2020年4月14日更新

【閲覧注意】虫の恐怖を描いたインセクトパニックムービー&かわいい虫アニメ映画を紹介

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映画『ミスト』
© The Weinstein Company

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虫好きも虫嫌いも集まれ!おすすめインセクトムービーを紹介

子供の頃には平気だった虫も、大人になるにつれていつの間にか苦手になっていた、なんて人も多いのではないでしょうか。この記事ではそんな虫たちが恐ろしく描写されているなど、虫が印象的な映画を紹介します。 記事後半には、虫が苦手な人でも大丈夫なかわいいアニメーションの虫映画も紹介。虫が好きな人にも嫌いな人にも、ciatr編集部がおすすめします。

『スパイダー パニック!』(2002年)

これぞモンスターパニック!おびただしい数のクモの恐怖

まずはアメリカ・アリゾナ州の田舎町を舞台とした映画『スパイダー パニック!』。事件の発端は、数百匹のクモを買っていたクモマニアの男でした。 彼は産業廃棄物で汚染されたコオロギを、そうとは知らずに自分のクモたちに与えていました。その結果、有害物質の影響でクモが巨大化。脱走したクモによって、町は混乱の渦へと陥るのでした。 巨大化した様々な種類のクモ。やつらが所狭しと町を駆け回り、人を襲います。

『キングコング: 髑髏島の巨神』(2017年)

モンスターだらけの島の癒し?

『キングコング: 髑髏島の巨神』はハリウッドで展開される「モンスターバース」の一作。 舞台はベトナム戦争終了間近の1973年、未知の島「髑髏島(どくろとう)」が発見され調査隊が出発します。そこにはキングコングを初めとした、規格外のスケールの生物たちが。 中でも調査隊の1人が丸太と勘違いして座ってしまった巨大な虫は、慌てて逃げ出す様子がなんともキュートでした。ナナフシに似た見た目をしていますが、実際にはスポア・マンティスというカマキリの仲間です。

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『ミスト』(2008年)

霧の中にいたのは……

本作は『シャイニング』などで知られるスティーヴン・キングの小説『霧』を原作とした映画です。 ある日、街が突然霧に覆われ、人々はその中に“なにか”がいることに気づきます。やがて街の住人たちは脱出を試みますが、霧の中の生物たちに次々と襲われていき――。 生物たちの種類は様々で、どれもおぞましい姿をしています。一際巨大な生物はタコとクモとカニを掛け合わせたようなビジュアルで、他に類を見ない恐ろしさでした。衝撃のラストも相まって、今なお語り継がれる作品と言えるでしょう。

『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008年)

冒険の舞台はアマゾンの原生林!

ハリソン・フォード扮する、考古学者インディ・ジョーンズの活躍を描く人気シリーズの4作目。米ソが冷戦を繰り広げていた1957年、アマゾンの奥深くに眠る秘宝「クリスタル・スカル」を巡る争いを描きます。相棒のマットをシャイア・ラブーフが演じました。 シリーズでは毎回、昆虫や爬虫類が大量に登場するのがお約束。本作で人間を襲うのは、信じられない数の軍隊アリ!大群になって人間を覆いつくす様相はあまりに壮絶で、虫嫌いには鳥肌もの以外何物でもありません。

『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』(1999年)

古代エジプトの呪いが解き放つ使者は!?

人気シリーズ「ハムナプトラ」の2作目です。 紀元前の太古に存在した、生きながらミイラとされた僧イムホテップが眠る死者の都「ハムナプトラ」。3000年後、秘宝を探す現代人たちによって、イムホテップが長い眠りから目覚めます。 邪悪な呪いと戦うことになる探検隊の主人公にブレンダン・フレイザーが扮した本作では、最新のSFXを駆使した様々な特殊映像が話題になりました。特に砂嵐が形を変えて人間を襲ったり、大量の昆虫が現れるシーンは圧巻です。大量の小さな虫が人を襲う様子は、虫嫌いにはトラウマになるかもしれません……。

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『フェノミナ』(1985年)

虫と交信できる少女を描いたイタリアンホラー

ホラー映画『フェノミナ』の舞台となるのは、スイスのチューリッヒ郊外にある寄宿舎学校。虫と交信できる少女を中心に巻き起こる、連続殺人事件を描いた異色作です。ヒロインには若きジェニファー・コネリーが扮しています。 美しい少女と昆虫の奇妙な交信もさることながら、殺人事件の被害者の頭部に発生した虫なども異様な気持ち悪さ。鬼才として知られるイタリア人監督ダリオ・アルジェント独特の映像世界が広がっています。そしてクライマックスのウジ虫のプールは、筆舌に尽くしがたいシーンと言えるでしょう。

『サンゲリア』(1980年)

腐乱した死体や衝撃シーン続出のゾンビ映画

『サンゲリア』は数多く製作されているゾンビ映画の中でも、傑作の一つと言われています。 カリブ海のある島で疫病が蔓延し、次々に人間が死亡。ところが死者が甦ってゾンビと化し、生きた人間を襲います。 眼球を突き刺すなどの生々しくショッキングなシーンが話題を呼んだ本作。そもそも、ウジ虫やミミズが大量に湧いたゾンビの姿そのものが壮絶で、しばらくは後を引くほどの恐ろしさです。

『ミミック』(1998年)

遺伝子操作によって誕生した怪物昆虫の恐怖

『ミミック』は『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017年)で知られるギレルモ・デル・トロが監督を務めた映画。 伝染病の原因であるゴキブリを退治するため、昆虫学者スーザンは遺伝子操作によって新種の昆虫を生み出します。実験は成功しますが、その3年後に奇妙な殺人事件が連続して発生。 調査に出たスーザンは、ニューヨークの地下で怪物と化した醜悪な昆虫を発見します。以前にスーザンが生み出した新種の昆虫は、アリとカマキリの遺伝子を融合させたものでした。それが進化し巨大化した姿は、まさにグロテスクの極致と言えるでしょう。

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『昆虫大戦争』(1968年)

大量の昆虫が人間を襲う日本発の特撮映画

『昆虫大戦争』は、川津祐介、新藤恵美らが出演し、映画『宇宙大怪獣ギララ』(1967年)の二本松嘉瑞が監督を務めたパニック特撮作品です。 日本の南海にある孤島に、米軍の軍用機が不時着。島にはおびただしい数の虫が生息しており、次々と人間を襲います。異常発生する昆虫たちの様相はひたすら不気味に、その裏で糸を引く細菌学者たちの陰謀が描かれる意欲作です。

『スターシップ・トゥルーパーズ』(1997年)

本作はロバート・A・ハインラインの小説『宇宙の戦士』を、『ロボコップ』(1988年)や『トータル・リコール』(1990年)で知られるポール・バーホーベンが映画化した作品です。 人類が「バグズ」と呼ばれる昆虫型エイリアンとの全面戦争に突入した未来が舞台。地球連邦分は生身で巨大なバグズたちに挑みます。 アリやバッタなど様々なバグズが登場し、中にはプラズマ弾を放つ種類も!人間たちがどのように対抗するのかも注目です。

『ザ・フライ』(1987年)

おぞましいハエと人間の合体

『ザ・フライ』は、映画『蝿男の恐怖』(1958年)のリメイク作品。主人公のセスを「インディペンデンス・デイ」シリーズのジェフ・ゴールドブラムが演じ、記者のベロニカにはジーナ・デイビスが扮しました。 科学者のセスは、自ら開発した物質融合装置の実験台となった結果、紛れ込んだハエと遺伝子が融合してしまいます。人間の姿から次第にハエの化け物へ変貌していく姿は、当時戦慄を巻き起こしました。

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『モスキート』(1995年)

巨大化した吸血蚊が人間を襲う!

本作は複雑なストーリーのない、モンスターがひたすら人間を襲う様を描いたB級パニック映画です。 たまたま宇宙人の血を吸ってしまった蚊が、2メートル大に巨大化し、群れを成して人間を襲います。大量の巨大蚊が自動車を追いかけ、捕えた人間の血を吸う姿は恐怖そのもの。血を吸われた人間が、あっという間に干からびてミイラ化していく様が恐ろしく、独特な映像で表現されています。

ciatr厳選!虫嫌いでも観られるアニメ虫ムービー

ここからはciatr編集部がおすすめする、虫嫌いでも観られるインセクト映画を紹介します。どれもかわいい(?)虫ばかりなので、安心してください。

『アントブリー』(2006年)

いじめていたアリたちとの友情

トム・ハンクスが製作を務めた、3Dアニメーション映画『アントブリー』。 主人公の少年ルーカスはいじめられていたものの仕返しもできず、アリをいじめて鬱憤を晴らしていました。これに怒ったアリの魔術師ゾックによって、ルーカスはアリサイズにまで小さくなってしまいます! アリたちとの不思議な共同生活が始まり、仲間との友情や勇気を学んでいくルーカス。しかしそんな虫たちとの生活に危機が迫るのでした。 本作は美しいアニメーションと、飽きさせないストーリーが魅力となっています。

『バグズ・ライフ』(1999年)

力をあわせてバッタをやっつけろ!

本作は『トイ・ストーリー』(1996年)に続く、ピクサーの長編アニメーション作品。 虫の世界のアント・ランドでは、凶暴なバッタたちによってアリたちが重労働を強いられていました。ある日、発明好きのフリックのミスのせいで、アリたちはバッタへ納める食料を失ってしまいます。 バッタたちをやっつけるために、用心棒探しの旅に出るフリック。仲間たちと力を合わせてバッタに立ち向かう姿には、勇気をもらえること間違いなしです。

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『アンツ』(1998年)

働きアリと王女の身分違いの恋

本作は『シュレック』(2001年)や『ボス・ベイビー』(2018年)で知られる、ドリームワークス初の長編アニメーション映画です。 偶然知り合った王女バーラに恋をした働きアリのZ。彼は兵士アリの友人と入れ替わることで、王女との再会を試みます。しかし誤って戦いに駆り出されてしまった上、味方が全滅する中で、唯一Zだけが生き残るのでした。 Zとバーラの身分違いの恋はどうなってしまうのか、表情豊かなアリたちとあわせて注目です。

『借りぐらしのアリエッティ』(2010年)

虫はともだち、こわくないよ

人間に見られてはいけないという掟の下で暮らす小人たちを描いた、スタジオジブリ製作の映画『借りぐらしのアリエッティ』。 本作が初監督となった米林宏昌によって、小人のアリエッティと人間の少年・翔の交流が描かれました。 その中でアリエッティは、同じくらいのサイズの虫たちと友達のように接しています。アニメらしくデフォルメされた姿は、虫嫌いな人の目にも可愛らしく映るのではないでしょうか。

『風の谷のナウシカ』(1984年)

王蟲たちも慣れるとかわいいかも……?

宮崎駿が監督を務めた『風の谷のナウシカ』は、荒廃した世界を舞台にした物語。 その世界では“腐海(ふかい)”と呼ばれる菌に覆われた森が広がっており、そこには“蟲(むし)”という生物が生息しています。中でも“王蟲(おうむ)”と呼ばれる巨大な幼虫のような蟲は、ストーリーにおいても重要な役割を果たす存在です。 一見怖くも見えますが、王蟲は心を持っており、人間と対話することもできます。そんな感情豊かな一面を踏まえれば、彼ら(?)のことも愛おしく思えてくる、かもしれません。

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ホラーからかわいいアニメまで、虫映画には意外な名作が隠れていた

この記事では虫の恐怖に思わずぞわぞわしてしまうような作品から、かわいい虫のアニメ映画まで紹介しました。 大量の虫や巨大な虫は身近な存在だからこそ、想像できてしまうリアルな恐怖を感じさせます。しかしひとたびデフォルメされれば、小さな体で頑張る姿が愛らしく映りますね。 描かれ方で印象が180度変わる虫映画、その奥深さをぜひ味わってみてください。