2017年7月6日更新

ジム、ガンキャノンも忘れないで!渋い連邦軍マイナー軍MS紹介

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ガンキャノン

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連邦軍の量産型モビルスーツ

時は宇宙世紀0079年。舞台はスペースコロニーへの宇宙移民が始まってから、約半世紀が過ぎた頃の未来世界です。地球連邦からの独立を求めたジオン公国が、戦争を挑んできたところから物語は始まります。 連邦軍の圧倒的な数の戦闘勢力に対し、ジオン軍は全く新しいタイプの人型機動兵器モビルスーツ(MS)、「ザク」を戦闘兵器として使用し攻撃していきます。 その「ザク」を参考にして開発された連邦軍側の試作機の1機が白浜戦用のMS、型式番号RX-78「ガンダム」です。これは主人公アムロ・レイが搭乗した事で有名になりました。 そしてその後、「ガンダム」の設計を基に廉価版のMSとして、高価な機能や装備をしない量産型のMSが次々と開発されていきました。量産型であるその数量を生かして集団戦法を実践することにより、連邦軍は数々の勝利を収めています。 数多く開発されている量産型MSのうち、地球連邦軍が所有するモビルスーツに特化してご説明します。

ジム

「ガンダム」を基として開発された連邦軍の初の量産型MSが、型式番号RGM-79の「ジム」です。 敵であるジオン軍の主力MS「ザクⅡ」を上回る性能を持ちながらも、量産機として集団戦法での戦いに長けている有人操縦式の白浜戦用のMSで、その性能はジオン軍のいかなるMSよりも高いと言われています。 ジムの外観の特徴としては、赤と薄緑色の機体にゴーグル状のカバーに覆われた頭部センサーカメラが上げられます。デザインはメカニックデザイナーの大河原邦男が手掛けており、『機動戦士Zガンダム』などの後のシリーズにも「ジムⅡ」などの発展型や、外観や設計が類似した機体が多く存在しています。 それらを総じて「ジム系」や「ジムシリーズ」などと呼ばれて親しまれています。

ガンタンク

ガンダムシリーズでは実際の戦争で使う兵器にならって、長距離戦、中距離戦、白浜戦と距離別でタイプの違うロボットが使用されています。RX-75のガンタンクはその中の長距離戦にあたり、戦車に人間の上半身を乗せたようなMSとなっています。 両肩部には120mm低反動キャノン砲を2門、両腕にはミサイルランチャーを装備しており、長距離への支援や拠点攻撃においては抜群の威力を発揮しています。二足歩行のガンダムなどよりは安定性に優れているので信頼性も高いです。 しかし欠点としては、対近距離においての武装がないので、至近距離まで敵が近づいてしまうと対応できないこと、さらにターレットという上半身を回転する機能が備わっていないので、キャノン砲を横方面に撃つ際には、機体ごとキャタピラを動かして向きを変えなければいけないという点です。

ガンキャノン

中距離戦用に開発されたRX-77のガンキャノンは、キャノン砲を背負いビームライフルを装備した砲兵型のMSです。ガンダム、ガンタンク、ガンキャノンは互換性のある兄弟機という設定です。 ガンキャノンは中距離支援用として設計されているので、シールドを装備せずに装甲を厚くしているという他、接近戦の装備は頭部の60mmバルカン砲2門のみでビームサーベルなどの格闘戦用装備がないなど、運用構想の時点で割り切った設計がされているのが特徴です。

コア・ファイター

コア・ファイターはコア・チェンジをすることで普段はコア・ブロックとしてMSの胴体に収納されているコックピットです。緊急時には脱出カプセルとなり、4連発小型ミサイルと30mm2連装バルカン砲という軽戦闘機並みの性能を持つ、小型戦闘機として活躍しています。 教育型コンピュータが内臓されており、激しい戦闘中にMSが損傷しても実験データが回収できるようにと開発されました。地地球連邦軍のRXタイプモビルスーツである、ガンダム、ガンタンク、ガンキャノンに加えて、Gファイターにも搭載されています。

Gアーマー

ガンダムが仰向けの状態でGファイターの前後パーツで挟み、ドッキングした形態をGアーマーといいます。対MA戦や戦場にいち早く向かう際に優れていました。 当初はガンダムの腹部が剥き出しになっていることが安全性の面で問題視されていましたが、ガンダムの両腕に装備したガンダムシールド2枚でその両脇を保護することにより改善されました。そのおかげで装甲が強化されただけではなく、機体の安定性が高まり、飛行特性も改善されています。 ガンダムでは行動範囲も限られ、防御力にかなりの不足が見られましたがGアーマーによってその欠点が解消され、見た目も性能も上回る結果となっています。

ボール

ボールとは、宇宙作業用ポットに180mm低反動キャノン砲を武装している簡易量産型のMSです。ジムの後方支援がメインとなっており、劇中では主にやられ役の描写が多いボールですが、流用された作業ポットの形状や出力はバリエーションに富んでいます。 ボールの原型となっているのは、スペースポッドというスペースコロニーでの作業用に用いられた作業機です。当初は特に武装もしていない小型の戦闘機でした。そのスペースポッドを対MS用にスケールアップし、武装を施したものがボールとなっています。 人型をしているジムなどのMSと比べて、眼球に似た姿から「丸い棺桶」だと呼ばれることも度々あり、ボールの区分はMSなのか?という声は少なくないようです。 このように、ジオン軍だけではなく連邦軍にも個性豊かなMSが多くあります。ガンダムシリーズを見る際にはジオン軍連邦軍のMSの違いにも注目して見ると面白いかもしれません。