林原めぐみ、第3次声優ブームの火付け役であるベテランのおさえておきたい8つの事実

2017年9月13日更新

声優アーティストとしてブレイクし、『新世紀エヴァンゲリオン』綾波レイや『スレイヤーズ』のリナ=インバース、『名探偵コナン』の灰原愛などでお馴染みの林原めぐみ。彼女のデビュー作から現在までを徹底紹介します。

1:はじめは看護師志望だった林原めぐみ

声優アーティストの先駆者として活躍中の声優・林原めぐみは、早くから手に職をつけたいと考え、高校卒業後は看護学校への進学を決めました。

ところが、願書を提出しに行った学校の対応があまりに悪く、怒りのあまりそれまで受験のために我慢していた大好きな漫画を解禁。その時、偶然見つけたのが声優養成オーディションの広告でした。子どものころからアニメが好きで、声優に憧れていた林原は、看護師学校での怒りの反動で、勢いあまって応募してしまったそうです。

オーディションに見事合格し、アーツビジョン付属日本ナレーション演技研究所の第1期生の特待生として声優の道を歩み始めます。しかし両親との約束で、看護学校にも通いつつ、3年かけて卒業したんだとか。そのため「正看護婦免許」保持者でもあります。

2:アニメ初出演は『めぞん一刻』

声優養成学校在籍中の1986年、高橋留美子原作『めぞん一刻』の幼稚園児役で声優デビューします。

養成学校では先輩声優の千葉繁(『ゲゲゲの鬼太郎』ねずみ男役など)から厚い指導を受けたそうです。林原にとって千葉は、今でも師匠といえる大きな存在です。

1989年にアニメ化された高橋留美子原作の人気コミック『らんま1/2』では、主人公・早乙女乱馬(水を被ると女になり、お湯を被ると男に戻る)の女らんまを演じました。林原はデビューして間もないころから主役級の役を演じるようになりました。

3:代表作は『新世紀エヴァンゲリオン』『スレイヤーズ』『らんま1/2』など多数!

社会現象にまでなった『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイのキャスティングは、庵野秀明監督自らの指名だったそうです。庵野監督が林原の出演作『1月にはChristmas』(1991)を見て「綾波レイの声はこの人がいい」と思ったのだそうです。

1990年にライトノベルとして刊行された『スレイヤーズ』(富士見書房)は、アニメ化された1995年から知名度が高まり、テレビアニメ、ラジオドラマ、劇場版アニメ、OVAとメディアミックス化され、不動の人気を獲得しました。林原が演じたのは主人公リナ=インバースを演じ、以降林原にとって、綾波レイと並ぶ代表キャラとなりました。

その他にも『平成天才バカボン』(1990)ではバカボン役、『魔法のプリンセス ミンキーモモ』(1991)ではミンキーモモ役や、1992年日本テレビで放送された『フランダースの犬 ぼくのパトラッシュ』で主人公の少年ネロ役を演じています。

4:キングレコードに所属し歌手としても活躍

声優が歌手活動をするようになった先駆けは、林原めぐみといっても過言ではありません。きっかけは1989年リリースされたOVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』のイメージソング『夜明けのShooting Star』です。この楽曲が「林原めぐみ」名義での初作品となりました。

本人名義以外のものでは、キャラクター名義の楽曲で、アニメの主題歌や挿入歌を歌っています。

1996年リリースの『Give a reason』はアニメ『スレイヤーズEVOLUTION-R』の挿入歌として使用され、声優界で史上初のオリコン週間TOP10にランクインしました。

2015年には林原めぐみ初期ベストアルバム『タイムカプセル』が、歌手デビュー25周年記念として発売されました。

5:パーソナリティを務める1992年から続くラジオは大人気!

ラジオのパーソナリティとしても大人気の林原めぐみは「林原めぐみのHeartful Station」(ラジオ関西系列)を1991年から2015年3月まで、「林原めぐみのTokyo Boogie Night」(TBS系列)を1992年から2016年5月現在まで放送しています。

過去にアニメの声優がパーソナリティを務めるラジオ番組はいくつもありましたが、1人の声優がこれほどまで長きに渡り、2つの冠番組を持つのは異例中の異例です。

特に林原は電子メールよりも手書きのハガキのほうが、ぬくもりがあるので好きだと公言しています。リスナーとの絆を大切にしていることがうかがえます。

6:テレビ出演に関しては自身の信念を持つ

林原めぐみは声優という仕事は表に立つものではない、と考えています。

児童が持つアニメキャラへのイメージを大切にしたい、必要以上に声優が顔を出して目立つべきではないという思いがあるそうです。その代わり、声優という仕事を多くの人に知ってもらうため、ラジオ番組への出演や、アニメ系ではない雑誌の取材等は積極的に受けています。

例外として、林原は『徹子の部屋』への出演を希望しました。この番組は、黒柳徹子とゲストのみのやりとりで、一切編集がない番組。出演者の意図しない発言にすり替わったりすることがない、まじめにトークできる数少ない番組として、出演を希望したところ、2年ごしでやっと願いが叶い、1997年に出演しています。

7:実は『天空の城ラピュタ』にこっそり出演している

ファンには鉄板ネタですが、実は林原めぐみはジブリの大人気アニメ『天空の城ラピュタ』に出演しています。当時まだ19歳で看護学生をやりながら、声優の仕事をしていたころです。

オープニング、パズーが肉団子を買いに行くシーンで、セリフはたったの「また仕事?」。ろくに顔も見えない夫人、しかも役名すらありませんでした。しかし映画のエンドロールに林原の名前もクレジットされています。ぜひチェックしてみてください。

8:『スヌーピー』が大好きな林原めぐみ

大のスヌーピー好きとしても有名な林原は、好き過ぎて、自身が使っていたワープロに「ウッドストック」と名づけたり、スヌーピーの兄、スパイクのことを“ひげ”と呼んだり、旅行など遠出をするときにはスヌーピーのぬいぐるみを持って行ったりと、スヌーピー好きエピソードが多くあります。

好きが高じて、1996年にはスヌーピーの文庫本のあとがきに、寄稿したほどです。