2017年7月6日更新

アリス、不思議の国に迷い込む女の子についてのトリビア!

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不思議の国のアリス

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『不思議の国のアリス』の主人公アリス!

1951年公開のディズニー映画『不思議の国のアリス』の主人公アリスは時計を持ったウサギを追いかけるうちに大きな穴に落ち、不思議な世界へと迷い込んでゆくのでした。 今回はそんなディズニーの人気キャラクター“アリス”を徹底解剖します。

ディズニー版アリスが生まれる過程

アリスの英語に満足!?

『不思議の国のアリス』制作時ウォルト・ディズニーの頭の中にはアリスの声のプランが鮮明にあり、自ら声優に指導していたと言われています。そのプランとはイギリスの観客が満足できる程度にイギリス文学のタッチを残し、アメリカの観客を置いてけぼりにしない程度の英語だったそうです。 そんなウォルトの巧みな戦略により、本作はイギリスとアメリカの観客を共に満足させる名作となりました。

アリスのモデルは女優だった!

ディズニー映画のヒロインは実在の人物をモデルにアニメーション制作することで知られていますが、アリスのモデルはなんと声を吹き込んだ若手女優キャサリン・ボーモントだったのです。 キャサリン・ボーモントをモデルにしていたため、ディズニー版は原作よりも少し年上に描かれいたのでしょう。

アリスは単なる元気いっぱいの少女ではない

アリスは空想好きの女の子!

アリスを一言で表すなら“空想が大好きな女の子”。不思議の国へ迷い込んでしまう前、姉に歴史の本を読んでもらっていましたが、全く興味のない様子でこんな不満を漏らしていました。
“私の世界の本は絵しか書いていなかったわ。”
この言葉からもアリスがとても想像力が豊かな少女であることがわかりますね。

不思議の国はアリスの闇!?

基本的にアリスは礼儀正しく正直者の愛嬌溢れる少女です。しかし、気が短く、知識をひけらかすことが好きな一面も持ち合わせていました。 最初の頃不思議の国はアリスにとってパラダイスのような場所に思えましたが、ネガティブな性格のせいで次々危険な目に遭うこととなり、徐々に幻想が崩れ出します。 そして映画のラストに不思議の国が全て夢だったと気がつくのです。彼女は単なる元気いっぱいの少女ではないと、「不思議の国」がアリスの心の奥底に隠されていた闇を映し出していたのかもしれません。 こんなセリフからも彼女の闇がうかがえます。
“私は自分にとても良いアドバイスをしてあげるんだけど….それに従うことはほとんどないの。”

アリスの衣装はパラシュート機能付き!

ヴィクトリア時代に暮らしていたと思われるアリスの年齢はおよそ10歳程度。そんな彼女の身体的特徴はバラ色の頬、長いブロンドヘアー、ブルーの大きな瞳などで、身体は細身で身長はかなり低いと思われます。 また空色の膝丈ドレスに白いエプロンと白いストッキング、そして黒い靴を愛用していました。ちなみに幅が広い彼女のドレスはいざという時パラシュートとして機能することが不思議の国で証明されています。

アリスとウェンディは同一人物!?

アリスと1951年公開のディズニー映画『ピーターパン』のキャラクター“ウェンディ”が瓜二つだと思った人も多いでしょう。 それもそのはず2人は同一人物……ではありません。しかしウェンディの声優はアリスの声を吹き込んだ人物と同じです。つまり、アリス同様ウェンディのモデルはキャサリン・ボーモントだったのです。