2017年7月6日更新

レイチェル・ポートマン、『Emma エマ』の作曲も手掛けた女性初のアカデミー賞の作曲賞を獲得した作曲家に迫る!

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レイチェル・ポートマン

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アカデミー賞で女性初の快挙を達成した作曲家レイチェル・ポートマン

レイチェル・ポートマンと言う名前を聞いたことがありますか?1997年に『Emma エマ』で女性として初のアカデミー賞作曲賞を受賞を成し遂げた作曲家です。他にも『サイダーハウス・ルール』(1999)『ショコラ』(2000)でもアカデミー賞にノミネートされました。 この記事ではレイチェル・ポートマンという作曲家の代表作についてまとめてみました。

作曲家レイチェル・ポートマンの生い立ち

レイチェル・ポートマンは1960年イギリス生まれの女性作曲家です。オックスフォード大学で作曲を学び、1997年に『Emma エマ』で女性として初のアカデミー賞作曲賞を受賞し、それ以降はラッセ・ハルストレム監督作品の『サイダーハウス・ルール』(1999)『ショコラ』(2000)でもアカデミー賞にノミネートされました。 その功績を讃えられ2010年には大英帝国勲章を与えられました。プライベートではプロデューサーのウベルト・パゾリーニと結婚し3人の娘を持つ母親でもあります。

女性初のアカデミー賞作曲賞を受賞

Yui_Nagai こんな愛らしい小説がこんなむかしに存在したなんて
俳優としても活躍するダグラス・マクグラス監督による1996年の恋愛コメディ『Emma エマ』でレイチェル・ポートマンは第69回アカデミー賞作曲賞を受賞。これは女性として初の快挙でした。 他人の恋の世話ばかり焼くお節介なグウィネス・パルトローと1800年代初頭の美しいイギリスの風景を引き立てる、チャーミングな楽曲の数々はとても美しいですね

優しげなピアノのテーマ曲

MYKDXX 大好きなヒューマンものです!全体的に穏やかにストーリーが流れて行く感じ。実際扱ってるテーマは堕胎や格差などなど重いものばかりだけど、それを感じさせないくらい優しくて温かい登場人物達と主人公の純粋さが愛しい。 リンゴ園を始めとする自然の美しさと、癒し系のBGMに 100点! スパイダーマンに出演する前のトビー・マグワイアに興味がある方も是非。
ラッセ・ハルストレム監督がジョン・アーヴィングの原作小説を映画化した『サイダーハウス・ルール』(1999)。本作は孤児院で生まれ育った青年の成長を描いたヒューマン・ドラマです。 アカデミー助演男優賞とアカデミー脚色賞を受賞したこちらの作品の音楽をレイチェル・ポートマンが担当し、作曲賞にノミネートされました。彼女の繊細で優しい音楽は叙情的な風景に深い印象を残します。

アコーステックギターの切ない音色

Lamu_427 今まで観た映画で一番好きな映画になったと思う。何度も何度も見返したい。ショコラを軸に描いてはいるけれど、色んな人の生き様、人間の精神の根底を考えさせられるような作品だった。最高。あとはジュリエット・ビノシュがとにかくキレイで、ジョニー・デップが若い。
ラッセ・ハルストレム監督による『サイダーハウス・ルール』(1999)の次作は『ショコラ』。フランスの小さな村を舞台に宗教や人間関係の複雑な絡み合いを描いた本作でもレイチェル・ポートマンは音楽を担当しています。 ジョニー・デップがギターを弾くシーンをはじめ、アコーステックギターを使った楽曲の数々が印象的に使用されていました。

大人の女性たちのコミカルな演技に華を添える

長年連れ添った夫の葬儀で25年間もの片思いを告白された女性とその家族を描いた『迷子の大人たち』(1992)。 『愛と追憶の日々』のシャーリー・マクレーン、『ドライビングMISSデイジー』のジェシカ・タンディ、『フライド・グリーン・トマト』のキャシー・ベイツと3人のアカデミー賞受賞女優のコミカルな演技を、レイチェル・ポートマン作曲の軽妙な音楽がひきたてています。

ジョニー・デップのキュートな演技にぴったり

miwa とても素晴らしかったです。サムの人々を笑顔にさせる不思議な才能がとても魅力的でした。チャップリンみたいな風貌で喜劇的でもありました。お勧めしたいです。
1993年ジョニー・デップ主演作品『妹の恋人』。ジョニーは本作でチャーミングでコミカルな演技を披露しました。レイチェル・ポートマン作曲のどこかゆったりとした劇中音楽は、田舎町の若者たちの成長と旅立ちを描いた本作にぴったりですね。

重いテーマの作品に優しさを添える

chibinaochin 綺麗すぎないストーリーが気に入りました。エンディングロールで流れる曲が優しくて、最後穏やかな気持ちになります。
最後にご紹介する作品はこちら。『マイ・ルーム』(1996)はメリル・ストリープとダイアン・キートン主演作品。若き日のレオナルド・ディカプリオがメリルの息子役をつとめています。 白血病や介護問題など重いテーマを扱った本作ですが、どこか暖かさを感じる洗練されたピアノのサウンドは、一家が失われた家族の絆を取り戻す様子を包み込んでいます。レイチェル・ポートマンという作曲家の持ち味がよく活かされた作品です。