2017年7月6日更新

ジョン・ウィリアムズ、『スターウォーズ』の作曲家!映画音楽の第一人者を徹底紹介

ジョン・ウィリアムズ

アメリカ史上最も有名で成功した作曲家と言われるジョン・ウィリアムズ。『ジョーズ』や『スター・ウォーズ』シリーズ、『ハリー・ポッター』を始めとする 数々の名作映画の音楽を手掛けてきた映画音楽の第一人者、ジョン・ウィリアムズの軌跡に迫ります!

目次

ジョン・ウィリアムズとは

ジョン・ウィリアムズはアメリカ史上最も有名で、成功した作曲家と言われる現代の映画音楽界の巨匠です。

『ジョーズ』を始めとするスティーブン・スピルバーグ作品、ジョージ・ルーカスの『スター・ウォーズ』シリーズ、そして『ハリー・ポッター』など、世界中で愛されるサウンドトラックの作曲から、ボストン・ポップオーケストラの指揮までこなすジョン・ウィリアムズ。

いかにして音楽映画の頂点に上り詰めたのか、その軌跡を追ってみます!

音楽一家から音楽家への道をスタート

父がジャズ・パーカッショニストという音楽一家に育ったウィリアムズは、カリフォルニア大学ロサンゼルス校で著名なイタリア人作曲家、映画音楽家であるマーリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコに師事し、作曲を学びます。

1952年に徴兵され、アメリカ空軍の音楽隊のために編曲と指揮をし、3年を費やしました。その後、兵役を終えたウィリアムズはニューヨークに移りジュリアード学院でピアノを学びます。

伝説的なピアノのリフ

ウィリアムズはジャズクラブで、ついにはスタジオでピアニストとして演奏し始めます。

とりわけ素晴らしかったのはグラミー賞やアカデミー賞に何度も輝いた名映画音楽家のヘンリー・マンシーニの下で働いたこと。 ウィリアムズはマンシーニの作曲した革新的なピーター・ガンのテーマ曲の有名なピアノリフ(繰り返される印象的な音節)を演奏することになるのです。

その後、編曲者として、また、バンドリーダーとして、何枚ものアルバムを有名な歌手のフランキー・レインのために手掛けました。

アカデミー賞受賞!

ウィリアムズは初めて1967年に『哀愁の花びら』でアカデミー賞にノミネートされ、再び『チップス先生さようなら』でノミネート。初めてのオスカーを『屋根の上のバイオリン弾き』で手にします。

1970年代の災害映画である『ポセイドン・アドベンチャー』、『タワーリング・インフェルノ』そして『大地震』の映画音楽で高い評価を得ることになります。

素晴らしいパートナーシップ

1974年に当時まだ若手映画監督だったスティーブン・スピルバーグがウィリアムズに彼の映画『続・激突!/カージャック』の音楽を手掛けて欲しいとアプローチ。

彼らは翌年、再び『ジョーズ』でチームを組むことに。

恐ろしいサメのモチーフ、交互にチューバで演奏され続ける二つの低い音符は、それ以来、迫り来るサメの恐怖の代名詞となりました。

スピルバーグとウィリアムズは20作以上の映画で一緒に働き続けています。

最近では『BFG: ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』でもタッグを組んでいます。

遥か銀河の彼方で。。。

スピルバーグはウィリアムズを『スター・ウォーズ』の映画音楽の作曲者を探していた友人のジョージ・ルーカスに紹介。

ウィリアムズは『スター・ウォーズ』のために1930年代や1940年代のハリウッドのチャンバラ劇風の壮大な交響曲の映画音楽を仕上げ、これによってアカデミー賞、グラミー賞を受賞。サウンドトラックはポップスのレコード以外の史上最多売り上げを保持しています。

続く『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』と『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』の映画音楽でもまたアカデミー賞にノミネートされています。

映画音楽の頂点に

1970年代後半から1980年代にウィリアムズは頂点に達します。

1978年には『スーパーマン』の音楽を、続いて『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980)、そしてスピルバーグが監督し、ジョージ・ルーカスが制作指揮をとった『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981)の音楽を手掛けていきます。

ウィリアムズの心を奮い立たせるような「レイダーズ・マーチ」のテーマ曲はインディ・ジョーンズのキャラクターを定義付けるとともに、それ自体でコンサートホールで演奏される人気曲となりました。

『シンドラーのリスト』

ここ数十年間で最高の映画音楽とされるのが、『ジュラシック・パーク』でのスピルバーグとウィリアムズのコラボレーションに間をおかずに続いた『シンドラーのリスト』。ほとんど同時期に作られながらもこの二つは全く違うものとなっているのです。

ウィリアムズが最初に『シンドラーのリスト』の映画を見たとき、スピルバーグにこう言ったそう。「この映画には私より優れた作曲家が必要ですよ。」それに対してのスピルバーグの答えは「わかってます。でも、あなたより優れた作曲家はみんな死んでしまってるんですよ!」

サウンドトラックのためにウィリアムズはスピルバーグに偉大なヴァイオリニストであるイツァーク・パールマンの起用を提案。 パールマンによるその情熱的で感情的な激しさを込めて演奏された映画のメインテーマ曲は、胸が張り裂ける程純粋で、感動的なものになっています。

さらなる巨編シリーズ

ウィリアムズはJ.K.ローリング原作の大ベストセラー『ハリー・ポッター』の映画音楽を手掛けることに! 彼は最初の3作を手掛けますが、「ヘドウィグのテーマ」は全シリーズを通して使われました。

『ジョーズ』、『スター・ウォーズ』、『スーパーマン』そして『インディアナ・ジョーンズ』のように、ウィリアムの手掛けたテーマ曲を聞けばその映画を思い出すというように、ファンは『ハリー・ポッター』の映画をウィリアムの音楽と一体化するようになったのです。

ジョン・ウィリアムズのトリビア!

皇太子の結婚の儀のために曲を作った!

ウィリアムズはボストン・ポップス日本ツアーに際し、皇太子徳仁親王の結婚の儀のために『雅の鐘』(Sound the Bells!)を作曲しました。

ウィリアムがファンなのは?

ウィリアムズはなんと、日本人アニメ映画作曲家の菅野よう子のファンなんだそう。

息子はあの有名なロックバンドのメンバー!

ロックバンド、TOTOのメンバーで、作曲家、ヴォーカリストであるミュージシャン、ジョゼフ・ウィリアムズはウィリアムズの息子です。

ノミネートの記録保持者!

ウィリアムズは、アカデミー賞作曲部門でのノミネート数が45。トータルのノミネート数は、歌曲賞部門も含め50でいずれも現役では米国アカデミー賞最高記録です。(史上最高記録は、ウォルト・ディズニーの59。)