2017年7月6日更新

『キル・ビル』製作秘話10選!

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クエンティン・タランティーノ監督、ユマ・サーマン主演で公開された『キル・ビル Vol1』、『キル・ビル Vol2』は数々の日本映画へのオマージュが込められていることでも大きな話題を呼びました。今回は『キル・ビル』製作秘話10選を紹介します。

目次

布袋寅泰のテーマ曲で有名な『キル・ビル』!

布袋寅泰の「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」がテーマ曲として使われていることで知られている『キル・ビル』シリーズはクエンティン・タランティーノ監督によるアクション映画で、公開から時が経った現在でも世界中にファンのいる作品です。

夫や身篭った子を殺され世界中を駆けて復讐をする元女殺し屋をユマ・サーマンが演じ、日本が舞台となる『キル・ビル Vol.1』には栗山千明、千葉真一ら日本人俳優も多く出演しています。

1.4分59秒のこだわり!

ルーシー・リュ―演じるオーレン・石井とユマ・サーマン演じるベアトリックス・キドーが戦う印象的なクライマックスシーン!クエンティン・タランティーノはこのシーンをちょうど4分59秒で撮影することにこだわっていました。

殺陣師はいろんな要素を盛り込みながら、ちょうど4分59秒に収めるアクションを考え出さなければならず、キャストは完璧な立ち回りを時間に収めるため何度もテイクを重ねました。そのこだわりのおかげもあり、シリーズの中でもべストシーンのひとつとなりました。

2.難問!タランティーノを探せ!

多くの人がご存知のように、クエンティン・タランティーノは自身の作品に出演することが好きな監督です。『パルプ・フィクション』、『ジャンゴ・繋がれざる者』などは、彼がどこに登場するのか探すのが簡単ですが、『キル・ビル Vol.1』ではほとんどの人が気づいていないようです。

ベアトリックスが東京のレストランで88人のヤクザを一網打尽にするシーンに注目して下さい。床一面に広がる死体の一人がクエンティン・タランティーノです。

3.サングラスでオマージュ!

この作品は多くの作品へオマージュが捧げられています。その中の一つがクエンティン・タランティーノの初脚本作品『トゥルー・ロマンス』です。ベアトリックスが4年間の昏睡状態から目覚め、昏睡の間バックがレイプし続けていたことに気付きます。彼女がバックに復讐を果たし、彼のトラックの中で見つけたサングラスに注目して下さい。このサングラスは『トゥルー・ロマンス』でクリスチャン・スレーターがかけていたものと全く同じです。

4.意外な作品からインスパイヤーされていた!?

『ジャッカス』は『キル・ビル Vol.2』にかなりの影響を与えていました。『キル・ビル Vol.2』の撮影中、クエンティン・タランティーノは『ジャッカス』を見たと言います。ベアトリックスとエルがバドのトレイラーで戦い、二人がありとあらゆるものを投げ、トレーラー内をめちゃくちゃにするシーンは『ジャッカス』からインスパイヤーされました。

5.実際の売春宿で撮影!?

映画で臨場感やリアリティを出すためには、本物の場所、本物の人を使うこと以上に良い方法はありません。ベアトリックスがビルに情報を求めて売春宿を訪れるシーンで、2人が話している奥に注目して下さい。女性が実際に売春をしています。このシーンは映画の最後の撮影で短かったため、セットを建てるよりも、予算を抑えられるということで、実際の売春宿で撮影されました。

6.まさかの同一人物!?

1人の役者が、一つの映画シリーズ作品に複数のキャラクターで出演することはあまりありません。しかし、ゴードン・ラウはこのシリーズで二人の人物を1人で演じています。彼の容姿は一作目と二作目では全く違うため、とても同じ人物だとは思えません。一作目ではマスクをしたオーレンの部下ジョニー・モーを、二作目では白髪で髭をたくわえたカンフーマスターのパイ・メイを演じています。

7.ダリル・ハンナのアドリブ!

もしも目を失ったらあなたならどうしますか?ベアトリックスがエルの目玉をえぐり取ったら叫ぶという演出を、クエンティン・タランティーノがした後、残りのシーンはエル役のダリル・ハンナがアドリブで行いました。

正気を失ったように残骸を投げ、見えるものすべてにつまずき、叫び回るシーンは全て彼女がその場で考えて演じていました。ハンナは良く考えずに監督がおもしろいと思うようなことをやったと語り、タランティーノはその通り、彼女のアドリブが面白いと思い、映画に採用しました。

8.『パルプ・フィクション』のクロスオーバー!?

『キル・ビル Vol.2』に『パルプフィクション』でブルース・ウィリスが演じたブッチが乗っていた車、ホンダシヴィックが登場します。バドの仕事場の駐車場を注意してご覧ください。 しかし残念ながらブルース・ウィリスは中には乗っていないようです。

9.30歳のバースデープレゼント!

ベアドリックス・キドーは、クエンティン・タランティーノ監督がユマ・サーマンに送った、彼女の30歳の誕生日プレゼントだと言われています。タランティーノはこの役をユマ・サーマンを思い描きながら作りだしました。

しかし最近のタランティーノ作品で彼女を見ることはなくなってしまいました。彼の今のお気に入りはクリストフ・ヴァルツのようです。

10.元々『キル・ビル』は一作だった!?

元々、『キル・ビル Vol.1』と『キル・ビル Vol.2』は一つの映画でした。しかし製作会社は上映時間が長すぎたため、二作に分けて公開することを決定しました。それでもクエンティン・タランティーノは多くのシーンをカットしなくてはなりませんでした。ファンはディレクターズカット版を待ち望んでいますが、まだ実現していません。