2017年7月6日更新

映画『デジモンアドベンチャー tri. 第3章「告白」』あらすじ・キャラクター・ネタバレ紹介

デジモンアドベンチャー tri. 第3章「告白」

デジモンアドベンチャーtri.の第3章「告白」。前2章で提示され深まっていく謎や、予告編での悲しさを想起させる台詞など、気になるところが満載の作品。予告編だけでは分からない魅力をストーリー、キャストといった視点からご紹介します。

目次

これまでのデジモンアドベンチャーtri.

『デジモンアドベンチャーtri.』とは、1999年から放送されていた、『デジモンアドベンチャー』、『デジモンアドベンチャー02』の続編的位置づけの作品で、前2作はデジタルワールドという仮想世界の住人である「デジモン」と、「選ばれし子供達」との冒険と成長の物語でした。

当時小学生だった子ども達が中高生となり、平凡な日々を送っていたある日、お台場に突如デジモンが現れ街を破壊し始めます。為す術もない主人公、八神太一でしたが、パートナーデジモンであったアグモン、そして他の選ばれし子ども達とパートナーデジモンとも再会を果たし、敵を倒す事に成功。

しかし、同じように現実世界に現れ 暴れているデジモンは他にも存在しており、何かに感染した事により理性を失い凶暴化している事が分かります。新しく現れた選ばれし子どもである望月芽心とメイクーモンを狙ってアルファモンが出現し、迷いながらも戦う太一ですが、現実世界でデジモン同士が戦う事で起きる被害は少ないものではなく、葛藤することに。

今までの日常にデジモンが巻き起こす非日常が混じっていくなかで、メイクーモンに異変が起き、仲間のレオモンを消滅させてしまいます。原因は分からず、第1章、第2章では謎が深まっていくばかりでした。

映画『デジモンアドベンチャー tri. 第3章「告白」』のあらすじ

デジモンアドベンチャーtri.ではいくつかの謎が存在していますが、その1つである「デジモンの理性を失わせ、凶暴化させる何か」の感染が、第3章では深刻化していきます。

高石武とパタモン。初代デジモンアドベンチャーで死による別れを経験している彼らですが、パタモンに感染の兆候が現れてしまいます。感染に気づきながらも絆を確かめ合う2人でしたが、刻一刻と運命の時は近づいていました。

深夜に突如起こった電子機器の異常。そこに現れたメッセージは「破滅の時は来た。」というものでした。

そんな中で現れたのはデジタルワールドの安定を望むもの。選ばれし子どもの1人、八神光に憑依するような形で現れ、感染デジモンによって量子化された世界が破壊されていくとデジタルワールドは存在できなくなっていき、現実世界にも影響があることを示して消えてしまいます。

感染デジモンを感染していない状態に戻すためには再起動を意味する「リブート」を行う必要がある事が分かりましたが、その名のとおり全てを巻き戻してしまうリブートを行うという事は、パートナー達の記憶も失われていく、という事。パタモン以外へのパートナー達へも感染は進んでいき、いよいよ抜き差しならない状態に。

行方不明になっていたメイクーモンが現れ、戦いが始まります。その最中、リブートを行っても記憶を失わずに済むかもしれないバックアップフィールドが完成しますが、パートナー達は次々と感染、理性を失っていくなか、バックアップフィールドが使われることはなく、リブートのカウントダウンが「0」になり、パートナーたちは消滅していきました。

消滅したパートナー達を追い、デジタルワールドへ向かった子ども達を待っていたのは…。

映画『デジモンアドベンチャー tri. 第3章「告白」』のキャラクター・声優

泉光子郎/cv:田村睦心

小学生であった初代デジモンアドベンチャーの頃からパソコンを扱っていた泉光子郎は、自分の知識を総動員して、皆を救う方法を探します。悩み、励まされながら突き進んでいく彼の姿に成長を感じるファンも多いことでしょう。

子ども達の1人、太刀川ミミとの関係が恋愛模様に繋がるのかも、密かな楽しみ方の1つです。

そんな泉光子郎を演じるのは田村睦心です。

2007年にデビューし、一時休養したものの2016年現在は復帰。『TIGER & BUNNY』の虎鉄・『NARUTO-疾風伝-』のはたけカカシの幼少期を演じるなど、少年役を演じる事が多いようで、『デジモンアドベンチャー』の頃から成長した泉光子郎にも合った少年っぽく、しかしどこかで芯を持っていることの分かる声を吹きこんでいます。

テントモン/cv:櫻井孝宏

デジタルワールドで生まれたデジモンのはずなのに、何故か関西弁を喋るテントモン。

コミカルなキャラクターですが、漢気溢れる一面もあり、シリアスな展開が続く今作で、ある時は癒しの存在として。またある時は雄々しく戦うヒーローとして。魅力たっぷりに描かれています。

キャラクターが多数登場する今作。triとして映画化されるにあたり、子ども達の声優は一新されましたが、デジモン達の声優は変わっていません。ベテランもたくさんいる中ですが、今作ではストーリー上のスポットもあたっており、櫻井孝宏の演技が特に光ります。

関西弁にも関わらずシリアスなシーンでも違和感なく、むしろテントモンの魅力を最大限に引き出しました。

高石タケル/cv:榎木淳弥

『デジモンアドベンチャー』では幼くもいろいろな経験を経て成長するところが描かれた高石タケルですが、今作でも更なる試練が降りかかります。

1度別れを経験したパートナー、パタモンとの別れの予兆から描き出される絆は必見です。

2010年にデビューした榎木淳弥は、『刀剣乱舞』の堀川国広などの優しげな声のキャラクターを演じる事が多いようで、高石タケルにもフィットしています。

パタモン/cv:松本美和

パタモンの状態の時はパートナーデジモン達の中でも1番幼いパタモン、実は聖なる力を秘めており、進化すると天使として力を振るいます。

そんな力をもってしても「感染」は止められず、パートナーデジモン達の中で1番最初に感染してしまうことに。普段は幼いながらもきっちりと覚悟を決める強い一面も見せます。

パタモンを演じる松本美和は1995年にデビューしました。

『おジャ魔女どれみ』や『カードキャプターさくら』、『るろうに剣心』などで幼い子供役を演じており、パタモンの魅力を存分に引き出しています。

散りばめられた謎の数々

感染したデジモン、という以外にもイレギュラーな進化や明らかにされない出自など、謎の存在メイクーモン。

そもそも「感染」とは何なのか?どうすれば解決できるのか?といった「感染」に関わる謎。

そして、子ども達を取り囲む大人達が裏で画策しているのは何なのか?第1章冒頭で倒されていた「02」の選ばれし子供達の行方は?といった「人物達」に関わる謎など、第3章になっても解決しない謎が多く残っており、色々な考察を楽しめる状態と言えるでしょう。

子ども達とパートナー達との絆

「デジモンアドベンチャー」という作品全体を通して言えることですが、皆が別れを経験する今作では、特に選ばれし子ども達とパートナー達との絆が試されている、と言っても過言ではありません。

そんな中で、最初に感染したパタモンと高石武。最後まで正気を保ち、戦い続けるテントモンと泉光子郎のそれぞれのやりとりは絆の深さを証明するものであり、その結果もあって涙を誘うものがあります。リブートにより記憶は消失してしまいましたが、彼らの絆はどうなっていくのでしょうか。