タップできる目次
- 1.生まれて初めて買ってもらった本!
- 2.ウェス・アンダーソン作品は実際のホテルにも影響を与えていた!
- 3.『ダージリン急行』撮影前はインドに行ったことがなかった!?
- 4.森でアフレコ!?
- 5.ジーン・ワイルダーにオファーを出していた!!
- 6.『ライフ・アクアティック』は製作費50億円!
- 7.大学からの盟友!
- 8.ウェス・アンダーソン作品のトレードマーク!
- 9.マーティン・スコセッシも認める才能!
- 10.特定の場所を舞台とした映画はない!?
- 11.ビル・マーレイがヘリをレンタル!?
- 12.身代金目的で鷹が誘拐された!?
- 13.M.sFoxはケイト・ブランシェットが演じる予定だった!?
- 14.心理学を利用して出演依頼!?
- 15.画面サイズで表した映画へのオマージュ!
- 16.実際に存在する建物!
- 17.同じテーマ曲が使用!?
- 18.『グランド・ブダペスト・ホテル』のリアルなホテルスタッフ!
- 19.靴の中に鳥もち!?
- 20.『天才マックスの世界』と『ライフ・アクアティック』の繋がり!?
- 21.図書館で偶然見つけたポストカードのような写真!
1.生まれて初めて買ってもらった本!
ロアルド・ダールの児童文学「父さんギツネバンザイ」はウェス・アンダーソンが生まれて初めて買ってもらった本でした。7歳の時に、彼の母親がテキサス州オースティンで行われたフェアで彼にこの本を買い与えたとのこと。とても短い話の原作だったにもかかわらず、ストーリーを膨らまし、彼の初監督アニメーション映画『ファンタスティックMr.FOX』を見事に完成させました。
2.ウェス・アンダーソン作品は実際のホテルにも影響を与えていた!
ウェス・アンダーソンの作品は、実際にあるニューヨークの有名ホテルにも影響を与えています。the Bowery と the Jane の二つのホテルは明らかにインスパイヤーされています。例えばthe Bowery ホテルのロビーにはヴェルベットの家具が置かれ、ペルシャ絨毯が敷かれています。
3.『ダージリン急行』撮影前はインドに行ったことがなかった!?
ウェス・アンダーソンは『ダージリン急行』の脚本を書き始めた頃、一度もインドを訪れたことがありませんでした。2006年初めてインドを訪れ、後半の会話の大半を変更することを決断しました。それはセリフの代わりに、美しいインドの自然に多くを語ってもらうためでした。
4.森でアフレコ!?
ウェス・アンダーソンの作品が独特の雰囲気を醸し出すのは偶然ではありませんでした。
彼は『ファンタスティックMr.FOX』のアフレコをするため、俳優たちをコネチカットの農場へと連れて行きました。その理由は、シーンの状況に合わせ、川の側、森の中など屋外でアフレコが行うため。ここまで徹底してるからこそ、あの完成された世界観を作ることができるのでしょう。
5.ジーン・ワイルダーにオファーを出していた!!
ウェス・アンダーソンは『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』でロイヤル・テネンバウムの役をジーン・ワイルダーにオファーしていました。しかし彼は引退していたため、ジーン・ハックマンがその役を見事に演じました。
6.『ライフ・アクアティック』は製作費50億円!
2004年公開『ライフ・アクアティック』の製作費は約50億円でした。そのためウェス・アンダーソンは従来の彼のファンだけではなく、一般的な観客にもアピールする必要がありました。しかし残念ながらこの作品は興行的にはあまり成功せず、製作費を回収できなかったそうです。
7.大学からの盟友!
オーウェン・ウィルソンがなぜウェス・アンダーソン作品の常連なのか、気になっている人も多いかもしれません。
彼らは同じ大学に通い、アンダーソンがテキサス大学で哲学の勉強をしていた時にウィルソンと出会いました。彼らはその後友人となり、1996年『アンソニーのハッピー・モーテル』で共同脚本を務めています。
8.ウェス・アンダーソン作品のトレードマーク!
映画のエンディングがスローモーションで演出されることは、ウェス・アンダーソン作品のトレードマークの一つです。『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』、『天才マックスの世界』などで印象的なスローモーション演出でエンディングを迎えています。
9.マーティン・スコセッシも認める才能!
映画界ではもはやレジェンドのマーティン・スコセッシ監督!彼もウェス・アンダーソンの才能を高く評価しています。スコセッシ監督は1996年公開の『アンソニーのハッピー・モーテル』を90年代のベストムービーの一つとして挙げているほど。
10.特定の場所を舞台とした映画はない!?
ウェス・アンダーソンが初監督を務めた『アンソニーのハッピー・モーテル』から、彼の作品には正確に特定の場所を舞台とした映画はありません。例えば『グランド・ブダペスト・ホテル』もハンガリーを連想させつつ、実際は架空の国「ズブロフカ共和国」と作中では言及されていますよね。代わりに、特定の時代から来たものではない、ディテールにこだわっています。
11.ビル・マーレイがヘリをレンタル!?
の『天才マックスの世界』で稼いだのは約90万円でした。
ジェイソン・シュワルツマンのキャラクターがベトナム戦争の劇を行うシーンで、ディズニーはヘリコプターをレンタルすることを渋りました。そこでマーレイは約250万円のレンタル料を払うことを申し出ました。しかしそのシーンはカットされ、ウェス・アンダーソンはマーレイのキャッシュ化されていない小切手を未だに持っていると言います。
12.身代金目的で鷹が誘拐された!?
2001年公開の『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』で使用された鷹が誘拐され、身代金を要求されていました。アンダーソンは代用の鷹を使用し、誘拐された鷹と誘拐した人物の行方は分からないままです。
13.M.sFoxはケイト・ブランシェットが演じる予定だった!?
2009年公開の『ファンタスティック・M.rFOX』のM.sFox役の声は元々オスカーを獲得経験のある
が担当する予定でした。しかし、別のオスカー獲得女優のメリル・ストリープが担当することになりました。
14.心理学を利用して出演依頼!?
ウェス・アンダーソンはレイフ・ファインズに『グランド・ブダぺスト・ホテル』に出演してもらうためにマインドゲームを使用していました。ファインズはこの作品出演を決める前にアンダーソンからメールを受け取りました。その内容は脚本を読んで、どの役がやりたいか教えてほしいというものでした。これは俳優に出演依頼を断らせないように心理学を利用したものです。
15.画面サイズで表した映画へのオマージュ!
『グランド・ブダぺスト・ホテル』は3つの異なる画面サイズ(縦横の比率)で撮影されています。1985年を舞台とした時は1.85:1、1965年は2.35:1、1930年代は1.37:1が使用されるなど、これは時代によって変わってきた映画の画面サイズを表し、映画全体へのオマージュです。
16.実際に存在する建物!
ウェス・アンダーソン作品で使用されたいくつかの建物は実際に存在します。『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』の家族の家はハーレムに存在します。(W. 144th St. and Covent Ave)『ムーンライズ・キングダム』の古い灯台はロードアイランドのジェームスタウンにあります。
17.同じテーマ曲が使用!?
『ライフ・アクアティック』でスティーブ・ズィスーが船で航海に出るときのテーマソングが『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』で流れる曲と同じです。
18.『グランド・ブダペスト・ホテル』のリアルなホテルスタッフ!
『グランド・ブダペスト・ホテル』に出演しているホテルの接客係たちは俳優ではなく実際に由緒あるホテルで接客をしているスタッフたちが起用されていました。
19.靴の中に鳥もち!?
オーウェン・ウィルソンは2007年『ダージリン急行』で足を引きづる演技をするために、小さな鳥もちを靴の中に入れていました。
20.『天才マックスの世界』と『ライフ・アクアティック』の繋がり!?
『天才マックスの世界』でマックスがジャック=イヴ・クストーの本”Diving For Sunken Treasure”.を読むシーンがあります。クストーはアンダーソンに『ライフ・アクアティック』へのインスピレーションを与えていました。
21.図書館で偶然見つけたポストカードのような写真!
『グランド・ブダぺスト・ホテル』はウェス・アンダーソンの長年の友人ヒューゴ・ギネスのキャラクタースケッチから生まれました。ホテルのイメージは、アメリカ議会図書館で偶然見つけたポストカードのような写真で、その後ウェス・アンダーソンはオーストリア、ハンガリー、ポーランドなどでロケハンを開始しました。