2017年7月6日更新

『アメリカン・ハッスル』について知っておきたいトリビア15選

このページにはプロモーションが含まれています
アメリカン・ハッスル

AD

1. 『アメリカン・ハッスル』は実話がもとになってはいるけれど

『アメリカン・ハッスル』は1970年代にアメリカ・アトランタシティで実際に起きた収賄スキャンダル「アブスキャム事件」をもとに制作されました。 監督そして脚本を務めたデヴィッド・O・ラッセルは実話に多くの脚色を加えて映画にしたいと考え、この作品を制作したそうです。

2. あの大物俳優も実は出演している

『アメリカン・ハッスル』にハリウッド界の大御所ロバート・デ・ニーロとコメディアン、ルイ・C・Kが出演しているのをご存知でしたか? 映画の予告編ではもちろん見ることができないこの2人ですが、劇中にはしっかり登場しています。 ロバート・デニーロはマフィアのボスであるヴィクター・テレジオ役を、そしてルイはFBI捜査官であるリッチー・ディマーソ(ブラッドレイ・クーパー)の上司ストッダード・ソーセン役で出演しています。

3. あの2人のキスシーン

クリスチャン・ベール演じる詐欺師アーヴィン・ローゼンフェルドの妻ロザリン・ローゼンフェルド役のジェニファー・ローレンスとアーヴィンの愛人シドニー・プロッサー役のエイミー・アダムスは共演しているシーンはそれほど多くはありません。 ですが劇中で2人がキスするシーンがあるのです。しかもこれはエイミーのアイディアが起用されたもので彼女は「たぶんただ単に私がジェニファーにキスしたかっただけかも。だって彼女とってもかわいいんだもの!」と語っています。

4. 役者がやりたいように

クリスチャン・ベール演じる詐欺師アーヴィンとその妻ロザリンがベットルームで喧嘩をするシーンでは、初めは脚本が用意されそれにそって2人は演技をしていました。 しかしなかなかうまくいかなかったこともあり、ラッセル監督は最終的に2人に何でも好きなセリフを言って演技をするように指示を出して、脚本なしで撮影されることとなったそうです。

5. ジェニファー・ローレンスが歌うシーン

劇中でジェニファー・ローレンスが黄色い掃除用のゴム手袋をして掃除をしながら歌手ウイングスの「007 死ぬのは奴らだ」を歌うシーンが登場します。 夫であるアーヴィンとその愛人シドニーの関係を知ったローレンスは、自らの結婚生活そして騙され続けてきた今までの生活に怒り狂い、それを表現するかのように歌をうたうのです。 彼女は「本当に首を痛めるぐらい、頭を振って歌ったわ。」と語っています。

6. 意外と多い?!特殊効果の使用数

『アメリカン・ハッスル』の撮影には、200以上の特殊効果が使用されています。 コメディ・クライム映画にしては意外と多いかもしれませんが、映画の舞台が1970年代という設定なため、このうちのほとんどは現代風の建物や車などを画面から消すために使用されていたのだそうです。

7. キャスト全員が今までのイメージとは違う役を好演

クリスチャン・ベールは役作りのために20キロ以上体重を増やし、FBI捜査官リッチー・ディマーソを演じたブラッドリー・クーパーは世界で1番セクシーな男と呼ばれる自身の顔をチリチリパーマで隠し役を演じています。 これまでに素敵な女の子役を多く演じてきたエイミー・アダムスは、セクシーなドレスを身にまとい愛人役を熱演しました。

8. 女優を泣かせた監督

デヴィッド・O・ラッセル監督は俳優・女優の演技に対してかなり厳しい監督として知られています。 『アメリカン・ハッスル』の撮影中には、毎日のようにエイミー・アダムスを泣かせたんだとか。

9. クリスチャン・ベールにとって演技とは夢を見ているよう

クリスチャン・ベールは演技をするということは、夢を見ているようで中毒的なものだと語っています。
夜になればみんな夢を見ますよね、夢の中で人々はちょっとクレイジーなことを経験して、でもそれは夢だから許されますよね。演じるということは私にとってそれに似ているんです、起きているけれど夢の中にいるような感覚です。演じる人のことを学んで、自分のクレイジーになって。自分がクレイジーになればなれるほど、演技がよくなっていく。私にとって演技はとても中毒性のあるものなんです。
引用:indiewire.com

10. 事件の影響で遅れた撮影

『アメリカン・ハッスル』の撮影はボストンでも行われていましたが、2013年4月に起きたボストンマラソン爆弾テロ事件の影響を受けて撮影が延期されました。 ブラッドリー・クーパー、ジェレミー・レナー、クリスチャン・ベールとエイミー・アダムスは被害にあった人たちを見舞い、病院を訪れていたと言います。

11. もう少しで映画に登場しなかったクリスチャン・ベール

映画が企画された当初からメインキャラクターの役に決まっていたクリスチャン・ベールでしたが、スケジュール調整の関係で泣く泣く断念することとなりました。 代わりにブラッドリー・クーパーがベールの役に決まり、彼の役を代わりにジェレミー・レナーが演じることで落ち着きました。 クリスチャン・ベールのスケジュール調整がつき再度キャスティングされた際には、ベールがもともと演じる予定だった役が彼のもとに戻ってきて、同様にクーパーもオリジナルの役を演じることに。 そしてジェレミー・レナーにはラッセル監督がアトランタ市長であるカーマインを急遽つくり、彼が演じることとなりました。

12. ブラッドリー・クーパーの髪型の秘密

リッチー・ディマーソを演じたブラッドリー・クーパーの髪型がチリチリ頭だったのが印象に残った方も多いのではないでしょうか。 インタビューの中でクーパーはリッチーのチリチリ頭の理由をこんなふうに話しています。
ラッセル監督はリッチーのキャラクターを子どものように設定していたんだ。小さな男の子としてね。監督はリッチーに他とは違う見た目でいて欲しかったんじゃないかな。たぶん俺(クーパー)だって見ている人にわからないように。それで俺たちはチリチリ頭がいいって思いついたんだ。監督はリッチーは周りと違うように見せるために自分の髪をチリチリにしているって考え付いたんだよ。リッチーは典型的な男になりたいんだよ。
引用:indiewire.com

13. 誰か分からなかったクリスチャン・ベール

20キロもの体重増加をして役に挑んだクリスチャン・ベール。あまりにも違うベールの姿に、共演したロバート・デ・ニーロは撮影現場で紹介されてもなお彼が誰か分からなかったのだそう。 撮影中にラッセル監督にベールのことを指さしながら「あれは誰だ?」と聞いたというデ・ニーロはようやく気がづいた様子で「彼(ベール)全然見た目が違うね。」とかなり驚いたんだそうです。

14. ジェニファー・ローレンスにとって演じることは

演じるキャラクターになりきるために、ジェニファー・ローレンスは瞑想するんだそうです。
演じるということはその人を知るということ。小さい頃からその人のくせやその人を見てどんな人か学んできたことだけどケンタッキー州の小さな町では全く使い道のないことだったの。その人がそう動くのか、どうやって歩くのか?アクションとカットの声の間はまるで瞑想しているかのようなの。私が冷たく感じれば本当はそうは感じない、痛みを感じれば本当には感じていないといった感じ。実際とはまるで違う世界にいるような気持なの。
引用:indiewire.com

15. エイミー・アダムスが役に入り込むためにしていたこととは!?

エイミー・アダムスは演じるキャラクターになりきるために、ダンスを通してキャラクターを作り上げたと言われています。 小さい頃からダンスを習ってきたという彼女はダンスという表現方法を使って物語を伝え、自分の体や動きでそのキャラクターと繋がりを見つけていくんだそうです。