タップできる目次
- 1. ウォッチメンのヒーローたちは本物のスーパーヒーロー
- 2. 他のスーパーヒーローをもとに作れられたキャラクターたち
- 3.映画制作には関わりたくなかった原作者アラン・ムーア
- 4. ウォッチメンという名前は使われていない
- 5. コミックでは他にスーパーヒーローはいない
- 6. 1980年代のことを覚えていますか?
- 7. ロールシャッハのマスクの謎
- 8. Dr.マンハッタンだけがスーパーパワーを持っている
- 9. エイドリアン・ヴェイトは違うけど、シルエットは?
- 10. ヴェイトの隣に座っているのは・・
- 11. 子供は観るべきではない?!
- 12. 政治的でもある映画『ウォッチメン』
- 13. ウォッチメンはもちろんフィクション
- 14. 映画じゃなくて、オマージュ
- 15. 見せているわけじゃなくて、見られても気にしないだけ
1. ウォッチメンのヒーローたちは本物のスーパーヒーロー
映画やコミックで本作を見たことがない人たちは、ウォッチメンと聞くとバットマンやスーパーマンと言ったスーパーヒーローを思い浮かべることと思います。
しかし本作のストーリーはもっと私たちの実生活に近い話題に織り込まれて作られているのです。リアリティがあるからこそ、彼らこそが本物のスーパーヒーローと言えるかもしれません。
2. 他のスーパーヒーローをもとに作れられたキャラクターたち
キャラクターを作るにあたり、他のキャラクターを参考にして作られたウォッチメンのキャラクターたち。
例えば、超人的なパワーを持つDr.マンハッタン(ビリー・クラダップ)はスーパーマンを、ミサイルや小型レーザーなど多くの武器を所持しているナイトオウル2世(パトリック・ウィルソン)はバットマンをもとにして制作されました。
3.映画制作には関わりたくなかった原作者アラン・ムーア
ウォッチメンの原作者であるアラン・ムーアは、2009年の映画『ウォッチマン』の製作に乗り気ではなかった人物の1人です。
DCコミックは1985年にチャールトン・コミックからウォッチメンのキャラクターの権利を買ったのが始まりでした。当初の契約では一定の期間DCコミックがキャラクターを使用しない場合、その権利はムーアに移行するはずでした。
そこへやってきた映画化の話。ムーアは最初映画化自体には喜んでいたようですが、それが実写化とわかると一転して映画化反対へ。実写化できる作品ではないとムーアは思ったようです。
4. ウォッチメンという名前は使われていない
本作では、“ウォッチメン”は様々なヒーローたちが集まって結成された組織として紹介されています。
ですが、コミックの中ではこの名前は使われていないのです。コミックの中に登場するのはミニッツメンと呼ばれる組織なのです。
5. コミックでは他にスーパーヒーローはいない
『ウォッチメン』では戦争であったり、テロリストと戦うスーパーヒーローでとして登場する彼ら。
それゆえコミックの中に登場する悪役も海賊であったり、カウボーイなどとなっています。
6. 1980年代のことを覚えていますか?
『ウォッチメン』は1980年代が舞台となっています。もちろん舞台を現代に設定することも可能だったと思います。
ですが、そうしなかったのは米ソ冷戦に物語の中心を置きたかったからだと言われています。
7. ロールシャッハのマスクの謎
ウォッチメンの1人であるロールシャッハ。正当防衛も含めて5人の殺人容疑がかけられているロールシャッハ(ジャッキー・アール・ヘイリー)は、頭に白いマスクをかぶっています。
『ウォッチメン』ではほとんど説明のないロールシャッハのこのマスクについてですが、コミックの中では繊維工場で開発されていた新種の衣服素材をロールシャッハが見つけそれを着用していると説明されています。
8. Dr.マンハッタンだけがスーパーパワーを持っている
『ウォッチメン』の中でははっりきと描かれていますが、Dr.マンハッタンだけが原子を操作できる力を持つなどスーパーパワーを持っています。
母親からヒーローになるための教育を受けて育ったシルク・スペクターⅡ(マリン・アッカーマン)は確かに強いですが、彼女の強さはスーパーパワーではなく鍛えたからできる技なのです。
9. エイドリアン・ヴェイトは違うけど、シルエットは?
ウォッチメンにはゲイとそうでないキャラクターが混ざって登場しています。
ミニッツメンの1人であるオーストリアの上流階級出身のシルエット(アポロニア・ヴァノヴァ)は女性が大好き。若き大企業の社長であるエイドリアン・ヴェイトがゲイでないのは確かですが、コミックの中ではそのことについて触れられていません。
10. ヴェイトの隣に座っているのは・・
『ウォッチメン』を見た人やコミックを読んだことのある人なら皆思ったであろう、ヴェイトの隣に座っているのはなに?という疑問。
あの動物の名前はジュバスティス、頭脳明晰なヴェイトはなんと自らの手でペットまで作り出してしまったのです。
11. 子供は観るべきではない?!
日本で公開された際にもR-15指定を受けた『ウォッチメン』。
アメリカで公開された際にも、ヴァイオレンスシーンやヌードシーンもあったことからR指定を受けて公開されました。子どもが見るのにふさわしくないと批判の声もあったようです。
12. 政治的でもある映画『ウォッチメン』
『ウォッチメン』は政治的な部分が描かれている映画でもあります。米ソ冷戦を舞台に描かれているのもその1つの理由です。
ですが、右翼と左翼といったものに左右されるわけではなく、それぞれのキャラクターたちがそれぞれの信念を持って行動しているのです。
13. ウォッチメンはもちろんフィクション
アラン・ムーアはウォッチメンを描いた際に、歴史を多く織り交ぜて制作しました。
第37代アメリカ大統領であるリチャード・ニクソンが登場したり、ベトナム戦争について触れていたり。ですがウォッチメンのストーリーの多くはもちろん脚色されており、実際に起きた出来事を基礎として使用していますがストーリー自体はフィクションです。
14. 映画じゃなくて、オマージュ
ファンの間では『ウォッチメン』は映画ではなくオマージュであるという意見もあります。
制作前から映画化するのはかなり至難の業だと言われていました。ザック・スナイダー監督もその意見に同感だったようで、ウォッチメンを全く別の形で映画化するよりも、コミックをそのまま映画にすることにしました。
15. 見せているわけじゃなくて、見られても気にしないだけ
全身が水色で体には毛が全くないDr.マンハッタン。全身に毛がないだけでなく、洋服すら来ていないDr.マンハッタンですが本人は全く気にしていないよう。
人間離れし過ぎたスーパーパワーはDr.マンハッタンを神の域へと向かわせているかのようです。コミックの中では海水パンツのようなものを身に着けていたこともあるんですよ。