2019年11月26日更新

映画『ブラック・ウィドウ』でナターシャの謎は明かされるのか? あらすじ・キャストを紹介

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© Walt Disney Studios Motion Pictures

『アイアンマン2』で初登場、『アベンジャーズ』、『キャプテン・アメリカ/ウインター・ソルジャー』など大活躍してきたブラック・ウィドウの単独映画がついに始動。この記事では、彼女のこれまでの活躍をふり返りつつ、映画の最新情報を紹介していきます。

目次

映画『ブラック・ウィドウ』で明かされるナターシャの過去とは?

マーベル・シネマティック・ユニバースには『アイアンマン2』で初登場したブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフ。スカーレット・ヨハンソンが演じたブラック・ウィドウは、「アベンジャーズ」シリーズをはじめとする数々の作品に出演してきました。 そんなナターシャが主役の単独映画『ブラック・ウィドウ』が2020年5月1日に日米同時公開になります。この記事では彼女の経歴と、映画の最新情報を紹介していきましょう。 ※この記事には、一部『アベンジャーズ/エンドゲーム』に関するネタバレが含まれる箇所があります。未鑑賞の方はご注意ください。

『ブラック・ウィドウ』のあらすじはどうなる?

今回の単独映画は、2016年の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』直後を描くということが明らかになりました。ブラック・ウィドウの前日譚を描きつつ、MCUシリーズの作品間を補完する物語となりそうです。 すでに2019年5月末からノルウェーで本作の撮影が開始されており、ナターシャの因縁の地・ブダペストも舞台の一つになるとのこと。スパイ時代に関係があった“レッド・ガーディアン”のアレクセイも登場し、ナターシャの過去が描かれることは間違いありません。

また、2019年の『アベンジャーズ/エンドゲーム』で、なぜナターシャがあの重大な決断を下したのかという背景も語られることになりそうです。これは絶対に見逃せないですね!

原作コミックでのブラック・ウィドウの過去を紹介

原作コミックでのブラック・ウィドウの本名は、ナターシャ・ロマノフ、またはナタリア・ロマノヴァといいます。 1970年代にコミック『Amazing Avengers』で語られた彼女のオリジンは、友人のイワン・ペトロヴィッチに育てられ、スパイとしての訓練を受け始めたというもの。しかし後に改訂された設定では、彼女はソ連が行っていた「ブラック・ウィドウ・オプス計画」に参加し、ほかの孤児たちとともに洗脳され「レッドルーム」と呼ばれる機関で戦闘や諜報活動の訓練を受けた、というストーリーになっています。 また、ここでバイオテクノロジーによって長寿となり、若い姿を保てるように改造されたナターシャは、この時期にウィンター・ソルジャーと恋愛関係になりました。 そしてMCUでも語られたとおり、彼女は「レッドルーム」卒業時にバレリーナとしての偽の記憶を植え付けられ、不妊手術を受けています。

その後ナターシャは、ソ連の有名なテストパイロットだったアレクセイ・ショスタコフと結婚。しかしソビエト政府は、ショスタコフにキャプテン・アメリカと同じ超人血清を投与し、“レッド・ガーディアン”にすることを決定します。そのため政府は彼の死を偽装し、ナターシャと引き離しました。これが彼女が「ウィドウ(未亡人)」と名乗っている理由の1つです。 その後、ナターシャはホークアイのすすめでアメリカに亡命し、国際諜報組織S.H.I.E.L.D.S.(シールズ)のエージェントとして働くようになります。

『ブラック・ウィドウ』のキャスト/キャラクターを紹介 ヘルボーイの俳優がレッドガーディアン役で出演決定

ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ:スカーレット・ヨハンソン

スカーレット・ヨハンソン
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ブラック・ウィドウの単独映画で主演を務めるのは、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で同役を長年演じてきたスカーレット・ヨハンソンです。 彼女は1984年11月22日生まれのアメリカ人女優。幼少から演劇教室に通い、8歳の時にオフ・ブロードウェイで舞台デビューしています。最初に大きく注目されたのは2003年の『ロスト・イン・トランスレーション』と『真珠の耳飾りの少女』で、国内外の映画賞を受賞しました。 「アベンジャーズ」シリーズでは2010年の『アイアンマン2』から、ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ役で出演しています。

イェレナ・べロワ:フローレンス・ピュー

フローレンス・ピュー
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2018年の映画『トレイン・ミッション』で注目されたイギリス人女優フローレンス・ピューが、ナターシャの妹分のスパイであり、後にブラック・ウィドウを名乗ることになるイェレナ・ベロワ役で出演することが決定しています。 2019年には『へレディタリー/継承』(2018年)のアリ・アスター監督による『ミッドサマー』に主演しているフローレンス・ピュー。新進気鋭女優の活躍に期待が高まります。

レッド・ガーディアン/アレクセイ・ショスタコフ:デヴィッド・ハーバー

デヴィッド・ハーバー
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さらに単独映画には、ナターシャの元夫で、コミック版ではソ連版“キャプテン・アメリカ”といわれているレッド・ガーディアンこと、アレクセイ・ショスタコフも登場します。 アレクセイを演じるのは、Netflixオリジナルシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』で知られるデヴィッド・ハーバー。2019年にはアメコミ映画『ヘルボーイ』に主演し、話題になりました。

メイソン:O・T・ファグベンル

O・T・ファグベンル
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ナターシャと旧知の仲であるメイソンを演じるのは、イギリス出身でテレビシリーズを中心に活躍しているO・T・ファグベンル。 2017年から続くテレビドラマシリーズ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』では、主人公ジューン(演:エリザベス・モス)の夫ルークを演じています。

メリーナ・ヴォスタコフ/レイチェル・ワイズ

レイチェル・ワイズ
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『女王陛下のお気に入り』(2018)のレイチェル・ワイズが、ナターシャとともにスパイ訓練を受けるメリーナ・ヴォスタコフ役で出演します。 ワイズはIGNのインタビューで、自身の役名は“ブラック・ウィドウ”だと語り、本作にはナターシャやイェレナ、そしてメリーナのほかにも複数の“ブラック・ウィドウ”が登場すると明かしています。 いったいどんなストーリーになるのか、楽しみですね。

ヴィランはタスクマスター?

映画『ブラック・ウィドウ』には、ヴィランとしてタスクマスターが登場するようです。 タスクマスター、本名トニー・マスターズの職業は傭兵ですが、優れた育成能力を持っているため、あらゆる組織から戦闘教官として引っ張りだこの人物。同じ傭兵であるデッドプールとは腐れ縁ともいわれています。 彼は超人でもミュータントでもありませんが、「写真的反射(フォトグラフィック・リフレクシズ)」と呼ばれる記憶能力の持ち主で、1度見た相手の技や身のこなしを完璧に覚えて再現することができます。 本作のヴィランとして正式に登場が発表されたわけではありませんが、撮影現場の目撃情報が報告されています。また2019年11月現在、演じる俳優は不明です。

ロバート・ダウニー・Jr演じるアイアンマンが登場!?

ロバート・ダウニー・Jr.『アイアンマン3』
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アメリカのメディアサイトDeadlineで、本作にロバート・ダウニー・Jr演じるアイアンマンが再び登場する、という旨のニュースが報道されました。 これが本当だとすれば大変喜ばしいニュースですが、マーベル・スタジオ側は正式に彼の出演を発表しているわけではありません。 しかしすでに海外のマーベルファンは、この報道に大喜びの様子です。日本のファンも歓喜必至のビッグ・ニュースですが、焦らず正式発表を待ちましょう。

監督は『ベルリン・シンドローム』のケイト・ショートランド

『ブラック・ウィドウ』の監督に抜擢されたのは、映画『さよなら、アドルフ』(2012年)で注目され、同じくドイツが舞台のスリラー映画『ベルリン・シンドローム』(2017年)で評価を高めたオーストラリア出身の女性映画監督ケイト・ショートランド。 『さよなら、アドルフ』も『ベルリン・シンドローム』もシリアスな作風のため、本作もロシアやそれに類する国を舞台にしたシリアスなスパイアクションになるかもしれません。

脚本は『キャプテン・マーベル』(2018年)を手がけたジャック・スカエファーが務め、『ラブストーリーズ コナーの涙』(2013年)の脚本家ネッド・ベンソンがその最終稿をリライトしているようです。 スカエファーは『アナと雪の女王/家族の思い出』(2017年)を手がけた経験もある女性脚本家。ファミリー向けでありWヒロインが活躍する作品を書いた彼女が起用されたということは、ただシリアス一辺倒ではなく、クスリと出来るような場面や女性の琴線に触れるシーンが用意されている可能性もあります。 『キャプテン・マーベル』に続き、マーベルの女性ヒーローが主人公となる本作は、どれだけ女性ファンを引き込めるかも問われているようですね。

MCUにおけるブラック・ウィドウの活躍を振り返る

『アイアンマン2』(2010年公開)

ここからは、マーベル・シネマティック・ユニバースにおけるブラック・ウィドウの出演作を作品が公開された時系列順に紹介していきます。 まず、彼女が映画に初登場したのは2010年の『アイアンマン2』。本作での彼女はすでにS.H.I.E.L.D.のエージェントであり、アイアンマンことトニー・スタークのアシスタントを務めるため、スターク社の法務部に社員として潜入していました。

『アベンジャーズ』(2012年公開)

次に彼女が登場したのは、2012年の『アベンジャーズ』。スーパーヒーローが集結する歴史的な作品の中で、紅一点の女性ヒーローとして活躍。男性メンバーに引けを取らない活躍を見せました。 なお、日本での宣伝では、アイアンマンのキャッチコピーが「ありえないほど《天才》」、キャプテン・アメリカのキャッチコピーが「ありえないほど《正義》」など、キャラクターごとに「ありえないほど《○○》」」というコピーが用いられており、ブラック・ウィドウのキャッチコピーは「ありえないほど《妖艶》」でした。

『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』(2014年公開)

『アベンジャーズ』での活躍の後に、ブラック・ウィドウがスクリーンに登場したのはMCUでも最高傑作との呼び声高い2014年の『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』です。 本作でも相変わらずヒーローとしてのスタイリッシュなアクションが堪能できます。また、それ以外の見所としては、キャプテン・アメリカとのキスシーンや、いつも気丈な彼女が涙を見せる場面など、彼女の内面を掘り下げるようなドラマ性も印象的な作品になっています。

『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年公開)

「アベンジャーズ」シリーズ第2弾である『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』にももちろ出演しています。 本作では、ハルクとの恋愛的な描写と、ハルクになって暴走しそうになる彼を抑える描写などに加えて、ホークアイの家族との交流なども描かれています。

『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』(2016年公開)

アイアンマンとキャプテン・アメリカを中心に、スーパーヒーローたちが2つのチームに別れて戦った2016年の映画『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』。 同作でブラック・ウィドウは、基本的にはアイアンマン寄りの立場を取りつつ、最終的にはキャプテン・アメリカの支援もするという微妙な立ち位置になります。 ヒーロー同士の戦いが大きな見所の本作ではありますが、仲間同士の争いの中で揺れ動くブラック・ウィドウの心情にも注目です。

『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』(2018年公開)

そして、2018年にサノスの本格的な登場により大きな話題を呼んだ「アベンジャーズ」シリーズ第3弾、『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』にもブラック・ウィドウは登場。 結末に関するネタバレは避けますが、キャプテン・アメリカと行動を共にしていた彼女は、キャプテン・アメリカとの抜群のコンビネーションを発揮します。登場するヒーローがさらに増えているため、出番自体は以前の作品よりも少ないかもしれませんが、しっかりと見せ場がある一本です。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年公開)

そして、「アベンジャーズ」シリーズ第4弾にして、シリーズの集大成となる『アベンジャーズ/エンドゲーム』にもブラック・ウィドウは登場しています。 衝撃の連続だった本作のなかでも、ブラック・ウィドウは特に大きな役割を担いました。

原作コミックのブラック・ウィドウに関するトリビアを紹介

1.ナターシャは初代ブラック・ウィドウではない

ナターシャ・ロマノフは初代ブラック・ウィドウではありません。 1940~1943年の間にマーベルコミックに登場したキャラクター、クレア・ヴォヤンが初代ブラック・ウィドウです。 冷徹な所などナターシャと同じような特徴がいくつかあるものの、クレアはスパイではありません。一度死亡した後、悪魔の力で息を吹き返したキャラクターです。 クレア・ヴォヤンは50年ほど姿を消していましたが、最近になり新たなコミックシリーズで復活を果たしています。 残念ながら、まだナターシャ・ロマノフと物語でクロスオーバーしたことはありませんが、新旧ブラック・ウィドウのバトルが繰り広げられる瞬間をファンは待ち望んでいるようです。

2. バレエレッスンがトレーニングメニューのひとつ

マーベルコミックのシリーズごとにナターシャが取り組むトレーニング方法は様々です。 初めてナターシャのオリジンストーリーが語られた時、バロン・フォン・ストラッカーに幼少期に誘拐されたナターシャは暗殺者としての様々なトレーニングと並行して、バレエのレッスンを受けていました。 後に語られたオリジンストーリーで彼女はソヴィエトのスパイ養成施設“レッド・ルーム”で育てられた人間兵器という設定に変わり、バレエのレッスンはしていません。 しかし、その時はボリショイバレエ団に所属してバレエを学んだという偽物の記憶が埋め込まれていたため、ブラック・ウィドウとバレエは切っても切り離せないもののようです。 『アベンジャーズ・エイジ・オブ・ウルトロン』に二つのオリジンストーリーが混ざったような場面が登場しました。

3. 元々はヴィランだった

今ではブラック・ウィドウ(ナターシャ)といえば、マーベルコミックの中で有名なヒーローのひとりですが、初めはヴィランとして登場したキャラクターです。ソビエトのスパイというバックグラウンドがあったため、シールズやアメリカのヒーローたちの脅威となっていました。 初期のミッションはアイアンマンやスパイダーマンを暗殺することです。 また、後にナターシャはホークアイと出逢い、恋に落ちることになりますが、ホークアイもヒーローではなくヴィランとして登場したキャラクターです。

4. お馴染みのコスチュームになるまで時間がかかった

ブラック・ウィドウはコミックのシリーズごとにいろいろと経歴が違うため、コスチュームの方向性が定まるまで紆余曲折があったキャラクターです。 スパイのキャラクターとして変装スキルは不可欠のはずですが、最初のコスチュームはカクテルドレスにヴェールがついたもの。スパイとして実用的ではありませんでした。 ナターシャは、ソビエトのスパイ時代からアメリカに亡命するまでの数年間このコスチュームを愛用していました。しかし その後、黒髪にブルーのマントとマスクのコスチュームを経て、お馴染みの赤髪に黒いボディスーツ姿になります。

5. ブラック・ウィドウがブラック・ウィドウを説得していた!?

初代ブラック・ウィドウ、クレア・ヴォヤンはナターシャと何も関係性がありませんが、90年代後半に登場したブラック・ウィドウ、エレーナ・ベロワはナターシャと同じ施設で訓練を受けたなど彼女と関係が深い人物です。 エレーナは殺害の命令を受けてナターシャを追い続けることに。 しかし、彼女をかつての自分の姿と重ね合わせたナターシャは、エレーナが洗脳されていることに気づき、組織から離れるように説得。 エレーナは後にキューバで引退、ビジネスウーマンとして新たな生活を送るようになります。 実写映画に登場するイェレナは、このエレーナがベースになったキャラクターではないかとみられています。

映画『ブラック・ウィドウ』は2020年5月1日公開!ナターシャのスパイ時代がついに明かされる!

『アベンジャーズ/エンドゲーム』スカーレット・ヨハンソン
© Walt Disney Studios Motion Pictures/zetaimage

映画『ブラック・ウィドウ』は2020年5月1日日米同時公開。本作では、彼女のスパイ時代を描きつつ「シビル・ウォー」(2016)直後の時系列となるようです。 詳しいストーリーなど、詳細はまだまだ不明なブラック・ウィドウの単独映画ですが、ciatrでは、随時最新情報を発信していきます。