ださいたまとは言わせない!意外に存在する埼玉が舞台のアニメ7選

2017年8月4日更新

魅力的な観光スポットがないと言われがちな埼玉県ですが、実は有名アニメの舞台として数多く登場しています。聖地巡礼ブームの火付け役となったあのアニメ、スタジオジブリの代表作のあの映画。埼玉を舞台とするアニメ7作品を紹介します。

有名アニメも実は埼玉が舞台!

埼玉

埼玉が舞台のアニメの代表格といえば『クレヨンしんちゃん』でしょうか。主人公のしんちゃん一家の住む街として春日部市の名前が一躍全国区になりました。また『らき☆すた』の舞台として知られる久喜市鷲宮には、アニメ放送が始まるやいなや多くのファンが詰めかけ聖地巡礼ブームの火付け役と言われています。

今や鷲宮神社を訪れる時にはキャラクターを描いた絵馬を奉納するのが恒例なんですよ。聖地巡礼といえば外せないのが「あの花」と「ここさけ」。細部にわたるまで忠実に再現された風景を目の前にするとアニメの世界に迷い込んだような気持ちになります。

都心からのアクセスと現存する緑豊かな夕景。都会と田舎の程よいバランスがアニメの舞台として適しているのかもしれませんね。それでは埼玉を舞台としたアニメ作品を見ていきましょう。

1.『クレヨンしんちゃん』

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原作は臼井儀人の漫画。1992年4月にアニメ放送開始、初回こそ4.0%と低視聴率からのスタートでしたが翌年には28.2%を記録する大ヒット番組へと成長。以降24年経った現在も放送中の国民的アニメ作品です。

主人公は能天気で前向き、美人のお姉さんが何よりも好きなませた幼稚園児・野原しんのすけ。恋愛対象は女子高生以上を公言していて、きれいなお姉さんを見かけると所構わずナンパする癖があり定番の台詞は「たまねぎ食べれる?」。

周りを気にせずにすぐに脱いでしまう癖があり大人顔負けの言葉で周囲を混乱させてしまうしんのすけなのです。そんなしんちゃんを中心に、野原家の父・ひろし、母・みさえ、妹のひまわり、ペットのしろとしんのすけが通う幼稚園の面々がドタバタを巻き起こすストーリーです。

原作者の臼井儀人は埼玉県春日部市育ちで2009年9月不慮の事故のため亡くなるまで春日部に居を構えていました。そのせいか『クレヨンしんちゃん』の舞台は埼玉県春日部市で野原家は春日部市民。2003年には春日部市のイメージキャラクターに任命され市内至ることろでしんちゃんの看板を目にすることが出来ます。作中登場する「ババ・ガーデン」や「サトーココノカドー」も実在しますよ。

2.『となりのトトロ』

『となりのトトロ』

スタジオジブリ制作・宮崎駿監督のアニメ映画『となりのトトロ』。1988年に公開され配給収入5.9億円と興行的には振るわなかったものの、その後のぬいぐるみを中心としたグッズ販売、ビデオ、DVDの売上げが爆発的なヒットとなりジブリを代表する作品へと成長しました。

大学で考古学の非常勤講師をしている草壁は病がちな妻の療養のため、2人の娘を連れて田舎の一軒家に引っ越してきます。荒れ果てた一軒家には小さなオバケ達が住んでいますが特に悪さをする訳ではありません。親孝行でしっかり者のサツキ、好奇心旺盛なメイ、母が側にいない不安を抱える中近所の人や友達に助けられながらしだいに田舎暮らしに馴染んでいきます。そんなある日、森の生き物トトロと知り合いになって・・・。

『となりのトトロ』

『となりのトトロ』の舞台となったといわれる狭山丘陵。東京都東村山市から埼玉県所沢市にまたがるこの丘陵は首都圏に隣接しながらも未だ武蔵野の豊かな里山の景色を残しています。所沢市にある「旧和田家住宅」は公益財団法人トトロのふるさと基金が買い取り、「クロスケの家」の愛称で愛されています。

草壁家が暮らす松郷のモデルは所沢市松郷、ねこバスの行き先として表示される「牛沼」は所沢市牛沼。ちなみに「所沢にいるとなりのオバケ」がトトロの名前の由来と言われています。

3.『エースをねらえ!』

エースをねらえ!

1973年から連載された山本鈴美香の漫画が原作。テニスブームを巻き起こしたスポ根アニメとして知られ、これまで数度にわたりテレビアニメ化、実写ドラマ化されています。

主人公の岡ひろみはお蝶夫人に憧れてテニス部に入部したいわゆる普通の女の子。しかし入部早々宗方コーチからレギュラーに抜擢されたのをきっかけに状況が一転。部内では執拗な虐めに遭いながら鬼コーチによる厳しい特訓の毎日、そしてお蝶夫人からも冷たくされ四面楚歌に追い込まれてしまうのでした。

エースをねらえ!

キラキラ光る目、大袈裟すぎるリアクション、40年以上前の作品なので時代を感じるのは否めませんが、目標に向かって一心に頑張る姿はいつ見ても美しいものです。かの松岡修造も愛読書として本作を挙げていますよ。

『エースをねらえ』の主人公・岡ひろみが通うのは県立西高校。宗方コーチの住所が埼玉県浦和市領家で距離的にも約1kmと程近く原作者・山本鈴美香の母校であることから埼玉県立浦和西高等学校が舞台だと言われています。アニメ、ドラマでは神奈川県立西高等学校となっていますが・・・、埼玉じゃダメだったのでしょうか。

4.『あの日見た花の名前を僕達は知らない』

あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない

2011年フジテレビ・ノイタミナ枠で放送され話題となり、これまで漫画化、劇場版アニメ化、ドラマ化されてきた人気作。通称「あの花」、「あのはな」。

「超平和バスターズ」というグループを結成し小学生時代を共に過ごした、じんたん(仁太)、めんま(芽衣子)、あなる、ゆきあつ、つるこ、ぽっぽの6人。芽衣子の事故死にそれぞれが責任を感じ仲間の心はバラバラになってしまいます。

あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない

そんなある日、高校受験に失敗して引きこもりになっていた仁太のもとに死んだはずの芽衣子が現れます。芽衣子の願いを叶えるため久しぶりに集結する超平和バスターズ。止まっていた時計が再び動き始めました。

「あの花」の舞台となった埼玉県秩父市。オープニングテーマにも旧秩父橋や定林寺が登場しています。アニメでは名シーンを彩るスポットが写真のように忠実に描かれていることが特徴的で聖地巡礼する人も少なくないようです。

5.『心が叫びたがってるんだ。』

心が叫びたがっているんだ

「あの花」のメインスタッフが再集結して制作したアニメ映画で前作に引き続き興行収入10億円を超える大ヒット作。略称は「ここさけ」。

幼い頃のトラウマで言葉を発することが出来なくなった成瀬順にとって唯一の連絡手段は携帯メール。そんなある日、クラスメイト3人とともにミュージカルの実行委員をやることになります。一緒に活動を続けるうちに拓実に心を開きしだいに恋心を覚えるようになる順。

心が叫びたがっているんだ

拓実のサポートもあってミュージカルでは順の生い立ちをモチーフした物語を主役として歌うことになったのですが・・・。「あの花」に続き舞台は埼玉県秩父市。といっても「ここさけ」の場合、ほとんどが秩父市のお隣、秩父郡横瀬町が舞台となっています。

劇中でも度々登場する階段のあるお寺は横瀬町にある万松山大慈寺。小さな順が夕日をバックに泣いているシーンは羊山公園に向かう途中にある牧水の滝の近くです。ちなみに「あの花」で柵に腰かけたぽっぽが秩父市内を眼下に見下ろすシーンがありますが、同じ羊山公園の見晴らしヶ丘から見た風景になります。

6.『おおきく振りかぶって』

おおきく振りかぶって

ひぐちアサによる野球漫画を原作とし2007年から第1期、2010年から第2期が放送されました。

主人公は群馬県の三星学園野球部でエースを務めた三橋廉。中学時代のトラウマを乗り越えるため越境して埼玉県の高校へ進学します。ところが入学した西浦高校の新設された野球部で女性監督のもと、新入生9人とともに甲子園を目指すことになるのです。

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無名の野球部が甲子園を目指すという王道ストーリーながら女性作家による新たな表現方法が評価され第10回手塚治虫文化賞新生賞を受賞しました。『おおきく振りかぶって』の舞台は埼玉県さいたま市。

三橋たちが通う西浦高校は作者の母校でもある埼玉県立浦和西高等学校をモデルにしています。なんと『エースをねらえ!』の舞台と同じなんです。周辺にある浦和球場、大宮公園野球場、少し離れて朝霞中央公園野球場と忠実に再現されていますよ。

7.『らき☆すた』

らき☆すた

美水かがみの4コマ漫画を原作としたテレビアニメ『らき☆すた』は京都アニメーション制作で2007年4月から9月までの半年間放送されました。4コマ漫画を30分番組にするために放送直近の時事ネタを盛り込んだアニメオリジナルエピソードを盛り込んでいます。

オタク少女・泉こなた、クラスメイトの柊つかさと高良みゆき、つかさの双子の姉・柊かがみの4人を中心に女子高生のゆる~い日常生活を描いたコメディアニメ。アニメ放送が始まると爆発的人気となり、2007年度末の原作漫画単行本の発行部数は180万部を超え、「このアニメがすごい!2008」で第1位に選ばれました。

らき☆すた

『らき☆すた』の舞台は埼玉県北葛飾郡鷲宮町(現在の久喜市)。かがみやこなたが巫女に扮して登場する鷲宮神社には聖地巡礼のファンが数多く訪れています。オープニングでつかさが踊っているのは春日部駅、こなた達が通う陵桜学園のモデルは春日部共栄高等学校です。