【2023年版】動物映画おすすめ20選!かわいいアニメ映画から実写パニックムービーまで
愛らしい動物たちを題材にした映画は多く、種族を超えた友人として扱われることも少なくありません。そこでは様々な動物たちが登場しており、時に人間以上に個性豊かな姿が描かれます。 そこでこの記事では、動物映画を系統別に20作品紹介。ほのぼの癒され楽しめる、人との絆に泣ける、ときにびっくりさせられる(!)さまざまな動物を観ていきましょう。
キッズにもおすすめな動物映画5選
まずは動物が愉快で楽しい映画を5作品紹介。アニメもあるのでキッズにもおすすめですが、大人になって観ても面白い名作を集めました!
1.『ドクター・ドリトル』
エディー・マーフィーが動物と話せる獣医を好演
動物と会話をする特殊な能力を持つ獣医ジョン・ドリトルと動物たちとのテンポの良い掛け合いが楽しい映画『ドクター・ドリトル』。1998年に公開され大ヒット映画となり、2001年には続編の『ドクター・ドリトル2』が公開されています。 そして2020年にはロバート・ダウニーJr.主演で、新たな『ドクター・ドリトル』も公開。 主人公のジョン・ドリトルをエディー・マーフィー、妻のアーチャー・ドリトルをオジー・ディヴィス、ドクター・マーク・ウェラーをオリヴァー・プラット、ドクター・ジーン・レイスをリチャード・シフが演じています。 幼少のころは動物と話すことができたジョン・ドリトルですが、愛犬と引き離されてしまったことが原因でその能力を失ってしまいます。ところがある日、病院からの帰り道で轢いてしまった犬の言葉が聞こえてきたのです。 かつての能力を取り戻したドリトルと動物たちが繰り広げる、ユーモラスな会話が楽しいコメディ作品となっています。
2.『レミーのおいしいレストラン』
ネズミがレストランのシェフに?
2007年に公開されたアニメ映画『レミーのおいしいレストラン』は、天才シェフに憧れるネズミのレミーと、ちょっと頼りない見習いシェフのリングイニが協力をして、パリ一番の料理人を目指す物語です。 レミーの腕前は確かなもので、リングイニの頭に乗って徹底的に料理の指導をします。2人で作ったメニューはどれも好評で、辛口の批評家をもうならせ、最終的には2人で新しいお店をオープンさせるまでになります。 ネズミのレミーと人間のリングイニの素晴らしいコンビネーションに感心させられる名作。シェフ見習いであるリングイニがネズミのレミーに指導を受けているシーンはコミカルでもあり、感動的でもあります。 ネズミのレミーはパットン・オズワルト、見習いシェフのリングイニはルー・ロマーノが声優を務めています。
3.『ズートピア』
肉食動物に負けない!ウサギ警官の大冒険
『ズートピア』はウサギの警察官とキツネの詐欺師の奇妙な絆を描いた物語です。 田舎町で生まれだウサギのジュディは、幼い頃から警察官になることを夢見ていました。しかし弱いウサギが警察官になることに周りは否定的。それでも警察学校を主席で卒業し、無事夢を叶えました。 しかし同僚は肉食動物ばかりで、ジュディに回ってくる仕事は駐車違反の取り締まりだけ。とうとうジュディは大見得を切って、クビと引き換えに超難題の仕事をゲットします。 詐欺師のニックを脱税の容疑で脅して巻き込み、2人で巨大な陰謀に立ち向かっていくのでした。 ファンキーな動物だらけの世界ながら、偏見や差別と戦う姿を社会的に描いている点が大人にも面白い作品です。自分の限界を決めつけず、夢に向かって突き進むジュディに勇気をもらえます!
4.『パディントン』
クマのパディントンは赤い帽子がトレードマーク
2014年に公開された『パディントン』には、人の言葉を話す可愛らしいクマの“パディントン”が登場します。声を演じたのは、「007」シリーズのQ役で知られるベン・ウィショーです。 真っ赤な防止を被ったクマがペルーのジャングルの奥地からイギリスのロンドンへとやってきます。パディントン駅で途方に暮れていたところ、たまたま通りがかった親切なブラウン一家が彼を駅にちなんで“パディントン”と名付けました。 屋根裏に間借りさせてもらうことになったパディントンは家探しを始めますが、都会の暮らしはドタバタの連続で――。 パディントンの動きがとにかく愛らしく、家族の団結力や彼らの優しさは、観ていて応援したくなりますよ。
5.「スチュアート・リトル」シリーズ
ネズミが家族の一員に?
言葉を話せる白いネズミ、スチュアートのリトル家の一員としての奮闘を描いたコメディ映画『スチュアート・リトル』。1999年に公開され、続編である『スチュアート・リトル2』は2002年に公開されました。 リトル一家は、リトル夫妻と一人息子のジョージと暮らす3人家族。ジョージが弟を欲しがっていることを気にかけていた夫妻は、児童養護施設を訪ねます。そこで出会った人の言葉を話し、服を着た不思議なネズミ、スチュアートに惹かれ、ジョージの弟としてリトル家に迎えることを決めました。 最初はネズミのスチュアートを弟とは認めることができないジョージですが、徐々に2人は心を通い合わせ、本当の兄弟のように固い絆を気づいていきます。 スチュアートの声優をマイケル・J・フォックスが務めたことでも話題になりました。リトル一家は、ジョージ・リトルをジョナサン・リプニッキ、ミスター・リトルをヒュー・ローリー、ミセス・リトルをジーナ・デイビスが演じました。 ネズミと人間両方の表情筋を参考に作られたというスチュアートのCGはリアルで、それでいてとても愛らしく表現されています。優しいスチュアートと家族の交流に心温まること間違いなしなので、家族と観るのにピッタリですよ。
ワクワクが止まらない冒険映画5選
続いて壮大な世界での冒険を楽しめるアドベンチャーものの動物映画を5作品紹介します。最後には思わずほろりと涙がこぼれるかも……。
1.『ターザン』
ディズニーが描くターザンと人間の絆
1999年に公開されたディズニーアニメ『ターザン』も、人間と動物の交流がとても感動的な作品です。 主人公は幼いころに凶暴な豹のサボーに両親を殺され、雌ゴリラのカーラに育てられた人間の子供。カーラからターザンと名付けられ、愛情をたっぷりと与えられたくましく成長します。 やがて大人になったターザンは、ジャングルの中で人間の女性ジェーンと出会い、恋に落ちます。人間の母親以上に深い愛情をターザンに与えるカーラをはじめ、強く優しいジャングルの動物たちと、ターザンの掛け合いはこの映画の大きな見どころの1つです。 ターザン役を務める声優はトニー・ゴールドウインで、雌ゴリラのカーラはグレン・クローズ、人間の女性ジェーンはミニー・ドライヴァーが演じています。
2.『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』
「ナルニア国物語」シリーズの第1弾
魔女に支配されている不思議な世界、ナルニア国に足を踏み入れた4人の兄妹たちの冒険を描くファンタジー『ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女』。 ナルニア国はすべての動物たちが人間の言葉を話すことができ、神話の世界の生き物や妖精も登場するとても神秘的な世界。魔女の支配からナルニア国を救うため奮闘する兄妹に思わず共感してしまう、壮大なスケール感で描かれる名作ファンタジーです。 長男ピーターをウイリアム・モーズリー、長女スーザンをアナ・ポップルウェル、次男エドマンドをスキャンダー・ケインズ、次女ルーシー役をジョージー・ヘンリーがそれぞれ務めています。 本作では、壮大なナルニアの世界には、タンスを開くことで訪れることができました。綺麗な世界に憧れて、真似する子供たちも多くいたとか。まだ見ぬ冒険にわくわくしたいあなたにオススメです。
3.『ジャングル・ブック』
主人公の少年以外は全てCG!
『ジャングル・ブック』は同名ディズニーアニメの実写映画で、ジャングルで黒豹に育てられた少年モーグリの成長を描いた作品です。 人間以上に深い愛情と優しさを見せるジャングルの動物たちの声は、ベン・キングズレー、ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソンなどの豪華俳優陣が担当しています。 幼いころにジャングルに置き去りにされていたモーグリは、心優しい黒豹のバギーらに育てられます。愛情豊かに育てられたモーグリは優しくたくましい少年へと成長し、ジャングルの仲間たちと幸せに暮らしていましたが、平和な日々を乱す強敵であるトラのシア・カーンが戻ってきてしまいます。 モーグリを深い愛情で育てる黒豹を始め、ジャングルの仲間たちと人間の少年モーグリとの交流は、観る者の心に深く力強い感動を与えてくれます。モーグリの運命と未来から目が離せなくなる一作です。
4.『ライオン・キング』
サバンナの王座を巡った物語
ディズニーの名作アニメ『ライオン・キング』を全編CGでリメイクした本作。日本では“超実写版”と銘打たれました。『アイアンマン』などのジョン・ファヴローが監督を務め、ラッパーのチャイルディッシュ・ガンビーノとしても知られるドナルド・グローヴァ―がシンバの声を演じました。 アフリカのサバンナに王として君臨するムファサの元に、息子のシンバが生まれます。多くの動物たちが従う中、ムファサの弟のスカーだけはシンバのことを快く思っていませんでした。 雄大なアフリカの大地がCGで美しく表現されており、実写を超えたリアルさを味わうことができます。
5.『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(2016年)
トランクの中には魔法生物たちの世界が……!
「ハリー・ポッター」シリーズのスピンオフとしても名高い「ファンタスティック・ビースト」シリーズ。動物と括って良いのかわかりませんが、この作品に出てくる魔法生物たちもとても愛らしいんです! 主人公ニュートはイギリスの魔法生物学者。彼のトランクの中には、たくさんの魔法生物が住んでいる美しい空間が広がっています。しかしあるときトランクの中から、魔法生物がたくさん逃げ出してしまいました。 シリーズ後半は暗い回もありますが、1作目の本作は不思議な動物たちを探すドタバタ劇が楽しい作品です。レトロなニューヨークの街並みで、愛らしい動物たちをニュートたちと一緒に探しましょう!
ボロボロ泣ける!犬猫との感動の絆4選
飼ったことがある人が多い犬と猫。経験がある人は泣かずにはいられない、感動の犬猫ムービーを集めました。
1.『ハチ公物語』
忠犬ハチ公の感動作
1987年に公開された映画『ハチ公物語』は、忠犬ハチ公として知られる、秋田犬のハチの生涯を描いた作品です。日本を代表する名優である、仲代達也が飼い主を演じています。 大学教授の上野秀次郎は娘の懇願で、知人から秋田犬の赤ん坊を譲り受けました。しかし娘はすぐに家を出てしまい、教授が面倒を見ることに。ハチと名付けられて自由に育ち、やがて教授を渋谷駅まで送るのがハチの日課となっていました。街の人々に温かく見守られていたハチでしたが、ある日教授が帰らぬ人となり――。 実話に脚色を加えて描かれた本作は、よりドラマチックで感動的なストーリーとなっています。健気に主人を待ち続けるハチの姿には、涙が誘われること間違いなしです。
2.『僕のワンダフル・ライフ』
主人のために転生を繰り返す犬
2017年公開の『僕のワンダフル・ライフ』では、犬と飼い主の最高にハートフルな物語が描かれました。飼い主に何度も生まれ変わる犬の心の声を、「アナと雪の女王」シリーズのオラフ役で知られるジョシュ・ギャッドが演じています。 一度目は生後数カ月で殺処分されたため、「なんのために生まれてきたのか」という疑問が生まれました。そして転生した後にベイリーと名付けられ、少年のイーサンたち家族に育てられます。イーサンと幸せに暮らしていましたが、父が家を出て、イーサンも荒んでいき、その後ベイリーも息を引き取りました。 イーサンともう一度出会うために、ベイリーは何度も違う犬種に転生し、いろいろな飼い主の元へと転生を繰り返す旅に出ます。50年で3度転生したベイリーは、ついにイーサンの元へ。しかし当然気づいてはもらえません。果たしてもう一度「ベイリー」と呼んでもらうことはできるのでしょうか。 犬好き、動物好きであれば、飼い主を思う姿に泣かないはずがないと言えるでしょう。続編、『僕のワンダフル・ジャーニー』(2019年)も併せておすすめです。
3.『犬と私の10の約束』(2008年)
私は十年くらいしか生きられません だから一緒にいる時間を大切にしようね
『犬と私の10の約束』は、作者不詳のまま世界に広く伝わっている英文の詩「犬の十戒」をモチーフにした感動映画です。 主人公のあかりの家に、あるとき愛らしい子犬がやってきます。そしてあかりはその犬をソックスと名づけ、「10の約束」を交わしました。ソックスは母が病で亡くなったあかりを、ずっとそばで慰めてくれます。 しかしその後あかりは、引っ越しを機にソックスを友達に託しました。それはソックスとの約束を破る行為でした。しかしソックスはずっと、あかりのことを思い続けていたのです。 犬がそばにいてくれることのありがたさと、命を飼うということの責任感を痛感させてくれる映画。ベタなストーリーですが、犬好きなら泣かずにはいられません。
4.『旅猫リポート』(2018年)
愛する猫の新しい飼い主を探す旅
ここまで犬映画ばかり紹介してきましたが、猫派のみなさんお待たせしました!猫系の感動映画です。 主人公はあるとき捨て猫をひろい、愛情を注いで育ててきました。しかしあるとき、なぜか突然猫をもう飼えないと言い出すのです。そして2人(1人と1匹)は、次の飼い主を探す旅に出るのでした。 猫の声を高畑充希が演じており、猫目線で飼い主の優しさを感じられる温かい映画です。
怖すぎ注意!?動物パニック映画6選
人間ではない生き物が出てくる映画には、迫力満点のパニックムービーも!自然や動物には畏敬の念を払いましょうね。
1.『猿の惑星:創世記』
長きにわたって愛される「猿の惑星」シリーズ。リブートされた3部作の第一作目『猿の惑星:創世記』では、薬によって飛躍的な知能を得たシーザーが生まれます。最初は人間と共に暮らしていましたが、次第に人間は彼を恐れるようになり、突き放された彼もまた人間へ反乱。 薬を使い、恐怖の類人猿パニックを引き起こしました。街に解き放たれるゴリラやチンパンジーの姿には、恐ろしさを感じます。
2.『ジュラシック・パーク』
近年では「ジュラシック・ワールド」と名を変えて続く人気シリーズの第1作。『E.T.』などで知られるスティーヴン・スピルバーグが監督を務めました。 化石のDNAから現代に蘇った恐竜たちが放し飼いにされているテーマパークで恐竜たちが制御不能になり、予測不能のパニックに陥ります。太古の恐竜が現代に蘇るとこうなるのか、というリアルさが体感できる一作です。
3.『ジョーズ』
『ジョーズ』はホオジロザメの恐怖を描き、スティーヴン・スピルバーグの名を世に知らしめた伝説的な作品です。 アメリカの東海岸に位置する田舎の村では、巨大な人食い鮫による被害が多発し、事態はやがて人と鮫の闘いへと発展します。有名なBGMと共にアイコニックなキャラクターとなったジョーズ。今でも後を追うように多くの鮫映画が作られています。
4.『アナコンダ』
南米アマゾンの奥地を訪れた撮影隊は、期せずして巨大な蛇の恐怖と出会うこととなります。生物を模したロボットを用いたアニマトロニクスの技術とCGの技術が融合し、リアルな人食い蛇が誕生したのです。 じわじわと迫る蛇の脅威が恐ろしく、その一方で人間ドラマも描かれました。本作が人気を博したことで、以降もシリーズが製作されました。
5.『鳥』
スリラー映画の巨匠として知られるアルフレッド・ヒッチコックが監督を務めたパニック映画。ヒッチコック映画のご多分に漏れず、緻密に練られたストーリーも魅力となっています。 ある村で人が鳥に襲われ始め、死者まで出る事態に。理由もなく無数の鳥たちに襲われる様は恐怖でしかなく、ヒッチコックによって演出されたパニックが堪能できます。
6.『ブラックシープ』
ニュージーランドの田舎町を舞台に、殺人羊が引き起こすパニックホラー。牧場で生まれ育ったヘンリーはある出来事をきっかけに羊恐怖症となり、実家を離れていました。しかし実家療養を勧められたヘンリーは、久方ぶりに帰郷することに。 そこでは兄のアンガスが遺伝子操作実験を行っており、突然変異によって1匹の狂暴な子羊が生まれるのでした。そしてその羊に噛まれると、同じように狂暴になってしまい――。 動物をモチーフにしたホラーの題材としては珍しい羊ですが、暴れ出した羊たちが大量に迫りくる様は圧巻です。
動物の数だけ映画がある?動物映画の可能性は計り知れない
この記事ではいろいろな動物が登場する映画を紹介しました。可愛らしい動物が繰り広げるほのぼのコメディや壮大な冒険、さらには恐怖の映画まで色とりどりのラインナップ。 それぞれ多種多様な動物が登場しており、動物全てが違った魅力を放っていました。あなたのお気に入りの動物は見つかりましたか?