANIMATION-』

『ガンスリンガー ストラトス』は同名のアーケード・ゲームが原作のアニメ作品。アーケードゲームは対戦型シューティング・ゲームですが、原案が『魔法少女まどか☆マギカ』脚本の虚淵玄ということもあり、ただのガンアクションアニメではありません。 舞台は西暦2115年の日本で、2つの並行世界、2つの可能な未来が存在していましたが、その2つが融合を始め、生き残るためには一方が他方を滅ぼすしかなくなります。 1つは自由な無法地帯「フロンティアS(ストラトス)」、もう1つは自由を奪われた平和な管理社会「第十七極東帝都管理区」。両世界の戦力は、自分の世界を生き残らせるために過去を改変するのですが、その分岐点が2015年でした。そこで繰り広げられるのが「オペレーション・ストラトス」なのです。 2015年にタイムリープできるのは適格者のみ。しかも、2つの世界には同一人物が1人ずついるのです。つまり、自分と対戦しなければならないということを意味します。そんなシリアスなテーマを描いた虚淵玄が得意とするタイムパラドクス作品です。

寄生生物からエリアを守れ!『ブラック・ブレット』

時は西暦2021年、寄生生物「ガストレア」の出現により、ガストレアが嫌う金属「バラニウム」で構築された「エリア」内で人類は暮らすことを余儀なくされています。舞台は2031年の東京エリアで、まれに外から進入してくるガストレアの対策を生業とする、民間警備会社で働く里見連太郎が主人公です。 その相棒の藍原延珠は10歳の少女で、ガストレア・ウィルスに冒されており、超人的な力を持ちますが、「呪われた子供たち」と呼ばれ、余命幾ばくもありません。そんな彼らとガストレアの闘いがメインに描かれます。

救助隊員は女子高生『COPPELION』

本作は原作が連載中に東日本大震災および福島第一原子力発電所の事故が起こってしまい、内容がその事故を予見するようなものだったために、連載も危ぶまれ、進行中だったアニメ化の企画も途絶しそうになりました。 近未来、旧首都は原子力発電所の事故のために廃墟と化しています。そこに送り込まれたのは3人の女子高校生でした。彼女らは遺伝子操作によって生まれた特殊部隊で、「Coppelion」と呼ばれていました。任務は生存者の救出だったのです。 他のコッペリオンとのバトルありと、単なる災害救助ものに留まらない内容になっています。

ロボット研究部と拡張現実『ROBOTICS;NOTES』

『CHAOS;HEAD』、『STEINS;GATE』に続く「科学アドベンチャー・シリーズ』第3弾の ゲームのアニメ化が本作。テーマはロボットで、舞台は種子島です。 タブレット型端末、通称ポケコンが普及し、AR(拡張現実)が日常的となった近未来。種子島にある中央種子島高校の「ロボット研究部」は部員が2名しかおらず、廃部の危機に瀕していました。 そんな中、ヒロイン・瀬乃宮あき穂は、巨大ロボット・ガンヴァレル完成を目指していました。ところが、ある日もう1人のロボ部員・八汐海翔は、君島コウという人物による、ARに関する陰謀を告発するレポートを発見するところから、物語は世界レベルの陰謀を巡るサスペンスに発展していきます。

81歳の電脳ダイブ『RD 潜脳調査室』

『攻殻機動隊』の士郎正宗とプロダクションI.Gの共同原作によるテレビアニメです。『攻殻機動隊』の世界観を共有しています。 2061年、ネット社会におけるセキュリティ「メタリアル・ネットワーク」で生じる事件を巡る物語です。RDとはReal Driveを意味します。 主人公の波留真理は49年間昏睡状態になっていて、目覚めると81歳の老人でした。彼は過去の経歴を買われて、メタリアル・ネットワーク(メタル)で発生する事件を調査する電脳ダイバーに任命されます。波留と相棒の蒼井ミナモのメタルとリアルの狭間で起きる事件の捜査が始まるのです。

小学生たちのサイバーパンク『電脳コイル』

2007年にNHK教育テレビで放映されていたテレビアニメです。原作・監督の磯光雄は、本作により文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞などの各賞を受賞しています。 202X年、ウェアラブル端末「電脳メガネ」が普及し、小学生でさえ気軽に電脳犯罪を犯す世界です。小学校6年生の小此木優子は電脳都市、大黒市に引っ越してきます。そこで、「コイル電脳探偵局」の電脳探偵・橋本文恵や謎の少女・天沢勇子らに出会い、電脳空間で様々な不思議に遭遇するのです。 ほのぼのとした雰囲気でありながら、シリアスなストーリー展開が楽しめます。

閉鎖空間で問われる存在理由『Ergo Proxy』

『サムライチャンプルー』を制作したマングローブのオリジナル作品で、2006年にWOWOWで放映されました。 舞台は文明が崩壊した後の世界。地上は焦土と化し、待機中には未知のウィルスが蔓延していて、人々は安全なドームの中で暮らしていました。管理都市ロムドの市民は「オートレイヴ」と呼ばれるロボットと生活していたのです。 ところが、安全な管理都市であったはずのロムドで深刻な2つの事件が発生します。1つは「コギトウィルス」により、オートレイヴが自我に目覚め暴走する事件。もう1つは市民連続惨殺事件です。 捜査を担当するのはリル・メイヤーという女性キャリアでした。そして実は事件の裏に隠されていた政治的陰謀や哲学的動機が明らかになっていきます……。

宇宙ゴミ回収者の夢と悲哀『プラネテス』

『プラネテス』とは「惑星」を意味するギリシャ語です。宇宙開発によって生じた「スペースデブリ」(宇宙ごみ)を回収する、業者を主人公に据えています。原作漫画とともに、アニメ版も星雲賞を受賞し、傑作と名高いSF作品です。 時代は2070年代、人類の宇宙開発はかなり進み、月面では資源開発が行われ火星には居住施設もあります。地球と宇宙を結ぶ旅客機も航行しており、スペースデブリがそうした旅客機と衝突する事故が起き、宇宙ごみ問題が深刻になっています。 主人公の星野八郎太、通称ハチマキは回収業者のサラリーマンですが、宇宙船をもつ夢を持っているのです。また、地球上の貧困問題やテロといった、リアルな事象も描かれます。

若き警察官の青春群像『機動警察パトレイバー』

ゆうきまさみ原作による漫画のアニメ化作品、および劇場版、さらには実写化もされています。歩行式ロボット「レイバー」という作業機械が一般的になり、その技術が警察組織にも応用されるというストーリーのSFアニメ作品です。 警視庁はレイバー犯罪を捜査する専門部門として、「特車二課」を新設します。これが通称「パトレイバー」です。集められた隊員は泉野明をはじめ、予備校を卒業したばかりの、未経験の若者ばかりでした。 パトレイバー隊員たちの成長譚であり、青春群像劇であるとともに、政治的なドラマでもあります。また、レイバーに使用されるOSを巡る産業ドラマ的な側面もあるのです。

賞金稼ぎたちのハードボイルド・アクション『COWBOY BEBOP』

『機動戦士ガンダム』のサンライズが制作したテレビアニメ、および劇場版。2000年に星雲賞を受賞しています。 宇宙船「ビバップ号」に乗るスパイクら賞金稼ぎの活躍を描く、ハードボイルド・タッチのSFです。優男スパイク、大男ジェット・ブラック、いかさま女賭博師フェイ、天才ハッカー少女エドといった、魅力的なクルーのキャラクターが見所です。 また、菅野よう子による音楽も凝ったもので、ジャズ、ブルース、ロック、テクノなどあらゆるジャンルの音楽がBGMとして採用されています。アメリカで実写テレビドラマ化されるそうで、そちらも楽しみですね。

不思議な彼女とロボットと『交響詩篇エウレカセブン』

2005年から毎日放送をはじめ、TBS系列で放映が開始されたテレビアニメ、および劇場版です。体裁としてはロボット・アニメなのですが、それだけにジャンル分けされない複雑な内容を伴っています。 スカブ・コーラルと呼ばれる珊瑚のような物体が、地表を覆っている辺境の惑星が舞台です。そこで暮らす少年、レントンの家にニルヴァーシュ(巨大人型軍用機)が墜落し、中からエウレカという名の不思議な少女が現れます。彼女は反政府組織ゲッコーステイトの一員でした。 物語はゲッコーステイトと政府軍の戦闘に発展するとともに、レントンとエウレカの「ボーイ・ミーツ・ガール」のストーリーでもあるのです。

地球と火星の戦争を描いた群像劇『アルドノア・ゼロ』

虚淵玄も脚本に名を連ねるロボット・アニメですが、『機動戦士ガンダム』のような群像劇的な側面が強いようです。 火星で古代文明の遺産「ハイパーゲート」が発見されます。それをはじめとする火星古代文明のテクノロジー(アルドノア)をめぐって、地球と火星が対立し、とうとう戦争が勃発するのです。 主人公は3人います。地球側の主人公は界塚伊奈帆、火星側の主人公はスレイン・トロイヤード、中立の立場のヒロインはヴァース帝国皇女アセイラム・ヴァース・アリューシアです。 この三角関係が物語の推進力となっているのですが、制作側の意図としては火星の古代文明の技術を駆使したスーパーロボットに対して、地球のリアル・ロボットがどう立ち向かうか、というコンセプトがあったそうです。

数々の大ヒット曲を生み出した美少女×SFの金字塔『マクロスF』

『超時空要塞マクロス』に始まる「マクロスシリーズ」の25周年記念のテレビアニメであり、劇場版も制作されました。「F」とは「フロンティア」のことです。 舞台は宇宙を航行する移民船団「マクロス・フロンティア」。惑星間大戦で地球が荒廃し、死の星と化したので、人類の種の保存のために、大規模船団が次々と居住可能な星を求めて旅立っていきました。 地球外生命体バジュラとの戦闘がテーマとなっていますが、「マクロスシリーズ」恒例の三角関係の恋愛、アイドル的歌姫の存在も織り込まれ、過去の作品を踏襲しています。

中学生が宇宙警察官『エルドライブ 【ēlDLIVE】』

宇宙警察「エルドライブ」で活躍する中学生を描いた、ウェブコミック原作のテレビアニメ。アニメ版は、原作者の旧作、『家庭教師ヒットマンREBORN!』の世界観と関連しています。 中学生の九ノ瀬宙太は宇宙警察エルドライブにスカウトされます。宙太にだけ、異星人の共生体の声が聞こえるので、周りの人間からは変人扱いされていたのです。同級生の美少女、其方美鈴の挑発を受け、宙太は宇宙警察の採用試験を受け合格します。 宇宙規模の犯罪者を相手に、共生体のドルーや其方を相棒に捜査に当たる宙太の活躍が見所です。

巨大宇宙船の船底で発見された救世主『シドニアの騎士』

原作の漫画は星雲賞を受賞した、弐瓶勉による正統派のロボットSF作品です。 ガウナ(巨居子)という謎の生命体によって、太陽系が破壊されます。人類は種の保存のために巨大な「播種船」シドニアを建造し、移民先を求めるために旅をするのです。その船の最下層部から発見された主人公、谷風長道は戦闘ロボット「衛人」の操縦士訓練生に抜擢されます。 謎が多い長道が駆る、「継衛」というロボットとガウナとの戦闘だけではなく、ラブコメの要素も多分に入っている点に注目です。勿論、巨大移民船シドニアの乗務員たちの群像劇にもなっています。

人類防衛学園『宇宙のステルヴィア』

テレビ東京で2003年に放映された、SF学園アニメです。好評だったので、漫画連載やゲームも発表されました。 西暦2176年、みずへび座ベータ星の爆発によって生じた衝撃波によって、地球は重大な被害を受けました。しかし、目覚ましい復興を遂げ、189年後に来るはずの第2の衝撃波(セカンドウェーブ)に備えるべく、防御策を講じていました。 そして、189年後の2356年、宇宙ステーションの1つ「ステルヴィア」に主人公たちが入学するのが、本作の冒頭です。そこは人類を防御する人材を育成する教育機関だったのです。宇宙で展開される学園ドラマです。

追跡者は15年後の君『ノエイン もうひとりの君へ』

「ノエイン」とはギリシャ語で「認識」を意味します。2005年当時としては3DCGが多用されていることも注目されました。 現代の函館で暮らす小学校6年生の少女、上之木ハルカが主人公です。ハルカは普通の小学生でしたが、幼なじみの後藤ユウは中学受験のストレスで押しつぶされそうになっていました。 そんなある日、黒いマントを着た男たちがハルカの前に現れます。彼らは15年後の未来、ラクリマ時空界から転移してきた竜騎兵だと言うのです。しかも、彼らの1人は15年後のユウだったのです。 果たして、彼らの目的とは何か......。

異星人王子の盛大な悪ふざけ『レベルE』

原作は『幽☆幽☆白書』、『HUNTER×HUNTER』などの富樫義博。基本は宇宙人が登場するSFですが、ギャグあり、オカルトあり、バトルありと多彩な内容で、毎回読者・視聴者の予想の斜め上を行くオチでファンを唸らせます。 1話完結のオムニバス形式ですが、基本は山形で一人暮らしをしている高校生、筒井雪隆の家に住み着いた、ドグラ星のバカ王子を中心にエピソードが展開します。 様々な物語の中でも、特に小学生5人組の「原色戦隊カラーレンジャー」などのアイディアは秀逸です。

牧歌的風景の中で描かれるユートピアの崩壊『フラクタル』

批評家、小説家の東浩紀が制作に参加したテレビアニメ。「アニメによるアニメ業界批判」ではないかとも囁かれた問題作です。 22世紀に「フラクタルシステム」が完成しました。それはネットワークで並列化された、数兆台の計算機から成り、人体に「フラクターミナル」を埋め込み、定期的にライフログをサーバーに送信し、そこから全ての人が所得を受け取るというものです。これにより働く必要がなくなり、人類にとってユートピアのような世界が実現しました。 ところが、システム導入後1000年も経つと、システムは崩壊を始め、管理者でさえ修復不能に陥ってしまうのです。残る手立ては再起動しかないのですが......。

少年パイロットの成長物語『蒼穹のファフナー』

2004年に放映されたロボット・アニメですが、好評だったためにその後もスペシャル番組が作られたり、劇場版もリリースされました。2015年にはシリーズ第2期も制作されるほど息の長い作品です。 「フェストゥム」と呼ばれる謎の生命体の侵略を受けている人類は、人型決戦兵器「ファフナー」で迎え撃ちます。しかし、ファフナーに搭乗する少年たちは衝撃の事実を知らされることになるのです。 パイロットが成長しない「エヴァンゲリオン・シリーズ」と対照的に、年を追うごとに大人になっていく、真壁一騎をはじめとするファフナーのパイロットに注目です。

人間=機械と謎の異星人『戦闘妖精雪風』

原作は1979年に連載が始まった神林長平のSF連作短篇で、星雲賞を受賞しており、ハリウッドで映画化の噂もある程のカルト的人気作品。 南極大陸に突如、異星人ジャムの超空間通路が出現し、ジャムの地球侵略が始まります。以来30年に及ぶ人類とジャムとの攻防は終わりが見えませんでした。 主人公、深井零は人間よりも、戦闘偵察機である「雪風」を信頼する青年です。やがて、情報を収集するうちに、零はジャムに接触します。果たして、この戦いは何のためなのか? また人間とは? 機械とは?という哲学的な問題にも発展します。

少年少女たちの宇宙サバイバルファンタジー『無限のリヴァイアス』

サンライズ制作のテレビアニメ。アイディアとしてはSF版『十五少年漂流記』、あるいは『蠅の王』にヒントを得ています。 2137年、太陽フレアによる高密度プラズマ雲が太陽系の南半分を覆い尽くしました。地球も南半球が壊滅的な被害を受け、17億人の人間の命が失われたのです。このプラズマ雲は「ゲドゥルトの海」と呼ばれました。 時は流れて2225年、パイロット養成所がゲドゥルトの海に突っ込んでしまい、教官は全員死亡。487名の少年少女たちだけが、宇宙戦艦「黒のリヴァイアス」に避難できました。ところが、味方は救助するどころが攻撃してきて、やむを得ず反撃します。そして、太陽系の果てへと......。 鬱アニメと名高い作品で、少年少女たちの究極のサバイバルに注目です。

2人の少女の逃避行『KURAU Phantom Memory』

2004年にテレビ朝日系列で放映されたアニメ。謎の知的生命体リナクスが物語の鍵となります。 舞台は西暦2100年、世界は超高層ビルで覆われ、人々は重力制御されたエアカーで移動していました。戦争や貧困ももはやなく、エネルギー問題もリナクスという知的生命体を利用するまでになっていたのです。 ある実験の事故によって、少女・天箕クラウは、体が原子レベルまで分解された後、リナクスとして蘇り、超人的な力を授かります。そして10年後、クラウの体から光が出現し少女・クリスマスとなったのです。そして、警察組織から追われる身となってしまいます。

現実界喪失の傷みを描いたSFファンタジーアニメ『ゼーガペイン』

サンライズ制作のロボット・アニメ。仮想現実とリアルが交錯する物語です。 舞浜市の高校生、十凍京は廃部寸前の水泳部を立て直そうと躍起になっていました。ある日、謎めいた先輩、三崎紫雫乃に戦艦「オケアノス」に招かれ、京は人型兵器「ゼーガペイン・アルティール」に搭乗し、「ガルズオルム」と呼ばれる敵と戦います。無人の街をバーチャル空間だと思い込みながら......。 ところが、その風景こそが現実で、舞浜市の生活の方が仮想現実だったのです。物語が進む中で、地球はなぜ荒廃してしまったのか、という謎が解かれていきます。