『ロッキー5/最後のドラマ』怒りに燃えるロッキーを見逃すな!

2017年7月6日更新

1976年に公開され世界的大ヒットとなった一作目の『ロッキー』から、数えてシリーズ五作目に当たるのが『ロッキー5/最後のドラマ』です。本作でロッキーが選んだ闘いの場は……?見どころと面白さに迫ります。

人気映画『ロッキー』の第五弾!

『ロッキー5』

1976年に公開され、第49回アカデミー賞作品賞、第34回ゴールデングローブ賞ドラマ作品賞をW受賞した第一作目の『ロッキー』。フィラデルフィアに暮らす三流ボクサーだったロッキー・バルボアが壮絶なトレーニングを経て、チャンピオンに挑戦する姿は、世界中の人々を感動させました。

2006年には、本作はエンターテイメントスポーツ映画にもかかわらず、米国連邦議会図書館のアメリカ国立フィルム登録簿に新規登録されるという名誉を獲得。殿堂入りを果たしています。

以後、次々と続編が公開。1990年公開の第五作目に当たる『ロッキー5/最後のドラマ』は、四作目の『ロッキー4/炎の友情』の続きから始まる、文字通り続編に相当します。

『ロッキー5/最後のドラマ』のあらすじ

『ロッキー5』 シルベスター・スタローン

前作で、強敵ドラゴを倒しソ連から帰国したロッキーに、激しい試合が原因による脳障害が発覚します。医師の忠告に従いボクサー引退を決意するものの、会計士の不正で破産にも見舞われ、妻と息子のためにもトレーナーとして働くことになります。

そんなロッキーが出会ったのが、若手ボクサーのトミー・ガン。トミーに昔の自分を重ね、彼を厳しく鍛え上げることに取り組んだ結果、見事試合で勝利。ところが、ロッキーを再びリングに上げたいプロモーターであるデュークの策略で、次第に別人になったかようにトミーは変貌し、ロッキーを裏切り始めます。

そしてトミーの挑発についに怒りを爆発させたロッキーは、リングではなく路上で群衆に囲まれ一対一の闘いに挑むのです。

『ロッキー5/最後のドラマ』のキャスト

ロッキー・バルボア(シルヴェスター・スタローン)

『ロッキー』 シルベスター・スタローン

1946年7月6日生まれ、一作目の『ロッキー』のときには弱冠30歳だったスタローンも、本作では40代半ば。その実年齢が示すように、脳障害を患いリングに立てず苦悩する姿を演じます。

『ロッキー』シリーズで世界的人気を博し、他にも様々な映画でアクション俳優としての地位を不動にしてきましたが、演技的評価はいまひとつでした。ところが、2015年に公開された映画『クリード チャンプを継ぐ男』で再度ロッキーを演じ、その演技が絶賛されます。2016年の第73回ゴールデングローブ賞では初の助演男優賞受賞を果たしました。

エイドリアン(タリア・シャイア)

『ロッキー』

スタローンと共に、一作目からロッキーの恋人、そして妻となったエイドリアンを演じ続けているタリア・シャイア。本作ではロッキーの体を心配し、引退を強くすすめる妻を演じています。

1946年4月25日生まれで、兄が名匠フランシス・フォード・コッポラであることは周知の事実です。一作目『ロッキー』の他、『ゴッドファーザー PARTII』でもアカデミー助演女優賞にノミネートされている演技派です。

ロッキー・ジュニア(セージ・スタローン)

息子ロッキー・ジュニアを演じたのは、シルヴェスター・スタローンと、1人目の妻サーシャ・チャックとの間にできた実の息子、セイジ・スタローンです。本作が映画デビューであり、その後、1996年にも映画『デイライト』で再び共演を果たしています。

トミー・ガン(トミー・モリソン)

ボクサーのトミー役として出演したトミー・モリソンは、本物のプロボクサーです。黒人選手の多かったヘビー級の中、アメリカ出身の白人選手としては珍しく、WBO世界ヘビー級王座を獲得しています。甘いマスクも相まって、「ホワイト・ホープ」として絶大なる人気を博したボクサーでした。

『ロッキー5/最後のドラマ』の感想評価を紹介!

『ロッキー』

Ken_Chang 愛弟子に裏切られ!自分と家族の威厳のために!息子との絆を確かにするために!なぜかストリートファイトで決着つけちゃうロッキーw それケンカやんwww でも1以降、最も観れる内容と思うの(´・ω・`)
southpumpkin 明らかにこれまでの作品と毛色の異なる本作。とりあえず一旦ロッキーシリーズは終了とのことで最後にどんな熱いファイトを見せてくれるのか…、と期待してラストの”アレ”ではクソほど評価が下がるのも頷けます。「暴力による解決」という道徳心を刺激するオチでなんとなく丸く収まってしまうこの映画にヘイトが貯まりました。ただ史上最悪、との前評判を耳にした上で鑑賞に挑んだ僕としてはそれほど悪くなかった、むしろただのヒーロー映画になってしまった4よりは胸糞悪い塩気があってよかったと感じました。 「ロッキーは”ロッキー”なんだ!たとえすべてを失っても…」序盤で呆気無く全財産を失ってしまうロッキーは元の寂れた街に戻り、そこで出会ったぽっと出の新人ボクサーの育成に勤しみます。こいつのせいでロッキーは奇行とも呼ぶべきラストまで転げ落ち、前述の「何も救いのない」ラストにたどり着く。こうしてみればスコセッシ×デ・ニーロ『レイジングブル』の転落期に見えなくもない。すべてはボコボコにされて脳に障害を負ってしまったロッキーはすっかり丸くなってしまったのです。ミッキーの幻影も見ちゃうしね。 何はともあれ僕は4が嫌いなので、それよりは面白かった。
TORABISU777 ロッキーシリーズで最も酷評の多い5だけど、シリーズを連続で見続けたせいかまさかのストリートファイトがなかなか魅力的に感じてしまいました。スタローンかっこいいです。

今までにないロッキー・バルボアの姿が描かれるとあって、賛否両論分かれる本作ですが、その独特の展開と新しいロッキーの姿に惹かれるファンも多くいるようです。

このシーンに注目!”俺のリングはここだ”

『ロッキー』

なんといっても本作の特徴は、ロッキーが初めてリングに上がらず、正式な形の試合をしないということです。

ファンの期待を裏切るかと思ったとき、ついに彼が闘いの場に選んだのが路上です。群衆に囲まれ、テレビカメラまで現れた路上における闘いぶりは、まさにロッキーの名にふさわしい壮絶なものでした。

『ロッキー5/最後のドラマ』の裏事情を紹介!

監督は一作目と同じジョン・G・アヴィルドセン

『ロッキー』 シルベスター・スタローン

一作目の『ロッキー』を監督し、世界中で高く評価されたジョン・G・アヴィルドセンを再び監督に招いたのが本作です。もともと、この五作目で『ロッキー』シリーズに終止符を打つ予定でした。

悪徳プロモーターであるデュークにはモデルが!

悪徳プロモーターとして登場するデュークは、モハメド・アリやマイク・タイソンなどの試合をプロモートした、世界的に有名なプロモーターのドン・キングがモデルだと言われています。

映画の後、相次いだ死

息子を演じたスタローン実子のセイジ・スタローンは、2012年7月13日、ロサンゼルスの自宅で死亡しているのを発見されます。心臓発作による死で、まだ36の若さ歳でした。

ボクサーのトミー・モリソンも、2013年9月1日、ネブラスカ州オマハの病院で死去しています。44歳の若さでした。