2017年7月6日更新

僕たちの税金でなにやってんだ!悪徳政治家が暗躍する映画9選

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スターウォーズ シスの復讐、ヘイデン・クリステンセン、アナキン・スカイウォーカー
©Supplied by LMK Media/zetaimage

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1.『ブラック・スキャンダル』(2015年)

全米史上最悪の汚職事件を描いたクライム・サスペンス

FBI史上最高額の懸賞金をかけられた実在の凶悪犯ジェイムズ・“ホワイティ”・バルジャーが起こしたスキャンダルを描いたクライム映画です。ギャング、FBI、そして政治家が絡んだ、全米史上最悪の汚職事件が暴かれます。 アイリッシュ・マフィアのボスだったバルジャーに扮したのはジョニー・デップ。FBI捜査官のコナリーにジョエル・エドガートン、バルジャーの弟で上院議員である政治家にベネディクト・カンバーバッチなど、豪華な実力派キャストが勢揃いしました。 さまざまな思惑が渦を巻く込み入った人間関係はもちろん、とりわけ薄毛オールバックに革ジャン姿のマフィアになりきったジョニー・デップはさすがの貫禄と存在感を見せつけました。

2.『アメリカン・ハッスル』(2013年)

FBIによる悪徳政治家検挙に協力したのは詐欺師たち

1970年代後半、アメリカのニュージャージー州アトランティックシティで起こった「アブスキャム事件」。FBI捜査官に協力を依頼された天才詐欺師が、政治家たちにおとり捜査を仕掛けて、驚くべき汚職スキャンダルの真相を暴いたという実話の映画化です。 監督は、『世界にひとつのプレイブック』や『ザ・ファイター』で知られるデヴィッド・O・ラッセル。クリスチャン・ベール、エイミー・アダムス、ブラッドリー・クーパー、ジェニファー・ローレンス、ロバート・デ・ニーロら豪華キャストが勢揃いし、それぞれクセのある濃いキャラクターを演じています。標的となった政治家のカーマイン市長には、ジェレミー・レナーが扮しました。 1970年代らしい雰囲気が見事に再現され、詐欺師、政治家、FBI、そして女たちの人間模様がスリリングに描かれます。また、それぞれ個性的なキャラクターが抜群の味わいです。

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3.『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』(2005年)

暗黒の政治家?ダース・ベイダー誕生の秘密がついに!

スター・ウォーズ シスの復讐,アナキン、パドメ
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純粋ゆえに悪に染まりやすいってか。。 どうしてダークサイドに堕ちてダースベーダーとなったのかが重要なところだけど、結局は自分で選択した結果だからね。。後悔しても遅いよ〜って突っ込みたかった! 部下の失敗は上司のせい(つД-`)アナキンよりオビワンが可哀想。。

大ヒットシリーズ『スター・ウォーズ』新3部作の最終章にあたり、アナキン・スカイウォーカーがついに暗黒卿ダース・ベイダーとなる秘密など、1977年の旧シリーズ第1作につながる全てが本作で明らかになります。 クローン大戦が勃発し、アナキンとアミダラの極秘結婚から3年。共和国と分離主義者の戦争は全銀河に拡大し、ジェダイもドロイド軍と死闘を展開。そんなとき、分離主義者の司令官グリーバス将軍がパルパティーン最高議長を拉致する事件が発生し、オビ=ワンとアナキンが救出に向かいます。まさに銀河を舞台にした汚れた政治の権力争いです。 アナキン役のヘイデン・クリステンセンの他、ナタリー・ポートマン、ユアン・マクレガー、サミュエル・L.ジャクソン、クリストファー・リーなど豪華キャストが再集結。映画史に残る圧倒的な映像美も注目です。新3部作の中では最高の出来だと評価されています。

4.『悪い奴ほどよく眠る』(1960年)

黒澤明が監督、政治汚職に挑んだ一人の男の物語

汚職事件に巻き込まれて自殺した父親の息子が、政官財の有力者たちに対し、復讐劇を繰り広げる社会派サスペンスです。出演は、三船敏郎、加藤 武、森雅之、志村喬ら。 土地開発公団副総裁の娘と秘書である西の結婚披露宴。ところが、西は、実は5年前、不正入札疑惑に巻き込まれ自殺した課長補佐の一人息子でした。そして、復讐劇が幕を開けます。 黒澤明監督が自分のプロダクションを設立してから記念すべき第1作。現代社会の闇に切り込んだ社会派ドラマでありながら、エンタテインメントを盛り込んだ手腕は、さすが独壇場です。ブードゥ教の音楽をベースにした佐藤勝の音楽も話題になりました。

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5.『カナディアン・エクスプレス』(1990年)

走る列車を舞台に、証人・検事補・殺し屋の攻防を描くサスペンス

殺人事件の女性目撃者と彼女の証言が欲しい検事が、事件の背後で暗躍する組織の殺し屋と、密室状態の走る特急列車内で繰り広げるサスペンス・スリラー映画です。リチャード・フライシャー監督による1952年の映画『その女を殺せ』のリメイク。 殺し屋の執拗な追跡だけでなく、警察組織の裏切りなど、政治の暗部も描かれます。出演はジーン・ハックマンとアン・アーチャー。『プレシディオの男たち』のピーター・ハイアムズがメガフォンをとり、スリリングで緊迫感溢れる列車シーンを生み出しています。

6.『ガントレット』(1977年)

警察の汚職に繋がる証人を護送する刑事を描くアクション映画

組織が絡んだ重要事件の証人を、ラスベガスからフェニックスまで護送する刑事ベン。証人は美しく知的な売春婦マリーで、2人の行く手にトラブルが続出します。背後に見えてくるのは、汚職がらみの警察上層部……。 クリント・イーストウッド監督・主演による、ノンストップ・アクション映画の傑作です。マリーを演じたのは、当時、イーストウッドと愛人関係にあったサンドラ・ロック。ジェリー・フィールディングのジャズが流れる、緊張感あふれたシーンの連続が見どころです。 「ガントレット」とは、両側にムチを持った人間を並べその間を走り抜けさせる拷問のこと。クライマックス、警官隊による銃撃を受けながら走るバスのシーンを指しています。

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7.『大統領の陰謀』(1976年)

二大スターの競演で描くウォーターゲート事件の真相

現職大統領の絡んだ盗聴という、アメリカ政治史に残る汚点「ウォーターゲート事件」。ニクソン大統領をついに失脚に到らせた「ウォーターゲート事件」の真相を突き止めた二人の新聞記者カール・バーンスタインとボブ・ウッドワードの奮闘を描いた実話の映画化です。 ロバート・レッドフォードとダスティン・ホフマンという二大スターが出演。『ソフィーの選択』の名匠アラン・J・パクラ監督による、淡々とした克明なドキュメンタリータッチの演出も見事です。また、デスクを演じたジェイソン・ロバーツの助演男優賞含め、アカデミー賞4部門に輝いた社会派サスペンスの傑作です。

8.『悪魔の毒々モンスター』(1984年)

醜悪なモンスターが正義のため活躍!カルト的人気を誇るB級ホラー

有毒な産業廃棄物の中に落下し、醜いモンスターになってしまった青年が、街にはびこる悪や汚職を退治していくという、ブラックユーモアあふれるホラーコメディです。映画ファンの間ではカルト的人気を博し、2013年には、無修正完全版がリバイバル上映されました。 その名の通り、毒々しいナンセンスの中にも、現代社会の問題や政治汚職など、社会問題に切り込んだ展開が話題になりました。 1970年代から一貫してB級映画の製作を続けているトロマ・エンターテインメントの代表作として知られています。

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9.『勝手にしやがれ!!英雄計画』(1996年)

雄次と耕作の便利屋コンビが巻き込まれる騒動を描く人気シリーズ第6弾

哀川翔と前田耕陽演じる、おなじみ雄次と耕作の便利屋が、思わぬトラブルに巻き込まれる騒動を描く痛快アクションコメディ『勝手にしやがれ!!』シリーズ。その第6弾が『勝手にしやがれ!!英雄計画』です。 今回、ヤクザに追われる雄次と耕作を救ったのは、政治家になる野望を秘めた青柳。青柳の妹から頼まれて、雄次はヤクザ立ち退き運動の矢面に立ちますが、政治がらみの闇に巻き込まれていきます。 監督は全シリーズ通じて黒沢清。今回のマドンナには黒谷友香が抜擢されました。