2017年7月6日更新

『四月は君の嘘』物語を彩る美しい名言まとめ

『四月は君の嘘』

『四月は君の嘘』は、ピアノが弾けなくなってしまった天才ピアニスト・有馬公生と型破りなヴァイオリニスト・宮園かをりの出会いから始まる恋と復活の物語です。ここでは、心を打つ各キャラクターの名言を集めてご紹介していきます。

目次

『四月は君の嘘』ってどんな話?

講談社漫画賞を受賞した新川直司の『四月は君の嘘』。アニメが2014年10月から2015年3月までフジテレビのノイタミナ枠で放送され、その美しい作画や音楽、心を打つセリフにより大きな感動を呼びました。また、2016年9月10日には実写映画が公開予定です。 幼少期から指導者である母の厳しいピアノレッスンを受けた主人公・有馬公生。楽譜通りに完璧に弾きこなし、数々のコンクールで賞を総なめにしてきました。しかし、ある時母に酷い言葉を発し、その後の母の死をきっかけにピアノが弾けなくなってしまいます。 しばらくピアノから離れていた公生ですが、ヴァイオリニストの宮園かをりと出会い、そのクリエイティブな演奏に魅了され、戸惑いながらも再び音楽の道へ。公生の復活を願う幼馴染みの澤部椿や渡亮太、ライバルたちも重要なキャラクターとして登場します。 本作で特に注目されたのが各キャラクターの美しいセリフでした。それでは、物語を鮮やかに彩った名言を、有馬公生と宮園かをりを中心にまとめていきましょう。

有馬公生の名言

「一次予選で花をもらった人を初めて見た。しかも知らない子たちだろ。花を用意しているわけでもないし、あの子たちにとって、君の演奏を聴いて慌てて花を買って渡した今日の演奏は忘れられないよ」

コンクールでのかをりの演奏が終わり、子供たちから花束を受け取るかをり。その様子を見ていた公生が、かをりから感想を訊かれ答えたセリフです。 かをりの演奏を聴き心から感動した子どもたちの喜びや公生が受けた衝撃、かをりの音楽の素晴らしさが十二分に込められた最高の称賛の言葉です。

有馬公生の名言

「もう一度、聴きたいけど聴きたくない。もう一度、会いたいけど会いたくない」

初めてかをりの演奏を聴いた公生の心情を表したセリフです。公生は亡くなった母から楽譜通りに正確に演奏することを教えられてきました。母とは全く逆の音楽を目指すかをりの演奏に惹かれながらも、今まで知らなかったタイプの音楽に触れることへの恐怖や葛藤がひしひしと感じられます。 また、かをりへの恋心が芽生えつつ、まだ自覚のない公生の素直な気持ちも伝わってくるようです。

有馬公生の名言

「たくさんの人と、音を共有できた時、たくさんの人に、音が届いた時、心を重ねた時、音楽は言葉を超えるのかもしれない」

公生は、亡くなった母の友人であり名ピアニスト・瀬戸紘子の指導を受けます。長年のライバルである相座武士の妹・凪も瀬戸のもとに通っていて、公生がレッスンに身が入らなかったある日の帰り道、追い掛けてきた凪に公生が言ったセリフです。 これを凪は「陳腐」とバッサリ切り捨てますが、公生にとって病床のかをりは亡き母を思い起こさせます。今自分がかをりのためににできることは音楽しかないという想いが込められているのではないでしょうか。

宮園かをりの名言

「弾ける機会と聴いてくれる人がいるなら、私は全力で弾く。聴いてくれた人が私を忘れないように、その人の心にずっと住めるように」

かをりのヴァイオリンの伴奏を引き受けたものの、コンクール当日になっても躊躇う公生へ向けたかをりのセリフ。 物語の後半の展開をふまえて聞くと、よりいっそう心に響いてきます。この言葉通りに、かおりは公生にとってけっして忘れることのできないかけがえのない存在となっていくのでした。

宮園かをりの名言

「違うよ。音楽が自由なんだよ。さあ旅に出よう、サンサーンスが私たちを待ってるよ」

コンクールでの演奏直前、不安を隠しきれない公生を超ポジティブな言葉で励ますかをりに「君は自由そのもの」と公生が言った後のかをりのセリフです。 音を楽しむから音楽。魂のままに自由に楽しく弾こうよ!という趣旨のかをりの言葉は、音楽の本質を表したとも言える名言です。

宮園かをりの名言

「君は君だよ “君らしく”なんてあいまいなものじゃない。何やったって変わったってカンケーない。君はどうせ君だよ」

飼っていた猫に公生が手をひっかかれ母親が次の日捨てたこと。その行為に対して何も言えずできなかったこと。それから母親の呪縛から逃れられないでいることを、かをりに吐露したシーンでの言葉です。 かをりの一言一言は、公生に新しい光を照らし導きます。このセリフも公生のことを心から想うかをりの心情が溢れる名言でした。

渡亮太の名言

「心魅かれる子に好きな人がいるのは当然。恋をしているからその子は輝くんだよ。だから人は理不尽に恋に落ちるんだ」

公生がかをりの演奏を聴いた後日、音楽室での公生と渡のシーン。かをりのことを考えていたことを渡に見抜かれた公生が、かをりが好きなのは渡で自分ではないと言った時の渡のセリフです。 中学生なのにおそるべきかっこよさ。プレイボーイキャラの渡だからこその恋愛マスターな名言でした。

澤部椿の名言

「ちっちゃい頃からいちばん近くにいたのに、いつの間にかいちばん遠くにいる」

公生とかをりを見る椿の心情です。再びピアノに向かう公生を心底応援する気持ちと同時に、大きな疎外感も感じずにはいられない椿。いろいろな感情がグチャグチャと入り交じり、整理のつかない複雑な女の子の心がよく表れています。

瀬戸紘子の名言

「早希、ちゃんと見ててよ。私達の息子が最後のお別れをしに行くから」

かをりが演奏会場に現れず、ひとりで弾くことになった公生。母親の呪縛から抜け出し、新しいスタートを切った公生が映るモニターを見つめた瀬戸の言葉です。 公生をピアニストにしようと公生の母・早希にすすめたのは瀬戸であり、瀬戸はピアノが弾けなくなった公生に対して自責の念を感じていました。公生のピアニストとしての再生は、瀬戸にとっても何よりも嬉しいものだったことでしょう。

相座武士の名言

「全身全霊でぶつかれるスゲー奴らがいる。俺は幸せだ」

東日本コンクールでの相座武士の心情を表したセリフです。武士は海外でのチャンスを断ってまで、ライバルの公生たちと競うためにコンクールに参加していました。 互いに切磋琢磨し合う仲間が居ることのすばらしさ。この時の演奏で、武士もまた過去と決別し大きく成長しています。