トランクスの未来・現代の違いを解説!2人目の超サイヤ人、その強さと人気ぶりは【ドラゴンボール】
トランクスの未来・現代の違いを解説!初登場時のインパクトとカッコよさで人気爆発
鳥山明の大人気バトル漫画『ドラゴンボール』。本作にはたくさんの戦士が登場しますが、そのなかでも特に美青年として描かれているのが、トランクスでしょう。 トランクスはサイヤ人の生き残りであるベジータと、地球人の科学者であるブルマの間に生まれた子です。作中では、現代のトランクスと“未来トランクス”が登場します。時空を超えて活躍するキャラクターとあって、その設定は他のキャラクターと比べても複雑。 サイヤ人と地球人のハーフとして圧倒的な戦闘力を誇るうえに、女性から熱い支持を得る甘いマスクを持つトランクス。現代・未来、そして『ドラゴンボール超』でも活躍する彼の魅力や、それぞれの時空での違いを解説していきます。
未来から現れたフリーザを瞬殺!その後、セル編での戦いぶりは?
初登場のインパクト大!2人目のスーパーサイヤ人
未来からやってきたトランクスが初登場したのは、メカフリーザとコルド大王の地球襲来時です。かつて悟空がやっとの思いで倒したフリーザの再来。絶望的な空気が漂うなか、さっそうと現れた謎の青年が未来トランクスでした。 彼は、当時悟空しかなれないと思われていた超サイヤ人に変身し、周囲を驚かせます。気を両手で練り上げ、光線のようにして放つバーニングアタックや、剣を用いた攻撃でフリーザ親子を圧倒。 フリーザに至っては、反撃する暇さえ与えられず、剣による連続攻撃を受けてあっという間に八つ裂きにされてしまいました。右手で連続攻撃を繰り出し、左手で気功波を撃ってトドメを刺すという、スマートな戦いぶりを見せつけたトランクス。 超サイヤ人状態の悟空でも手を焼いていたメカフリーザ相手にこの戦いぶり。多くの読者の心を掴む、華々しい初登場となったのです。
セル編では善戦するも……
トランクスはセルとの戦いの前に、ベジータとともに精神と時の部屋で修行を積みます。これにより、もともと超サイヤ人に変身できるだけの素質を持っていたトランクスは、さらなる強さを手に入れました。 超サイヤ人を超える、いわゆる超サイヤ人第3段階に到達したトランクスは、その姿で完全体セルに挑みます。ゲーム版では「ブレイジングラッシュ」と呼ばれている連続攻撃を繰り出しますが、セルはすべてかわしてしまいました。なぜなら、この第3段階はエネルギー消耗が激しく、実戦には向かない変身形態だったのです。 完全体セルに歯が立たず、彼は再び精神と時の部屋で修行をします。その後参加したセルゲームでは、セルジュニアと互角の強さだと評されますが、やはりセルには及ばず。最期は不意打ちのビームを受けて、戦闘不能になりました。
ベジータやブルマとの家族の絆
未来トランクスが現代にやってきた時点では、まだベジータとブルマは結婚どころか、恋仲にも発展していませんでした。ベジータはそんなことには関心がなさそうで、戦闘民族としてどれだけ強くなるかの方が大切だったのです。 そんなベジータですが、未来トランクスとの1年間に渡る精神と時の部屋での修行を経て、少しずつ変わっていきます。セル編の終わり、トランクスが再び未来へ帰るときには、さりげなく別れの挨拶をするなど、ベジータの中にこれまで無かった感情が生まれていました。 一方でトランクスがやってきた未来の世界では、母ブルマは彼を女手一つで育てていました。次々と仲間たちが人造人間にやられていくなかで、運良く生き延びたトランクスに対して、「運がいいところは自分似だ」と彼女が語るシーンが印象的です。
『ドラゴンボール超』では未来の世界でゴクウブラックと戦う
原作で描かれた未来の世界
未来トランクスが生きていた未来の世界では、彼が生まれてすぐに悟空は心臓病で死んでいます。この頃から、人造人間は破壊の限りを尽くしており、彼は平和な世界を知らずに育ったのでした。 13歳の頃、彼は悟飯に弟子入りします。しかし、その悟飯も人造人間に殺されてしまうのでした。結局、トランクスの力では人造人間に勝つことはできず、弱点を探る目的も兼ねてタイムマシンで過去に飛ぶことを決意します。 現代でのセル戦を経てパワーアップしたトランクスは、未来に戻ると人造人間を簡単に倒しました。さらにその後現れたセルも倒し、ようやく彼本来の世界から人造人間の脅威を取り除くことに成功するのです。
『ドラゴンボール超』で描かれた未来の世界
『ドラゴンボール超』の「“未来”トランクス編」では、人造人間たちを倒し平和が訪れたはずの未来トランクスの世界に新たな強敵が現れます。 それが、悟空そっくりの容姿をしたゴクウブラックです。残忍で冷徹なゴクウブラックは、容赦なく人々を殺していきました。 ブルマだけでなく、悟天やチチも彼に殺されてしまい、助けを求めて未来トランクスは再びタイムマシンで現代に逃げることに。 ゴクウブラックの正体や、宇宙の存亡をめぐる戦いが始まることになったのです……。
『ドラゴンボール超』未来では元ピラフ一味のマイとラブラブ!?
『ドラゴンボール』初期に登場するピラフ一味の紅一点・マイ。彼女は『ドラゴンボール超』の「“未来”トランクス編」にて、ヒロインとして再登場しています。未来の世界において、マイは世界征服を企んでいた小悪党の頃とはまるで別人に。平和を脅かすゴクウブラックに対抗する「抵抗軍」の中心人物となっています。 彼女は誰にでも敬語を使っているのですが、唯一敬語を崩して話す相手がトランクスなのです。当初は、2人で一緒に過去に行く計画を立てていました。このことからも、2人は平和のために戦う同志であり、特別なパートナーであることがうかがえます。 結局、ゴクウブラックの襲撃により、マイはタイムマシンに乗ることができませんでした。しかし、その後もトランクスが戻ってくるまで、彼を信じてブラックに立ち向かっていたのです。彼女がいかに心からトランクスを信頼しているかが伝わってくるエピソードですね。
アニメ版『ドラゴンボール』でトランクスを演じた声優は草尾毅
#野沢雅子#草尾毅
— 青二プロダクション【公式】 (@aoni_official) October 27, 2019
【ドラゴンボールヒーローズシリーズ9周年記念イベント】
〈10月27日(日)開催 @バンダイ本社〉
2019年の日本一を決める決勝大会とトークショーが行われ、9周年をお祝いして参りました。
10周年に向けて、ますます盛り上がっていきましょう!#SDBH pic.twitter.com/bxlNXLsV2N
トランクス役を演じているのは草尾毅です。『ドラゴンボールZ』だけでも、幼少期・青年期・フュージョンしたゴテンクスの3役を演じています。さらに、『ドラゴンボール超』でも未来トランクスを演じ、変わらぬ若々しい声色を披露しました。 草尾は、『SLAM DUNK』(1993年)の主人公・桜木花道役やゲーム「戦国無双」シリーズの真田幸村役などで知られています。青年役を数多く演じる一方で、少年役も演じてしまう演技の幅広さが特徴的。 幼少期と青年期が登場するトランクスという役は、そんな草尾にとってまさにハマり役だったといえるでしょう。
作品屈指の美青年・トランクスの今後のさらなる活躍に期待!?
未来からタイムマシンでやってくるという、「ドラゴンボール」シリーズのなかでも特殊な設定を持つトランクス。『ドラゴンボール超』で彼をメインに据えたストーリーが展開されたことからも、今後また活躍の場を与えられる可能性はおおいにあります。 つらい運命を背負うことの多いトランクスが、心からやすらぎを得られるエピソードが待ち遠しいところです。