声優・新田恵海(にったえみ)の代表作を紹介!かわいいだけでない人物像に迫るトリビアも
新田恵海(にったえみ)は、人気の女性声優です。2013年アニメ『ラブライブ!』で主人公・高坂穂乃果役で一躍有名となり、人気声優への階段を駆け上りました。声優としての演技力はもちろん、可愛らしいルックスも彼女の人気の理由です。 そんな新田恵海の代表作のあらすじや役どころを振り返るとともに、彼女の人物像に迫るトリビアも紹介していきます。
新田恵海のプロフィール
新田恵海は1985年12月10日生まれ、長野県出身の声優・歌手です。彼女は、小学校高学年の時に演劇部に入ったことがきっかけで、お芝居に興味を持ち始めました。高校時代にはバンド活動を行っており、歌や音楽が好きだという想いから洗足学園音楽大学に入学、声楽を学んでいくことに。 そして2009年、株式会社S(エス)の新人アーティストオーディションでグランプリを受賞し、2010年から活動を開始しました。彼女はデビュー2年目にして、2013年アニメ『ラブライブ!』の主人公高坂穂乃果に大抜擢されます。Blu-ray/DVDはオリコン週間ランキングで1位になるなど大ヒットを記録しました。 アニメ内のアイドルμ's(ミューズ)は画面を飛び出して、担当の声優たちが実際に歌って踊るアイドルとしても定着し、新田はそのセンターとして活躍しています。『ラブライブ!』は新田にとって出世作となったのです。 また2015年には、ソロとして初の1stアルバム「EMUSIC」の発売が決定。 それにともなって東京ドームシティホールでライブを開催し、会場が満員となる大成功を収めたのです。これにより新田は、歌手としての活動もこなす、マルチな女性タレントとして地位を確立することになりました。
新田恵海出演のおすすめアニメを紹介
ここからは、彼女が声優として出演している作品をピックアップして紹介していきます。この機会に『ラブライブ!』以外の作品に触れて、彼女の魅力をより深く味わってみてはいかがでしょう。
『境界線上のホライゾン』(2011年)
『境界線上のホライゾン』は、川上稔原作のライトノベルをもとにした、アニメ作品です。テレビアニメ化だけでなく、ゲームや漫画などでメディアミックスされています。 舞台となるのは神代の時代、人々は汚染した地球を離れ、天上へと旅立ちました。しかし天上では激しい争いが起こり、疲弊した品類は再び地球へ戻ることに。「環境神群」と呼ばれるシステムによって保全されていた地球は、過剰に修復されており、人類にとって過酷な環境へと化しているのでした。 人類が唯一生活可能な地域を巡り、争いが再び繰り返されていきます。新田恵海が演じているのはマルガ・ナルゼという魔術師の少女です。ひねくれ者ですが、自身の失敗は思いつめてしまうという独特の役どころを、デビュー1年目にして見事に演じ切っています。
『D.C.III ダ・カーポIII』(2012年)
『D.C.III ダ・カーポIII』は、2012年発売の恋愛ゲーム「ダ・カーポ」シリーズが原作となっているアニメ作品です。 舞台は、1年中かれない桜が咲いている、初音島という不思議な島。そんな島に住む高校生の朝倉純一には、不思議な力が備わっていました。それは「和菓子を創出する力」と強制的に「他人の夢を見せられてしまう」という2つの力。そんな主人公が不思議な島で繰り広げる、恋愛物語です。 新田恵海が演じるのは、純一の同級生で学園のアイドル的存在・白河ことりを演じています。新田は、ゲーム「ダ・カーポ」シリーズのスピンオフ作品「T.P.さくら」でことり役を演じ、それがきっかけで声優デビューを果たしました。そのため白河ことりは、新田が初めて演じたキャラクターにあたります。
『ラブライブ!』(2013年)
『ラブライブ!』は、同名の漫画作品が原作のアニメ作品です。若い世代を中心に大人気となり、翌年2014年には続編となる第2期が制作されました。 舞台は、廃校寸前に追い込まれた国立音ノ木坂学園。2年生の高坂穂乃果は廃校を阻止しようと、親友たちを巻き込んでアイドル活動を始めます。ファーストライブの動員はほぼゼロ。そんな逆境を乗り越えながら、アイドル甲子園「ラブライブ!」への参加を目指し、活動を続けていくのです。 主人公の高坂穂乃果を新田恵海が演じ、彼女の出世作となった作品『ラブライブ!』。劇中のアイドルグループ「μ's(ミューズ)」は、それぞれのキャラクターを担当する声優たちによって、ライブイベントなどが行われる人気ぶりでした。 2015年「第66回NHK紅白歌合戦」で、新田はμ's(ミューズ)の一員として初出場し、作品内の楽曲「それは僕たちの奇跡」を披露しました。 『ラブライブ!』のアニメ映像と、ステージで歌う実際のμ's(ミューズ)との、2次元と3次元が融合した見事なコラボレーションが実現。会場からは歓声も上がり、大成功を収めたのです。
『探偵歌劇 ミルキィホームズTD』(2015年)
『探偵歌劇 ミルキィホームズTD』は、アニメ「探偵オペラ ミルキィホームズ」シリーズの第4期にあたる作品です。怪盗や探偵が、「トイズ」という特殊能力を駆使して活躍する近未来を描いたシリーズです。第4期では、主人公に新キャラクターを迎え、物語が大きくシフトしました。 第4期の主人公は、天城茉莉音(あまぎまりね)。彼女は、「奇跡の歌」という歌を唯一歌うことが出来る天才アイドルです。しかし何者かに歌う力を奪われ、歌が歌えなくなってしまいます。シリーズの中心的存在で探偵のミルキィホームズは、茉莉音の歌声を取り戻すため、彼女とともに奮闘するのです。 新田は主人公の天才アイドル・天城茉莉音を演じています。新田の歌唱力が活きている役柄であり、彼女の確かな演技力も改めて感じることが出来る作品です。また、エンディング曲も新田が担当しています。えみつんファンは必見です。
こんな一面も?新田恵海をより知るためのトリビア
元々は歌手を目指していた
新田恵海は音楽大学に入学し、本格的に歌手を目指していました。自分の声に合う歌を模索していたところ、石田燿子の「乙女のポリシー」が自分のハスキーで高めの声に合うことがわかり、アニメソングの世界を志すことに。 その後彼女は、歌手活動を目的に株式会社Sに入所し、ゲーム・OVA「T.P.さくら」のオーディションも歌手活動の一環として参加しました。しかし佐藤ひろ美に誘われたことがきっかけで、白河ことり役として声優デビューを果たします。そこから、彼女の声優としての活動が始まったのです。 歌手としての活動が始まったのはそれから2年後、2012年でした。ゲーム『リトル・ウィッチ パルフェ黒猫魔法店物語』のオープニングテーマ「HEARTFUL WISH」で、念願の歌手デビューを果たすことに。 2014年には「笑顔と笑顔で始まるよ」で、ソロシンガーとして見事メジャーデビュー、幼い頃からの夢を叶えています。
声帯結節で休養することに
声優活動や歌手活動など、自身の声を武器にしての仕事をしている新田恵海。しかし2015年に声帯結節が発見されたため数ヶ月の休養をとっています。 声帯結節とは、声帯に生じる炎症性のこぶのことです。彼女は、前年の年末から喉に違和感を感じていましたが、かばいながら仕事をこなしていたそうです。 病気の発覚にともなって療養期間を取り、その間のイベントも中止や延期などの措置をとりました。活動が危ぶまれた彼女ですが、同年の夏頃には完治し平常どおりの活動をしています。
新田恵海の筋肉がすごい?強そうと話題に
新田の魅力は可愛らしい声とルックスといわれていますが、実は意外にも逞しい筋肉の持ち主なのです。 元々ふっくらした体型が特徴的でしたが、特に半袖やノースリーブを着ているときは腕の筋肉がかなり目立ちます。その逞しさからか、共演者の南条愛乃や楠田亜衣奈と行った腕相撲の動画は、事務所によって公開が制限されているほど。 そのような筋肉女子の印象があった新田ですが、近年では激やせしたと話題になっています。公開された写真には笑みもなく、スラっとした体型の、以前の印象とは全く別人の新田が写っています。ファンからは心配する声が寄せられました。
ファンの名称にセンスが光る!
新田は自身のファンを「恵海人(えみんちゅ)」と名付けて呼んでいます。 2015年には自身の公式HPを開設し、同時に公式ファンクラブ「EmiRing◎」も発足しています。 ファンクラブの名称には、自身とファンの繋がりという「Ring(輪)」と、ロゴの最後のリングも含め「えみりんご」という二つの意味が込められています。そのネーミングセンスの良さには、ファンも納得している様子です。
セクシーアイドルとしてアダルト作品に出演していた?
2016年に週刊誌で、新田恵海が過去にアダルトビデオに参加していた、という記事が出回りました。身体的特徴が類似しているという理由で報じられましたが、本人及び所属事務所は否定、後にガセ情報であると判明しました。 アダルトビデオの出演はガセ情報ではあったものの、ファンからは一時、活動休止を危ぶまれるほどの騒ぎとなった事件です。
キュートな声優・新田恵海の今後の活躍にも注目
今回は、新田恵海の出演作を振り返りながら、彼女の経歴を紹介してきました。 代表作『ラブライブ!』のイメージが強い彼女ですが、他の出演作でも、確かな演技力や歌声を垣間見ることが出来ます。 病気や騒動など、一時的にファンからは活動休止を心配する声が上がったものの、2019年にはゲームアプリ「ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル」などにも出演しており、変わらず美しい声を披露しています。 キュートなルックスと確かな演技力で、これからも末永く活動してくれることを期待しましょう。