2018年3月19日更新

宮園かをりを苦しめた病気と、手紙に綴られた嘘とは?『四月は君の嘘』ヒロインの素顔【ネタバレ注意】

2016年9月に実写映画の公開が予定されている『四月は君の嘘』。今回はアニメ放送もされている今作のヒロイン・宮園かをりの魅力と実態を分かりやすくご紹介します!

『四月は君の嘘』宮園かをりのプロフィール

アニメ『四月は君の嘘』は新川直司原作の同名の漫画が原作で、今回が初監督作品となったイシグロキョウヘイ監督。2016年9月には、広瀬すず、山崎賢人主演で実写映画の公開が予定されています。 本作のヒロイン宮園かをりは、市立墨谷中学校3年生、7月4日生まれ。幼少期からヴァイオリンを習っているヴァイオリニストです。好きな食べ物はカヌレで、明るい性格の持ち主。体が弱く、いつも大量の薬を服用しています。 元ピアニスト・有馬公生の前に、公生の友人・渡亮太を好きな女の子として現れますが、この出会いがのちに公生の運命を大きく変えることになります。

宮園かをりの性格は天真爛漫でまっすぐ

宮園かをりは見た目どおり天真爛漫で明るく、元気な性格ですが、気が強い所もあります。特に公生に対しては厳しく、叩いたり頭突きなどをする為、「喧嘩上等」「性格最悪」といわれるほど少々暴力的です。 しかし寂しがりやでもあり、公生に「1人にしないで」と弱音を吐く場面も見られます。普段は自分の弱さを隠す為、わざと暴力的に振る舞っているとも考えられるでしょう。

才能あふれる演奏で聴く人を魅了

楽譜に忠実に弾くのがスタンダードとされているコンクールで、楽譜を無視し、自分なりのアレンジを加えた演奏をします。その演奏に魅了された観客は大絶賛。かをりは大きな拍手をもらいました。 楽譜の忠実さに重きを置く審査員からは酷評でしたが、聴衆推薦を受け無事二次予選に進みます。そんなかをりの演奏は、コンクールに来ていた公生の心をも引きつけたのです。

宮園かをりの実家はケーキ屋さん

宮園かをりは父親がケーキ屋を営む家庭で育てられました。体調が悪く入院してる際も、「お父さんの作ったカヌレが食べたい」と語っています。日本人には馴染みのないカヌレですが、牛乳・卵・バター・薄力粉などで作る、カヌレ型を使った洋菓子です。 『四月は君の嘘』は、実世界との繋がりを錯覚させる為、原作から実際の東京都練馬区を舞台に制作されています。この宮園のケーキ屋も、実際に現実の洋菓子店をモチーフに描かれていますが、現在ではお店が変わり、美容室になっているそうです。

公生が再びピアノに向き合えるように背中をおす

「世界的なピアニストになるのが夢」だった母親の意志を継ぎ幼少期からピアノを始め、数々のコンクールで優勝するほどの腕前をもっていた公生。しかし母親の死がきっかけでピアノの音が聞こえなくなってしまい、それ以降コンクールはおろかピアノからも遠ざかっていきました。 そんな公生にかをりは、ピアノから逃げているだけだと指摘。自分のヴァイオリン演奏を観てもらったり、コンクールに出場する機会を与えるなどして、なんとか公生にもう一度ピアノを弾いてもらおうと画策します。 そんな一生懸命なかをりに公生は次第に惹かれていきます。しかしかをりの好きな人は渡で、自分の友人だということから気持ちを隠して付き合っていくのです。

【ネタバレ注意】生きるために病気にも立ち向かう

実は宮園かをりが公生に近づいたのは自身の病気が原因でした。自身の命が残り少ないことを知り、やりたい事を実践しようと公生に近づき、ピアノを弾いてもらおうとしたのです。 しかし物語が進むにつれかをりの病状も悪化していき、ヴァイオリン演奏語に倒れて再入院してしまいます。公生と渡が見舞いに訪れますが、発作で一時集中治療室に移されたこともありました。 しかし、宮園かをりは自身の病気に諦めず治療のため手術を行うことを決意します。そんなかをりを見た公生は手術の日と同日にあるコンクールに意を決して出場。公生はトラウマから解放され、見事演奏は成功、拍手喝采を浴びます。

ファンの間で考察されているかをりの病名とは?

宮園かをりを苦しめ、命を奪った病気の正体は最後まで明かされませんでした。完結後も病名を気にするファンは多く、知識を結集して考察が続けられています。 作中で描かれた主な症状として、「自力で立つ・物を持つといった動作が困難になる」、「呼吸困難になり意識を失う」、「出血した時に血が止まりにくい」、「手術は可能だが成功率が低い」などが挙げられ、終盤では常に車椅子が必要な状態でした。 これらのヒントから、筋ジストロフィー、脳腫瘍、脊髄小脳変性症といった説がささやかれ、特に有力視されているのが「白血病」。かをりの症状と完全には一致しないものの、出血時の症状がとても特徴的で、若くして発症すると生存率が低くなるとされる病気です。 作者が病名を公表せず、症状からも特定できないように描いたのは、現実でその病気と闘う患者たちへの配慮があったのではないかと言われています。

手紙に綴られた宮園かをりの過去と嘘とは…?【ネタバレ注意】

公生のコンクールと同日に行われたかをりの手術。公生の成功とは裏腹にかをりは命を落としてしまいます。亡くなってしまったかをりですが、生前に公生宛の手紙を書いていました。そこにはかをりの今までの想いが綴られていたのです。 かをりは最初、渡が好きで協力して欲しいと公生に近づきました。しかしそれが嘘。元々小学校の頃からコンクールなどで公生の存在を知っていたかをりは、最初から渡ではなく公生のことが好きだったのです。 さらに宮園かをりは元々ピアノを演奏していましたが、公生にピアノ演奏をしてもらい、共にステージに立ちたいという理由で、ヴァイオリニストに転向していたという過去がありました。 手紙には昔偶然一緒になった写真が同封されており、この写真を大事にしていたという事から、かをりがいかに公生の事を思っていたのかが分かります。とても切なく涙ナシでは観られない感動の物語です。

実写映画『四月は君の嘘』で宮園かをりを演じたのは広瀬すず

新城毅彦がメガホンを取り、広瀬すず、山崎賢人のW主演で実写映画化されました。その他のキャストは、E-Girlsの石井杏奈、中川大志、檀れいらが名を連ねます。 実写映画ではかをりたちが中学3年生から高校2年生に変更され、重要な役割を担うはずの井川絵見、相座武士とその妹の凪が登場しないなどの改変も……。実写化作品によくあることではありますが、原作やアニメのファンを巻き込み賛否両論を呼びました。 宮園かをりを演じたのは実力派若手女優の広瀬すず。役作りを徹底的に行うことで有名で、特に主演を務めた出世作「ちはやふる」は大きな話題になりました。今回はヴァイオリンに初挑戦するため、クランクインの半年前から練習を始めたそうです。 広瀬は多忙な中で猛練習を重ね、スタッフが驚くほど見事な成長を遂げました。演奏にかをりの自由奔放な部分が表れるように、身体を大きく揺らす演出もされています。