2020年9月30日更新

映画『ブラック・ウィドウ』でナターシャの過去が明かされる? あらすじ・キャストを紹介

アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン、 ブラックウィドウ、ブラック・ウィドウ
© Walt Disney Studios Motion Pictures

『アイアンマン2』で初登場し、『アベンジャーズ』や『キャプテン・アメリカ/ウインター・ソルジャー』などで大活躍してきたブラック・ウィドウの単独映画がついに始動。この記事では、彼女のこれまでの活躍を振り返りながら、映画の最新情報を紹介します。

目次

『ブラック・ウィドウ』で明らかになるナターシャの過去!公開は2021年に

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に『アイアンマン2』(2010年)で初登場した、ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフ。スカーレット・ヨハンソンが演じたブラック・ウィドウは、「アベンジャーズ」シリーズをはじめとする数々のMCU作品に出演してきました。 そんなナターシャを主人公とした単独映画『ブラック・ウィドウ』が、ついに製作決定!この記事では彼女の経歴と、映画の最新情報を紹介していきます。 ※この記事には、一部『アベンジャーズ/エンドゲーム』に関するネタバレが含まれる箇所があります。未鑑賞の方はご注意ください。

全米で公開延期!日本公開も2021年4月29日に

当初は2020年5月に日米同時公開予定で、ゴールデンウィークの注目作だった『ブラック・ウィドウ』。しかしその後、新型コロナウイルス感染拡大の影響によって同年11月に延期。 さらに全米では収束の目処が立たないため、2021年5月7日公開に再び延期されました。それに伴って日本公開日も、2021年4月29日に変更されています。アメリカより1週間早く公開される予定です。

『ブラック・ウィドウ』のあらすじはどうなる?

今回の単独映画では、2016年の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』直後を描くということが明らかになっています。 ブラック・ウィドウの前日譚を描きつつ、MCUシリーズの作品間を補完する物語となりそうです。

舞台はナターシャ因縁の地

すでに2019年5月末からノルウェーで撮影が開始されている本作。ナターシャの因縁の地・ブダペストも、舞台のひとつになるとのことです。スパイ時代に関係があったレッド・ガーディアンのアレクセイも登場し、ナターシャの過去が描かれます。 「シビル・ウォー」直後、ナターシャは逃亡中にかつて妹のような存在だったエレーナと再会。エレーナもナターシャと同等の戦闘能力を持っており、出会うなり銃を向け合うといった複雑な関係性です。

ファミリーとの再会

「母」のメリーナは天才科学者で、ナターシャもエレーナも知らされていない極秘研究に携わっています。「父」のアレクセイは、ロシア版キャプテン・アメリカと呼ばれるレッド・ガーディアン。そして「妹」のエレーナを含めたこの3人が、ナターシャにとって過去のファミリーでした。 アレクセイは家族の再会を喜びますが、彼らは「訓練された殺し屋」であり、本物の家族ではありません。過去のファミリーとの再会は何を意味するのでしょうか。

ナターシャは過去と向き合うことに

ブラック・ウィドウとして訓練された暗殺者のナターシャは、その暗い過去から逃れてアベンジャーズに加入し、なにか良いことを成し遂げようと模索していました。 しかし本作では、過去のファミリーとブラック・ウィドウである自分自身に再び向き合うことになります。

また2019年の『アベンジャーズ/エンドゲーム』で、なぜナターシャがあの重大な決断を下したのかという背景も語られることになりそうです。これは絶対に見逃せないですね!

ブラック・ウィドウは1人じゃない!その名は「妹」に受け継がれるのか

ブラック・ウィドウとして訓練されていたのは、ナターシャだけではありません。ほかにも同じように訓練を受けた女性たちが存在し、本作ではもう1人のブラック・ウィドウとしてエレーナが登場します。 エレーナはナターシャにとって妹のような存在でしたが、同等の戦闘能力を持つライバルでもありました。実は本作で、ナターシャからエレーナに「ブラック・ウィドウ」のバトンが渡されることが示唆されています。 今後のMCUでは、エレーナが2代目ブラック・ウィドウとなる可能性があるのかもしれませんね。

『ブラック・ウィドウ』の登場人物/キャストを紹介

ブラック・ウィドウ(ナターシャ・ロマノフ)/スカーレット・ヨハンソン

スカーレット・ヨハンソン
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ブラック・ウィドウの単独映画で主演を務めるのは、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で同役を長年演じてきたスカーレット・ヨハンソンです。 彼女は1984年11月22日生まれのアメリカ人女優。幼少期から演劇教室に通い、8歳の時にオフ・ブロードウェイで舞台デビューしています。最初に大きく注目されたのは2003年の映画『ロスト・イン・トランスレーション』と『真珠の耳飾りの少女』で、国内外の映画賞を受賞しました。 「アベンジャーズ」シリーズには2010年の『アイアンマン2』から、ブラック・ウィドウ(ナターシャ・ロマノフ)役で出演しています。

エレーナ・ベロワ/フローレンス・ピュー

フローレンス・ピュー
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2018年の映画『トレイン・ミッション』で注目された、イギリス人女優のフローレンス・ピューも出演決定。ナターシャの妹分のスパイであり、後にブラック・ウィドウを名乗ることになるエレーナ・ベロワ役です。 2019年にはアリ・アスター監督による『ミッドサマー』で主演を務め、全世界に衝撃を与えた彼女。新進気鋭女優の活躍に期待が高まります。

レッド・ガーディアン(アレクセイ・ショスターコフ)/デヴィッド・ハーバー

デヴィッド・ハーバー
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さらにナターシャの元夫で、コミック版ではソ連版キャプテン・アメリカといわれているレッド・ガーディアンこと、アレクセイ・ショスタコフも登場します。 アレクセイを演じるのは、Netflixオリジナルドラマ「ストレンジャー・シングス」シリーズで知られるデヴィッド・ハーバー。2019年にはアメコミ映画『ヘルボーイ』で主演を務め、話題になりました。

メリーナ・ヴォスタコフ/レイチェル・ワイズ

レイチェル・ワイズ
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『女王陛下のお気に入り』(2018)のレイチェル・ワイズが、ナターシャとともにスパイ訓練を受けるメリーナ・ヴォスタコフ役で出演。 ワイズはIGNのインタビューで、自身の役名は「ブラック・ウィドウ」だと語り、本作にはナターシャやエレーナ、そしてメリーナのほかにも複数の“ブラック・ウィドウ”が登場すると明かしています。

メイソン/O・T・ファグベンル

O・T・ファグベンル
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ナターシャと旧知の仲であるメイソンを演じるのは、イギリス出身でテレビシリーズを中心に活躍しているO・T・ファグベンル。 2017年から続くテレビドラマシリーズ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』では、主人公の夫ルークを演じています。

ヴィランとして登場するタスクマスターって?

映画『ブラック・ウィドウ』には、ヴィランとしてタスクマスターが登場するようです。 タスクマスター(本名 トニー・マスターズ)の職業は傭兵ですが、優れた育成能力を持っているため、あらゆる組織から戦闘教官として引っ張りだこ。同じ傭兵であるデッドプールとは、腐れ縁ともいわれています。 彼は超人でもミュータントでもありませんが、「写真的反射(フォトグラフィック・リフレクシズ)」と呼ばれる記憶能力の持ち主で、1度見た相手の技や身のこなしを完璧に覚えて再現することができます。 2020年9月現在、演じる俳優はまだ明かされていません。

ロバート・ダウニー・Jr演じるアイアンマンが登場!?

ロバート・ダウニー・Jr.『アイアンマン3』
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アメリカのメディアサイトDeadlineで、本作にロバート・ダウニー・Jr演じるアイアンマンが再び登場する、というニュースが報道されました。 これが本当だとすれば大変喜ばしいニュースですが、マーベル・スタジオ側は正式に彼の出演を発表しているわけではありません。 しかしすでに海外のマーベルファンは、この報道に大喜びの様子です。日本のファンも歓喜必至のビッグニュースですが、焦らず正式発表を待ちましょう。

日本語吹き替えキャストも続々決定!

ブラック・ウィドウ/米倉涼子

ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ役の日本語版声優は、女優の米倉涼子が続投することが決定。2012年の『アベンジャーズ』からMCUでのブラック・ウィドウの声を担当しています。 米倉涼子はテレビを中心に活躍する人気女優であり、代表作の「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」シリーズは2019年にシーズン6を迎えました。2021年にはNetflixドラマ『新聞記者』に主演することも決まっています。

エレーナ・ベロワ/田村睦心

「妹」であるエレーナの声を担当するのは、声優の田村睦心。ナターシャとは複雑な関係ですが、演じる田村睦心はエレーナを家族想いの情にもろい人物と分析しています。 田村睦心はハスキーボイスを活かした少年役が多いことで知られる人気声優です。2019年のテレビアニメ『妖怪学園Y 〜Nとの遭遇〜』と同年公開の劇場版で、主人公の寺刃ジンペイを演じています。

レッド・ガーディアン/大塚明夫

キャプテン・アメリカにライバル心を燃やすレッド・ガーディアンの日本語版声優には、ベテラン声優の大塚明夫。「父」としてナターシャの過去のファミリーをまとめていた人物です。 大塚明夫は独特の低い声質でさまざまな洋画の日本語吹き替えを担当しており、特にスティーブン・セガールの専属として有名。またアニメの『ブラック・ジャック』では、長年ブラック・ジャック役を務めています。

メリーナ・ヴォスタコフ/田中敦子

天才科学者の「母」メリーナの日本語版声優を務めるのは、声優でナレーターの田中敦子。メリーナはスパイ養成プログラム「レッドルーム」で訓練を受けた暗殺者であり、極秘研究にも携わる謎多き女性です。 田中敦子は1990年代から活躍するベテラン声優で、これまでアニメや洋画吹き替えを数多く担当しています。アニメ「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」シリーズの草薙素子は代表作のひとつです。

メイソン/関智一

ブラック・ウィドウの過去を知る調達屋・メイソンの声を担当するのは、声優の関智一。メイソンはナターシャの友人でもあり、政府に追われる逃亡中の彼女を支えています。 関智一は、アニメ『ドラえもん』の骨川スネ夫役でよく知られる人気声優です。2020年は『ドラえもん のび太の新恐竜』と『STAND BY ME ドラえもん 2』の映画2本に、スネ夫役として出演しています。

監督も脚本も女性が担当!新たなファンを引き込めるか?

『ブラック・ウィドウ』の監督に抜擢されたのは、オーストラリア出身の女性映画監督ケイト・ショートランド。映画『さよなら、アドルフ』(2012年)で注目され、同じくドイツが舞台のスリラー映画『ベルリン・シンドローム』(2017年)で高い評価を得ています。 『さよなら、アドルフ』も『ベルリン・シンドローム』もシリアスな作風のため、本作もロシア周辺を舞台にしたシリアスなスパイアクションになるかもしれませんね。

脚本は『キャプテン・マーベル』(2018年)を手がけたジャック・スカエファーが務め、『ラブストーリーズ コナーの涙』(2013年)の脚本家ネッド・ベンソンがその最終稿をリライトしているようです。 スカエファーは『アナと雪の女王/家族の思い出』(2017年)を手がけた経験もある女性脚本家。 ファミリー向けでありWヒロインが活躍する作品を書いた彼女が起用されたということは、ただシリアスなだけではなく、クスリと出来るような場面や女性の琴線に触れるシーンが用意されている可能性もあります。 『キャプテン・マーベル』に続いてマーベルの女性ヒーローが主人公となる本作は、どれだけ女性ファンを引き込めるかも問われているようですね。

MCUにおけるブラック・ウィドウの活躍を振り返る!

ここからはマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)におけるブラック・ウィドウの登場作品を、公開順に紹介。 彼女のMCUでの活躍をネタバレありで振り返っていきます。

『アイアンマン2』(2010年)

ブラック・ウィドウが映画に初登場したのは、2010年の『アイアンマン2』です。 本作での彼女はすでにS.H.I.E.L.D.のエージェントであり、アイアンマンことトニー・スタークのアベンジャーズへの適性調査を行うため、スターク社の法務部に社員として潜入していました。

スターク社ではナターシャ・ラッシュマンと名乗り、トニーに気に入られて彼の秘書となった彼女。ペッパー・ポッツが嫉妬するくらいの仲の良さを見せます。 その素性が知られた後は不仲となるも、危機に陥ったトニーを救いました。

『アベンジャーズ』(2012年)

次に登場したのは2012年の『アベンジャーズ』です。スーパーヒーローが集結する歴史的な作品の中で、紅一点の女性ヒーローとしてアベンジャーズに加入。男性メンバーに引けを取らない活躍を見せました。 日本での宣伝では、アイアンマンのキャッチコピーが「ありえないほど《天才》」、キャプテン・アメリカのキャッチコピーが「ありえないほど《正義》」など、キャラクターごとに「ありえないほど《○○》」というコピーが用いられており、ブラック・ウィドウのキャッチコピーは「ありえないほど《妖艶》」でした。

抜群の戦闘能力でアベンジャーズの一員となったナターシャは、個性の強いメンバーたちをチームとして結び付けるまとめ役としても活躍。 ロキの捕縛に成功し、彼に操られたホークアイを正気に戻して、チタウリの軍勢に立ち向かいました。

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014年)

『アベンジャーズ』での活躍の後にブラック・ウィドウがスクリーンに登場したのは、MCUでも最高傑作といわれている2014年の『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』です。相変わらず彼女のスタイリッシュなアクションが堪能できます。 また本作ではキャプテン・アメリカとのキスシーンや、いつも気丈な彼女が涙を見せる場面なども見どころのひとつ。彼女の内面を掘り下げるような描写も印象的な作品になっています。

ナターシャは巨大な陰謀に巻き込まれたキャプテン・アメリカの味方となり、行動をともにすることになります。 陰謀を探るために奔走する一方で、S.H.I.E.L.D.の仕事は自分には向いていないと弱音を吐くシーンも。そんな中でもフューリーと協力して、S.H.I.E.L.D.とヒドラの機密を全世界に公開しました。

『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年)

「アベンジャーズ」シリーズ第2弾である『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』にも、もちろん登場しています。 本作ではハルクとの恋に落ちるような描写や、ハルクになって暴走しそうになる彼を抑える描写などに加えて、ホークアイの家族との交流なども描かれました。

ヒーローたちが再集結した本作では、人類に反旗を翻した人工知能「ウルトロン」の暴走を食い止める戦いが展開。 ソウルでの戦闘でナターシャは敵に捕らえられますが、居場所を発信してメンバーに伝え、救出に来たアベンジャーズと決戦に参加しました。

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)

アイアンマンとキャプテン・アメリカを中心に、スーパーヒーローたちが2つのチームに別れて戦った2016年の映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』。 同作でブラック・ウィドウは、基本的にはアイアンマン寄りの立場を取りつつ、最終的にはキャプテン・アメリカの支援もするという微妙な立ち位置になります。 ヒーロー同士の戦いが大きな見どころの本作ではありますが、仲間同士の争いの中で揺れ動くブラック・ウィドウの心情にも注目です。

休職中のトニーに代わってアベンジャーズの共同リーダーを務めたナターシャは、チーム存続のためソコヴィア協定に同意します。空港での戦闘ではスティーブの意を汲んで逃し、後に自らも失踪しました。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年)

サノスの本格的な登場で大きな話題を呼んだ「アベンジャーズ」シリーズ第3弾『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年)では、赤毛から金髪になったブラック・ウィドウが登場。 キャプテン・アメリカと行動をともにしていたナターシャは、彼と抜群のコンビネーションを発揮します。登場するヒーローがさらに増えているため、出番自体は以前の作品よりも少ないかもしれませんが、しっかりと見せ場がある作品です。

トニーと和解し、新メンバーと合流してアベンジャーズの再結集を目指した本作。しかしすべてのインフィニティ・ストーンを手に入れたサノスの前では、無力でした。 サノスが発動した「デシメーション」により、全宇宙の生命の半分が塵となって消えてしまいます。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)

「アベンジャーズ」シリーズ第4弾にして、シリーズの集大成となる『アベンジャーズ/エンドゲーム』では、ブラック・ウィドウの行動が重要な鍵を握ることに。 衝撃の連続だった本作のなかでも、ブラック・ウィドウは特に大きな役割を担いました。

サノスのデシメーションでアベンジャーズも半分のメンバーを失った中、ナターシャは生存者の1人として、時間を遡るストーン奪還計画に参加。 クリントと行動をともにしたナターシャは、“愛する者の犠牲によって得られる”ソウル・ストーンを手にするため、クリントを制して自ら崖下に落ちていきました。

原作コミックで語られたブラック・ウィドウの過去を紹介

原作コミックでのブラック・ウィドウの本名は、ナターシャ・ロマノフまたはナタリア・ロマノヴァといいます。 1970年代にコミック『Amazing Avengers』で語られた彼女のオリジンは、友人のイワン・ペトロヴィッチに育てられ、スパイとしての訓練を受け始めたというもの。 しかし後に改訂された設定では、彼女はソ連が行っていたブラック・ウィドウ・オプス計画に参加し、ほかの孤児たちとともに洗脳され「レッドルーム」と呼ばれる機関で戦闘や諜報活動の訓練を受けた、というストーリーになっています。 またここでバイオテクノロジーによって長寿となり、若い姿を保てるように改造されたナターシャは、この時期にウィンター・ソルジャーと恋愛関係になりました。 そしてMCUでも語られたとおり、彼女は「レッドルーム」卒業時にバレリーナとしての偽の記憶を植え付けられ、不妊手術を受けています。 その後ナターシャは、ソ連の有名なテストパイロットだったアレクセイ・ショスタコフと結婚。しかしソビエト政府は、ショスタコフにキャプテン・アメリカと同じ超人血清を投与し、レッド・ガーディアンにすることを決定します。 そのため政府は彼の死を偽装し、ナターシャと引き離しました。これが彼女が「ウィドウ(未亡人)」と名乗っている理由のひとつです。 その後ナターシャはホークアイのすすめでアメリカに亡命し、国際諜報組織S.H.I.E.L.D.S.(シールズ)のエージェントとして働くようになります。

原作コミックのブラック・ウィドウに関するトリビアを紹介

1.ナターシャは初代ブラック・ウィドウではない

ナターシャ・ロマノフは初代ブラック・ウィドウではありません。 1940~1943年の間にマーベルコミックに登場したキャラクター、クレア・ヴォヤンが初代ブラック・ウィドウです。 冷徹な所などナターシャと同じような特徴がいくつかあるものの、クレアはスパイではありません。1度死亡した後、悪魔の力で息を吹き返したキャラクターです。 クレア・ヴォヤンは50年ほど姿を消していましたが、最近になり新たなコミックシリーズで復活を果たしています。 残念ながら、まだナターシャ・ロマノフと物語でクロスオーバーしたことはありませんが、新旧ブラック・ウィドウのバトルが繰り広げられる瞬間をファンは待ち望んでいるようです。

2. バレエレッスンがトレーニングメニューのひとつ

マーベルコミックのシリーズごとに、ナターシャが取り組むトレーニング方法はさまざまです。 初めてナターシャのオリジンストーリーが語られた時、幼少期に誘拐されたナターシャは暗殺者としてのトレーニングと並行して、バレエのレッスンを受けていました。 後に語られたオリジンストーリーでは、彼女はソヴィエトのスパイ養成施設「レッド・ルーム」で育てられた人間兵器という設定に変わり、バレエのレッスンはしていません。 しかしその時は、ボリショイバレエ団に所属してバレエを学んだという偽物の記憶が埋め込まれていました。ブラック・ウィドウとバレエは切っても切り離せないもののようです。

3. 元々はヴィランだった

今ではブラック・ウィドウといえば、マーベルコミックの中で有名なヒーローの1人ですが、初めはヴィランとして登場したキャラクターです。ソビエトのスパイというバックグラウンドがあったため、シールズやアメリカのヒーローたちの脅威となっていました。 初期のミッションはアイアンマンやスパイダーマンを暗殺することです。 また後にナターシャは、ホークアイと出逢い恋に落ちることになりますが、ホークアイもヒーローではなくヴィランとして登場したキャラクターでした。

4. お馴染みのコスチュームになるまで時間がかかった

ブラック・ウィドウはコミックのシリーズごとに経歴が違うため、コスチュームの方向性が定まるまでにも紆余曲折がありました。 スパイのキャラクターとして変装スキルは不可欠のはずですが、最初のコスチュームはカクテルドレスにヴェールがついたもの。スパイとして実用的ではありませんでした。 ナターシャは、ソビエトのスパイ時代からアメリカに亡命するまでの数年間このコスチュームを愛用していました。しかしその後、黒髪にブルーのマントとマスクのコスチュームを経て、お馴染みの赤髪に黒いボディスーツ姿になります。

5. ブラック・ウィドウがブラック・ウィドウを説得していた!?

初代ブラック・ウィドウはナターシャと関係性がありませんが、90年代後半に登場したブラック・ウィドウ、エレーナ・ベロワはナターシャと同じ施設で訓練を受けており、彼女と関係が深い人物です。 エレーナは殺害の命令を受けて、ナターシャを追い続けることになります。 しかし彼女をかつての自分の姿と重ね合わせたナターシャは、エレーナが洗脳されていることに気づき、組織から離れるように説得。エレーナは後にキューバで引退し、ビジネスウーマンとして新たな生活を送るようになります。 実写映画に登場するエレーナは、彼女がベースになったキャラクターではないかとみられています。

映画『ブラック・ウィドウ』でナターシャの過去がついに明かされる!

『アベンジャーズ/エンドゲーム』スカーレット・ヨハンソン
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ブラック・ウィドウ(ナターシャ・ロマノフ)の単独映画『ブラック・ウィドウ』は、「シビル・ウォー」直後を舞台に、彼女のスパイ時代の過去が明かされる作品です。 さらに「エンドゲーム」での彼女の決断を紐解く重要な内容も描かれるとのことで、ますます期待が高まります。 ciatrでは今後も随時最新情報を発信予定です!ぜひ定期的にチェックしてみてくださいね。