2017年7月6日更新

映画『古都』あらすじ・キャスト【松雪泰子×橋本愛×成海璃子】

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古都

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松雪泰子が一人二役を務める映画『古都』が公開

川端康成の不朽の名作「古都」が36年ぶりに映画化されることが決定しました。これまでにも岩下志麻と山口百恵の主演で映画化やドラマ化されている人気小説。演技派女優の松雪泰子が、京都の伝統に生きる双子の姉妹を一人二役で演じます。 今回の映画は原作小説の「その後」を描くオリジナルストーリー。原作では描かれていない主人公の双子の姉妹のその後の物語で、成長した双子姉妹とそれぞれの娘たちの人生を、京都とパリを舞台に描いた人間ドラマです。撮影は京都やフランスのパリで行われ、松雪泰子や橋本愛が着用する、総額2000万円を超える着物や帯も見ものです。 監督は、ハリウッドで映画製作を学び世界に活躍の場を広げているYuki Saito。そのほか、伊原剛志、奥田瑛二ら実力派俳優がキャスティングされています。 2016年11月26日(土)に京都で先行公開され、12月3日(土)に全国公開です。

映画『古都』のあらすじ

先祖代々続く京都の呉服店を継いだ双子の姉千恵子は、20数年前に呉服屋に引き取られて以来、ずっと変わらぬ生活を送り続けてきました。時代が大きく変わりゆく中で、娘の舞に店を継がせるべきか、同じ宿命を背負わせていいものか葛藤しています。 千恵子の娘・舞は、日本の大学に通い就職活動を行っていました。舞も将来について迷っていましたが、いずれ家業を継ぐための経験をさせるために受けさせられた会社の面接で失敗した舞を、コネを使い合格させた千恵子。舞はそれを知り母を拒絶してしまいます。 一方、生き別れになった妹の苗子は北山杉の里で夫と営む林業の経営悪化に悩んでいました。夢をもつ娘の結衣を応援し、パリに留学させていましたが、結衣が留学先のパリで苦しんでいると知り、パリを訪れることになります。 同じ頃、千恵子の娘・舞も日本文化を披露するイベントでパリへ向かうことになり、2組の母娘の人生が初めて交差します。お互いの存在を知らなかった舞と結衣が、それぞれの母親から過去の物語を語られます。 京都の伝統に生きる姉妹が大人になり、それぞれ一人娘を持ち、伝統を守る大切さ、その重圧や継承をめぐる母娘の葛藤などが描かれます。舞台となる京都での撮影は京都府や京都市の後援で行われ、日本の伝統や文化、精神を世界に伝える作品です。

映画『古都』に出演のキャスト

佐田千恵子・中田苗子役/松雪泰子

松雪泰子が、繊細で思慮深い姉の千恵子と、おおらかでチャーミングな妹の苗子を完璧に演じています。松雪はこの役柄のために、着付け、茶道、京言葉などの稽古を重ねました。

佐田舞役/橋本愛

千恵子の娘・舞役には、若手実力派女優の橋本愛が務めます。舞は、実家を継ぐべきか就職するべきか悩む大学生。 日本文化を紹介するためにパリを訪れます。橋本愛は、2010年映画『告白』でスクリーンデビューし、その後数多くのドラマや映画に出演し、『霧島、部活やめるってよ』『HOME 愛しの座敷わらし』『Another』での演技が高く評価されました。

中田結衣役/成海璃子

苗子の娘役を演じるのは、多数の映画やドラマ、舞台で活躍する成海璃子。 北山杉で新しいものを作れないかという夢をもち、パリに美術留学するが才能や実力の差に悩みます。成海璃子は、2000年に放送されたテレビドラマ『TRICK』でデビューし、大河ドラマ『平清盛』にも出演しています。

川端康成不朽の名作『古都』の映像化作品

岩下志麻主演映画『古都』【1963年】

岩下志麻主演の映画『古都』は、第36回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされました。四季折々の京都を舞台に、岩下志麻の美しさが際立っている作品です。

山口百恵主演映画『古都』【1980年】

1980年には山口百恵が主演し映画化されています。本作は、山口百恵の引退記念作品として話題となりました。映画のキャッチコピーは「娘ごころより女ごころがいい。」

上戸彩主演のテレビドラマ『古都』【2005年】

『古都』はテレビドラマ化もされており、2005年2月テレビ朝日系「土曜ワイド劇場」で放送されたテレビドラマ『古都』では、主演を上戸彩が務めています。そのほか、渡部篤郎や小栗旬など豪華な俳優陣が出演しました。