アドベンチャータイムの世界観をもっと知るための事実15選

2017年7月6日更新

2010年にシリーズ化されて以来、ユニークなキャラクターや不思議な世界観で子供たちだけでなく大人のファンをも魅了するアニメ『アドベンチャー・タイム』。その世界をより深く知るために海外の記事から厳選した15の事実をお届けします。

1.『アドベンチャー・タイム』に影響を与えた作品

『アドベンチャー・タイム』の原作者であり、総監督を務めていたペンデルトン・ウォードは、『となりのトトロ』『ザ・シンプソンズ』『ピーウィーのプレイハウス』が作品のスタイルに影響を与えたと語っています。

2.ニコロデオンの番組になるところだった!

ペンデルトン・ウォードが初めて制作した『アドベンチャー・タイム』のエピソードは、2008年ニコロデオンの”Random! Cartoons”に委託された短編でした。この作品は大きな成功をおさめ、ウォードはこのアイデアをシリーズ化することにしました。

しかしニコロデオンは二度シリーズ化を拒否し、ウォードはカートゥーンネットワークに落ち着きました。

3.オープニングが多くを語っている

プリンセス・バブルガムのお守りが木からぶら下がっていたり、核爆弾があちこちに散らばっていたりと、『アドベンチャー・タイム』のオープニングシーンは物語について多くのことを明かしています。

ファンセオリーによれば、オープニングシーンや物語全体に出てくる物には、1980年代にマッシュルーム戦争と呼ばれる核戦争が起きたことが暗示されていると言われています。

またオープニングに出てくる切り取られた腕は、フィンの前世の一人であるショーコ(シーズン5第69話『心の金庫』に登場)のものであると言われています。ショーコの両親はコンピューターを買うために娘の腕を売り払いました。このショーコとのつながりが、シリーズの一部でフィンが右腕を失う理由を説明しているかもしれません。

4.物語の世界観を決めた重要なエピソード『燃えるビジネスマン』

『アドベンチャー・タイム』のごく初期には、ウー大陸はただの魔法の国という設定でした。しかし、海の底の氷山の中に凍ったビジネスマンがいるというシーズン1第4話『燃えるビジネスマン』の後、ウォードと制作陣はウー大陸に、終末を迎えた後の世界という設定を加えることにしたのです。

5.レディ・レイニコーンの話していること

レディ・レイニコーンは韓国語を話しますが、これを翻訳するとかなりきわどい内容です。たとえば「ジェイクと私はしじゅう体を一つにしていたわ。」とか「覚えてる?私たち裸になってキャベツ畑で半狂乱で走り回ったわよね。」などといったことを話しています。

ちなみに韓国語版の『アドベンチャー・タイム』では、レディ・レイニコーンは英語を話しています。

6.フィオナとケイク

シーズン3第30話『フィオナとケイク』というエピソードではキャラクターたちの性別が逆になりますが、これはSFやファンタジーによくある手法で、”ルール63”と呼ばれます。男性のキャラクターにはみな女性バージョンが存在し、またその逆のことも起こります。

フィンの女性バージョンであるフィオナは、プリンセス・バブルガムの男性バージョンであるプリンス・ガムボールのパーティーで、セーラームーンのドレスを着ています。フィオナとケイクのエピソードは大人気でコミックでシリーズ化もされました。

性別を頻繁に変える小さなゲーム機BMOは、ルール63の世界でも変化しない唯一の存在です。

ガールズパワー!!

原作者であり元総監督のペンデルトン・ウォードは、『アドベンチャー・タイム』に出てくる女性キャラを、可能な限り典型的な女の子像とは離れたものにすることにしています。プリンセス・バブルガムはものすごく知的ですし、マーセリンやフィオナ、フレイムプリンセスたちはものすごくタフです。

ウォードはこう語っています。

「典型的な女の子キャラはいくらでもいる。そんな中で一番簡単なやり方は、その逆をやるってことだよ。ものすごく知的にしたり、ものすごくタフにしたり。僕はフィンが普通の少年であるように、女性キャラも普通の女の子にしたいんだ。」
引用:io9.gizmodo.com

8.手を振るカタツムリ

『アドベンチャー・タイム』のどのエピソードにも、カメラに向かって手を振る小さなカタツムリが登場します。

お決まりの小ネタではあるのですが、このカタツムリはシーズン2第26話『愛は勝つ』というエピソードでは重要な役割を果たしています。邪悪なリッチがこのカタツムリを飼っていて牢獄から脱出するために使ったのです。

9.テーマソングにキーボードの音が入っています

『アドベンチャー・タイム』のテーマソングはパイロット版で使われたのと同じものですが、原作者で元総監督のペンデルトン・ウォードはカートゥーンネットワークにシリーズ化の承認を得るとき、ウクレレを使ってテーマソングを録音し直しました。

この録音は一時的なものになるはずだったのですが、そのまま使われることになりました。ウォードは、世界中の映像のタイトルシーンを集めるサイト、「アートオブザタイトル」のインタビューで次のように語っています。

録音を注意深く聞けば、ジェイクの歩いている場面で前制作総指揮のデレク・ドライモンがキーボードを打っている音を聞くことができるよ。ジェイクの足がのびているロング・ショットのところで小さなカチカチする音が鳴っている。・・・・・・(テーマソングを)後で録音し直そうとしたんだけど、気に入るものができなかったんだ。仮の録音が一番だったのさ。

10.オリジナルのフィン

パイロット版のエピソードでは、フィンの声はジェレミー・シャダの兄ザックが担当していました。三年後、『アドベンチャータイム』がカートゥーンネットワークでシリーズ化された際に、弟のジェレミーが兄からフィンの声の役を引き継ぎました。その当時のジェレミーの声が、三年前の兄によるパイロット版のフィンの声にそっくりだったからです。

兄弟間ではけんかにはなっていないそうですが、兄のザックは時折、自分がフィンの声をするべきだったのにと冗談を言うこともあるそうです。

11.年を取るフィン

ほとんどのアニメ番組と違い、フィンは物語が進むにつれ実際に年をとっていきます。そのためフィンの声をジェレミー・シャダがずっと務めることができるのです。シリーズ化当初シャダは12歳、シーズン7現在は19歳になっています。

フィンが思春期を迎えた時期には、シャダはわざと割れた声を出していました。

12.ゲームをしながら話を作り上げる

『アドベンチャー・タイム』の制作者たちは、制作中に物語を作るゲームをしています。全員が2分間で1枚の絵を描き、その隣の人がまた2分間でその絵の最初の場面を描くのです。

30回から40回この過程を繰り返せば、一つのエピソードが出来上がります。