2017年9月13日更新
三瓶由布子、少年役に定評のあった声優が美少年も!
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三瓶由布子のプロフィール
三瓶由布子(さんぺいゆうこ)は、1986年2月28日生まれで東京都出身の声優です。身長は156cm、血液型はB型。アクセルワンに所属しており、ぺーちゃんや三瓶ちゃんなど愛称が多く、本人は2003年に『ギャラクシーエンジェル』に出演した時に共演者の沢城みゆきにつけてもらった”ゆうゆう”を気に入っています。
2013年に一般男性と結婚し、2014年には第1子を出産した母親でもあります。
代表作には『交響詩篇エウレカセブン』のレントン・サーストン役、『団地ともお』の木下友夫役など少年役に定評のある声優です。
『だぁ!だぁ!だぁ!』で声優デビューした三瓶由布子
10歳で子役としてデビューした三瓶由布子。所属事務所の方針でアニメーションのオーディションも並行してうけるようになり、2000年に『だぁ!だぁ!だぁ!』に合格しアニメ声優デビューを果たします。
この作品は、川村美香原作で1998年から2002年までなかよしで連載された少女漫画です。アニメも2000年から2002年まで全78話放送された長編作。
仕事で家を空ける両親の都合で知り合いのお寺に預けられたヒロインとそのお寺に暮らす少年が、その日の夜に事故で地球にやってきてしまった宇宙人の赤ちゃんとの奇妙な同居生活と騒動を描いたコメディです。三瓶由布子は、ヒロインが暮らすお寺の少年で無口でぶっきらぼうだけどクラスの人気者の西遠寺彷徨(さいおんじかなた)役を演じています。
少年役で活躍した三瓶由布子の初期
三瓶由布子は『だぁ!だぁ!だぁ!』で主役を演じて以降、女性としては低音でハスキーな声を活かした少年役が多くなっていきます。2000年代初期の2001年から2005年頃までに出演した作品をいくつかご紹介します。
『ギャラクシーエンジェル』
この作品は、ブロッコリーというキャラクターグッズの開発・販売をしていた会社が発案し、漫画やゲームなどの様々なメディアで展開していったものです。アニメ版は、2001年から2004年まで1年毎に全4期まで放送された人気作。
古代文明が残した技術を回収するために結成された部隊が、関係ないことに巻き込まれながらも本来の任務を全うしていくスペースファンタジーです。
三瓶由布子は、第3期に登場した双子の兄弟の弟。誰にでもタメ口をきくが少年扱いされることを嫌うココモ・ペイローを演じました。
『スクールランブル』
この作品は、小林尽原作で2002年から2008年まで週刊少年マガジンで連載された長編作。
同級生に恋したヒロインとそのヒロインに恋した不良学生との恋を描いていたのですが、いつの間にか関係が変化していった作品で、様々な人間関係を描いた学園ラブコメとなっています。
三瓶由布子は、ヒロインの塚本天馬に恋する播磨拳児の弟、天馬の妹の八雲に恋するちょっと生意気な小学生の播磨修治(はりましゅうじ)を演じました。
『交響詩篇エウレカセブン』
この作品は、2005年から2006年に全50話放送されたSFロボットアニメで大人気を評し、2016年で放送が終わって10年経ってもゲームなどで取り上げられています。
英雄と呼ばれた父親から生まれた主人公が、平凡な世界に飽きている所に突如現れたロボットに乗った少女が現れます。そして主人公は少女に一目ぼれし、様々な出来事に巻き込まれながらも世界の運命を担っていくことに。
ロボットを題材としていますが、他の生命体との共存といった環境問題に追及した所も人気の1つです。
三瓶由布子は主役のレントン・サーストンを好演し、声優としての知名度をあげました。彼女の代表作といえるのではないでしょうか?
『桜蘭高校ホスト部』で女役に挑戦
『交響詩篇エウレカセブン』で少年役として不動の地位をきずいた三瓶由布子ですが、女性役も少なからず演じています。その中の一つが『桜蘭高校ホスト部』での出演です。
この作品は、葉鳥ビスコ原作の2002年から2010年までLaLaで連載された少女漫画です。2006年にアニメ化され、2011年には実写ドラマ化もされた人気作です。
男子と見間違えるような中世的な容姿を持った一般階級のヒロインが、上流階級ばかり集まる高校へ特待生として入学。その高校で繰り広げられる、”暇な美少年が女生徒をもてなす”をコンセプトとしたホスト部と呼ばれる部員たちとの人間関係を描いた学園漫画です。
三瓶由布子は、キングを自称するややナルシストな王子様の須王環をお気に入りにしている女生徒の夷川栞を演じました。
『Yes!プリキュア5』で初ヒロインを演じる!
2016年で13作になる『プリキュア』シリーズ。三瓶由布子は、2007年から2008年に放送された『Yes!プリキュア5』で主役の夢原のぞみ/キュアドリームを演じています。
元々は少年役で培った経験から、ボーイッシュな女の子の夏木りん/キュアルージュ役のオーディションに参加していましたが、後に声を担当することになる竹内順子の出番の時に掛け合いの相手として即興で演じることに。竹内に迷惑をかけないように自分の限界に近い高い声でその場を何とか演じ切り、その頑張る姿がスタッフの目に留まったことで主役に抜擢されました。
実は俳優としての経験も
三瓶由布子はもともと声優を志していたわけではなく、10歳の時に劇団若草の一つ若草セレクションに入団し舞台俳優として活動していました。しかし、事務所の意向で俳優業に並行して声優としても活動を続け、少年役などで名を知られていきます。
そんな中、慕っていた劇団の恩師がこの世を去り、俳優よりも声優活動が忙しくなったのをきっかけとして2007年5月頃に劇団若草を退団しています。一時フリーで活動していましたが、11月にぷろだくしょんバオバブに移籍します。
その後も地道に活動を続けていた彼女は、2010年に所属事務所ぷろだくしょんバオバブの公演『歓喜の歌』で久々に役者として舞台に立ちました。
声優として活動している現在でも、劇団若草時代から共に活動している声優・俳優と交流があり、特に後輩にあたる小清水亜美とは公私ともの仲で2009年12月から±ふぃに(ぷらふぃに)というユニットで活動しています。
アイマスでは三瓶由布子が女装美少年、秋月涼に
芸能事務所のプロデューサーとなり所属する女の子たちを一人前のアイドルに育成していくゲーム『アイドルマスター』(略してアイマス)シリーズ。2005年7月にアーケードゲームとしてスタートして大人気となり、アニメや小説や家庭用ゲームとして普及していきます。
三瓶由布子は、女装したアイドルの秋月涼を演じています。
秋月涼は、2009年9月17日に発売したニンテンドーDS用ソフト『THE IDOLM@STER Dearly Stars』(アイドルマスター ディアリースターズ)に登場するキャラクター。中世的な容姿のため男子から告白されている自分を変えるべく、従姉の手伝いでアイドルとして活動をしていきますが、社長の「女性アイドルとして頂点をとれば男性アイドルとして再デビューを考えてもいい」との言葉を真に受け女装アイドルとして活動せざるを得なくなった、というかわいそうな少年です。
新キャラクターとして発表された当初プロフィールなどから男の娘説が流れていましたが、実際にそうであることが明らかにされたことから人気になりました