「もっさりブリーフ」の将軍が登場すると『銀魂』が面白くなる法則
いじられキャラの”将ちゃん”こと、江戸幕府第14代将軍・徳川茂茂。天人に支配された傀儡政権の象徴と呼ぶにはあまりにも惜しい人徳者であり、強い責任感と気さくさを持った優しい名君です。 しかし、そうしたやんごとなき身分でありながら、将軍家に代々伝わる「もっさりブリーフ」ネタでいじられまくるギャグ要員!本人曰く、「あっちの方は足軽」だそう。運が悪いのか何故か過酷な目に遭うことが多く、時には涙目になって耐えている様子が伺えます。 将軍が登場した回は神回と評価される事も多く、ハズレないギャグキャラとして不動の地位を築いています。
「もっさりブリーフ」という言葉が生まれた記念すべき回
運に身分は関係ない【83話】
松平片栗虎に連れられ、スナック「すまいる」に来店した将軍。しかし彼を迎えたのは、万事屋がかき集めた史上最低のキャバ嬢集団!将軍ゲームでは、将軍クジを引けない運の無さを披露し、命令でどんどん身ぐるみを剝がされてしまいます。 正体に気付いた銀さん・新八の苦労も空しく、「もっさりブリーフ」を散々いじられたうえに全裸で街を走らされ、男性恐怖症の九兵衛に川へ投げ落とされる始末。それでも、最後に「楽しかった」と言える辺りは流石の懐の深さですね。
髪結床の店番をする万事屋の元に現れたのは
髪切りながら交わされる美容師との会話は世界で一番どうでもいい【151話】
閑古鳥が鳴く「髪結床」の店番を任された万事屋は、カリスマ美容院に入店拒否された近藤を接客するはめに。変装でごまかしつつ何とかやり過ごしますが、真選組と犬猿の仲である攘夷志士の桂が来店して大慌てになってしまいました。 隙を見て逃げよう、と決意した3人の元へ新たな来客が!店主を訪ねて来た片栗虎の後ろにいたのはあの驚きの人物で、銀さんと新八も思わず「将軍かよぉぉぉ!」という顔に。銀さんたちに死亡フラグが立ったところで次回に続きます。
ゲロを浴び、顔がパツパツになり、挙句×××を頭に……。
天は人の上に人をつくらず髷をつくりました【152話】
下手をすれば打ち首獄門と恐れる中、将軍の元へ向かったのはなんと神楽!緊張のあまり将軍にゲロを浴びせたうえ、手元が狂って髷を剃り落とすという悲劇が起こります。 その後も、無理に髷を結われて顔がパツパツになったり、とんでもないもので髷を代用されるなど。心身にかなりのダメージを負ったにも拘わらず、その劣悪な環境の改善を第一に考え、公費で髪結床を改装するという気前の良さを見せました。
ブリーフでプールに入ろうとする将軍
二度あることは三度ある【217話】
万事屋一行は、大江戸プールの監視員になった長谷川泰三を手伝うことになります。そこへやって来た将軍は、「将ちゃんと呼んでくれ!」と気さくに接するものの、ブリーフ一丁でプールに入ろうとするなどの奇行で女性陣を引かせてしまいました。 何とか楽しませようと奮闘する銀さん・長谷川は、ポロリを期待して水中騎馬戦を提案。しかし、なぜか将軍のブリーフを取り合うとんでもない展開になっていきます。最後は、丸裸になった男性陣を前に君臨した将軍の名言と、衝撃のオチで締められました。
将軍、人間ボードになる
拙者をスキーにつれてって【237話】
真選組に護衛されてスキーを楽む将軍ですが、万事屋一行との遭遇で事態は思わぬ方向に。とあるハプニングから銀さんの人間ボードにされ、将軍の大事な将軍が「前××ブレーキ」として犠牲になる痛い展開に巻き込まれてしまいます。 その後も事件は続き、沖田と神楽の喧嘩が原因で遭難した万事屋・真選組。姿を消した将軍を捜すため二手に分かれますが、果たして「もっさりブリーフ」一丁の将軍を見つけ出すことはできるのでしょうか!
将軍の将軍を巡って大騒動!
慰安旅行はイヤンどこォ?【238話】
無事に再会することはできましたが、記憶喪失を利用され銀さんに遭難の原因を押し付けられる将軍。意外と逞しいのか、避難した山小屋で暖を取るため、女性陣が近くに来ることに興奮して鼻息を荒くするムッツリスケベさを披露していました。 しかし、神楽・お妙が体臭を指摘したことを皮切りに、誰が将軍の将軍ポジションを担当するかで全員が大揉め!将軍の顔のモザイクがぐるぐると回されて、勢い余って天井を突き抜けていく光景はかなりシュールです。
珍しくかっこいい!?将軍の隠れた才能が明らかに
リーダーは辛いよ【284話】
銀さんが将軍暗殺容疑で逮捕!?という衝撃の幕開けを見せた284話!しかし、当の本人は桂に攘夷志士として迎えられ「将ちゃん」、「桂さん」と呼び合う仲に。桂は、将軍と気づかず帝王学を叩き込み、リーダーとは何たるかを教え始めました。 将ちゃんの正体に気付く者もいましたが、生まれ持ったカリスマ性によって桂の人望があっという間に奪われていきます。ついには、攘夷党の志士たちを自在に使いこなし始める将軍!またしても「あっちは足軽」を晒してしまう将軍!果たしてその真意とは一体何なのでしょうか!?
『銀魂』の将軍回にハズレなし!!
銀さんたちにつられて、思わず「将軍かよぉぉぉ!」とツッコみたくなってしまう将軍回!毎回の下ネタと酷い扱いにも怒らず、全てを受け入れるその圧倒的な包容力はまさに将軍の器と言えるでしょう。 登場回数がそこまで多いわけではありませんが、一回ずつのインパクトは絶大です。どうやっても面白いとしか言いようがない笑いを提供してくれた将軍。後に悲劇的な運命を辿ってしまう彼ですが、残した数々の伝説は必見です!