2020年3月16日更新

アニメ「デジモン」シリーズあらすじ・見どころを放送順に一挙紹介!2020年最新作まで

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デジモン サムネイル

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アニメ「デジモン」シリーズを放送順に振り返る!2020年最新作に備えよう

1999年に第1作目『デジモンアドベンチャー』が放送開始して以来、長きにわたって子どもたちの心を掴み続けてきた大人気シリーズ「デジモン」。 2020年現在も、続編『デジモンアドベンチャー:』の放送が予定されていたり、劇場版『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』も公開されたりと、シリーズを通してまだまだ人気が尽きません。 今回は最新シリーズ作品への予習・復習も兼ねて、これまでのTVアニメシリーズのあらすじや見どころを振り返っていきましょう!

映画「デジモン」シリーズはこちら

2020年4月から『デジモンアドベンチャー:』がスタート!あらすじは?

「デジモン」シリーズ最新作、『デジモンアドベンチャー:』が2020年4月5日から放送されます。主人公は第1作目と同じく八神太一、そしてパートナーのアグモンが引き継いでいるようですが、その他のキャラクターや舞台設定は少し違うかも知れません。

あらすじ

舞台は西暦2020年、東京。あるとき首都圏を中心として、大規模なネットワーク障害が発生してしまいます。 小学5年生の八神太一はひとり家で留守番をしていましたが、このサイバーテロに母と妹のヒカリが巻き込まれていることを知ります。彼女らが乗っていた電車が、停車できなくなって暴走していたのです。 2人を助けるために渋谷へ向かった太一ですが、その瞬間「選ばれし子供たち」はデジタルワールドへ!子供たちによるアドベンチャーが幕を開けます――。

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1:『デジモンアドベンチャー』(1999~2000年)

あらすじ

1999年3月から2000年3月までフジテレビにて放送された「デジモン」シリーズ第1作目の作品です。 1999年、サマーキャンプに来ていた小学生の八神太一、武之内空、石田ヤマト、泉 光子郎、太刀川 ミミ、城戸 丈、高石 タケルの7人は突然の起こるはずのない吹雪に見舞われ、ある祠に逃げました。 吹雪が通り過ぎた後、祠から出ると日本で見るはずのないオーロラを目撃。オーロラから落ちてきた謎の機械によって太一たちは異世界のデジタルワールドに吸い込まれてしまいます。 デジタルワールドで太一たちが目にしたのは、なぜか太一たちの名前を知っている謎の生物・デジタルモンスターでした。 太一たちとデジモンのひと夏の冒険が始まります。

見どころは?

本作における「現実世界」には、お台場や光が丘といった、実際の東京が登場しています。その他、社会問題を扱うなどリアリティーを追求しており、1999年当時はまだ新しかった「大人も楽しめる作品」です。 また、本作の放送開始とほぼ同時に、映画版『デジモンアドベンチャー』が上映されています。テレビ版の4年前にあたる1995年の春休みの出来事が描かれました。子供たちとデジモンとの出会いと、太一たちが選ばれた理由を取り上げています。元々テレビ版から独立した作品だったため、上映前にはテレビ版との矛盾の解消が行われました。 その後、2000年3月には劇場版第2作目を公開。後述の「02」の登場人物が出てくるなど、本作と「02」を繋ぐ物語でした。2015年以降は、2005年の子供たちを描いたOVAシリーズ「tri.」も制作されています。

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2:『デジモンアドベンチャー02』(2000~2001年)

あらすじ

2000年4月から2001年3月まで放送された「デジモン」シリーズの第2作目です。 八神太一たちの冒険から3年経った2002年、デジモンの住むデジタルワールドは謎の少年・デジモンカイザーによって支配されていました。 デジタルワールドの危機をしった小学生の高石タケルは同級生の本宮大輔、太一の妹の八神ヒカリと共にデジモンワールドに向かいます。

見どころは?

本作は、前作の「無印」と同じ世界観で展開される、正統派続編。主人公は、「無印」で登場した頃から少し成長したタケルとヒカリに、新しく3人(後に4人)が加わる形となっています。太一たち前作の「選ばれし子供たち」もサポート役として登場するなど、前作を色濃く受け継いだ作品です。 ただ、本作の時点においては既に現実世界とデジモンワールドとの行き来が容易になっています。従って、デジモンワールドに飛ばされた太一たちのような、サバイバル要素はありません。デジモンカイザーという新たな敵に立ち向かうことがストーリーの主軸となっています。 さらに、成長した子供たちの恋愛模様も描くなど、新しい展開も導入。登場人物の将来の姿を描くなどもありましたが、この展開については当時賛否両論でした。

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3:『デジモンテイマーズ』(2001~2002年)

あらすじ

『デジモンアドベンチャー 02』後に放送されたシリーズ第3作目の今作は、登場人物や世界観を継承することなく一新、新たなデジモンワールドが展開されています。 デジモンが大好きで少年・タカトは、デジモンカードをカードリーダーに差し込んで友達と対戦する日々を過ごしていました。 ある日、タカトは謎の青いカードを発見。青いカードをカードリーダーに差し込むと、目の前に本物のデジモン・ギルモンが現れます。

見どころは?

本作は前2作の世界観とはまったくの別物ですが、本作の舞台となる東京・西新宿においては、実在する建物などが描かれています。リアリティーを盛り込むコンセプトは、これまでの作品と同様です。 一方、デジモンに関する認識は大きく異なります。本作のデジモンは広く認知された存在であり、一部の人間は“本物”を知っているほど。従来のような異質な存在ではありません。 その他、バトルが積極的に繰り広げられることも特徴的。子供たちはテイマーとして、パートナーのデジモンと共に戦います。それゆえ、不殺を貫いた「02」からは一転、デジモンが消滅することもしばしば。現実世界での戦いが多いことも挙げられます。 そんな本作は、劇場版作品が計2作公開されました。1作目は「無印」の世界とリンクする話となっており、2作目は本作の後日談を舞台としています。

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4:『デジモンフロンティア』(2002~2003年)

あらすじ

2002年4月から2003年3月まで放送されていた「デジモン」シリーズ第4作。 サッカーが得意な少年・神原拓也はある日、誰のものかわからない携帯電話を入手します。その携帯電話のメッセージを見た拓也はメッセージ通り、行先不明の地下鉄に乗り込みます。 地下鉄が向かった先はデジモンが住む世界・デジタルワールド。拓也のデジタルワールドでの冒険が始まるのでした。

見どころは?

本作は、いわゆる「デジモン四部作」として一括りにされることもありますが、前作「テイマーズ」同様、本作も全く別の世界観で描かれています。 これまでのシリーズ作品と決定的に異なるのは、子供たちとパートナーデジモンとの関係性がない点でしょう。本作は、子供たちが自らデジモンに進化して戦うのです。そのため、過去作に共通する「デジモンとの絆」に関する要素は薄らいでいます。 登場人物の出番に偏りがある点も特徴的です。物語後半は、特に拓也と輝二(こうじ)に集中しています。 対して、「無印」らしさを感じさせる部分も。本作は前作と違い、ほぼ全てデジタルワールド内の話となっています。これまでとは一変したファンタジーなデジタルワールドですが、ワールド内を旅する進行は「無印」同様です。他にも、登場人物が悩みを抱えている点などが挙げられます。

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5:『デジモンセイバーズ』(2006~2007年)

あらすじ

2006年4月から2007年3月まで放送された「デジモン」シリーズ第5作。 ケンカが大好きな中学生・大門大はある日、恐竜に似た謎の生物と遭遇します。その生物はデジタルワールドからやってきたデジタルモンスター・アグモンだったのです。 アグモンと意気投合した大は人間界を脅かすデジモンを倒すべく奮闘するのでした。

見どころは?

シリーズ第5作目となる本作は、前作「フロンティア」から3年ぶりの作品。時間経過もあり、本作はビジュアル面を大きく変更し、登場人物の年齢設定もやや上げています。 本作は、全体的に設定を大きく変えた、シリーズの中でも特に異質な作品です。中でも注目すべきなのが、主人公の大が素手でデジモンと張り合える点。主体的に戦う姿は、「子供たちは見ているだけ」という長年の疑問に対する1つの答えを提示しています。物語も、大がデジモンの起こすトラブルに対処していくという展開です。 物語の舞台も初めて東京以外(横浜市)となりました。しかし、リアリティーがあるとはいえず、登場人物の内面にも切り込みません。むしろ、熱血少年漫画のような単純明快さが押し出されました。 他方、主人公のデジモンがアグモンであるなど、シリーズの面影を残す部分もあります。

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6:『デジモンクロスウォーズ』(2010~2011年)

あらすじ

『デジモンクロスウォーズ』は2010年7月から2012年3月まで放送された「デジモン」シリーズ第6作目の作品です。 中学1年生の少年・工藤タイキはある日、デジタルモンスター・シャウトモンの助けを呼ぶ声を聴きます。 その声と共にタイキの前にデジモンに力を与えるアイテム「デジモンクロスオーダー」が出現。突如、タイキはデジタルワールドに連れていかれます。

見どころは?

本作の放送局は、フジテレビ系列からテレビ朝日系列へとなっています。放送期間も従来は1年間でしたが、本作は2010年から2012年の間に、3期に分かれて放送されました。 デジモンに関する設定も独特です。本作では進化が行われず、「デジクロス」と呼ばれるデジモン同士の合体によって成長します。似たものとして「02」のジョグレス進化がありますが、本作の合体は組み合わせ次第で変化が異なるため、単純なパワーアップではないのです。他にも、一部を除く本作初出のデジモンには、世代や属性の概念がありません。 さらに、本作のデジモンも「テイマーズ」のように消滅します。そのため、デジモンはただのデータではなく生き物という価値観が根付いているのです。 そして本作もまた、タイキのゴーグルのように、過去作品を感じる箇所が存在しています。

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7:『デジモンユニバースアプリモンスターズ』(2016~2017年)

あらすじ・見どころ

2016年10月から2017年9月まで放送された、シリーズ第7作目。 中学生・新海ハルのスマホからガッチモンというモンスターが現れて以来、彼は「アプモン」が起こす騒動に巻き込まれることに。ハルは“主人公”となるため、ガッチモンと手を組みます。 本作は「デジモン」を称するものの、デジモンの物語ではありません。スマホアプリの数だけ存在するアプモンが主役です。 見た目はデジモン風ですが、アプモンとデジモンはあくまで別物。むしろ、本作における「デジモン」は、ゲームやアニメといった人気コンテンツ扱いとなっています。 デジタル生命体であるアプモンは、アプリドライヴがなければ実体化できません。そんなアプリドライヴの使用者は、特定のアプモンとペアリングすることで、アプリドライヴァーと呼ばれるようになります。ペアリングによる両者の一体感は、久しぶりに「デジモンとの絆」を見ることができるのです。