2017年7月6日更新

映画『ぼくのおじさん』あらすじ・キャスト【松田龍平×山下敦弘】

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ぼくのおじさん

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北杜夫の小説『ぼくのおじさん』が松田龍平の主演で映画化!

芥川賞作家・北杜夫のユーモアがたっぷり詰まった小説『ぼくのおじさん』が、主演・松田龍平、監督・山下敦弘で映画化となり、2016年11月3日(木・祝)に公開されます。1974年にテレビドラマ放送されて以来の映像化です。 本作を企画し脚本も手掛ける須藤泰司は、小学生の頃に原作本を読み、そのおもしろさに夢中になったといいます。そして、「いつか映画にしたい」と願い続け、今回の映画化に至ったのだとか。 松田演じる主人公“おじさん”を中心に繰り広げられる、あたたかくてほんのり切ないホームコメディ。注目のあらすじやキャストなどについてご紹介していきましょう。

映画『ぼくのおじさん』のあらすじ

小学4年生の春山雪男の家に居候している“おじさん”は、大学で哲学を教える臨時講師。しかし、担当する講義は週に一コマだけであり、そのほかの時間は家でごろごろしてばかりで、春山家の飼い猫よりも役に立ちません。 そんなダメダメな“おじさん”が、お見合いで日系4世の美女・稲葉エリーに一目惚れ。しかし、エリーはハワイへ帰国することになってしまい、いてもたってもいられない“おじさん”は、エリーを追いかけ雪男と共にハワイへ向かいます。 そこへ恋のライバルが出現!果たして“おじさん”の想いは成就するのでしょうか?

映画『ぼくのおじさん』の多彩なキャスト

おじさん/松田龍平

万年床で過ごすぐうたらな“おじさん”は、東京都出身、1983年5月9日生まれの松田龍平(まつだ・りゅうへい)が務めます。 俳優・松田優作と女優・松田美由紀を両親に持ち、ミステリアスなオーラを纏った実力派。映画『御法度』加納惣三郎役でデビューして以降、映画を中心に多くの作品で活躍しています。 『ぼくのおじさん』の企画者・須藤泰司は、過去に松田が主演した『探偵はBARにいる』シリーズの脚本を務め松田の演技に触れ、“おじさん”役をぜひにと切望し、その熱いアピールに松田は快諾したのだとか。

ぼく(春山雪男)/大西利空

“おじさん”を見守るしっかり者の甥っ子・雪男は、2006年5月16日生まれの大西利空(おおにし・りく)が演じます。 幼少期からキャリアをスタートさせ、『悪党たちは千里を走る』渋井巧役、『なるようになるさ。 』千葉誠役などでレギュラー出演し、子役として活躍。本作の雪男役は、オーディションで見事に掴み取ったそうです。

稲葉エリー/真木よう子

“おじさん”が一目惚れしたハワイ生まれの日系4世・稲葉エリーを演じるのは、千葉県出身、1982年10月15日生まれの真木よう子(まき・ようこ)です。 抜群のルックスに加え、気迫に満ちた演技が魅力の真木。重いテーマを扱った『そして、父になる』斎木ゆかり役や『さよなら渓谷』尾崎かなこ役などで高い評価を受け、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞をはじめ多くの賞を獲得しています。

青木伸介/戸次重幸

老舗和菓子屋の御曹司でエリーの元婚約者・青木伸介は、北海道出身、1973年11月7日生まれの戸次重幸(とつぎ・しげゆき)が務めます。 北海道を中心に活動し全国的にも人気の高い劇団ユニット「TEAM NACS」のメンバーであり、舞台で培った演技力で映画やドラマなどでも活躍。 “大人の道楽”を描いたドラマ『昼のセント酒』では、昼間から酒を楽しみ銭湯でくつろぐサラリーマン・内海孝之役を演じ、好評を博しました。

春山節子/寺島しのぶ

専業主婦の雪男の母・節子は、“おじさん”にとって義理の姉。務めるのは、東京都出身、1972年12月28日生まれの寺島しのぶ(てらじま・しのぶ)です。 父と祖父は歌舞伎役者、母は女優という演劇一家に生まれ、寺島自身の芝居にも定評があります。映画『ヴァイブレーター』や『キャタピラー』で見せた激しい体当たりの演技は圧巻です。

春山定男/宮藤官九郎

公務員の雪男の父・定男は、“おじさん”にとって実兄。宮城県出身、1970年7月19日生まれの宮藤官九郎(くどう・かんくろう)が演じます。 劇団「大人計画」に所属する多才な宮藤。『木更津キャッツアイ』や『タイガー&ドラゴン』、『あまちゃん』などの脚本を手掛け脚光を浴びるほか、俳優、映画監督、ミュージシャンとしてもマルチに活躍中です。

智子おばさん/キムラ緑子

節子の実姉で、何かとおせっかいな智子おばさんを務めるのは、兵庫県出身、1961年10月15日生まれのキムラ緑子(キムラ・みどりこ)です。 舞台女優として活動していましたが、2000年頃から映像作品にも出演するようになり、NHK『ごちそうさん』でヒロインに厳しくあたる“いけず”な義理の姉を演じ、一躍知名度を上げました。 どんな役も自分のものにできる巧みな演技で、多くの作品にひっぱりだこです。

稲葉キャシー/銀粉蝶

稲葉エリーの母・キャシーは、栃木県出身、1952年5月13日生まれの銀粉蝶(ぎんぷんちょう)が務めます。 味のある豊かな表現力を武器に舞台女優として活動するほか、ドラマや映画にも数多く出演。映画『ふがいない僕は空を見た』ではヒロインの姑役を演じ、存在感を見せています。

山田みのり/戸田恵梨香

雪男の小学校の担任・みのり先生を務めるのは、兵庫県出身、1988年8月17日生まれの戸田恵梨香(とだ・えりか)です。 映画『デスノート』のキュートな弥海砂役で一躍名を上げ、その後、ドラマ『LIAR GAME』ではバカ正直な神崎直役を、『SPEC』では天才であり変人の当麻紗綾役を演じ、さらにブレイクしました。 子役から活動し長いキャリアを持ち、人気と実力を兼ね備えている女優です。

メガホンをとるのは山下敦弘監督

山下敦弘(やました・のぶひろ)監督は、愛知県出身、1976年8月29日生まれ。 大学で映像を学び、卒業制作として手掛けた『どんてん生活』が東京国際映画祭で高い評価を受けます。その後、くらもちふさこの漫画を原作とした『天然コケッコー』や、ガールズバンドの音楽映画『リンダ リンダ リンダ』などもヒットさせました。 さらに、ずぼらなヒロインの日常を描いた『もらとりあむタマ子』、記憶喪失のバンドマンをめぐる人間ドラマ『味園ユニバース』など、山下ならではのカラーで次々と話題作を生み出し、エネルギッシュに活動しています。 2016年10月5日、山下監督はキャストと共に東京の小野照崎神社で最新作『ぼくのおじさん』のヒット祈願を行いました。その際、
「利空が会うたびに大きくなっている。早いところ『2』を撮りたい」
引用:eiga.com
と、続編への意欲を語ったそうです。 実力派の松田龍平と気鋭の山下敦弘監督が贈る『ぼくのおじさん』は、2016年11月3日(木・祝)に公開を迎えます。