タップできる目次
- 『サバイバルファミリー』が2017年2月11日に公開!ヒットメイカー矢口史靖の異色作??
- 『サバイバルファミリー』のあらすじ
- 個性的な主要登場人物とキャストは??
- 彼らの子供たちとそのキャストは??
- サバイバルで出会う人物
- 監督・矢口史靖書き下ろし小説『サバイバルファミリー』が発売!
- 撮影現場も舞台挨拶も過酷なサバイバル!?
- 映画公式ガイド『サバイバルファミリー』の歩き方が発売されました!
- 主題歌はSHANTIが歌う『Hard Times Come Again No More』
- 映画『サバイバルファミリー』の監督は『ウォーターボーイズ』を撮ったヒットメーカー!
- 『サバイバルファミリー』を鑑賞した人たちの感想は?【ネタバレ注意】
『サバイバルファミリー』が2017年2月11日に公開!ヒットメイカー矢口史靖の異色作??
『ウォーターボーイズ』【2001年】や『スウィング・ガールズ』【2004】などの監督・脚本を手がけ、コミカルかつ情熱的な作風でヒットを連発する矢口史靖。日本全国から熱い注目を注がれる才人の新作が、2017年に劇場公開されることが決定しました!
『サバイバルファミリー』というタイトルの本作は、突然電気が止まってしまった日本を舞台に、ごく普通のある"家族"が生き抜く様をユーモアたっぷりに描いています。
本作について矢口監督が語るところによると、
「ようやく新作ができました!今まで僕が作ってきた作品とは、かなり違います。もしある日突然『電気』がなくなってしまったら、現代人は生きていけるのか?という、異色かつハード!笑っているだけでは済まされない映画になりました」
とのこと。
そんな気になりすぎる本作のあらすじとキャストを追ってみましょう。
『サバイバルファミリー』のあらすじ
どこにでもいるごく普通の家族として何気ない日常を送っていた鈴木家。彼らも現代人の例に漏れず、パソコン、スマホ、自動車に電車など、電気の恩恵を享受しています。
しかしある日、目をさますと全ての電化製品が使えないことが発覚__。ただの停電、すぐ復旧するとタカをくくっていましたが、何日経っても一向に電気が使えるようになりません。
あまりに不便な生活に途方に暮れていた鈴木家でしたが、亭主関白な父・義之(小日向文世)の決断により、一家で"停止した街"東京からの脱出を試みることになります。
個性的な主要登場人物とキャストは??
父・鈴木義之/小日向文世
主人公・鈴木義之は鈴木家を支える大黒柱。亭主関白な鈴木家では彼の発言が全て、彼の一言からサバイバル生活を始めることとなります。しかし!彼はなんと口先ばかりで何もできないダメな父親でした...。
この危機的状況で家族を救えるのか?彼の手腕が問われます。
鈴木家の亭主関白な父親・義之を演じるのは、近年テレビ、映画問わず活躍の目覚ましい小日向文世。
『アウトレイジ』シリーズでの悪徳刑事役、映画化もされた大ヒットドラマ『HERO』での気の小さい検事役など、柔和な表情の中にも癖の強さを漂わせる、ちょっと嫌〜な中年をやらせたら天下一品の俳優です。
矢口監督作品には『スウィングガールズ』【2004年】での出演経験がある小日向は、本作での監督との過酷な撮影を清々しく振り返り
「主演のオファーを受けた時、嬉しい反面、『本当に自分でいいんですか!?』と思った久々の矢口組。妥協しない矢口監督が頼もしくもあり、時々憎たらしくもあり……豚を追いかけ回していたら振り落とされてあばらを強打したり、12月目前の川の中で泳がされたり、突然素っ裸になれと言われたり……が、とても楽しい現場でした!」
とコメントを残しています。
母・光恵/深津絵里
専業主婦として、旦那の義之を支えていましたが電気や水道が止まってしまいサバイバル生活余儀なくされます。家庭では亭主関白ということで旦那を立てながら生活しており、今回のサバイバルでは主婦の知恵を役立てながら家族を守っていきます。
義家の妻にして二児の母親である光恵役に抜擢されたのは深津絵里です。『踊る大捜査線』シリーズの"すみれ"役で国民的な女優である彼女は、三谷幸喜作品の常連でもあります。ユーモアのある本作にはピッタリな配役ではないでしょうか??
矢口監督の描く鈴木家について深津は次のように語っています。
「監督は常にリアルっぽい簡単なことなど求めてはいないのです。父、母、息子、娘、矢口監督が描く欲深い家族の物語です。もしかしたら、いざという時に役に立つ映画かもしれません。どうぞお見逃しなく!!」
彼らの子供たちとそのキャストは??
息子・鈴木賢司/泉澤祐希
賢司は鈴木家の無口な長男です。常にヘッドホンを耳にあて、音楽を聞いています。そんな彼が、電気のない世界でどのように家族を支えながら自給自足していくのか、頼もしい姿も見れるかもしれません。
鈴木家の長男を演じるのは泉澤祐希。泉澤は2014年にNHKのスペシャルドラマ『東京が戦場になった日』での年少消防員・高木役で鮮烈なドラマ主演を果たした俳優です。
『過ぐる日のやまねこ』【2014年】に主演するなど、今グイグイとその存在感を増している若手俳優の一人です。
矢口監督作品には本作が初出演の泉澤は自身の起用への喜びを露わにコメントを残しています。
「監督の作品のファンだったので、今回参加することができ、本当に嬉しかったです! また、小日向さん、深津さんと家族を演じさせて頂きました。撮影していないときも、すごく優しく接して頂いたので、家族の雰囲気が映像を通して伝わっていればと思います」
娘・鈴木結衣/葵わかな
鈴木家の長女・結衣は、スマホでLINEばかりやっている今時の10代女子。長く伸びたまつげは実はつけまつげ!学校ではおしゃれなグループに所属しており、外見への見た目やこだわりが強そうな彼女がネットの繋がらない、メイクも満足にできない世界でどうなっちゃうのでしょうか。
娘の結衣役には、過去にアイドルユニット「乙女新党」に所属していた1998年生まれの若手女優・葵わかなが大抜擢されました。
2009年にドラマデビューし、そらからはコンスタントにドラマ・映画の出演を重ねている葵。これといった代表作のない彼女にとって、『サバイバルファミリー』は大きなステップアップとなるかもしれません。
「溶け込めるかドキドキでしたが、監督はもちろん、小日向さん、深津さん、泉澤さんがとても優しく、クランクアップがさびしくなるくらいでした。4人の家族が作品の中でどう変わっていくのか観て欲しいです」
と、撮影での思い出を語っています。
サバイバルで出会う人物
その他にも鈴木家に絡んでくると予想されるアウトドア派でどこかイケ好かない斎藤家の面々を時任三郎、藤原紀香、大野拓朗、志尊淳が演じていることが発表されています。そして、柄本明、渡辺えり、宅麻伸、大地康雄らベテランもキャストに名を連ねています。
斎藤静子/藤原紀香
”アウトドアが趣味”という変わった斎藤一家の母で、イケてるのに少々癖のある役を藤原紀香が演じます。
ドラマや映画に多数出演し、最近では数々の舞台に主役として出演しており、その役に合ったリアルな演技が好評です。今回の役は、普段の役よりも少々癖のある難しい役ですが、藤原紀香の演技にも目が離せません。
斎藤敏夫/時任三郎
”アウトドアが趣味”という変わった斎藤一家の大黒柱で、少々癖のあるイケてるのに感じの悪い父親を時任三郎が演じます。
TBSで放送されたドラマ『ふぞろいの林檎たち』シリーズが大ヒットし、その後もドラマ『Dr.コトー診療所』シリーズ、映画『海猿』シリーズと数々の映画やドラマで重要な役を演じてきました。多くの出演作品で功績を上げ、何十年と経験を積んできた演技力に注目です。
斎藤涼介/大野拓朗
”アウトドアが趣味”という変わった斎藤一家の長男で、少々癖があり、イケてるのになにかと感じの悪さもある役を大野拓朗が演じます。
NHKの大河ドラマ『花燃ゆ』や『とと姉ちゃん』に出演し、現在大ブレイク中の俳優です。若手ながら演技力に高い評価を得ており、ルックスも完璧です。
斎藤翔平/志尊淳
”アウトドアが趣味”という変わった斎藤一家の次男で、家族と同様に、少々癖のあるイケてない役を志尊淳が演じます。
ドラマ『そして、誰もいなくなった』や、映画『疾風ロンド』など話題作に出演していました。現在も映画やドラマに引っ張りだこの、ブレイク間近と言われている若手俳優です。
高橋亮三/宅麻伸
鈴木一家の大黒柱である鈴木義之の同僚役で、リップクリームを肌身離さず持っているという変わった男性の高橋亮三役を宅麻伸が演じます。
古くはドラマ『抱きしめたい!'89』から、最新はドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズなど、現在でも第一線で活躍しています。真面目な役から、コミカルな演技まで幅広く、自由自在に演じる演技力に老若男女ともに定評があります。
古田富子/渡辺えり
お米屋さんを経営し、「ブランド物に価値はない!」と言い捨てる少々厳しさのある女性の古田富子役を渡辺えりが演じます。
NHKドラマで大ヒットした『おしん』に出演し、今もミステリーやサスペンスドラマ、バラエティ番組などあらゆる場面で欠かせない存在となっています。多数の作品に出演してきた経験を活かし、少々癖のある厳しい女経営者を演じます。
田中善一/大地康雄
養豚業を仕事とし、強面な印象をもつ男の田中善一を大地康雄が演じます。
映画『マルサの女』で代役として回ってきた役を見事に演じ、その演技を見た監督が大満足したほどの実力を持っています。他にも映画『武士の一分』や映画『じんじん』などにも出演し、日本アカデミー賞や毎日映画コンクールなど、映画作品に出演しては数々の作品で受賞している経歴と実力があります。
佐々木重臣/柄本明
鹿児島に一人で暮らす、鈴木一家の母親である鈴木光恵の父親役を柄本明が演じます。釣りが趣味ということで息子家族を食の面で支えてくれるのではないでしょうか?
いぶし銀俳優の中でも映画『悪人』や、映画『シン・ゴジラ』、映画『疾風ロンド』など数々の話題作に出演する俳優です。2011年には功績が評価され、天皇の名で授与される名誉ある賞の紫綬褒章を授与されました。現在もTBSドラマ『A LIFE〜愛しき人〜』に出演し、今も活躍する名俳優です。
監督・矢口史靖書き下ろし小説『サバイバルファミリー』が発売!
矢口史靖と言えば、デビュー以来ずっとかたくなにオリジナル脚本にこだわってきた映画監督の一人で、その個性的な作風は多くの人に支持され数多くのヒット作を生み出してきましが、そんな矢口自身の書下ろしによる小説版『サバイバルファミリー』が発売されました。
私たち現代人の生活において、もはや当たり前すぎるほどに必要不可欠となっている電気。そんな電気の存在が、思いもよらずある日突然消失してしまったら・・・。
想像すら及ばない不便で過酷な環境を強いられたとき、いったい私たちはどうやって生き延びることが出来るのでしょうか。現代の日本を舞台に繰り広げる家族は、まさにサバイバルファミリー!
矢口独特の作風が、映画とはまた一味違った魅力を感じさせてくれる小説版『サバイバルファミリー』。映画と合わせて楽しんでみるのもいいですね。
撮影現場も舞台挨拶も過酷なサバイバル!?
1月16日東京・イイノホールにて、「サバイバルファミリー」の完成披露舞台挨拶が行われ、キャストの小日向文世、深津絵里、泉澤祐希、葵わかな、さらに監督の矢口史靖が登壇しました。
イベントでは電気がない世界という作品の設定にもとづき、登壇者たちが人力発電でキャストたちの頭上の「サバイバルファミリー」という文字を点灯させる、というチャレンジを行いました。途中、小日向の担当部分だけ文字が点灯しないというトラブルに見舞われるも、すぐに修復され無事チャレンジは成功しました。
小日向はチャレンジの成功を喜びつつ「こんな疲れた舞台挨拶は初めてです……」と苦笑まじりにコメントしました。
映画公式ガイド『サバイバルファミリー』の歩き方が発売されました!
映画をより深く楽しむための映画公式ガイドが発売されました。矢口監督直筆の絵コンテとともにストーリーを解説したコーナーや、対談企画や、現代人がサバイバル状況で生き残るためのコラムまで盛りだくさんの内容となっています。
映画を見た後に、原作小説を読み、公式ガイドを読めば『サバイバルファミリー』をもっと理解できること間違いなし!
主題歌はSHANTIが歌う『Hard Times Come Again No More』
映画『サバイバルファミリー』の主題歌は若手シンガーソングライター・SHANTIがカバーしたスティーブンフォスターの『Hard Times Come Again No More』です。
スティーブンフォスターは「アメリカ音楽の父」と称される19世紀アメリカ音楽史に残る作曲家です。この『Hard Times Come Again No More』はもともとはプランテーションソングとして作曲されたものですが、今作では人々の営みを歌った歌として主題歌に選ばれました。
また、歌うのは若手シンガーソングライター・SHANTI。彼女は透き通った歌声とそのキュートなルックスから「ハイレゾ時代の歌姫」として人気急上昇中の歌手です。矢口監督の前作『WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常』で劇中歌を担当しており、その歌声に惹かれた監督が今作で主題歌に抜擢しました。
長男・賢司目線で描かれる『サバイバルボーイ』冒頭動画
長女・結衣目線で描かれる『サバイバルガール』冒頭動画
映画『サバイバルファミリー』の監督は『ウォーターボーイズ』を撮ったヒットメーカー!
本作を監督する矢口史靖(やぐちしのぶ)は、1993年に『裸足のピクニック』で劇場映画デビューした監督・脚本家。そして2001年の『ウォーターボーイズ』以降、数々の大ヒット作品を手がけ、常にエンタメ系映画にトップをひた走ってきた才人です。
『ウォーターボーイズ』以外の代表作に、『スウィングガールズ』【2004年】、『ハッピーフライト』【2008年】、『ロボジー』【2012年】など。
『サバイバルファミリー』は仙台、山口を中心に日本全国でロケを敢行し、セットは一切使わずに撮影が行われました。その移動距離は1万キロを突破したそうで、作品への本気ぶりが伝わってきます。本作は今までの作風とは一味違う異色作とのことで、新たな矢口ワールドに期待が膨らみますね。
『サバイバルファミリー』を鑑賞した人たちの感想は?【ネタバレ注意】
公開に先駆けて映画を鑑賞した人々からの感想が着々とネット上に集まってきています。さて、注目の今作はどのような感想が上がっているのでしょうか?
電気の消滅した世界で一家4人が東京を脱出し、自転車で鹿児島を目指すロードムービー。矢口監督らしいコミカルな演出で所々笑いは起きるものの、描かれているテーマは重い。多くの人が、自分なら生き延びられるか、家族を守れるだろうかと自問させられたのでは。赤ちゃんや年寄りがいる家庭ならなおさら。厳しい状況の中でそれぞれが次第に逞しくなり、家族の絆が深まる。その後鹿児島での生活も見てみたかった。流通と消費への依存から少しでも脱却したいと思いつつ、結局続けている自分にとって、強く確かな電気以前の生活は眩しく映った。引用:filmarks.com
完成披露試写会にて こんな家族って本当にありそうなんだけど、サバイバルな生活をして再生する話 サバイバル生活でボロボロになって、ある家庭に世話になってから家族が変わりだした。救われたのは奇跡みたいだけど、あるかもっても思った 非現実的だけど、起こりうるかも知れない。変わった世界観だったけど、勇気がリアルに出る 最初と最後の対比はよかった引用:eiga.com
やはり、今の生活がとても恵まれていると実感させてくれるそうです。懸命に過酷な状況ながらも家族みんなの力を合わせて生活していく姿は心に訴えられるものがありますね。また、全体的に高評価なレビューが多く、深津絵里の好演や家族の絆に皆さん感動したようです。
いや、映画なんだから設定が甘いのは仕方ない・・・・んですけど、あまりにもつっこみどころが多い。 ・治安がもっと悪いはず ・動かなくなった車が街中にもっと止まっているはず ・病院だとか電力が必要な場所の悲惨な光景が一切無い ・水族館の魚が電力なしでは数日も持たない ・動物園の動物はどうしたのか ・蒸気機関車になぜ無料で乗れるのか ・蒸気機関車が鹿児島までトンネルもあるし、軌道も違うのにどうしていけるのか ・蒸気機関車の制動距離が一切無視されている などなど、あげればキリがありません。 電力がなくなる・・・のに、劇中に明らかに亡くなったと分かるのは1名だけ。 ちょっと、優しすぎるサバイバルドラマです。引用:eiga.com
しかし、映画の世界ということもあって少々の矛盾点もあったようです・・・。実際に自分たちの世界で起こったらどうなってしまうのかと、考えさせてくれる『サバイバルファミリー』は2017年2月11日全国公開予定です。