映画『メゾンドヒミコ』の結末は?あらすじ・キャスト紹介

2017年7月6日更新

2003年芸術選奨新人賞に選ばれた『ジョゼと虎と魚たち』の監督犬童一心と、脚本渡辺あやのがふただびタッグを組み挑んだ作品 『メゾンドヒミコ』。あらすじ、キャストの紹介、気になるその結末までご紹介します。

性についてあらためて考えさせられる映画『メゾンドヒミコ』

映画『メゾンドヒミコ』

ゲイである父親が建てた老人ホームを舞台に、捨てられた娘と一癖も二癖もあるゲイ仲間たちと娘を捨てた父親とのひと夏の交流を、監督・犬童一心と脚本家・渡辺あやのの『ジョゼと虎と魚たち』コンビが切なくそしてユーモラスに描いた作品です。

今回は『メゾンドヒミコ』のあらすじ、キャストについて紹介していきます。

映画『メゾンドヒミコ』あらすじ

柴咲コウ オダギリジョー 『メゾン・ド・ヒミコ』

末期ガンで死期が近づく卑弥呼はゲイのための老人ホーム「メゾンドヒミコ」を作り、ゲイ仲間たちと共に暮らしていました。

沙織はそんな卑弥呼を許せませんでした。なぜなら母親と自分を捨ててゲイとして正直に生きていく道を選んだ実の父親だからです。沙織と卑弥呼の関係をなんとか修復しようとイケメンの優男が沙織へ近づきます。その優男は卑弥呼の恋人である春彦でした。

映画『メゾンドヒミコ』キャスト紹介

岸本春彦/オダギリジョー

オダギリジョー『メゾンドヒミコ』

メゾンドヒミコ館長で卑弥呼の恋人。末期癌の卑弥呼を慮り、卑弥呼の娘である沙織を探し出しメゾンドヒミコで働くよう誘います。

同性愛者を差別する人間を許さず、自分がゲイである事も隠していません。親子ほど年の差がある卑弥呼を愛しており、死期が迫る卑弥呼に置いていかれる恐怖に耐えながら、沙織と生活するうちに思いが通じ合うのですが…。

吉田沙織/柴咲コウ

柴咲コウ 『メゾンドヒミコ』

出典: buyormake.net

塗装会社で働く地味で暗いOL。その性格から周りからも距離を置かれており、自らも歩み寄ろうとはしませんでした。父が出て行ってからは母子家庭で苦労し、自分と母を捨てた父がゲイなため、同性愛者に非情に嫌悪感を抱いています。

春彦の誘いに乗り老人ホームで働くようになった沙織。実は死んだ母が残した借金があり、高給に惹かれてメゾンドヒミコで働き出したのです。最初は「オカマは気持ち悪い」と笑顔を見せることはありませんでしたが、次第に入居者の気持ちを理解し、成長していきます。

卑弥呼(吉田照男)/田中泯

田中泯 『メゾンドヒミコ』

出典: topicks.jp

沙織の父。末期癌でいつも自室のベッドで寝ています。沙織の事は心から愛していますがそれを上手く伝えられません。

細川専務/西島秀俊

西島秀俊 『メゾンドヒミコ』

沙織が勤める会社の専務。カッコよく、仕事も出来ますが女癖が悪いところが難点。春彦からゲイである事を告げられますが、興味があるのかないのか何も言いませんでした。

映画『メゾンドヒミコ』 監督 犬童一心

犬童一心

1993年に短編映画『金魚の一生』監督・製作でキリンコンテンポラリーアワード1993年度最優秀作品賞を受賞し、翌年受賞記念作品として『二人が喋ってる。』の脚本・監督を担当し長編映画デビューしました。

長編映画『二人が喋ってる。』も1996年、サンダンスフィルムフェスティバル in 東京でグランプリを獲得、第37回日本映画監督協会新人賞を受賞し、2003年、第54回芸術選奨映画部門で、『ジョゼと虎と魚たち』が「芸術選奨新人賞」に選出されました。

映画『メゾンドヒミコ』 結末は?【ネタバレ注意】

柴咲コウ『メゾンドヒミコ』

何十年か振りに再会する沙織と卑弥呼。沙織は自分の家族を捨てた卑弥呼を許せませんでしたが、メゾンドヒミコの入所者と知り合ううちに、彼女の中で次第に意識が変わり始めます。

沙織がメゾンドヒミコで働くようになってから入所する仲間たちとともに「外に出たい、女装して女子トイレで化粧直ししたい」という仲間の夢をかなえるため、ディスコに行くことになりました。

しかし偶然同じディスコに居た元同僚から彼らがゲイであることをからかわれます。それをみた沙織は激怒し、その元同僚と喧嘩になってしまいます。そんな沙織を見てゲイなのにもかかわらず惹かれる春彦がいました。

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春彦と沙織は付き合うことになりますが一度も結ばれることなく別れてしまいます。沙織はふとホームに飾られていた1枚の写真に目がとまります。その写真の帽子に見覚えがありよく見てみると母が40歳の誕生日に小遣いで買った帽子を被っている母と卑弥呼が写っていたのです。なぜ母と一緒にいる写真があるのかと卑弥呼を問い詰めます。

それにより時々会っていたと言う夫婦の秘密を知り、複雑な気持ちになりましたが、それでも沙織は卑弥呼を許せませんでした。卑弥呼は怒るようでもなく静かに沙織の気持ちを受け止め、それでも沙織のことが好きだと答えます。

とある日、メゾンドヒミコの仲間であるルビーが脳卒中で突然倒れ、体に麻痺が残ってしまいます。仲間はルビーの息子夫婦へ連絡し、ルビーがゲイであることを告げずに家族に引き取ってもらいます。

映画『メゾンドヒミコ』

沙織はなんともやるせない気持ちになります。しかし仲間たちは家族がゲイだとわかってもルビーを見捨てないという強い思いを沙織へ伝えます。しばらくして沙織はホームの手伝いを辞め、塗装会社の仕事に戻った沙織宛てに1枚の写真が届きます。

写っていたのは壁に書かれたイタズラ書き。そのイタズラ書きを消すために書かれた場所へ沙織は向かいます。着いた場所はメゾンドヒミコ。メゾンドヒミコのホームの壁には「サオリに会いたい!ピキピキピッキー♪」と言う文字が書かれていました。