吉野裕行のプロフィール
吉野裕行は1974年2月6日千葉県出身の声優。所属事務所はシグマ・セブンです。アニメのアフレコ以外にも歌手やナレーターとしても活躍しています。スタンダードから少し外れたひねくれものだったり一見だけでは嫌われがちなキャラクターも多く演じています。
2000年『ヴァンドレッド』(ヒビキ・トカイ)
男女がそれぞれの惑星に別れ独立し対立しあう世界で、事故によって男女が合流し、謎の敵に対して共闘していくSFロボットアクションです。
最下層市民で背が低く、自分を大きく見せようとする見栄っ張りだけど男らしい主人公ヒビキ・トカイを演じています。
2003年『まっすぐにいこう。』(マメタロウ)
きらの少女漫画が原作。とある家で飼われている犬と、その犬を通して飼い主や周囲の人たちを描いた作品です。
飼い主の郁ちゃんが大好きで、郁ちゃんの恋人が苦手だけど、二人の橋渡しもする雑種犬マメタロウを演じています。
2005年『BLOOD+』(宮城カイ)
吸血鬼のような生物「翼手」その謎や特殊な力を巡る暗闘に巻き込まれる沖縄の家族を中心に描かれる物語です。
吉野裕行が演じた宮城カイは、故障により高校野球をやめた事で荒んではいますが、新しく増えた家族(主人公の小夜)も含め家族思いの優しい少年。普通の人間でありながら家族のために人知を超えた争いにも踏み込む無謀な勇気も持ち合わせています。
2007年『機動戦士ガンダム00』(アレルヤ・ハプティズム / ハレルヤ)
巨大ロボットによる戦争を描いたガンダムシリーズのひとつ。太陽光発電により安定したエネルギーを得たものの紛争の絶えない世界に対して、圧倒的な力で武力介入による紛争解決を図る組織とその介入によって大きく変わっていく世界を描いた作品です。
人体実験により穏やかな人格と好戦的で激しい人格の二重人格を持つことになったガンダムパイロットの一人アレルヤ・ハプティズムを演じています。
2008年『true tears』(野伏三代吉)
同名の恋愛アドベンチャーゲーム原作ですが直接の関係は無い独立した作品です。絵本作家を目指す高校生と彼をとりまく人物達の恋や悩みを描いた青春物語。
主人公の親友で、主人公の幼馴染(安藤愛子)と付き合っているけれど、愛子が本当は主人公のことを想っている事に気付き友情と恋の狭間で葛藤する野伏三代吉を演じています。
2010年『薄桜鬼』(藤堂平助)
アニメ以外にも舞台やミュージカルになっている女性向け恋愛アドベンチャーゲームが原作です。新選組や幕末の史実をベースに鬼や吸血鬼といった要素も盛り込まれた作品です。出生に秘密のある主人公の少女を通して新選組の戦いを描いています。
考えの違いから一度は新選組と袂を分かつ藤堂平助を演じています。
2014年『寄生獣 セイの格率』(浦上)
人に擬態して人を捕食する寄生生物と偶然に共存することになった高校生を中心に、地球環境や人類とは何かを問い直させる哲学的でもある人気漫画が原作です。
モラルが皆無で自己の欲求に忠実であることから主人公に人類の本質を考えさせる浦上を怪演しています。
2014年『SHIROBAKO』(高梨太郎)
アニメ制作の現場の困難さをリアルに、でもコメディタッチで明るく前向きに描いた作品です。
吉野裕行は、制作進行(各部署の橋渡しやスケジュール管理など行う)の新人である主人公の少しだけ先輩で、空気を読まない無責任なトラブルメーカーである反面、相手を選ばない人当たりのよさでどこか憎みきれない高梨太郎を演じています。
2014年『ハイキュー!!』(岩泉一)
人気ジャンプ漫画『ハイキュー!!』を原作としたアニメ。宮城県を中心にバレーに青春をかける高校生たちが描かれています。
吉野裕行が演じたのは、主人公たちのいる烏野高校のライバル校青葉城西高校のバレー部副主将岩泉一。岩泉は青葉城西のエーススパイカーで、セッターで主将の及川徹とは小学校の頃からの仲良しという設定です。
2015年『夜ノヤッターマン』(ガリナ)
1977年から1979年まで放送され、実写映画化やリメイクもされたタイムボカンシリーズの人気アニメ『ヤッターマン』のスピンオフ作品です。『ヤッターマン』で敵役だったドロンボー一味(の子孫)を主役として、主人公だったヤッターマンが敵役となっています。
吉野裕行が演じたガリナは、かつてのヒーローヤッターマンが作ったヤッター・キングダムに住む少年で、親を強制労働で殺されたためヤッターマンを憎んでいます。2008年にリメイクされた『ヤッターマン』でも吉野裕行はヤッターマン1号を演じています。
2016年『灰と幻想のグリムガル』(ランタ)
十文字青のライトノベルが原作です。記憶を失った状態で異世界で目を覚ました若者達が、義勇兵として魔物と戦っていくことになる物語です。超人的な力や英雄的な活躍も無く、現代の若者がそのまま異世界に行ったような等身大の描写が特徴です。
吉野裕行は、主人公パーティーのひとりで、思ったことを配慮無しに口にするため他のメンバーにうざがられつつも、下を向きがちなパーティーの良くも悪くもムードメイカーなランタを演じています。