映画「インディ・ジョーンズ」シリーズ5作の観る順番とあらすじは？時系列・公開順をチェックして最新作に備えよう

世界的に愛されるアドベンチャー映画「インディ・ジョーンズ」シリーズ。 『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981年)からはじまり、2023年にはシリーズ5作目となる映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』も公開。 この記事では「インディ・ジョーンズ」シリーズのオススメの観る順番や、全作のあらすじなどを徹底紹介！最新作の前に本シリーズを総復習しましょう！

映画「インディ・ジョーンズ」シリーズは「失われたアーク」→「魔宮の伝説」→「最後の聖戦」→「クリスタル・スカルの王国」→「運命のダイヤル」の順番に公開されています。 本シリーズの公開順は、時系列順と異なるので注意！今から全シリーズを観たいのであれば、次に解説する時系列順に鑑賞することをおすすめします。

時系列順にすると公開2作目「魔宮の伝説」→1作目「失われたアーク」→3作目「最後の聖戦」→4作目「クリスタル・スカルの王国」→5作目「運命のダイヤル」となります。 2作目「魔宮の伝説」以外は舞台の設定当時の国際情勢を反映した敵となっているため、時系列順に観ると理解が深まるでしょう。 しかし各作品はそれぞれで完結しており、とくに重要な伏線もないので公開順や気になる作品から観ても問題ありません。

「インディ・ジョーンズ」シリーズはその名の通り、考古学者であるインディ・ジョーンズの冒険を描いた映画シリーズです。 迫力満点のアクションやスリルに溢れた展開で高評価を得るシリーズですが、特に1作目の『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』は未だに映画ファンのあいだで語り継がれる、アドベンチャー映画界の金字塔として君臨しています。 大手映画レビューサイトでは各作品の評価は以下のようになっています。

プリンストン大学の考古学教授で、冒険家・トレジャーハンターとしても知られるインディ・ジョーンズ。彼はある日、アメリカ政府からナチス・ドイツが十戒の破片が収められたアーク(聖櫃)の発掘に着手したと知らされ、なんとしてもナチスよりも先にアークを手にいれるよう依頼されます。 アークのありかを示すラーの杖飾りが恩師であるレイブンウッド教授の元にあると知ったインディは、彼に会うためヒマラヤ山脈の奥地にある酒場を訪ねました。しかし教授はすでに他界。彼の娘でかつての恋人マリオンに、インディは冷たく追い払われてしまいます。 その直後、杖飾りを奪いにやってきたナチスの一団に酒場が襲撃されますが、マリオンは戻ってきたインディに救われ、杖飾りも守ることができました。格闘のすえに酒場は焼け落ちてしまい、インディはマリオンとともにアークを探す冒険に出ることになります。

息をもつかせぬ展開で大ヒットとなったシリーズ1作目。インディ・ジョーンズといえば！でお馴染みの巨大な岩に追いかけられるシーンは、この作品で観ることができます。 音楽を担当したジョン・ウィリアムズは、『未知との遭遇』(1978年)に続きスピルバーグとタッグを組み、印象的なテーマ曲「レイダース・マーチ」を生み出しました。観る者の冒険心をくすぐる楽曲として、映画史に残る名曲となっています。 本作は第54回アカデミー賞にて、視覚効果賞、編集賞、美術賞、音響賞を獲得しました。

1935年、考古学者でトレジャーハンターのインディ・ジョーンズは、上海のマフィアとの交渉が決裂しトラブルになってしまいます。インディはクラブシンガーのウィリー、相棒のショート・ラウンドとともに飛行機に逃げ込みましたが、飛行機は墜落。彼らはインドの小さな村にたどりつきます。 聞けば、その村には「シヴァ・リンガ(サンカラ・ストーン)」という秘石を祀ってありましたが、邪教集団に石を奪われ、子供たちも連れ去られてしまったとか。 村の老人から秘石と子供たちを取り戻すよう頼まれたインディたちは、邪教集団の根城であるパンコット宮殿に向かいます。

シリーズ2作目となった本作は、1作目と同じくアクションシーンなどの見所満載です。そのなかでも、トロッコが暴走するシーンには特に注目！のちに多くの映画やゲーム、バラエティ番組などで引用されることになります。 スリリングな特撮はILM(インダストリアル・ライト&マジック)社が手がけ、第57回アカデミー賞では視覚効果賞を受賞しました。 ウィリーに扮したケイト・キャプショーは、スピルバーグ監督と1991年に結婚しています。

1938年、冒険家兼考古学者であるインディ・ジョーンズのもとに、大富豪ドノヴァンから連絡が入ります。ドノヴァンはイエス・キリストの聖杯を手にいれるため調査隊を派遣していましたが、手がかりは発見したものの隊長が行方不明になってしまったというのです。 そこで、インディに彼と聖杯を探して欲しいと依頼していきました。インディは協力を渋りますが、行方不明になった隊長というのが自分の父ヘンリー・ジョーンズであるとわかり、仕方なく依頼を受けることにします。 インディの上司であるマーカス副学部長は、ドノヴァンが所有する博物館の館長で父の旧友でもあったので、インディは彼とともに父が消息を絶ったヴェネチアに向かいました。

本作の見所はなんといっても、ショーン・コネリー演じるインディの父、ヘンリー・ジョーンズのとぼけた存在感です。1作目に登場したインディの友人サラーの再登場も、ファンにはうれしい驚きでした。 また少年時代のインディを『スタンド・バイ・ミー』(1987年)などで知られる故リバー・フェニックスが演じ、彼の代表作のひとつになりました。名前の由来やトレードマークの帽子の謎などインディ自身の過去が明かされており、冒険以外の見所も盛りだくさんです！

前作の冒険から19年が経った1957年。インディ・ジョーンズは、元MI6局員で相棒のジョージ・マクヘイルとともにソ連の女スパイ、スパルコに囚われてしまいます。 スパルコからアメリカの軍事施設の地下倉庫で、1947年のロズウェル事件でアメリカ軍が手に入れた「強い磁気を発する長方形の箱」を探すよう強要されたインディたち。 しかし彼らが発見したのは強い磁気を発する謎のミイラでした。 なんとか敵のもとから脱出したインディでしたが、ソ連のスパイ容疑をかけられ職を追われてしまいます。やむなくイギリスに向かおうとした矢先、マットと名乗る青年と出会ったインディ。マットは自分の母とインディの友人であるオクスリー教授を救うため、彼を探していたのでした。

前作から19年ぶりとなった本作では、1作目のヒロイン、マリオンの再登場やインディの息子の存在など冒険の中にそれぞれの人生や人間模様が描かれました。息子役を演じたのは、「トランスフォーマー」シリーズなどのシャイア・ラブーフです。 スピルバーグお得意の宇宙人要素を描いたシリーズとしては異色の展開、どんでん返しのラストや陰影デザインが見事な映像にも注目！ 全世界興行収入はシリーズ最高の7.8億ドルを記録した一方、第29回ラジー賞で最低リメイク及び続編賞に選出されるなど、賛否両論を呼ぶ結果となりました。

本作は1969年、ロシアと激しい宇宙開発競争を繰り広げていたアメリカが舞台です。敵には元ナチスのNASAエンジニア、ヴォラーが登場。これまで考古学者としていにしえの秘宝を求めて来たインディの活躍は、ついに宇宙にまで届くのかもしれません。 タイトルにも「運命のダイヤル」とある通り、本作では近代的な要素を取り入れた、これまでのシリーズとはひと味違う冒険が描かれるのではないでしょうか。

本作はハリソン・フォードが「自らが演じる最後のインディ・ジョーンズ」と明言した作品です。予告編では巨大な岩石が迫るシーンや華麗な鞭さばきなど、シリーズの名シーンを彷彿とさせる場面が多数登場。 本作はシリーズの集大成的作品として、ファンにはたまらないオマージュが多く現れそうです。

2023年には待望の最新作が公開される「インディ・ジョーンズ」シリーズ。作品ごとに明確な舞台設定があるため、観るのは時系列順がオススメ！ 最新作はハリソン・フォード最後の出演とも言われています。万全の態勢で楽しむためにも過去作を是非見返してみましょう！