映画『ティファニーで朝食を』あらすじ・キャスト【オードリー・ヘプバーンの魅力満載】

2017年7月14日更新

オードリー・ヘプバーン主演の名作『ティファニーで朝食を』。トルーマン・カポーティの小説を原作に、奔放で魅力的な女性ホリー・ゴライトリーを描きました。今回は『ティファニーで朝食を』のあらすじ・キャスト・感想をご紹介します。

オードリー・ヘプバーンといえば『ティファニーで朝食を』!

他に類を見ない、時代を超えた人気を誇る女優オードリー・ヘプバーン。出演した映画はどれも超がつくほどの名作となっていますが、中でも『ティファニーで朝食を』は必見です。ヘプバーンの可愛さと無邪気さが全開のこの作品。

観たことのある人も、まだないという人も、一緒に基本情報を確認していきましょう。また、見所も紹介していますので、映画がもっと面白くなること間違いなしです!

映画『ティファニーで朝食を』のあらすじ

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マンハッタンに暮らすホリー・ゴライトリーは華やかな世界に生きるパーティーガール。ちょっと天然でいつでも自由気まま。富と贅沢が大好きで、お金持ちの男性との結婚を夢見ています。

そんな彼女は心が沈むと、5番街にある高級ジュエリー店「ティファニー」のウインドーを眺めつつ朝食を取って気分を和らげるのでした。

ある日、ホリーが暮らすアパートに作家を自称するポール・バージャクが引っ越してきます。ポールの姿に何年も会っていない弟フレッドの姿を重ねたホリーは、すぐに彼と仲良くなります。そして二人は、お互いの性格に戸惑いながらも、無意識のうちに惹かれあっていきます…。

『ティファニーで朝食を』のキャストは?

ホリー・ゴライトリー:オードリー・ヘプバーン

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オードリー・ヘプバーンの名を聞いたことのない人はいないでしょう。それもそのはず、ヘプバーンはアメリカ映画協会の「最も偉大な女優」リストでは3位にランクインしており、またアカデミー賞、グラミー賞、エミー賞、トニー賞、ゴールデングローブ賞といった演劇界の最も有名な賞を全て受賞したことのある、数少ない女優の一人でもあります。

彼女は1929年にオランダ人の母とイギリス人の父の元にベルギーで生まれました。バレリーナとして活動しますが、高い身長と大戦中の栄養失調によりバレエの道を諦め、女優を目指します。1945年頃からオランダを中心にヨーロッパで多くの舞台・映画に出演するようになりました。

Close-up of Audrey Hepburn in a scene of the movie Roman Holiday

大きな転機となったのは1953年のアメリカ映画『ローマの休日』の主演の座を射止めたこと。ワイラー監督はヘプバーンに一目惚れし、また彼女の演技は大絶賛されました。ヘプバーンは『ローマの休日』でアカデミー主演女優賞を受賞し、一躍世界にその名を馳せます。

1960年に『ティファニーで朝食を』の主役に抜擢された時、原作のホリーのイメージに合わないということで、原作者のトルーマン・カポーティは不満があったと言います。

しかし、ヘプバーンに合わせて大きく書き直された脚本で、彼女は自分ならではの魅力をたっぷりにホリー役を演じます。今ではこのホリーこそがオードリー・ヘプバーンの代表的な役であるとも言われています。

ポール・バージャク:ジョージ・ペパード

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デトロイト出身のジョージ・ペパードは、本作のポール・バージャク役が生涯通じて彼の代表作になります。端正な顔立ちとエレガントな立ち振る舞いは、まさにこの役にぴったりなものだったのです。

この作品をきっかけにペパードはハリウッドの超大作に多く出演するようになります。『西部開拓史』や『大いなる野望』がその後の代表作となります。1980年代の人気テレビドラマ「特攻野郎Aチーム」のジョン・スミス陸軍大佐(通称ハンニバル)でも知られていますね。

トルーマン・カポーティ原作の小説を映画化するにあたって、なんとカポーティは本気でこのポール役を自ら演じたいと思っていたそうです。しかし、カポーティの容姿と演技力ではハリウッド大作に見合わないと判断した製作者は、遠回りにこの提案を拒絶し、ペパードを起用しました。

ユニオシ:ミッキー・ルーニー

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特に日本人にとって『ティファニーで朝食を』で印象に残る脇役として、ホリーと同じアパートに住むミスター・ユニオシが挙げられます。ユニオシは日系アメリカ人という設定ですが、映画では白人のミッキー・ルーニーが演じました。

1920年生まれの小柄なルーニーは4歳で映画デビューを果たした子役出身。1950年代には一癖ある性格俳優として名を馳せ、本作のユニオシのように特徴的な俳優を多く演じました。晩年まで精力的に活動を続けており『ベイブ/都会に行く』や『ナイト・ミュージアム』にも出演しています。

ユニオシの役は小柄でメガネ、出っ歯、英語の発音が良くないといった、当時の日本人に対するステレオタイプが満載の描き方をされており、当時から人種差別的であるとの批判が寄せられました。樹種差別主義者ではないルーニーにも、一生負のイメージが付きまとうようになります。

名作『ティファニーで朝食を』の監督は誰?

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出典: mubi.com

この名作を監督したのはブレイク・エドワーズです。もともと脚本家として活動していたエドワーズですが、『ティファニーで朝食を』が監督としてのメジャーデビューを決定付けました。

エドワーズがおそらく最も有名なのは「ピンク・パンサー」シリーズの生みの親としてでしょう。1964年に脚本・プロデュース・監督を担当した映画『ピンクの豹』は、以後50年以上も愛されることとなる人気キャラクターを生み出しました。

また私生活では女優のジュリー・アンドリュースと結婚しており、おしどり夫婦として有名でした。

原作小説との違いは?

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『ティファニーで朝食を』がトルーマン・カポーティ原作の小説を映画化したものであることは有名ですが、映画は原作から大きく変更されています。その大きな理由は主演にオードリー・ヘプバーンを起用したことともいわれています。

小説におけるホリーは18歳という若い少女の設定。複雑な幼少期を過ごしたホリーはニューヨークに生きる娼婦として描かれています。またポールも20代前半という若い設定で、映画よりもずっと未熟さのある青春の物語なのです。

また時代設定も原作では第二次世界大戦中の1943年とされていますが、映画では公開時と同じ1960年に設定されています。

名曲「ムーン・リバー」に注目

劇中でオードリー・ヘプバーンが窓際に腰掛け「ムーン・リバー」を歌うシーンは、映画の中で最も印象的な場面ともいえるでしょう。柔らかな歌声とロマンチックな歌詞は、自由奔放なホリーのイメージに深みを与えています。

この名曲を作曲したのは、映画音楽界の巨匠ヘンリー・マンシーニです。マンシーニは他にも「ピンク・パンサー」のテーマや『ひまわり』の作曲でも知られています。

「ムーン・リバー」は特別にオードリー・ヘプバーンのために作られ、その年のアカデミー歌曲賞を受賞しました。

20世紀で最も有名なドレスとなった衣装

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出典: epokal.com

『ティファニーで朝食を』において絶対に注目すべきは、オードリー・ヘプバーンのファッションです。スタイリッシュなコートや、今でも真似できてしまうカジュアルコーディネート、かわいさ満開の耳栓など、挙げればきりがありません。

中でもティファニーの前で朝食をとる冒頭のシーンで身につけているジバンシィの黒いドレスは、ポスターにも使われ20世紀最大のファッションアイコンとなりました。現在では「世界一有名なドレス」と呼ばれることもあります。

映画『ティファニーで朝食を』の感想・評価まとめ【ネタバレ注意】

自由気ままなオードリーが可愛い!

kanavnth 名作。昔の作品とは思えません…オードリーヘップバーンが美しくて可愛すぎます。moon riverを歌うシーンとラストが好き。自由気ままなヒロインが愛くるしくなります。
HMworldtraveller オードリー・ヘップバーンが可愛い。彼女の持つ小悪魔のような雰囲気、猫を思わせる気まぐれな言動としなやかな立ち振る舞い、衣装、そしてムーンリバーのメロディ。storyはそんなに凝ったものではなく、ハリウッド的ラブstoryだし、オードリー演じるホリーのキャラも、自由気ままに生きたいと言いつつ大金持ちの男によりかかり、そういう男と結婚しようというお馬鹿な女性で一歩間違えば駄作になりかねないところが そうならないのはオードリーの持つ気品や、観る人を世界観に取り込む音楽のおかげだと思います。名無しの猫も可愛い。映画の最後、名無しの猫と2人のシーンが好き。

あの名曲が忘れられない!

Kaho_Yamada とにかくオードリー・ヘップバーンがかわいい。ムーンリバーも素敵な曲で頭から離れない。ティファニーのある5番街に夢を抱いてしまう。
taisukeinoue オードリーヘップバーンがmoon riverを歌うシーンのあの和みね。とろける。
dAnCe27DaNcE 雰囲気と音楽で魅せてしまう映画です!

原作を知っていると…

____RiN____ オードリーはかわいいし、アメリカらしい恋愛映画なんだけど、原作ファンからすると不満。 ホリーはもっと癖のある女だ。誰から見ても美少女!では決してない。むしろいたるところで反感を買い、普通の社会生活は送れないタイプの女の子だ。

トルーマンが描いた彼女は、するりといなくなってしまう妖精のような女の子だ。そういう映画を、わたしは期待したのに。

misaki14yama カポーティが好きで原作を読んであってからこれを見たので不満が…。オードリー・ヘップバーンはとっても綺麗だし華もあるけど、カポーティの描いた「ホリー」と彼女の演じたそれは近いようでいてまったく異なるタイプの女性のようにすら感じてしまった。