本国では公開禁止も!中国を感じるおすすめ映画13選

2017年7月6日更新

中国映画、台湾映画、香港映画の中にはそれぞれハリウッド映画や邦画にはない独特の世界観やスケールを持つ魅力的な映画が数多く存在します。今回は中国、台湾、香港映画の名作傑作13選を紹介します。

1.3つの時間軸で描く親と子の物語!?

ジャ・ジャンクー監督『山河ノスタルジア』(2015)は小学生教師タオの結婚から、息子のダオラー出産までが描かれる1999年、離婚して離れ離れになっていた2人の久々の再会が描かれる1999年、成長してオーストラリアで暮らすダオラーが母の面影を追う2025年、と3つの時間軸で描かれる壮大な親子のドラマです。

本作はトロント国際映画祭で高い評価を獲得した中国映画です。

2.甘酸っぱい三角関係を描いた名作台湾映画!?

Moto_Ishiduka ただの三角関係じゃないのよ。綺麗に三角を描ける関係。 親友の好きな男の子は自分を好きになった。でも自分は彼を好きになることはない。 これを観てまた台湾映画好きがパワーアップした。あいかわらずディープなことを後味悪くなくベタベタしてなくて、サラッと映し出してしまうんだもの。透明感あるって言ったほうがいいかも、どんなに中が見えなくても、透き通ってるように見える。 だからこそスッと心に入ってきて、いつのまにかキュンとしていつのまにか切なくて、これぞまさに淡い恋物語。青春映画。いいの、それが現実はもっと黒かろうが、もっと見えないなにかであろうが、関係ない。これを観ることによって恋愛への価値観や肯定的思考を少しでも崩してくれたらこれは成功の映画なのだ。

イー・ツーイェン監督『藍色夏恋』(2002)は高校生の甘酸っぱい三角関係を描いた台湾映画です。

親友に頼まれて水泳部のスター“ユエチェン”にラブレターを渡すことになった女子高生“モン”、しかし逆にモンがユエチェンに好意を抱かれてしまい三角関係に発展します。

本作が他の青春恋愛映画と一線を画すことになった理由は、監督イーがそれぞれキャラクターの複雑な感情を繊細かつ正確に描いたところです。

3.世界が絶賛した傑作潜入捜査映画!?

Minori__Yamaguchi 警察官に潜入するマフィアと、マフィアに潜入する警察官の、2人の男の話 言葉で表せないほど、良い作品だった 少し哀しい話だけど、 色んな人におすすめしたい どんな環境に置かれていようと、善人か悪人かは、本人次第

アンドリュー・ラウ&アラン・マック監督『インファナル・アフェア』(2002)はマフィアに潜入した警察官ヤンと、警察に潜入したマフィア“ラウ”2つの視点から描いた傑作香港映画です。

世界的評価の高い本作は、2006年マーティン・スコセッシによって『ディパーテッド』というタイトルでリメイクされました。

4.香港マフィアトップの椅子を巡るバイオレントな権力争い!?

chogetsu 1作目に続き、続編の『死の報復』を観賞。ジョニー・トーらしい淡々とした香港ノワール。街中で首かっ切られてるのに血が流れないとか興ざめなとこもあるけど、ルイス・クーが男前なので許します。ってか、2年に1度もこんな内紛が勃発してる時点で、組織の“掟”とやらに欠陥があるのは間違いない。

ジョニー・トー監督『エレクション』(2005)は香港のアンダーグラウンドを描いた傑作映画です。

香港ナンバー1裏組織の会長の椅子を巡り、手段を問わない壮絶な権力争いが繰り広げられます。過激なバイオレンスはもちろんのこと、香港情勢の移り変わりのメタファーのような政治的かけ引きも本作の大きな魅力です。

5.社会情勢に翻弄された人々を描いた台湾映画!?

ホウ・シャオシェン監督『百年恋歌』(2005)は1966年、1911年、2005年と3つの年代を舞台とした恋愛オムニバス映画です。社会情勢によって離れ離れにならなければならなかった人々の物語を中心に描いています。

それぞれクオリティが高いことで知られていますが、第1部1966年兵士の青年とビリヤード場で働く少女シュウビーの物語が特に評価が高く、青年が遠く離れた基地に戻る前に二人で食事をとるシーンは切ない名場面として知られています。

6.ダム建設で立ち退きを余儀なくされた人々を描く!?

ジャ・ジャンクー監督『長江哀歌』(2006)はダム建設によって立ち退きを余儀なくされた人々を描いた中国映画です。

ジャンクーはワイドショットやじっくりと時間をかけてパンするショットを多用して、一歩引いた視点から変わりゆく環境を捉えようとしていました。

7.中国で上映禁止になった名作中国映画!?

tmmyon ロウ・イエが映画制作禁止をくらった作品。 今でも中国国内では見れないみたい。 なんというか文学的な作品かな〜。渡辺淳一的な?(読んだことなし)。 ある少女の成長と心境を周囲との関係と当時の政治状況を織り込んで進む感じ。 劇場で見ていたらかなり気に入っていたかもしれない!如何せんノーカット版が長くて、青春期だけでよかったと思ってしまった。

ロウ・イエ監督『天安門、恋人たち』(2006)は1980年代後半、国境付近の街から大学に通うため北京にやってきた少女ユー・ホンを中心とした物語です。

前半はユー・ホンの恋物語が中心ですが、後半天安門事件が起きた後はこの悲劇の余波にフォーカスした物語が語られます。

中国にとってセンシティブなテーマを扱っている本作は中国で上映禁止になった作品です。

8.南京事件を扱った中国映画!

ルー・チャン監督『南京!南京!』(2009)は1937年に起きた南京事件を扱った中国映画です。

監督はスケールの大きなテーマを扱いながらも、個人に焦点を当てることに重きを置いていました。それによって本作は残忍な行動をとった兵士の動機や混乱、精神状態、ヒロイズムにより深く迫っています。

9.クンフー最強を巡ったバトルが美しいアクションで繰り広げられる中国映画!?

chibisora 映像は きれいだけど、、、それも人間の接写が多くて、さらに話があっちこっち飛ぶしで大変。これはアクション映画なのか、何なのかも分からないまま終了。カミソリだけかっこよかった

ウォン・カーワァイ監督『グランド・マスター』(2013)はクンフーの達人イップマンを描いた伝記映画です。

クンフー最強の座を巡る熾烈なバトルがユエン・ウーピン指導のバレエのように美しく洗練されたアクションで繰り広げられます。

10.ホームレス親子を描いた名作台湾映画!?

nagahima5050 2014.9.18.16:00〜イメージフォーラム 廃屋の壁画は賽の河原なのか そしてやはり彼岸でも彼はひとり立ち尽くすのか 映画を観ていて尿意を催した 映画のシーンにつられたせいだけでなく、気持ちが冷え、身体も冷えたからかもしれない

ツァイ・ミンリャン監督『効遊ピクニック』(2013)は中年ホームレス男性とその子供たちの物語です。

子供を養うために不動産の広告ボードを掲げて日銭を稼ぐ父、試食を求めてスーパーマーケットで時間をつぶす子供たちなど台湾の厳しい現実が描かれています。

家族のバックグランドをあまり明らかにしないことで、観客に彼らの感情や思考を想像させる構造になっています。本作はヴェネチア国際映画祭で高く評価された台湾映画です。

11.バイオレンスとコメディのバランスが評判の中国映画!?

changpian 中国では2010年末に公開され、空前の大ヒットとなった姜文の監督主演によるこの映画。日本では昨年夏に上映されたが見逃しており、恥ずかしながらようやく中国製DVDで鑑賞した。  舞台は民国初頭の中国・四川。姜文演じる土匪が、馬に牽引される列車を襲撃、葛優演じる馬邦徳らを襲撃する。馬邦徳は金で県長の座を手に入れ、着任する道中だったのだ。馬邦徳は自分は顧問(師爺)だと嘘をつき、土匪はそれならば、と自分が県長になりすまして、鵝県に乗り込む。そこに待ち受けていたのが地元を影で操る黄四郎(チョウ・ユンファ)。やがてこの三人の間で緊張感に富んだ駆け引きが展開される…。  展開がなかなか読めないし、姜文演じる土匪が、圧倒的に強い黄四郎と張り合っていく様子は見応えがある。セリフも面白い。この映画は、政治的な風刺に満ちていると言われる。冒頭の馬が牽引する列車は、「馬列」=マルクス・レーニンを表している、という解釈は広く流布している。その他にも一見しただけでは何を表しているのかよく分からない(隠喩なのかどうかを含め)描写も少なくない。繰り返し見て確認したくなること請け合いで、ヒットした理由がわかる気がする。もちろん現実の風刺と解釈しなくても楽しめる映画ではあるのだが。大陸の映画もエンターテイメントとして成熟してきたと感じる(いまさらの感想かも知れないが)。  香港勢は、ユンファの他にカリーナ・ラウ劉嘉玲も出演しているが意外とあっさり死んでしまう。その他もカメオ出演を含め豪華キャストだ。

チアン・ウェン監督『さらば復讐の狼たちよ』(2010)は1920年代の中国を舞台としたバイオレントなダークコメディです。

詐欺師にそそのかされたギャングが、ごく少人で巨大勢力を持つ冷酷な支配者に立ち向かいます。本作は過激なバイオレンスとスラップスティックコメディのバランスが上手く取られていたことが特に高く評価されました。

12.ジョン・ウーが赤壁の戦いを圧倒的スケールで描く!?

Miyu_Kawasuji 中国の文化を壮大なスケールでビジュアル的に観れるのが楽しい 豪華!

ジョン・ウー監督『レッド・クリフ』は三国志の赤壁の戦いを描いた超大作映画。金城武やトニー・レオンといった日本でもお馴染みの俳優が出演していたこともあり、本作は日本だけで50億円の興行収入を突破する大ヒットを記録しました。

本作の魅力は何といっても圧倒的スケールで描かれたバトル、両軍入れ乱れるシークエンスは圧巻です。