2017年9月4日更新

デッドショットの知られざる事実20選【スーサイドスクワッド】

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1.デッドショットは現在とは全く異なるキャラクターだった?

デッドショット、本名フロイド・ロートンの初登場は、1950年のバットマンシリーズ。バットマンのクリエイター・ボブ・ケーン、ゴーストライターだったデヴィッド・V・リードとルー・シュワルツによって生み出されました。当時デッドショットはゴッサムシティの犯罪と戦う戦士としてのバッドマンの地位を狙う自警団として描かれたのです。さらにシルクハットに燕尾服姿という出で立ちでした。 現在の彼のイメージは、1988年にスーサイド・スクワッドのクリエイター、ジョン・オストランダーが描いたオリジナルミニシリーズで定着。そしてこのシリーズで、ロートンがデッドショットになってしまう原因となった悲しき家族の歴史が描かれたのです。

2.ウィル・スミス版デッドショットの前にも実は実写化されている

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コミックスでの65年以上に及ぶ歴史を持ちつつも、デッドショットの実写版銀幕デビューは『スーサイド・スクワッド』でのウィル・スミスによる赤いアーマーと腰に銃を携えた姿になります。 しかし、実は、これが初めての実写化ではないのです。 以前彼は、ドラマ「ヤング・スーパーマン」にクラーク・ケントと対峙するカウボーイ風狙撃手として登場したことがあり、その後もCWテレビの作るDC・アローの世界に複数回登場しています。 コミックスファンにお馴染みの姿での登場はドラマ「アロー」シーズン1が初となり、スーサイド・スクワッドの結成も取り上げられました。 シーズン3で殺された後も、同年、ドラマ「フラッシュ」にて再登場。ドラマの中の変容した世界"アース2"では、フロイト・ロートンは、皮肉にも、銃の扱いが極端に下手な警官になっていました。

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3.デッドショットはドラマ版“アロー”から強制的に消された

不運なことに、ドラマ“アロー”の制作側は、デッドショットをファーストシーズンから起用し、彼とその他のスーサイド・スクワッドの将来的な活躍のプランを構想しながらも、彼の存在をドラマから完全に消すように指示されました。 当初その理由は明確ではなかったのですが、関係者によればそれはDCの映画側からの動きがあったようです。DCEU映画制作サイドは映画版とは異なるバージョンのスーサイド・スクワッドとそのキャラクターが平行して存在することを歓迎しなかったようです。 “アロー”続投はできませんでしたが、パラレルワールドのデッドショットはドラマ“フラッシュ”にて、アース2でのエピソードの中で、あまりの腕の悪さに馬鹿にされる警官となってゲスト出演することになりました。

4.デッドショットの参加チームはスーサイドスクワッドだけではない

スーサイド・スクワッドのほぼ全てのバージョンに参加し、他のどのキャラクターよりも何度もそのリーダーを務めあげてきた、デッドショットは今やスーサイド・スクワッドと同意語かのようです。しかし、だからと言って、タスクフォースX計画の他のスーパーヴィランたちのグループに、彼が参加できないわけではありません。 悪党がヒーローとなるべく仕立てられたスーサイド・スクワッドとは異なり、シークレット・シックスは裏の仕事をするために雇われた悪役傭兵集団です。メンバーには、ベイン、キング・シャーク、ハーレイ・クイン、バンダル・サベッジの娘スキャンダルがいます。チームは正体不明のモッキンバードからの命令を受けて動いています。このモッキンバードというコードネームは長年にわたり、複数のキャラクターによって使用されてきました。リドラー、アマンダ・ウォーラー、そして、なんとレックス・ルーサーもその一人。

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5.デッドショットは超人ではない(ただ、半端なく、トレーニングしただけ)

DCユニバースの中で、最も正確な狙撃者としても知られるデッドショットは、ほぼ失敗をしたことがありません。事実、デッドショットとしてターゲットを殺し損ねた記録があるのは、バットマンが直前に邪魔をした時のみ。それでも標的に傷を負わせています。 面白いことに、彼も宿敵バットマンと同様、超能力を持ちあわせているわけではなく、単に厳しい鍛錬の賜物なのです。それこそが彼を超人でないながらもスーサイド・スクワッドの数少ないメンバーの一人とした理由。 またダークナイト・バットマン同様に、ロートンの実践における卓越した技量は、彼の肉体的コンディションを常に最高の状態でキープしていること、また、腕に仕込まれたマシンガンや高い効果の防弾アーマーなどといった、最新テクノロジーと機器によるところがあります。

6.父からの虐待、そして兄の死

殺人を犯してしまう人には、そのきっかけとなる暴力的な過去があるに違いありません。フロイド・ロートンも然り。彼の少年時代は理想とは程遠いものでした。 幼い頃のデッドショットと彼の母親、そして愛する兄・エディはフロイドの父親から虐待を受けていました。そしてついに兄弟の母は、エディに父を殺すように説得。エディを止めるため、フロイドは木の上から兄の手の銃を撃ち弾こうとします。ところが座っていた枝が折れ、フロイドは虐待する父を生かしておく代わりに、兄を殺してしまいました。 後に、母親は発狂し、フロイドの息子の命を脅かします。追い詰められたフロイドは、仕方なく、自らの母の背骨を撃ち、彼女を全身不随にさせることになるのです。 フロイドがデッドショットへと変わってしまうのも不思議ありません。

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7.自殺願望

彼の人生にあまりに死が付き纏うため、そして兄を殺してしまった罪悪感のため、ロートンにとって、生とは大して意味がないものになっていました。デッドショットとしてこんな危険な仕事をしているのも、彼が切に死を望んでいるからなのです。彼のこの向こう見ずな性格は、当然ながら、彼を"スーサイド・スクワッド(自殺特攻部隊)"の完璧な一員にしています。 彼の生死への執着のない態度はこれまでに2度、明らかな形で見ることができます。1度目は自己犠牲、そして2度目は殺されて、彼は死んでいるのです。しかし、どちらのケースもその後すぐに復活させられました。New52での2度目の彼の死後、所属するタスクフォースXのボスであったアマンダ・ウォーラーは彼を死の淵から蘇らせたのですが、蘇生後まもなく、アマンダは怒りに満ちたロートンに責められます。彼は本当に死にたかったのでしょう。

8.ウィル・スミスはこの役のために銃の集中訓練を受けた

ウィル・スミスは、アクションシーンが要求される役を演じる際には非常に真面目にトレーニングを行うことで有名です。 映画『スーサイド・スクワッド』の為、47歳の彼は筋力強化以上のことに取り組みました。多くの時間をデッドショットの使用する銃や、実際に戦闘で使用する様々な銃の訓練に費やしたのです。自らの演じる役柄と同等かどうかはわかりませんが、ウィルはかなりの才能を見せたとか。 身体的トレーニングの他にも、彼は殺人者の内面、デッドショットの心理を理解しようとするのには相当な努力が必要だったとも述べています。

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9.利益を娘に送っている

演じたウィル・スミスの理解するところでは、デッドショットは、金のために人を撃っていること、幼い頃に兄を殺してしまったことで、正常な心理状態ではないようです。しかし、彼は人間らしい部分も持ち合わせています。 2005年のミニシリーズにて、ロートンは、自分にはスターシティの危険な地域で育つ娘、ゾーイがいたことを知り、彼女を守る為、近隣を支配していたギャングを一掃しました。 ところが、彼の行動の為にゾーイが危険に晒された為、フロイドは彼女のそばにいることを諦め、稼いだほとんどすべてを娘に送っているのです。

10.デッドショットの子供達

死への無関心さ、ためらいなく狙撃する速さ、そしてそれより早く今誰を撃ったのか忘れてしまう...デッドショットには暗殺者として弱点がないと言えるでしょう。ただ一つ、娘のゾーイを除いては。 実は、彼にはエディという名との息子もいました。1988年の最初のオリジナルシリーズにて、息子は誘拐されてしまいます。誘拐犯や傭兵団をやっつけた彼でしたが、ペドフィリアのウェス・アンセルムがエディを盗み、殺害を止めることができませんでした。 彼はこのモンスターのような男に銃弾を食らわすことができたのですが、すでに時遅く…さらに最悪なことに、この傭兵団を裏で操っていた人物こそが彼の母親ジェネヴィーブ・ロートンだったのです。フロイドは、これで母と父はお似合いの夫婦だったと叫び、母を撃ちます。

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11.最も正確性の高い暗殺者ではあれど、最も成功率の高い暗殺者ではない

デッドショットに与えられた'DCコミックス中で最も正確な射撃をするキャラクター'という称号は、間違いなく立派なものです。しかし、DCの"最凶"の暗殺者の称号は、おそらく、同じくバッドマンに敵対する悪役スレイド・ウィルソン=デスストロークに与えられるでしょう。フェアに言えば、フロイドはターゲットをいつも殺すつもりではないのですが...。とはいえ、もしあなたが誰かに死んでほしいなら、デスストロークを雇うべきです。 この二人を同じ土俵で比較するのは不公平かもしれません。デッドショットは離れた場所からの狙撃を得意とし、一方、デスストロークは標的に近づいて殺しをする傾向があるのですから。しかし、"戦ったらどちらが勝つのか"という疑問はコミックスにはつきものです。 実はこの二人、実際に何度か対峙したことがあるのです。そのうち何度かはデスストロークが勝ち、何度かはデッドショットが勝利しています。明確な答えは出ていないことから、両者どちらも等しく必殺の殺し屋というのが公平かもしれません。ただ、デスストロークには超人的回復能力があり、ただの人間であるデッドショットに対してはアドバンデージと言えるでしょ

12.デッドショットとハーレイ・クインの複雑な関係

デッドショットを語る上で最も奇妙な部分、といえばハーレイ・クインとの関係とその欠落でしょう。二人は、ハーレイとジョーカーのように触れ合えば爆発してしまいそうな、予想のつかない関係では全くもってありません。とはいえ、写真の中の可愛いカップルの間柄は、揺るぎない絆とは程遠く、間違いなく健康的とは言えません。 二人の関係の始まりは、New52のスーサイド・スクワッド開始後の一番初めの任務の頃まで遡ります。「道化を演じはしない」と告げたデッドショットの"リーダーシップ"に感じ入るハーレイ。その数ページ後まもなく二人の最初のロマンスが訪れました。 ところが、ハーレイがフロイドを"Puddin"(プリンちゃん)と呼ぼうとしたところ、デッドショットは自分たちの関係は断じて体だけの関係だと手酷く言い放ちます。この件以降、二人の関係は恋愛ゲームと本当のときめきとの間に揺れているのです。ハーレイはこの関係性をジョーカーを嫉妬させるために利用しようとまでしたのです。

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13.ジョーカーの顔を"被った"ことがある

デッドショットとハーレイクインとの関係がいかに狂ったものか、最も象徴的な例はハーレイが彼にジョーカーの顔を被らせた事でしょう。 ジョーカーはとある事件で顔を切り取られます。バットマンを除き、皆が彼は死んだものと思いこみました。ハーレイですら。「プリンちゃん」に会いたくてたまらないハーレイはジョーカーの顔だった皮をゴッサム市警察署に取りに行くことを決めます。 当時スーサイド・スクワッドを離れ、AWOLにいたデッドショットは、ハーレイを追跡中でした。彼女を見つけたものの、逆に伸されてしまい、目が覚めたときには椅子に縛られ、ハーレイにジョーカーの顔の皮を被らされているところでした。 彼女はデッドショットを相手にまるで彼が本物のジョーカーであるかのようなロールプレイを始めます。他に道はないと知ったフロイドは、ハーレイが気を許すまでジョーカー役を演じることにしました。やがて来たその瞬間、デッドショットは彼女の腹を撃ち、脱出するのです。

14.女の趣味が酷い(またはひどく良い)

金のため冷血に人を殺すことに無関心な態度にもかかわらず、何故かこの熟練の狙撃手は数多くの女性から恋のターゲットにされることが多いのです。デッドショットは、その悲劇的な人生で恐ろしい選択をしてきましたが、それは恋人選びにも同じ。ハーレイ・クインとの関係は先にも説明したとおりですが、元シークレット・シックスのジャネットもその一例です。 悪役たちによる傭兵集団シークレット・シックスには、彼のほか、べインやキャットマン、マッド・ハッターが所属。ジャネットもそのひとりでした。数百歳のバンシーで、不死の上、ワンダー・ウーマンも倒したソニックスクリームなどのスーパーパワーを持っています。 大好物の死の香りがするデッドショットに出会ったジャネットはすぐに彼を誘惑。彼女は彼が、血への渇きを満たすために兵士になった夫に似ていると語りかけます。彼女は夫を愛し、そして彼を死に送り込んだと。普通なら恐怖を感じるところですが、デッドショットは年上好きだったのでしょう。

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15.だれも恐れない(たぶん、バットマン以外)

一体誰が狂気の殺人ピエロの元彼女だった女性と関係を持ったり、その影響を怖がらずにいられるというのでしょうか。デッドショットが何も、誰も、恐れなかった証拠が必要なら、彼が、遊びでいくつもの性感染症を自身に喜んで与えるような男と過去に関係していた女と、何の問題もなくセックスしている事実が何よりの根拠です。 あらゆるヒーローもヴィランも、ジョーカーを恐れています。しかし、デッドショットはジョーカーの銃身とにらみ合った時ですらひるみませんでした。コミック・バットマンの中で、アーカム精神病院襲撃の際も、彼はジョーカーをだまして銃弾を使い切ったと思い込ませ、顔を殴ることに成功しています。

16.スーサイド・スクワッドのリーダーとして選ばれた

デッドショットの驚異的な射撃の腕前と犯罪歴だけでもスーサイド・スクワッドにふさわしいのですが、アマンダ・ウォーラーを最も魅了したのはそこではありませんでした。タスク・フォースXの責任者としてウォーラーはチームリーダーが必要でしたが、彼の戦闘技術と張り詰めた状況の中で冷静さを保つことのできる能力の素晴らしいバランスは、彼を理想的なリーダー候補に押し上げたのです。 これまで他のキャラクターたちもスーサイド・スクワッドのリーダーを務めていました。例えば、キャプテン・ブーメラン、ブラックマンタ、リックフラッグ、そしてハーレイ・クインまでも。しかし、その誰もデッドショットほど成功したり、定番となった人をいませんでした。 彼はとりまくメンバーが変わっても、ポストクライシスからNew52まで、そして現在のリバースラインでも、新スーサイド・スクワッドを含む複数バージョンでのスーサイド・スクワッドを率いています。

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17.キャプテン・ブーメランを憎んでいる

悪役ばかりでチームが編成されている以上、スーサイド・スクワッド内の対立は想定内のこと。そうとはいえ、デッドショットとキャプテン・ブーメランの間よりも強烈な反発はありません。 両者どちらも全く異なる武器を選択した性質以外にも、ロートンとディガー・ハークネス(キャプテン・ブーメラン)の性格は余りにも違いすぎます。デッドショットは真面目に最大限の努力をして任務を遂行します。その一方、ブーメランは悪役であることを楽しんでいました。ロートンは過去のトラウマから悪党になりましたが、ハークネスが悪党をやっているのは彼が悪い奴だからなのです。

18.依頼をキャンセルする可能性がある

デッドショットはプロの殺し屋ですが、依頼の背景に十分な理由があれば契約をキャンセルすることも良しとしています。ロートンは、確かに冷酷で、感情のないサイコパスではりますが、殺し屋であることが彼のすべてではないのです。 モダン・スーサイド・スクワッドのコンセプトを作り上げ、最初のコミック人気の立役者となったクリエイターのジョン・オストランダー。彼はシリーズをキャラクターたち、特にデッドショットの内面について見事にハイライトした美しい性格描写で締めくくりました。 スーサイド・スクワッドと協力関係にもあったヴァーティゴ伯爵は、不運な目に遭い、死にたいと考えていました。そこで、ヴァーティゴ伯爵はデッドショットに自身の殺害を依頼します。彼は承諾しつつも、自分は実行するに何の迷いもなくやれるので、まずはヴァーティゴがよく考えなくてはいけない、と言いました。 ラストシーン、ヴァーティゴは、自分に銃口を向けるデッドショットに神を信じるか、と質問します。無神論者の彼はノーと答えました。しかし、敬虔なカトリック信者だったヴァーティゴは、カトリックにおいて自殺に関与することは悪魔の鍋への片道切符だと信じていました。このままでは、デッドショットが自分の自殺に関与、命をとるものとなってしまうと気付いたヴァーティゴ。まだ死にたくない、と彼に告げ、二人はその場を離れることにしたのでした。 政府の為に働く犯罪者たちについてのシリーズの締めくくりには、完璧で、静かな手法でした。

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19.ヒーローにもヴィランにも、その中間にもなった

デッドショットのDCコミックス初登場はヒーローとしてでした。完璧なまでに正確な腕前で、人々に致命傷を与えることなく、ただしひどく苦しい痛みを与えるポイントを撃ちぬいていました。 しかし彼のゴッサムシティの守護者になるという目標は早々に打ち砕かれて、反対に、バットマンに何度も敵対する悪の一人となったのです。バットマンに反する悪役として、彼は時折、ただ脅威となりたいがためだけに、狂気の計画を企て、スーパーヴィランの領域にも足を踏み入れてきました。ゴッサムシティ中心街にある巨大タイプライターの上でのダークナイトとの対決が有名です。 何年もが経過し、スーサイド・スクワッドとして常勤、雇われの暗殺者として働く彼は、ほぼアンチヒーローとしてのものに定まってきました。彼の興味は、スーパーヒーローたちとの直接対決にあまりなく、もっぱら依頼された仕事を遂行することにあります。スーパーヒーローを殺すために雇われる、なんてことが起きない限りは...。

20.デッドショットの”夢の”暗殺…

黄泉の国開放の事件の際、ネクロンという名の悪魔が地球へやって来て、ヴィランたちに魂を渡す代わりに心が望むものを何でも与えてやると取引し始めました。幾人ものヴィランがそれを承諾する中、デッドショットも悪魔と契約した一人です。 ネクロンは暗殺者たちをまとめ、敵を殺す力を約束するかわりに彼らにネクロンのため、夢描いた暗殺を実行し、世界に混乱を広めるよう仕向けます。デッドショットは、殺人マスターとして、目的を高く掲げようと決め、幼稚園を爆破することにしました。結局彼の計画は止められ、今度は教皇を狙おうとします。 それにしても何故彼は理想の殺人として幼稚園を選んだのでしょうか。それは、生とは不公平なものであり、それは純真な弱いものにすら訪れ、そして死だけが生に意味を与えることができるから。これはデッドショットの世界に宛てたポエムであったのです。