光石研、どんな役もこなす名バイプレイヤーの不思議な魅力に迫る!

2017年7月6日更新

シリアスな役や癖のある役から優しく素朴な役柄まで、名バイプレイヤーとして名高い光石研。役者の仕事と演技を愛し、デビューから現在まで、数多くの映画やドラマで活躍中す。今回はそんな光石研についてご紹介します。

ベテラン名脇役俳優、光石研

三石研は1961年9月26日生まれ、福岡の出身です。淡々とした物言いと独特な雰囲気を持っており、優しくおっとりとした役からシリアスな役まで、味わいのある演技でファンも多数。

演じるごとにまるで別人のよう、という評価もあり、名バイプレイヤーとして映画やドラマに欠かせない人物です。

映画『博多っ子純情』初主演でデビューを飾る

三石が16歳の頃、映画『博多っ子純情』がエキストラを募集しました。この映画は1978年に公開された青春群像劇です。三石はこの映画のエキストラのオーディションを受けたに行ったのですが、なんと主役に抜擢。初出演にして初主演を飾る事となりました。

癖のある役柄が多い?

『BOSS』

2009年に放送された刑事ドラマでコメディ要素の強い作品となっています。光石は警視庁刑事部の刑事部長・丹波博久を演じました。丹波は天海祐希演じる絵里子と特別犯罪特捜部のはちゃめちゃぶりを苦々しく思っており、特別犯罪対策室のミスを必要以上に追及する上司でした。

『アウトレイジ ビヨンド』

2012年に公開された北野武監督作品で、ヤクザの抗争を描いています。2010年公開の『アウトレイジ』の続編でもあります。光石研は関東最大規模を誇る巨大暴力団山王会の幹部・五味英二郎を演じました。古参の幹部で日和見主義者という役柄でした。

『Nのために』

湊かなえの推理小説をドラマ化した作品で2014年に放送されました。光石は主人公・希美の父親で「俺は養子としてこの家に入り、家族のために17年働いた」と言い放ち、これからは自分の好きに生きる。と家族を追い出して愛人と暮らします。

食料を恵んでくれ、と頼みに来る家族に対し冷たい態度を取る嫌な感じのする役どころでした。

優しい役どころもぴったりな光石研!

『マザーウォーター』

2010年に公開された映画で、京都を舞台に男女7人の物語を描いた作品です。ゆったりとした時間の流れる、独特なテンポを持つ癒し系の映画で、光石は素朴な銭湯の主人オトメを演じました。

『レンタネコ』

2012年公開の映画です。日本家屋に住むサヨコとたくさんの猫達。サヨコは心の寂しい人に猫貸します、と猫をリヤカーに乗せて街へ。そんなサヨコと猫をレンタルする人々の物語です。

光石は思春期の娘を持つ父親役で、自分は猫派なのに娘が犬派のため猫が好きなのに飼えない、ちょっと気弱なお父さんです。

『夏美のホタル』

2016年公開の映画で、自分の写真家になりたいという夢と付き合っている恋人との関係に悩む主人公・夏美と。田舎にある「たけ屋」の夫婦との交流を通して変わっていく姿を描いた作品です。

光石は「たけ屋」の主人・地蔵さんを演じています。アットホームな雰囲気漂う、日本のお父さん、といったイメージの役柄です。

2011年にデビュー以来の主演を務めた光石研

tmmyon 女子高生みたいな(比喩です)お父さんとその子供達と、お父さんの友達のおじさんとの話。 光石研と田口トモロヲとか好物すぎますね。 映画の雰囲気はのんびりゆっくり、そしてストーリーが明確でわかりやすい。 でもな、どうなんだろ。 このお父さんは「男」「オヤジ」「父親」という三重苦を抱えててそれらになりきれないから悩んでるんだけど、私からすると「もういいよ、そういうの脱ぎ捨てようよ」と言いたくなる。しかも最後も「それまた後悔するパターンでしょ」という…。まあ世のおっさん方には絶賛されそう…でも堂々巡り。

(途中で出てくるダンスが絶品。)

2011年に公開された映画『あぜ道のダンディ』で初出演作品以来、33年ぶりとなる主演を果たした光石研。

光石は妻を早くに亡くし、男で1つで息子を育てる父親・宮田淳一を演じています。宮田は子供の前では弱音を漏らせない、見栄っ張りで不器用な父親です。

自宅がおしゃれすぎる!

2013年に自宅に関するインタビューを受けており、その時に公開された自宅の様子が余にもおしゃれだった事で話題になりました。三石は世田谷の閑静な住宅街のマンションに住んでおり、その室内のリフォームや家具の配置などのアイデアは全て三石が考案したもの。

自ら選んだインテリアに囲まれて暮らすのが幸せ、と語っています。

撮影現場ではムードメーカーな光石研

現場にいる三石はとても気さくな人物で共演者や女性スタッフへの受けがとてもいいのだとか。本人は現場のスタッフとの会話や、若いスタッフの成長を楽しみにしているだけだ、と言っています。

そういった触れ合いを大切にする姿勢が現場の雰囲気を和ませる事に一役買っているようです。 

光石研の今後の活躍

『続・深夜食堂』

日本ではもちろん海外でも評価の高い食ドラマの『深夜食堂』が2015年に劇場公開されましたが、早くも続編が公開されました。裏通りでひっそり深夜のみ営業するめし屋の主人を演じる小林薫が、様々な人間模様をめぐり食べたい料理と共に癒していく人情味溢れる作品です。

そんな『深夜食堂』1作目から刑事の野口役で出演しているのが光石研です。人情深い刑事の役を人柄がにじみ出るような味わい深い演技が印象的な作品です。

『続・深夜食堂』は2016年11月5日(土)公開です。

『海賊と呼ばれた男』

この映画の原作は『永遠の0』で大ヒットとなった百田尚樹の小説『海賊とよばれた男』です。敗戦後の日本で石油の重要性をいち早く確信し、外部の圧力に屈せず日本の復興に立ち向かう一人の男を描いた映画です。

そんな作品の中で光石研は、岡田准一演じる主人公国岡鐵造の兄、国岡万亀男役を演じています。困難に屈さない男たちを描いたヒューマンストーリーに目が離せません。

『海賊とよばれた男』は2016年12月10日(土)公開です。

『14の夜』

足立紳監督の初作品。昭和の真っただ中1980年代、とある田舎町のレンタルビデオ店を舞台に14歳の男子中学生4人が織りなす甘酸っぱい青春映画に仕上がっています。

AV女優のサイン会に参加すべくタカシとその友人4人がレンタルビデオ店を目指しますが…。

この作品で光石研は主人公・大山タカシの父親役で出演しています。

『14の夜』は2016年12月24日公開です。