過激な名作!!『キックアス』の名言をご紹介!
『キックアス』は2010年に公開されたスーパーヒーロー映画。
当時13歳だったクロエ・グレース・モレッツの演じるヒット・ガールの過激なアクションと放送禁止用語の多用が話題を呼びました。この記事では『キックアス』のちょっとブラックで過激な名言をご紹介します。
キック・アスことデイブの名言
「いつも不思議に思ってた。なんで僕の前に誰も試さなかったのかって。・・・なあ、みんな正直になれよ。みんな人生のどこかで、きっとスーパーヒーローになりたかったはずなんだ。・・・ところでこれは僕じゃない。」
物語はマントとマスクを身につけ、ビルの屋上に立つスーパーヒーロー然とした男性のクローズアップから始まります。息をのんで見つめる観衆。マントを広げて飛び立った男性は・・・?!
語っているデイブ・リズースキは、スーパーヒーローに憧れる地味な高校生。冴えない毎日を送っていたデイブが、特別な能力もないのにスーパーヒーロー「キック・アス」になることを決意したことで、大変な事件に巻き込まれることになります。
キック・アスの名言
「すごいや!ウルヴァリンみたいだ!」
スーパーヒーローになることを決意し、ボディスーツを着込んで暴漢に立ち向かうもあっという間に倒され、さらに車に轢かれてしまったデイブ。全身の骨に金属プレートが埋め込まれた自分のレントゲン写真を見て、X-Menのウルヴァリンみたいだ!と興奮します。
ある意味すごくポジティブ!?さらに怪我の後遺症で全身の末梢神経が麻痺してしまい、痛みを感じないという特殊能力を手に入れたデイブは、スーパーヒーロー「キック・アス」としての活動を続けます。
キック・アスの名言
「三人のクソ野郎が一人に寄ってたかって痛めつけてる。周りのみんなは見てるだけだ。それで僕がどういうつもりかって?そうだな。僕は黙って見てるくらいなら死んだ方がましだ。かかってこい!」
三人の暴漢に追われている男を見かけて、助けに入ったキック・アス。知りもしないやつのために死ぬつもりなのか?と聞かれて、こう答えました。そしてめちゃくちゃに殴られてもめげずに応戦し見事暴漢を撃退します。
キック・アスの持ち前のフェアな精神と勇気が表われた名言です。
ヒット・ガールことミンディ・マクレイディの名言
「オーケー、○○○○ちゃんたち。腕前を見せてみなさいよ。」
学校一の美人ケイティの依頼を受けて、彼女に嫌がらせをしている麻薬販売人のもとに乗り込むも、全くかないそうにないキック・アス。そこに現れたのが紫の髪に黒いマスクをしたヒット・ガールでした。
この場面でヒット・ガールは俗にCワードと呼ばれるとても下品な放送禁止用語を使っています。それに続く「あなたたちに何ができるか見てみましょう。」という完全に大人をなめきった言葉。そして刀やバタフライナイフを駆使してあっという間にチンピラたちを倒してしまいます。
まだ13歳の少女による過激な決めぜりふと見事なアクションに世界が衝撃を受けました。
ヒット・ガールの名言
「パパ、怖いよ。」
ビッグ・ダディことデイモン・マクレイディは妻を自殺に追い込んだマフィア、フランク・ダミーコを倒すべく、一人娘のミンディをヒット・ガールに鍛え上げていました。
一見ごく普通の親子の会話が交わされているのですが、ミンディがここで怖いよ、と言っているのは、銃で撃たれる訓練のこと。ただの親子ではありません。
ヒット・ガールの名言
「冗談だよパパ!ねえ、わたしベンチメイド社のバタフライナイフが欲しい」
この場面でもまた、誕生日に何が欲しいかというごくありふれた親子の会話が交わされているはずなのですが。ふわふわの子犬や人形が欲しいと答えてビッグ・ダディを絶句させるミンディ。
「冗談だよ!」という言葉も、英語では "I'm just f**king with you Daddy! "と放送禁止のFワードを使っています。クロエは撮影の前の数ヶ月間トレーニングを受け、映画で華麗なバタフライナイフ捌きを見せています。
ビッグ・ダディの名言
「気をつけろ!次はクリプトナイトだ!次はロビンの復讐だ!」
フランク・ダミーコの一味に捕まり、椅子に縛り付けられてリンチされ絶体絶命となったキック・アスとビッグ・ダディ。そこへヒット・ガールが駆けつけます。
ビッグ・ダディは二人にしかわからないコードネームでヒット・ガールに攻撃の指示を出します。宿敵フランク・ダミーコを倒すために二人で続けてきた訓練が実を結ぶ場面です。
クリプトナイトは、スーパーマンの故郷であるクリプトン星で採れる鉱物の名前。そしてロビンはバットマンの相棒です。ビッグ・ダディもキック・アスに負けず劣らず、スーパーヒーローが大好きなようです。
ヒット・ガールの名言
「ショーは終わりだよ!マザーファッカーども!」
ビッグ・ダディとキック・アスをリンチする様子をテレビで中継させたフランク・ダミーコ。ヒット・ガールが駆けつけ一味を撃退する様子もそのまま中継されることになりました。
全ての敵を倒したヒット・ガールは一部始終を写していたカメラを破壊します。見ているだけだったテレビの視聴者たちに向けられた言葉です。
ヒット・ガールの名言
「パパは世界中で一番優しい。」
助けに駆けつけるも、縛り付けられた椅子に火を放たれ焼け死んでしまうビッグ・ダディ。死ぬ間際にミンディと最後の会話を交わします。
宿敵を倒すために普通の親子ではいられなくなってしまった二人ですが、確かな愛情で結ばれていることが会話の端々から伝わってきます。
ヒット・ガールの名言
「ママは無駄死にしたわ。だからパパの死は絶対に無駄にはしない。・・・パパに借りを返したい?なら黙って武器を取りな!」
ビッグ・ダディと母親の仇を討つためにフランク・ダミーコのアジトに乗り込むことにしたヒット・ガール。キック・アスに一人では無理だと言われこう答えます。
強敵を前にしてもひるまないミンディの強い決意が表われた言葉です。
キック・アスの名言
「力がなければ責任は伴わないって?それは真実じゃない」
ヒット・ガールとともに、フランク・ダミーコに立ち向かうことを決意したキック・アス。かつて『スパイダーマン』でベンおじさんがピーター・パーカーに言った「偉大な力には責任が伴う」という言葉を思い出しています。
では力がなければ、責任は伴わないのか?そんなことはなく、特殊な能力を持ったスーパーヒーローではなくても、人は世界をよい場所にするために果たさなければならない責任があるのだということにキック・アスは気づいたのでした。
ヒット・ガールの名言
「知ってるよ、バカ。」
フランク・ダミーコとの戦いに勝利し、無事帰還したキック・アスとヒット・ガール。改めて本名を明かし自己紹介をするデイブに、ヒット・ガールはこう答えます。そしてマスクとウィッグを取り、自分の本名を明かします。二人の新しい関係が始まった場面です。