2017年7月6日更新

松田賢二、『仮面ライダー響鬼』の斬鬼役の俳優に迫る9つのこと

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松田賢二

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1:もともと漫画家志望だった松田賢二

端正な顔立ちとスラリとした長身。その風貌からはイメージしにくいですが、意外なことにプロ並みの画力をもっている松田賢二、その理由は少年時代からの夢にありました。 実は幼い頃から漫画家志望だったようで、学生時代は1日8ページも書くなど努力していたようです。 また2010年に上演された『罠』の公演期間中は、共演者の似顔を描いていました。独特なタッチで様々なテイストのイラストが描けるのは、彼が本気で漫画家を目指していたことを証拠づけていますね。

2:役者を目指したきっかけは「好きな女の子」?

上記の通り漫画家を目指していた彼ですが、高校2年生の時に演劇部の女の子に恋をして運命が変わります。 その子が所属していた演劇部で大道具をしていた松田は人手不足のために舞台に出演することに。そしてその舞台が大会でまさかの優勝。それがきっかけで漫画家ではなく役者を目指すようになりました。

3:養成所に入るも体調を崩し休業

高校を卒業した松田は役者を目指し、数々の原田芳雄や市原悦子など、数々の名俳優達を排出した劇団俳優座養成所に入所します。しかし体調不良によって退所することを余儀なくなれます。 休業中は復帰を目指し様々なアルバイトを経験し、時には”カウボーイ”になるため渡米するという突飛な計画も実行していました。しかし、すべての行動は役者としてのデビューへと繋がっていました。

4:映画『VERSUS -ヴァーサス-』で晴れて俳優デビュー

2000年、休業中に知り合った監督の北村龍平との出会いがきっかけで、映画『VERSUS』に出演を果たします。本作はゾンビ、ガンアクション、カンフー、ブレードバトルといったB級アクションの要素を組み合わせた異色作。松田は映画への出演の他にも、本作のパンフレットの人物相関図を得意のイラストで担当しています。 その当時29歳と遅咲きだった松田賢二ですが並々ならぬ思いでその役に臨んだようで当時をこう振り返っています。
「VERSUS<ヴァーサス>」という映画がデビューなんですが、そのときは“これで世に出たる”という思いで必死だったもんで。若気のいたりというか、普通にかっこいい役だったのに、監督にお願いして自分が目立つように、ゲイリー・オールドマンみたいにキレたような役にしちゃったんです。
引用:tv-asahi

5:『仮面ライダー響鬼』の斬鬼役で知名度を上げる

デビュー後、徐々にドラマや映画などで出演作を増やしていった松田が名を上げたのが『仮面ライダー響鬼』でした。 『仮面ライダー響鬼』は”和”をテーマとしていて仮面ライダーシリーズの中でも異色の作品となっています。また主役のライダー達を若手ではなく30代の役者が演じた事でも話題となりました。 松田賢二の演じた仮面ライダー斬鬼は人気を博し、シリーズの続編『仮面ライダーディケイド』にも登場。また『仮面ライダーキバ』、『仮面ライダーG』にも出演していて、仮面ライダーシリーズでの存在感が光っています。

6:昼ドラ王子と呼ばれたことも

『仮面ライダー響鬼』によって知名度が増した松田賢二は、昼ドラへの出演によってさらに人気を獲得することになりました。 2007年、同性愛、セクシュアリティ、代理母出産など過激なテーマが話題となった『麗わしき鬼』では遠野凪子の夫役の那波犀一、2010年には森口瑤子、六角精児などの出演で人気を獲得した『インディゴの夜』で藤崎司 役、2011年、昼ドラ定番の愛憎劇、『さくら心中』では主人公・桜子の義兄・宗形勝を演じました。 話題作に多数出演し、主婦層の熱烈な支持を受け、その人気は”昼ドラ王子”という異名を持つほどでした。

7:2011年に辺見えみりと結婚

上記の通り、仮面ライダーシリーズや昼ドラなどで人気を得ていた松田賢二は2010年、タレントの辺見えみりとの同性が週刊誌で報じられると、翌年2011年に結婚を発表。 過去にタレントの木村祐一と結婚していた辺見に松田は、木村との結婚前、そして離婚後にも猛アタックしていたというエピソードがあり、数年越しの思いが実った形となりました。 2013年6月8日には第一子となる長女が誕生していてブログなどで、その溺愛ぶりが確認できます。

8:大河ドラマ『真田丸』に 長崎元家役で出演

三谷幸喜が脚本を手掛けたことで話題となっているNHK大河ドラマ『真田丸』。戦国武将として名を馳せた真田幸村の生涯を描く話題作で、各方面で好評を得ています。 遅咲きのデビューから着実に役者としての地位を確立していった松田は2016年、『真田丸』に長崎元家役で出演を果たします。44歳にしてついに大役を掴みました。

9:ドラマでは義理の父・西郷輝彦と共演

辺見えみりとの結婚によって義理の母が歌手の辺見マリ、そして義理の父が歌手、俳優の西郷輝彦となった松田は、2016年にちょっと変わった仕事をしました。 ドラマ『BARレモン・ハート SEASON2 』という作品で、義理の父である西郷輝彦の推薦もあり、まさかの親子共演を果たしました。収録では本当の父子のようなやり取りを見せたようで松田賢二は
「義父の“義”が取れたように感じられて、すごくうれしかった」
引用:sanspo
と初の共演について語りました。