ラディッツの活躍を徹底解説!他のサイヤ人との関係や、地球に来た理由は?
ラディッツは、鳥山明の漫画『DRAGON BALL』に登場するサイヤ人の生き残りの一人です。カカロット(孫悟空)の兄であり、バーダックの長男です。他のサイヤ人の生き残りであるベジータ達と共に、惑星を滅ぼし異星人に売りつけることを生業としていました。 この記事ではラディッツの活躍を徹底解説!ベジータやナッパをはじめとする他のサイヤ人との関係は?そして意外にも強かった初登場時の活躍は?
ラディッツはどうして地球へやってきたのか
サイヤ人が新しい惑星の征服に取り掛かる際の戦力不足と判断され、本人の知らないままに地球に送り込まれていた弟カカロット(孫悟空)を、サイヤ人の戦力に加えるため地球を訪れました。 しかしカカロットは幼い頃の事故でサイヤ人としての自覚を失っており、孫悟空として成長しているため彼の誘いを拒絶。そのため怒りを感じたラディッツは悟空に仲間に加わるよう要求し、息子の孫悟飯を人質に取ることに。サイヤ人編がスタートする場面でのことです。 また、ラディッツは地球に降っりた直後に出会った農民の戦闘力をスカウターで測り、「戦闘力たったの5か……、ゴミめ」という有名なセリフを吐いています。 スカウターによって強さを戦闘力という形で数値化することで、キャラの強さを明確に表しました。 ちなみに『ドラゴンボールZ』で一番最初のキャラとして、行動を共にしていたベジータ、ナッパより先にラディッツは地球を訪れています。
ラディッツの戦闘能力は?
ラディッツの戦闘力は1500。『ドラゴンボールZ』第1話での悟空は416で、圧倒的な戦力の差がありました。しかし、一人前のサイヤ人の実力としては低く、弱点である尻尾を鍛えておらずナッパに「よわむしラディッツ」と馬鹿にされていたようです。 実はベジータ達によるとラディッツはお荷物程度でしかなかったようで、サイヤ人の中でも最下級クラスだったようです。 ラディッツが死んでおよそ1年後、ベジータ達が地球に来襲し。その間1年修行したヤムチャの戦闘力は1480まで上がり、悟空は8000以上、ピッコロは3500、天津飯は1830、クリリンは1770、悟飯は2800とそれぞれ力を伸ばしており、その力の差はひっくり返っていました。
最初は強敵だったラディッツ!しかしベジータの登場で“噛ませ犬”に
ストーリーが進んでいくと噛ませ犬としてのイメージが強くなってしまうラディッツですが、初登場時の強さはインパクトあるものでした。 ピッコロと初遭遇したときには至近距離で放たれたエネルギー波を無傷でしのぎ、悟空の元へいっては悟空を一蹴し悟飯を拉致してしまいます。その強さに対しピッコロは「このオレが震えて動けなった」、悟空は「わくわくしねぇよ、おそろしくてガクガクしてらぁ」と言わしめるほどでした。 そして悟飯救出のため悟空とピッコロがラデイッツの元に向かうものの、当時最強だった2人を圧倒するほどの強さを見せつけています。 しかし当時のサイヤ人には戦闘力をコントロールするという概念がなかったため、2人の上昇していく戦闘力に驚きを見せるシーンも。それでも2人を寄せつけなかったラディッツですが、悟空に弱点のしっぽをつかまれた際には肉親の情を利用しての命乞いをするというヘタレな部分もありました。
弟・悟空や父・バーダックとの関係は?
ラディッツは悟空の実の兄ですが、あまり兄弟らしい描写はされていません。悟空とは一緒に暮らしていた時期もありますがそれも幼いころであり、お互い兄弟という感情はあまりなかったのでしょう。 主人公の兄弟という非常にポテンシャルのある設定を持ちながら、のちの本編では登場がなかったのがラディッツの悲しいところでもあります……。 また悟空と兄弟ということで、当然父親は悟空と同じバーダックになります。アニメ版でバーダックが登場した際に直接ラディッツが出てくる描写はありませんでしたが、幼いころ悟空より戦闘力が高かったラディッツの方にバーダックは将来を期待していたようです。
ベジータやナッパとはハッキリとした上下関係!?
ピッコロに倒されてのちに、ナッパからは「よわむしラディッツのバカ」、べジータからは「情けないやつ」など言われていることからかなり軽んじられていたようです。 またラディッツは死ぬときにドラゴンボールで生き返らせてくれることを望んでいましたが、べジータ達は「あんな弱いやつ生き返らせる必要ない」と自分たちを不老不死にすることを優先しました。 戦闘力も1500だったラディッツに対して、ナッパは4000、べジータは18000と明らかに低く、戦闘力が全てのサイヤ人においてラディッツは明らかに格下扱いだったのでしょう。悟空をのぞけば生き残っていたサイヤ人は3人だけだったこともあり、ラディッツはそうとう肩身の狭い思いをしていたのではないかと予想されます……。 しかしそんなラディッツですが、『DRAGON BALL- 放たれた運命の子供』において幼少期にはべジータにため口で話していたというシーンもありました。
ラディッツの最期は?
当初は圧倒的な力で悟空達を追い詰めたラディッツでしたが、カプセルの中の悟飯の戦闘力が上昇していたことに気がついていませんでした。そして激怒して戦闘力が上がったご飯に頭突きを食らったり尻尾を掴まれると、悶絶するなど無様な姿を見せています。 最後は悟空に羽交い絞めにされ、共闘したピッコロの魔貫光殺砲で体ごと貫かれてしまいました。ベジータとナッパが1年後にやってくることを告げ、ピッコロにとどめを刺され死亡。この時巻き添えで悟空も死亡しますが、後にドラゴンボールで蘇えっています。
ゲーム「スーパードラゴンボールヒーローズ」では超サイヤ人に!?
初登場の時以外、全くといっていいほど陽の目を浴びることのなかったラディッツですが、アーケードゲーム『スーパードラゴンボールヒーローズ』でまさかの大プッシュをされることになります。 なんとシークレットキャラとして、超サイヤ人3状態のラディッツが登場したのでした。これまで本編はおろかゲームでも超サイヤ人にさえなっていなかったラディッツが、いきなり超サイヤ人3で登場したことには驚いた人も多いことでしょう。 ちなみに超サイヤ人3形態の特徴として髪が伸びるというものがありますが、もともと長髪だったラディッツに関してはさらに髪が伸びていて地面をひきずりそうなほどになっていました。ちなみにこの作品では、ナッパも超サイヤ人3となっています。
ラディッツの名言を紹介!
戦闘力たったの5か……、ゴミめ。
地球に降り立ったときに、その場にたまたま居合わせたおじさんをスカウターでのぞいて言ったセリフです。ドラゴンボールの世界に戦闘力という概念を持ち込み、パワーインフレの皮切りともいえる言葉でした。また使い勝手の良いセリフでもあり、ネタとしても良く使われています。
くだらん技だな、ただ埃を巻き上げるだけか。
ピッコロと初遭遇した際にエネルギー波を至近距離で食らいながらも無傷だったときのラディッツのセリフです。当時悟空の最大のライバルキャラだったピッコロを寄せつけない強さを持つ、ラディッツの強さを強烈にインパクトづけました。
そしてこのオレは、貴様の兄ラディッツだ!
悟空は地球人でなくサイヤ人だったという驚きの事実が明らかになったシーンです。リアルタイムで見ていた人は、さぞやこのシーンで衝撃を受けたのではないでしょうか。さらにここから、怒涛の新たなストーリー展開となっていったターニングポイントでもありました。
ラディッツを演じた声優は千葉繁
『ゲゲゲの鬼太郎』第62話いかがでしたか?
— 映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』公式 (@kitaroanime50th) June 30, 2019
書きたいこと多すぎ…。
鬼太郎とねずみ男の関係、ねこ娘の前で出てしまった大逆の四将のワード、対立を深めた石動零etc
第4期ねずみ男役の千葉繁さん、黒坊主ありがとうございました。
次回、ぬりかべの言葉数多い!?
見てネ(TA高見)#ゲゲゲの鬼太郎 pic.twitter.com/zjSEGoBw4b
『ドラゴンボール』のラディッツ役を務めるのは俳優としてキャリアをスタートさせた千葉繁。 1976年にTV放送された『ドカベン』から声優として活動し始めました。『ドラゴンボール』のラディッツ役以外にも、独特の高い声は『ゲゲゲの鬼太郎』のねずみ男や『幽☆遊☆白書』の桑原和真など、コミカルな役から悪役まで幅広く活躍しています。 その後はC&Oアクターズスタジオの所長に就任。若手の育成にも力を入れており、日本工学院の声優俳優科でも講師を務めています。