2017年9月25日更新

映画『寄生獣 完結編』あらすじ・キャスト・感想まとめ【ネタバレ注意】

寄生獣 完結編

強いメッセージ性で根強い人気を誇る岩明均の同名漫画を実写映画化した『寄生獣』2部作。ここでは、後編となる『寄生獣 完結編』について、ストーリーやキャストのほか、視聴者の感想、ネタバレなどもを含めながらまとめてみました。

目次

20年以上の時を経て伝説の漫画を実写映画化した『寄生獣』

染谷将太が主演し、VFXクリエイターとしても名高い山崎貴が監督を務め実現した映画『寄生獣』。映画化にあたり作品は2部構成とされ、前編としての『寄生獣』が2014年に、後編の『寄生獣 完結編』が2015年に公開されました。

原作は岩明均の同名漫画で、メッセージ性の高いストーリーとインパクトのある設定が、1988年の連載開始以来多くのファンの心を掴み根強い人気を誇っている作品です。

未知の生物に寄生された平凡な男子高校生を中心に繰り広げられる人間とパラサイトとの壮絶な戦い。ここでは、後編となる『寄生獣 完結編』についてネタバレを含めながらまとめていきます。

映画『寄生獣 完結編』のあらすじ

前編の『寄生獣』で母の仇を討ち、暴走したパラサイト・島田も倒した新一ですが、右手に寄生生物“ミギー”を宿した半パラサイトである彼は、警察からもパラサイト側からも警戒される立場になっていました。

一方、子どもを産み母となったパラサイトの田宮良子には「母性」が芽生え、人間との共存をさらに模索。市長に当選していたパラサイト側の広川は、新一とミギーだけでなく、パラサイトの組織から孤立していく田宮の抹殺を企てます。

そして、物語は佳境へ。広川率いるパラサイト組織と人間側のパラサイト殲滅部隊との熾烈な戦いを経て、新一とミギーは最強のパラサイト・後藤との決戦に臨みます。

映画『寄生獣 完結編』のキャスト

泉新一/染谷将太

右手に“ミギー”を宿した主人公・泉新一を務めたのは、染谷将太(そめたに・しょうた)です。

映画『ヒミズ』の住田祐一役で脚光を浴び、その後も精力的に俳優活動を続ける若手実力派ナンバーワン。2016年12月公開の『海賊とよばれた男』には長谷部喜雄役で出演します。

ミギー/阿部サダヲ

新一に寄生したミギーは「パフォーマンスキャプチャ」という最新の技術で再現され、阿部サダヲ(あべ・サダヲ)がその声を務めました。

劇団「大人計画」の看板俳優であり、舞台はもちろん映画やドラマにもひっぱりだこ。2017年のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』で徳川家康役を務めることが決定しています。

田宮良子/深津絵里

高い知能を持つパラサイトの田宮良子は、とうとう子どもを産むことに。演じたのは、深津絵里(ふかつ・えり)です。

その抜群の演技力でシリアスからコミカルまで巧みにこなす実力派。2016年10月公開の『永い言い訳』では主人公の妻・夏子を務め、2017年公開予定のコメディ映画『サバイバルファミリー』にも出演するそうです。

村野里美/橋本愛

本作のヒロインである里美は、新一の異変に気付きどこまでも寄り添います。橋本愛(はしもと・あい)が健気に演じました。

『Seventeen』モデル出身の若手実力派女優であり、川端康成の同名小説を題材にした2016年12月公開予定の『古都』では佐田舞役を務めます。

倉森/大森南朋

フリーライターを名乗る倉森を演じたのは、大森南朋(おおもり・なお)です。

NHK『ハゲタカ』の主人公・鷲津政彦役で知名度を上げ、持ち前の高い演技力で多くの作品にて活躍。2016年は8月に公開された映画『秘密 THE TOP SECRET』に眞鍋駿介役で出演しています。

広川剛志/北村一輝

市長となったパラサイト側の広川は、北村一輝(きたむら・かずき)が務めました。

ドラマ『あなたの隣に誰かいる』の殺人鬼役でその実力を示した北村。本作での広川役は、死亡シーンでようやく実は人間であることが明かされました。人間でありながらパラサイトにも見えるギリギリの難しい役作りを見事にこなしています。

三木/ピエール瀧

複数の触手を同時に操ることのできるパラサイト・三木。演じたのは、ピエール瀧です。

バンド「電気グルーヴ」と並行して俳優活動も精力的に行い、映画『凶悪』での狂気に満ちた須藤純次役は高い評価を受け、ブルーリボン賞助演男優賞をはじめとする多くの賞に輝いています。

後藤/浅野忠信

広川のボディーガードであり、三木よりも高度に複数の触手を操る最強のパラサイト・後藤を演じたのは、浅野忠信(あさの・ただのぶ)です。

映画を中心に活動し、日本と香港の合作映画『孔雀』で主演を務め海外へも積極的に進出。さらに、『マイティー・ソー』や『バトルシップ』などに出演を重ねハリウッドスターの仲間入りを果たしています。

草野/岩井秀人

広川の側近のパラサイト・草野を務めたのは、岩井秀人(いわい・ひでと)です。

劇団「ハイバイ」を立ち上げ、劇作家や演出家、俳優として活動。NHK『生むと生まれる それからのこと』で、ドラマの優れた脚本家に与えられる向田邦子賞を受賞しています。

浦上/新井浩文

浦上は殺人犯として収監されていますが、人間とパラサイトを見分ける能力があるため、減刑を条件に警察に協力します。新井浩文(あらい・ひろふみ)が演じました。

新井は地道に俳優活動を重ね、NHK『開拓者たち』の浅野速男役で知名度を上げました。以降も映画『アウトレイジ ビヨンド』など多くの作品で存在感を示し、人気漫画を実写化した2017年公開予定の『銀魂』では岡田似蔵役を務めるそうです。

平間警部補/國村隼

パラサイトが起こした殺人事件を捜査し、新一をパラサイトと疑う平間警部補を務めたのは、國村隼(くにむら・じゅん)です。

味わい深い演技が印象的な名俳優。2017年には『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』東方良平役をはじめとする複数の出演映画の公開を控えています。

辻/山中崇

平間警部補刑の部下・辻を演じたのは、山中崇(やまなか・たかし)です。

映画やドラマ、CMなどに数多く出演し、独特のオーラで存在感を示す山中。ドラマ『深夜食堂』のゲン役でもお馴染みとなり、2016年11月公開の映画『続・深夜食堂』にも出演しています。

山岸/豊原功補

パラサイト殲滅のためSATを指揮する山岸は、豊原功補(とよはら・こうすけ)が演じました。

映画『受験のシンデレラ』でカリスマ講師の五十嵐透役を演じ、モナコ国際映画祭にて最優秀主演男優賞を獲得。安定した演技で、2016年はドラマ『遺産相続弁護士 柿崎真一』や『Chef〜三ツ星の給食〜』などに出演し主要キャストを務めています。

パラサイトはシンプルで「か弱い」?

パラサイトは名付けに無頓着な面があり、新一の右手に寄生したから“ミギー”、5体のパラサイトが同時に宿っているため“後藤”、普段は後藤の右手を構成しているので“三木”など至って単純です。

また、一瞬で人間を残虐に喰らうパラサイトは人間にとっては脅威以外の何ものでもありませんが、ミギーに言わせると人間だけを食料としているのはつつましいのだとか。

生殖能力を持たないパラサイトは、仲間を増やすことができません。それぞれの個体が生きていくためには人間に寄生しなければならず、残酷な殺人も彼らにとっては単に食事行為でしかないのです。そんなパラサイトを田宮良子は「か弱い」と語りました。

「寄生獣」の真の正体【ネタバレ注意】

「人間どもこそ地球を蝕む寄生虫そのものではないか!」

現在地球上では人口増加や環境破壊などが進み、決して見逃すことのできない大きな問題となっています。

その原因は人間であり、地球全体の生態系を考え人間の数を減らそうとパラサイト側についたのが広川市長です。広川が発した「人間こそ寄生虫…いや寄生獣」というセリフからタイトルが回収されました。

一方で新一は考えます。パラサイトは確かに人間にとって天敵ですが、同じ地球上に生を受けた仲間でもあります。すべての生物が地球に“寄生”し、何かに“寄”り添いながらその命が尽きるまで“生”きているのです。

映画『寄生獣 完結編』の感想・評価【ネタバレ注意】

深いメッセージと役者の光る演技

saku1saku1 こりゃすごい。前後2部作なのに、たるみがない。監督いいし、脚本いいし、俳優の演技もいい。特に、深津絵里がおれ的にはすごく、泣いちゃった。 感受性がいいと映画、たのしめちゃうなぁ(笑)(^_^)
Yuka_Ono 『寄生獣 完結編』鑑賞。かなり良作。終わりかなと思ったらまだあるある。原作読みたいな。人間はパラサイト以上に邪悪だというアイロニーが詰まっていて色々と考えさせられる。特にラストはそのアイロニーの真骨頂。海外での評価が気になる作品。
Takahashi_Ayako ミギーと新一の友情、田宮に芽生えた母性に泣きました。 前作を上回るアクションと人間とパラサイトのドラマが展開され見応え充分でした。 パラサイト達が放つ人類へ向けた台詞が何度も胸に突き刺さりました。

物足りないという印象も

satikuru ツッコミどころは多々あれど、「人間とはいかなる存在か」「他なるものとどう共生するのか」は、好きなテーマなので、もっと丁寧に描いて欲しかったなあと。少し退屈。友人曰く原作を読めとのこと。
amazon02 劇中、ポイントごとに感動、ドキドキポイントは幾つもある。が! 俯瞰しながら鑑賞後の印象を振り返ると、あれ?色々繋がらないまま思い出す事しか出来ない⁉️ アップデイトされた最終決戦の映画的解釈は良い。感動もそれなりにしているのに何故? 恐らく、実写版 宇宙戦艦ヤマトを観終わった時の感覚がそこにあるのだと思う。 どうしても元の作品を活かそうとするあまり、窮屈に話の筋を詰め込んだり切ったりしてしまう、監督の作劇傾向。

面白い作品。なのに印象が薄い。 80年代ハリウッドアクション的、程は軽くないが、やはり「永遠の0」には及ばず、残念。

2015.04.30 TOHOシネマズベイシティ

橋本愛のラブシーンに大反響

Yousuke_Koizumi 深津さんの演技に泣いた。 個人的には、橋本さんの演技が生々しくてびっくりした。 かなり、女優としてレベルアップしてると思う。 これからの作品も楽しみです。
s_8o1 映画館で観た。とても面白かった。しかし橋本と染谷の濡れ場にはびっくりした。ロマンポルノさながら?なんて。きれいにまとめられていたのではないでしょうか、原作を読んでないのでこのぐらいの感想。

『寄生獣 完結編』で見せた橋本愛渾身のラブシーンは、その濃厚さにネット上を中心に大きな話題になったとか。

伝説的な漫画の実写映画化に公開前は不安の声が高まっていました。しかし、前・後編を通し作品の奥深いメッセージは視聴者の心に響き、否定的な意見も中にはあるものの好意的な意見の方がより多く寄せられているようです。