4回ドラマ化された『南くんの恋人』のキャストをまとめてみた!

2017年7月6日更新

過去4回に渡ってテレビドラマ化され、一風変わった設定で大人気になった『南くんの恋人』。高校3年生の”南くん”と、ヒロイン”ちよみ”の同棲生活を描いた作品です。今回は、ラブストーリーの主役を演じたキャストについてまとめてみました。

『南くんの恋人』とは?

1990年放送の第1作目を皮切りに、過去4回に渡ってテレビドラマ化された、大人気タイトル『南くんの恋人』。平凡な高校3年生”南くん”と、突然身長が縮んでしまった”ちよみ”の恋、同棲生活を描く異色のラブストーリーです。

原作になったのは、小説家・女優としても活躍する、内田春菊による同名のマンガ。ただし、テレビドラマ版とは性質が大きく異なり、綺麗事を一切排除した特殊な恋愛ものです。最終話では、転落事故に遭ったちよみが死んでしまうという、残酷な結末を迎えました。

その影響からか、テレビドラマ化の際、ラストシーンの描写や2人の関係性、キャラクター造形などに変更が加えられています。原作マンガとテレビドラマ4作で、違った物語が楽しめるというのも、『南くんの恋人』の魅力かもしれませんね!

1990年放送【石田ひかり×工藤正貴】

第1作目は、1990年4月8日、TBS系列のドラマチック22枠で放送。単発ドラマとしての放送でしたが、視聴率は13.3%を記録しています。メインキャストに石田ひかりと工藤正貴を迎え、白鳥靖代、宮下直紀、原作者の内田春菊らが出演しました。

今作では、ちよみが小さくなる明確な理由が設定され、家系の影響によるものと説明されています。ラストシーンもハッピーエンドに変更され、一度は行方不明になったちよみが、風船に乗って帰って来ました。

ちよみ/石田ひかり

テレビドラマ版の記念すべき最初のヒロイン・ちよみを演じたのは、石田ひかりです。1985年、テイチクからシングル「エメラルドの砂」を発売し、アイドル歌手デビュー。CDリリースなどを行う一方で、テレビドラマへもコンスタントに出演していました。

1991年以降、大林宜彦の映画『ふたり』などで主演を務めたことにより、女優として大きく躍進します。翌年には、『悪女』田中麻理鈴役でテレビドラマ初主演を飾ることに。1993年、月9ドラマ『あすなろ白書』で主人公・園田なるみ役を演じています。

南治之/工藤正貴

第1作目の”南くん”こと、南治之を演じたのは工藤正貴です。1988年の映画『ぼくらの7日間戦争』への出演で注目を浴び、映画・テレビドラマで活躍するも、1993年に突然の引退。その後はクラブDJへ転身したそうですが、2016年現在の詳細は不明です。

1994年放送【高橋由美子×武田真治】

第2作目は、1994年1月10日から3月21日まで、テレビ朝日月曜ドラマ・イン枠で放送。全10話構成で放送され、平均視聴率15.6%という高視聴率をマークしています。高橋由美子と武田真治が主演を務め、千葉麗子、草刈正雄らが出演しました。

今作では、前作とラストシーンの描写が異なり、衰弱したちよみが死んでしまうという結末に。視聴層が低年齢化していた影響もあり、主に子供から「ちよみがかわいそう」という投書が寄せられたそうです。

そのため、スタッフは原作にないアナザーストーリーの制作を決定。1994年4月、スペシャルドラマ『南くんの恋人スペシャル もうひとつの完結編』が放送されました。

堀切ちよみ/高橋由美子

南治之の幼なじみで、男手一つで育てられたヒロイン・堀切ちよみを演じたのは高橋由美子です。中学2年生で芸能界入りし、アイドル雑誌『大海賊』と専属契約、看板モデルとして活躍していました。

その後、マルチなアイドル活動をするも、1989年の『冬の旅・女ひとり』で女優デビュー。『南くんの恋人』では、主題歌「友達でいいから」の歌唱も担当し、大きな話題になりました。近年では、2時間ドラマや舞台、ミュージカルなどを中心に女優活動を行っています。

南治之/武田真治

ちよみの幼なじみ、南治之を演じたのは武田真治です。高校在学時に芸能界デビューし、「フェミ男」として注目を浴びるなど、アイドル的な存在に。1990年、ドラマチック22『なかよし』に出演したことで、俳優デビューを果たしました。

2011年には、パンクオペラ『時計仕掛けのオレンジ』に出演し、何と7役を演じ分けました。一方で、もともとの夢だったサックス奏者としての一面も。さらには、ユーモア溢れるキャラクターを活かして、『めちゃ×2イケてるッ!』などのバラエティ番組でも活躍しています。

2004年放送【深田恭子×二宮和也】

第3作目は前作に引き続き、朝日系列の木曜ドラマ枠にて、10年ぶりにテレビドラマ化されました。

2004年7月8日から9月16日まで全11話が放送され、平均視聴率は9.4%。主題歌は、メインキャストの二宮和也が所属する、アイドルグループ・嵐の『瞳の中のGalaxy』です。主演は深田恭子が務め、田辺誠一、宮地真緒、安倍麻美らが出演しました。

今作では、南進とヒロインの堀切ちよみが、最初から恋人同士という設定になりました。怪しげな中華料理屋の予言通り、互いの心が離れてしまったことで、ちよみが身長16cmに縮んでしまいます。

堀切ちよみ/深田恭子

南進の恋人、堀切ちよみを演じたのは深田恭子です。1996年に芸能界入りを果たし、1997年のテレビドラマ『FiVE』へのレギュラー出演で、女優デビューを飾りました。

1999年、『鬼の棲家』加藤あゆみ役でドラマ初主演。2009年の『天地人』で大河ドラマに初出演し、2012年の『平清盛』の平時子役で、自身初の大河ドラマヒロインを演じました。また、2015年8月には、『100万回生きたねこ』で舞台に初挑戦しています。

南進/二宮和也

ちよみと恋人同士で、ごく普通の高校生・南進を演じたのは二宮和也です。嵐としてデビューする前から演技経験を積んでおり、2003年には『青い炎』で映画初単独主演。監督の蜷川幸雄は、「繊細ないい演技ができるようになった」と評価しました。

また、テレビドラマでの評判も高く、『フリーター、家を買う。』などの代表作もあります。2016年には、2015年公開の映画『母と暮らせば』の演技で、第39回日本アカデミー賞(優秀主演男優賞)を受賞。3月4日に行われた授賞式にて、最優秀主演男優賞を受賞しました。

2015年放送【中川大志×山本舞香】

第4作目は、2015年11月から2016年2月まで、全10話がフジテレビで放送。過去の3作と違い、『南くんの恋人~my little lover~』というタイトルに変更されています。

今作では中川大志・山本舞香が主演を務めています。そのほか、鈴木身来、中山絵梨奈、佐々木萌詠など、若手俳優たちが多く出演。

主人公・南瞬一についても、原作マンガでのおっとりした性格から、成績優秀のイケメンという設定に変更。原作と違う結末になると予告されていた通り、これまで果たされなかった、ちよみが元の姿に戻るという最後が描かれました。

堀切ちよみ/山本舞香

山本舞香は、南瞬一の隣の家に住んでいる幼なじみで、ダンス部に所属するヒロイン・堀切ちよみを演じています。2011年に第14代目リハウスガールに選出され、同年7月号から、雑誌『二コラ』の専属モデルとして活動を開始しました。

2011年7月、『それでも、生きてゆく』の遠山双葉役で女優デビュー。その後、映画『暗殺教室』や『殿、利息でござる!』など、多数の話題作に出演してきました。デビュー以降、目覚ましい活躍を果たしている若手女優の一人です。

南瞬一/中川大志

イケメン優等生の主人公・南瞬一を演じたのは、中川大志です。2009年、NHK『わたしが子供だったころ』の再現NTRで俳優デビューし、大河ドラマへの出演も果たしました。

2011年の『江~姫たちの戦国~』や2012年の『平清盛』、2016年現在放送中の『真田丸』には、豊臣秀頼役で出演。テレビドラマでは、『家政婦のミタ』の有須田翔役を演じたことで話題になりました。また、雑誌『nicola』の2011年9月号からは、メンズモデルとして誌面に搭乗しています。