2017年8月25日更新

山崎樹範、実は苦労していた?声優も務める名脇役俳優に迫る

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山崎樹範のプロフィール

山崎樹範は、1974年2月26日生まれ東京都出身で、2016年42歳になる俳優です。芸能人、役者仲間とも交流が深く、特に八嶋智人、明石家さんま、爆笑問題の田中裕二などに世話になったことがあるようです。俳優、タレント、声優として幅広く活躍しており、俳優としてはテレビドラマ、映画、舞台を問わず出演しています。

大学の演劇研究会を経て劇団カムカムミニキーナへ

東京都の足立区出身で高校まで生活し、浪人生活を経て獨協大学法に進学しました。大学では演劇研究会に入会し、演劇の魅力に目覚めていきます。 また並行して劇団カムカムミニキーナに参加、恩師とも呼べる八嶋智人と出会います。劇団員時代には、八嶋智人から俳優としての才能を見込まれ厳しく指導されていたそうです。

浪人時代に訪れた転機

山崎樹範は高校生の頃、特に目標のない生活を送っていたといいます。大学に進学するか近場で就職するかも漠然としたまま、とりあえず浪人生活を選んだそうです。 再受験を控えた浪人時代、ともに同じ予備校に通う仲間たちと勉強に身が入らない生活をしていた最中、実は夢に向かって努力していた友人の姿を垣間見ます。そこで現実と対峙する意識が芽生えた山崎樹範は、役者になりたいという夢を思い出し、大学で演劇を学ぶというルートを選んだのでした。
いつもだらしなくつるんでた仲間たちが急に大人に見えて、そのとき初めて焦ったんです。「ヤベエ、俺何もしてねえぞ」って。そのとき、「俺、芝居やりたかったんだ」って思い出した。じゃあ、まずは大学受かってからだと思って、そこから真剣に勉強を始めた。それで受験はなんとか通って、入学式の次の日にはもう演劇研究会に行ったんです。そいつには、今でも会うたびに感謝してます。

学生時代の借金を役者になった今でも返済していた

山崎樹範が小学生の頃、父親の会社が倒産しています。一家は経済的に厳しい生活を強いられ、大学進学も心苦しい選択だったそうです。 前述のとおり、浪人時代を経て大学へ入学、大学生活と演劇の両立に忙しい日々を送っていました。そのせいもあって、山崎樹範は2度留年。両親に頼れなくなった山崎は、借金をして学費を払い大学を卒業したそうです。 社会人になってからも返済を続けていた山崎は、チャンスがいかに大切か、そこに至るまで努力についてこう例えています。
飲み会にもついていき、有名な人の中に僕だけ何かよくわかんないやつがいて、お酒作ったりしていた。何がきっかけになるかわかんない。宝くじに当たるようなものだったら、宝くじを何枚持ってるかが勝負だと思った。1枚よりは10枚持ってるほうが当たるんじゃねえかな、と。

結婚式の司会がきっかけで『天体観測』に出演

山崎樹範は、劇団カムカムミニキーナの先輩俳優・八嶋智人の結婚式二次会で司会を務めます。晴れの席での司会進行は、あまり上手くはいかなかったようです・・・。しかし、このことが逆にチャンスを呼びました。その二次会にフジテレビプロデューサーも出席しており、山崎のキャラクターに注目したのです。 これがきっかけで山崎樹範は、2002年フジテレビで放送されたドラマ『天体観測』の長谷川健太役に抜擢されます。魚屋を営む健太は、オダギリジョー演じる旧友のタケシが運営する出会い系サイトの女性・有坂七重(長谷川京子)にはまってしまうという役どころでした。

「SCHOOL OF LOCK!」の初代パーソナリティ

TOKYO FMを始め、2005年から全国放送されている「SCHOOL OF LOCK!」というラジオ番組があります。高校生をメインターゲットとしたこの人気番組の、初代パーソナリティを2010年まで務めたのが山崎樹範です。メインパーソナリティやゲスト、スタッフたちを校長、教頭、職員など、学校関係の名称で呼び合っているのも特徴です。 この番組の影響から山崎樹範は、「やましげ」、「校長」、「やましげ校長」というニックネームをつけられています。

実は声優としても活躍している山崎樹範

山崎樹範は俳優としてだけでなく、声優としても活躍しています。テレビアニメのほか、ドキュメンタリーやCMのナレーション、ゲームの声優などに携わっています。

『テニスの王子様』 堀尾聡史

2001年からテレビ東京で放送されたアニメ『テニスの王子様』シリーズでは、お調子者の高校一年生堀尾聡史の声を担当しイメージを定着させました。 その後も続編や、OVAシリーズ、2005年に公開されたアニメ映画版にも声優として参加しました。

『交響詩篇エウレカセブン』 ドミニク・ソレル

2005年から毎日放送で放送されたテレビアニメ『交響詩篇エウレカセブン』では、軍の若いイケメン少尉であるドミニク・ソレル役の声を担当しました。 『交響詩篇エウレカセブン』が2作のゲーム、2009年にはアニメ映画化されると、山崎樹範は引き続き声優として続投しました。

吉井怜との結婚を発表

山崎が女優として活躍する吉井怜と入籍したことを発表しました。 お相手の吉井怜は1996年清純はアイドルとして芸能界デビューその後ドラマや映画などで活躍しています。共通の友達を通じて再会し交際が始まったと二人。山崎は喜びと驚きを以下のように語っています。
まさか私が結婚出来るなんてと自分自身驚いておりますが、彼女と出会って全てが腑に落ちた気がしたのです

映画『幸福のアリバイ』に出演!主題歌MVでは主演を務める

2016年11月18日公開の映画『幸福のアリバイ』。冠婚葬祭をテーマとした本作では豪華な出演者たちが、コミカルな演技を披露することで注目を集めています。 山崎樹範は、うだつのあがらないフリーターのサカキ・シンタ役を演じます。木南晴夏演じる恋人サラに、ある時父親からお見合い写真が届いて…。 山崎の醸し出す親しみと不思議な可笑しさが、まさにマッチングした役柄です。また主演を務める主題歌MVでは、サカキ・シンタのその後のストーリーが描かれ、主題歌の「再燃SHOW」にのせて、新たな女性との出会いを果たし颯爽と走るシーンなどが納められています。 しかしながら、この主題歌MVでも最後には山崎らしいおちが待っていて、観客の期待を裏切らない独特の安心感から思わずクスッと笑ってしまいます。山崎の放つ魅力が随所に盛り込まれた作品です。