2020年10月13日更新

珊瑚(さんご)『犬夜叉』の妖怪退治少女を徹底解説!今では3人の子をもつ母親に

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珊瑚 犬夜叉

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妖怪退治の少女、珊瑚を徹底解説!強さや弥勒との関係まで【ネタバレ注意】

珊瑚(さんご)は高橋留美子による漫画作品『犬夜叉』に登場する妖怪退治の少女です。 『犬夜叉』は半妖・犬夜叉(いぬやしゃ)と、かつて彼の恋人だった巫女・桔梗(ききょう)の生まれ変わりの女子中学生・日暮かごめが戦国時代を舞台に繰り広げる冒険活劇。四魂の玉という宝珠を巡って、犬夜叉とかごめが妖怪たちと戦います。 珊瑚は妖怪退治を生業としており、退治屋の中では1番の手練れの16歳。黒のロングヘアーが特徴ですが、妖怪と戦う時はポニーテールに結び、黒いボディスーツのような衣装を着て戦います。 ※この記事は2020年10月現在のネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。

飛来骨を操り戦う武闘派少女!珊瑚が使う技を紹介

珊瑚の武器は飛来骨(ひらいこつ)です。飛来骨は様々な妖怪の骨を固めて作られたもので、巨大なブーメランの様な形をしています。ここでは飛来骨を使った技を紹介しましょう。

飛来骨

通常はブーメランのように使い、たくさんの敵を一度に薙ぎ払います。その大きさから防御に使用することも可能です。

毒粉

毒粉は毒薬で作った玉を用い、飛来骨から放つ技です。毒粉を放つ際は鉄のマスクをつけて戦います。

奈落との因縁は?

犬夜叉 奈落
出典 : amzn.to

珊瑚は妖怪退治屋として里に暮らしていましたが、奈落(ならく)という妖怪の陰謀で里を失ってしまいます。奈落とは無数の妖怪の集合体で、悪名高い盗賊・鬼蜘蛛(おにぐも)を核として存在している半妖。犬夜叉と桔梗の仲を裂いた張本人です。 自身の父と弟、そして里の人々と奈落によって皆殺しにされた珊瑚は、当初それを主人公・犬夜叉の仕業と誤解していました。復讐しようと犬夜叉達を襲いますが、誤解が解けた後は仲間として共に戦います。

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雲母といつも一緒!

珊瑚といつも一緒にいるのが、猫又の雲母(きらら)です。雲母は通常は可愛く子猫の様な姿をしています。しかし妖怪と戦う時には巨大化、牙をもった化け猫に変身。巨大化した時には、珊瑚を乗せて空を飛ぶこともあります。 雲母は人間の言葉を理解することができ、人に害を与えるようなことはしません。年齢は300歳未満という設定です。

弥勒との関係は?祝言をあげて3人の子どもを授かる

珊瑚は弥勒(みろく)のことが気になっており、のちに結ばれます。弥勒とは1528年生まれの法師。顔は良いですが、女たらしの不良法師です。 彼は普段は紳士的で敬語を使って話しますが、切れると暴力的になり言葉使いも変貌します。祖父が奈落によって受けた呪いを受け継いでおり、呪いを解くために1人旅をしている中で犬夜叉と出会い共闘することに。 彼は美女と出会うと手を握り「私の子を産んでくだされ」と口説くなど、セクハラ行為は日常茶飯事です。珊瑚はそんな弥勒に呆れつつも徐々に関係を深めていき、奈落を倒した後に2人は祝言をあげました。2人の間には双子の姉妹と男児、計3人の子供も生まれます。

弟の琥珀が奈落の下僕に……

珊瑚には11歳の弟・琥珀(こはく)がいました。登場時の彼は姉や父と一緒に妖怪退治屋として活動していましたが、奈落の謀略により命を落としてしまいます。奈落に操られ父や仲間を殺してしまったのも彼です。 その後、琥珀は四魂のかけらを奈落により埋め込まれ蘇生するものの、しばらくは奈落の忠実な手下となってしまいます。彼の記憶も操作されてしまい、犬夜叉一行の前に敵として現れることに。珊瑚は愛する弟との戦いを余儀なくされてしまいました。 やがて記憶を取り戻した琥珀は、奈落一派でありながら打倒奈落を掲げていた神楽(かぐら)の助けもあり、奈落の手から逃れることに成功。奈落との最終決戦にも加わり、仲間を救う活躍をみせました。

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珊瑚と弥勒の息子・翡翠が『半妖の夜叉姫』で活躍!

2020年10月から放送がスタートした『半妖の夜叉姫』では、珊瑚と弥勒の息子・翡翠(ひすい)がメインキャラクターとして登場しています。翡翠は珊瑚夫婦に生まれた3兄弟の末っ子で、珊瑚の一族の家業・妖怪退治屋を受け継いだ少年です。 彼にとっては叔父にあたる琥珀が妖怪退治屋の頭目となっており、彼のもとで日々妖怪退治を行っています。彼は母・珊瑚が使っていた飛来骨やお供の雲母を受け継いでおり、その顔つきは弥勒にそっくり。 翡翠と同じく琥珀のもとで妖怪退治を生業にしている殺生丸の娘・せつなと行動をともにすることが多く、彼女の仲間のひとりとして今後ストーリーに大きく関わっていくことが予想されます。

珊瑚の声優は桑島法子

珊瑚の声優は桑島法子(くわしまほうこ)が担当しています。桑島は1975年生まれの声優。担当するキャラクターとしては、幼い女の子や女性が多いですが、それに限らず幅広い演技を行っています。 長期間にわたって演じた珊瑚というキャラクターには、彼女も特別な思いを抱いているようです。テレビシリーズを通してかかわっていくと、自分の生活の中にもそのキャラクターが影響してくると言い、珊瑚は自分の分身の様に感じていたと語っています。 『犬夜叉は』2004年に終了した1度目のアニメ化の5年後の2009年に、『犬夜叉 完結編』として再度アニメ化されました。 珊瑚は悲しみを背負ったキャラクター。5年ぶりに珊瑚を演じた桑島の演技にはさらに悲しみが増しているという意見があったそうです。それに対し彼女は、自身の経験や年齢からも何かがにじみ出してきた結果とコメントしています。

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珊瑚が『半妖の夜叉姫』1話で登場!今後の活躍にも期待

『半妖の夜叉姫』の第1話では『犬夜叉』のアフターストーリーとして描かれた「あれから」が、回想シーンとして登場しました。かつて桔梗が封印した根の首という妖怪退治にまつわるエピソードです。 このエピソードでは奈落退治後の犬夜叉たちの様子が描かれており、珊瑚は双子の幼い娘とまだ赤ん坊の翡翠を背負って登場します。根の首に村を襲われると、珊瑚もすかさず応戦。 母の顔から一転して飛来骨を手に雲母にまたがり活躍しました。彼女は夫となった弥勒のピンチを救ったり2人で共闘したりと、妖怪退治屋としての腕を存分に発揮しています。 本編はこの一件から十数年後の時間軸となりますが、翡翠の母として再び活躍する可能性もありそうです。