2017年7月6日更新

映画『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』あらすじ・キャストまとめ

土竜の唄

映像不可能と言われた漫画作品『土竜の唄』が監督・三池崇史により映像化しました。主演に生田斗真を迎え、ハラハラあり、カッコイイアクションシーンあり、そして男気溢れる映画『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』の魅力についてご紹介します。

2014年公開の映画『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』とは?

高橋のぼる原作の『土竜の唄』を映画化した作品で2014年に公開されました。警視庁に身を置き、交番勤務をしているも、一般人ともめ事を起こし過ぎて問題児扱いの主人公・菊川玲二。そんな玲二が暴力団体・数寄矢会に極秘に潜入し、潜入捜査官、通称”モグラ”として活躍する物語です。

『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』のあらすじ

警察学校を史上最低の成績で卒業した菊川玲二は、交番に勤務する巡査でした。しかし、思った事をそのまま実行してしまう性格から一般人と揉め事が絶えず、始末書の件数でワースト記録を樹立してしまいます。とうとう署長にクビを言い渡され、茫然とする玲二でしたが、それと同時に潜入捜査官としての仕事を与えられたのでした。

暴力組織団体・数寄矢会が麻薬の密売ルートを握っていることを突き止めた警察は、玲二を潜入捜査官、通称”モグラ”として潜入させ、決定的な証拠を掴もうとします。試練を潜り抜け、なんとか数寄矢会に潜入した玲二は、捜査を進める中で阿湖義組若頭の日浦匡也と出会い、彼に気に入られます。

日浦に気に入られた玲二は、持ち前の真直ぐな性格と強靭な精神力でぐいぐいと数寄矢会の内部に入り込んでいき、日浦とは兄弟として盃を交わすまでに。そんな中、敵対組織との戦いにヒロイン・純奈との恋、など、様々な展開が玲二を待ち受けます。

キャスト

菊川玲二/生田斗真

問題を起こしてばかりの巡査です。非常に単純でバカな性格なのですが、正義感が強く、いざ、という時の度胸は人一倍です。それ故に警察官時代は世渡りが下手で揉め事も起こしてしまうのですが、ヤクザ世界では大変気に入られる結果となりました。実はやくざの方が向いているかもしれません。

生田斗真は1996年、ジャニーズ事務所のオーディションに合格して芸能入をしています。舞台を中心に活動を始め、2007年にドラマ『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』に出演した事で広く知られるようになりました。

20011年に主演した映画『人間失格』と『ハナミズキ』にてキネマ旬報ベストテン新人男優賞とブルーリボン賞の新人賞を獲得しています。

日浦匡也/堤真一

日浦は玲二が潜入する事となった数寄矢会の傘下、阿湖義組で若頭を務める男です。蝶が好きで通称”クレイジーパピヨン”と呼ばれており、残忍な性格をしています。しかし、義理人情に熱く、道理に外れたことを嫌うなど昔堅気の性格をしており、慕う者も多い様子。玲二の事を気に入り、兄弟分として盃を交わします。

堤真一は友人の誘いをきっかけに、1984年にジャパンアクションクラブに入団しています。その後、1995年に5代目坂東玉三郎主演の映画『天守物語』への出演し、本格的に役者を目指すためジャパンアクションクラブを退団。演劇中心に活動をする中、1996年の月9ドラマ『ピュア』でヒットし、名を知られるようになりました。

2005年に映画『ALWAYS 三丁目の夕日』仕事に情熱を燃やす人情家な社長役が受け、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。2017年に公開を予定されている『本能寺ホテル』では、主人公・織田信長での出演が決定しています。

猫沢一誠/岡村隆史

猫沢は蜂乃巣会・血引一家若頭補佐を務める男。蜂乃巣会は数寄矢会と抗争関係にあり、玲二や日浦と戦う事となります。キャラとして猫を引用しており、”にゃ”が言葉の中に入ったり、最後についたりします。自慢の金歯を削り、山切りカットにした姿は小柄な体系と相まってまさに”猫”です。

岡村隆史はお笑いコンビ、ナインティナインのボケ担当です。吉本興業の第9期生で1990年に相方の矢部浩之とナインティナインを結成しました。1991年には吉本の若手を集めた吉本印天然素材の一員として東京へ進出し、翌年の1992年にABCお笑い新人グランプリ最優秀新人賞を受賞しています。

『めちゃ²イケてるッ!』を始め、バラエティ番組で多く活躍していましたが、2010年6月に一時体調不良により長期休業。同年11月には復帰を果たし、現在もバラエティ番組の前線で活躍しています。

黒河剣太/上地雄輔

通称クロケンと呼ばれる蜂乃巣会のヒットマンです。猫沢の弟分の不良ヤクザで、日浦匡也をつけ狙っています。前身にヒョウ柄のような入れ墨を入れています。

上地雄輔はスカウトをきっかけに芸能界入りを決めて俳優を志し、1999年のドラマ『L×I×V×E』で俳優デビュー。その後は端役が続きましたが、2007年に『クイズ!ヘキサゴンII』のゲスト出演で、おばかキャラが受け、一気に知名度が上がりました。翌年にはつるの剛士・野久保直樹と共に『羞恥心』を結成してCDデビュー。

俳優業では2010年にドラマ『逃亡弁護士』で連続ドラマ単独初主演を果たすなど意欲的に活動する傍ら、音楽活動にも力を入れており、2009年に神児遊助名義でソロ歌手としてCDを発売しました。2015年に地元の同級生との結婚を発表し、2017年には第一子誕生予定だそうです。

若木純奈/仲里依紗

若木純奈は、玲二に惚れている婦人警官で谷袋警察署の交通課に勤務しています。危険な任務につく玲二の事を気にかけていたのですが、「死ぬ前に童貞を捨てたい」と、自宅に侵入していた玲二には流石に驚いた様子でした。しかし、真っすぐな玲二の気持ちに応えるように彼を受け入れ、お守りだといって防弾チョッキを渡します。

仲里依紗は少女漫画雑誌『ちゃお』連載漫画の『シンデレラコレクション』オーディションをきっかけに芸能界入り。2008年には父子家庭を描いた『純喫茶磯辺』で、ヨコハマ映画祭の最優秀新人賞と毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞を受賞しました。

2010年に『ゼブラーマン -ゼブラシティの逆襲』にてセクシーなゼブラクイーン役を演じた事が話題となっていましたが、今回の『土竜の唄』では久しぶりのセクシー系役で、緊張したのだそうです。

名シーンいろいろ

インパクト大な映画の冒頭シーン

車のボンネットに全裸で張り付けられた玲二の登場シーンです。映画では大事な部分はチラシで隠しています。潜入捜査官としてのテスト中の出来事なのですが、過激なテストですね。登場シーンからインパクト絶大です。

「腸をちょうちょ結びにしてホルモン蝶にしてやるよ」

闇カジノに潜入した玲二が”クレイジーパピヨン”こと、日浦と出会ったシーンです。面白い事と蝶が好きだという日浦に対し、怪我を負った玲二が「腸をちょうちょう結びにしてホルモン蝶にしてやるよ」と息巻くシーンです。日浦が玲二の度胸を買い、玲二を気に入るシーンでもあります。

玲二の告白シーン

純奈の部屋の衣装ケースに身を隠し、帰ってくるのを待っていた様子の玲二が登場します。突然衣装ケースが動き出し、驚きを隠せない純奈。更にいきなり体を求められて「は?」とならない訳がありませんね。しかし、玲二の真直ぐさは無事に純奈の心に届いたようです。

上地雄輔のクロケンまでのメイクがすごい!

上地雄輔の演じたクロケンですが、顔も全身も豹のようなメイクを施されていました。何人ものメイクさんが体に1つずつ模様を貼り付け、体から頭、最後に顔、と細部に至るまで、緻密な作業が行われています。このメイクには、なんと7時間も要したのだそうです。

熱い演出を担当した三池率いる三池組!

今回は脚本を宮藤官九郎が、監督を三池崇史が担当しています。映像不可能では?と言われた作品の映像化に挑んだ三池は「5分に1度何かが起きるジェットコースターのような作品にしたい」と意気込んでいたそうです。三池が率いる三池組は徹底したロケを行うことが有名で、今作品もほぼオールロケを敢行するという強行っぷり。

身体能力の高いキャストが揃った事で派手なアクションが可能となり、これも本人がやるの?というシーンも多く、玲二と猫沢の対決シーンは撮影中に「これクライマックス?」とスタッフが驚くほどの迫力でした。

劇中に流れる『土竜の唄』と『土竜音頭』

作中に玲二の所属する警察の人間たちが、潜入捜査の心得として歌を歌うシーンがあります。詞は脚本を担当した宮藤官九郎が、曲は作曲家の遠藤浩二が担当し、歌は出演者の吹越満、遠藤憲一、皆川猿時の3名が歌っています。歌詞のユニークさも楽しめるのですが、3人の熱唱姿は監督も大感動。

片やエンディングに流れた『土竜音頭』は生田斗真が歌っています。こちらは監督自らが作者の高橋のぼるに作詞を依頼し、映画のためだけに作ったのだそうです。これが流れたのは劇中だけで、サプライズ演出となっていました。

映画の見どころやポイントは?

原作を実写化するには、期待と不安が高まるものです。原作漫画がノリがいい事もあり、ファンとしてはテンポやスピード感、そして個性的なキャラクターがちゃんと生かせているのか?世界観は大丈夫か?というのが危惧される部分でしょう。

主演を務めた生田に関しては、イケメン俳優として名高い彼にしては、意外な役かと思うのですがオバカで熱い男を熱演する彼の姿は評価として良かったようです。

一番存在感があったと評判なのは堤真一で”クレイジーパピヨン”の名にふさわしいクレイジーっぷりを見せてくれます。そして、キャラをそのまま映像にしたような岡村隆史の猫沢に、セクシーな仲里依紗。玲二の仲間の警察官も個性的なキャラクター揃いで、豪華キャストたちの名優が光った作品なのではないでしょうか?

ユーザーからの声

tossy0329 しょっぱなから衝撃的‼‼‼おバカすぎる!エロも暴力も容赦ない。そしてクスッと笑える所多し。話が進むにつれて真面目?になる。堤さんかっこよい。斗真さん表情豊か。登場人物のビジュアル良しで星半個増量(笑)
Tate_Keigo 良い種も悪い種も、てめぇで狩るのが人生だ。パピヨンさんかっこいいね。
Miyako__Nagumo なんとなーくこんな感じかなと、予想した通り。なので、普通に楽しかった。 三池作品は、やっぱり三池作品だし、漫画原作っぽさ全開で、ある意味、すごく安心して見られる娯楽作。

2016年に続編が公開!

土竜の唄は2016年に『土竜の唄 香港狂騒曲』というタイトルで続編が公開されています。主演は勿論、本作品と同じく生田斗真が務めます。新作もまたドタバタでハラハラで男気溢れる作品となっており、こちらも期待が持てそうです。