2017年7月6日更新

遠藤憲一のオススメ出演ドラマ・映画16選

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遠藤憲一

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遠藤憲一のプロフィール

遠藤憲一は1961年東京生まれの俳優、声優、ナレーター、脚本家です。鋭い目つきと、強面の風貌からヤクザなど悪役を演じることが多い俳優です。 崔洋一や原田眞人、三池崇史といった監督のアクション作品に出演することが多く、2015年春には3本のドラマに同時出演したことで第85回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 ザテレビジョン特別賞を受賞しています。

1:ドラマ『白い春』(2009年)

遠藤憲一の出世作といっても過言ではないドラマが2009年放送の『白い春』です。主人公は殺人刑の9年の刑期を終えて出所してきた元暴力団組員の佐倉春男(阿部寛)。出所後、佐倉は事件前まで付き合っていた恋人の高村真理子(紺野まひる)を訪ねますが、彼女はすでに病死。 途方に暮れる佐倉の前に、村上さち(大橋のぞみ)という少女が現れます。さちは強面の佐倉を前にしても物怖じすることなく接します。恋人を亡くし行き場を失った佐倉はネットカフェで知り合ったカップルの西田栞(吉高由里子)と小島勇樹(遠藤雄弥)に出会い、同居生活を始めます。 一方、「むらかみベーカリー」の店長の村上康史(遠藤憲一)は、父親代わりとなっているさちの周りに人相の悪い男がうろついている事を知り、慌てます。実は、佐倉が刑務所に収監された後、佐倉の子どもを身ごもった高村と村上は交際しており、彼女を看取った後、村上はさちを我が子として引き取り育ててきたのです。 そんな事情も知らず、さちと佐倉は打ち解けていき、村上は複雑な心境を隠せず・・・。これまで強面な容姿を活かした役が多かった遠藤だけあり、少女の父親代わりをしている優しいパン屋というイメージは新鮮で、なおかつとても役に合っている、という事で話題となりました。

2:ドラマ『不毛地帯』(2009年)

「フジテレビ開局50周年記念ドラマ」として制作されたドラマ『不毛地帯』の舞台は、戦後、日本の復興を目指して経済が急上昇を見せ始めた高度成長期真っ只中の日本です。 主人公は戦後、25年の重労働刑を宣告されシベリアに抑留された壹岐正(唐沢寿明)。帰国後、総合商社に入社した壹岐が、過酷な戦争体験とそれに反発して発展し続ける日本社会の狭間で揺れながら、ビジネスマンとして世界各地で戦っていく様を描いた物語です。 遠藤憲一は東京商事に努める常務取締役を演じており、重厚な演技や、最終話で感情をあらわにするシーンが話題となりました。

3:ドラマ『ストロベリーナイト』(2010年)

『ストロベリーナイト』は誉田哲也による警察小説シリーズ「姫川玲子シリーズ」を原作にしたドラマシリーズ。竹内結子演じる警視庁捜査一課殺人犯捜査十係姫川班主任の姫川 玲子が、ノンキャリアから異例の若さでスピード出世を遂げ、男社会の中で偏見と闘いながら難解事件を捜査していく物語。 遠藤憲一演じる日下守は警視庁捜査一課殺人犯捜査十係日下班主任の警部補で、姫川と対立する天敵的存在。性格は自身の直感に頼る姫川とは正反対で、緻密で粘り強く、地道な聞き込みが特徴の慎重派です。日下を演じるにあたり遠藤は「完璧主義者で几帳面な性格は日下と似ている」と語っています。

4:ドラマ『医龍-Team Medical Dragon-3』(2010年)

『医龍-Team Medical Dragon-』は日本の医療現場をテーマに、天才外科医の朝田龍太郎(坂口憲二)が優秀な人材を集めて結成した医療チーム「チームドラゴン」と、大学病院の権威争いを描いたテレビドラマシリーズ『医龍』のシーズン3回目となる作品です。 今回は「医療の国際化」そして「外科医の存在意義」をテーマに、経営不振に陥った明真大学付属病院に再び戻ってきた「チームドラゴン」のメンバーたちが、数々の問題に立ち向かっていく姿を描いています。 シーズン3となる本作から新たに登場した遠藤憲一は、明真大学学長の野口賢雄(岸部一徳)が「チームドラゴン」を壊滅させるべく明真大学付属病院に呼び寄せた循環器内科医・黒木慶次郎を演じています。 高度なカテーテル治療技術を持ち、かつては心臓外科医でしたが、心臓外科医時代の教授に自分のミスを擦り付けられた過去から心臓外科医を憎んでおり、朝田を疎ましく思っています。実は慢性骨髄性白血病に冒されており、最期は朝田が看取る事になってしまいました。

5:映画『ツナグ』(2012年)

『ツナグ』は第32回吉川英治文学新人賞を受賞した辻村深月の連作短編小説を映画化した作品です。高校生の渋谷歩美(松坂桃李)は祖母のアイ子(樹木希林)から、死者と生者を満月の夜の一晩だけ再会させることのできる「ツナグ」という仲介人の仕事を受け継ぎます。 ツナグ見習いの歩美の元には、大切な人との再会を望んでいる人々が訪ねてきます。藤憲一が演じる畠田靖彦は、ツナグの存在を半信半疑に感じている横柄な態度の中年男性。癌で亡くなってしまった母(八千草薫)との再会を望み、正体不明のツナグとコンタクトを取ります。 待ち合わせた場所で畠田の目の前に現れたのは男子高校生の歩美。がっかりして帰ろうとする畠田を歩美は引き止め、ツナグについて説明をはじめ、母親との再会を実現します。不器用な男を演じる遠藤に多くの人が涙しました。

6:映画『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』(2014年)

『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』は監督を三池崇史、脚本を宮藤官九郎が担当するという豪華タッグで送る映画作品です。主人公は史上最低の成績をおさめ、警察学校を卒業した交番勤務の警察官・菊川玲二(生田斗真)。 ある日、菊川は万引き犯の女子高生にセクハラをしていた店主の吉岡に銃を向けてしまったことで、谷袋署署長・酒見路夫(吹越満)から解雇を言い渡されてしまいます。すかさず酒見に立てついた菊川は解雇は免れたものの、犯罪組織・数奇矢会の幹部・轟周宝を逮捕するため侵入捜査官としての任務を命じられます。 潜入捜査中の菊川をサポートする潜入捜査官養成係・赤桐一美を遠藤憲一が演じています。以前から三池崇史監督作品に出演したいと思っていた遠藤は、なかなか自分にオファーが来ないことで「なんで呼んでくれないんだ!」と腹を立てていたそうです。

7:映画『gift』(2014年)

2014年公開のロードムービー『gift』。遠藤憲一と松井玲奈のW主演で、妻子を捨てた輸入食品会社の社長・篠崎(遠藤憲一)が、親からの愛を受けずに育ち、ホストに騙され莫大な借金を抱えてしまったキャバクラ嬢の沙織(松井玲奈)。 スリの被害者と加害者という関係の二人ですが、篠崎が沙織に100時間で100万円のアルバイトを提案したことで、二人の関係は変化を見せ・・・。思いがけない出会い方をした孤独な二人が、愛する物に贈り物を届けるために東京へ向かう姿を描いたロードムービーです。

8:映画『ザ・レイド GOKUDO』(2014年)

『ザ・レイド GOKUDO』は2014年に公開されたインドネシアの映画作品で、2011年公開の『ザ・レイド』の続編となるものです。前作ではインドネシア、ジャカルタのギャングやドラッグの売人たちが集うアジトとなっている高層ビルに、強制突入した20人のSWATと、対抗するギャングたちとの死闘をダイナミックに描いたストーリーが展開されました。 本作は前編の終了直後から話が始まります。上層部からインドネシア随一のマフィア組織への潜入捜査を命じられたSWATの隊員ラマが、マフィアと裏で取引をしている悪徳政治家や警察を暴き出し、日本のヤクザや特殊な殺し屋と対峙するストーリーを描いています。 日本のヤクザ集団には実際に日本の俳優がキャスティングされており、インドネシアに拠点を置く後藤組の組長・ゴトウ役として遠藤憲一が出演しているほか、ゴトウの息子に松田龍平、ゴトウの右腕的存在に北村一輝がキャスティングされています。

9:映画『木屋町DARUMA』(2015年)

大手出版社からタブー視され続けた丸野裕行原作の小説を映画化した『木屋町DARUMA』。遠藤憲一演じる勝浦茂雄は、木屋町の闇組織を牛耳っていたヤクザでしたが、5年前の事件によって両手両足を失います。 現在は弟分の古澤(木村祐一)と世話役の坂本(三浦誠己)に助けられながら、借金の取り立て屋をして生計を立てていました。ある日、勝浦はとある家族への取り立ての仕事が依頼されます。その家族は、勝浦が今の姿になる原因を作った元部下・サトシの彼女の家で・・・。 遠藤憲一は、原作小説が発売禁止とまでなった両手両足が切断されているヤクザ、というキャラクターを奇妙に演じています。

10:ドラマ『ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~』(2015年)

2015年放送のドラマ『ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~』は『ケイゾク』や『SPEC』などを手掛ける堤幸彦が演出を担当した刑事ドラマで、暴力団からの離脱を希望している組員たちを支援する組織犯罪対策部の中の暴力団離脱者相談電話をテーマにした物語です。 物語は警視庁組織犯罪対策部第四課の刑事だった三ヶ島翔(北村一輝)が捜査中のミスが原因で組織犯罪対策部、通称「足抜けコール」に左遷されてしまうところから始まります。足抜けコール担当員の永光麦秋(大島優子)は冷酷非道な性格の持ち主で、目的のためなら手段を選びません。 三ヶ島は永光とタッグを組み、相談室の業務を超えた就職斡旋や、足抜けに反対する組員たちとの乱闘、おとり捜査などを行うようになります。遠藤憲一は関東貴船組の第六代目組長、橘勲役を演じています。 「暴力団は社会のはみ出し者を受け入れる場」だといい、組長として組員達を我が子のように扱う熱い性格の持ち主でありつつ、組を抜けようとする者へは嫌がらせを行っています。

11:ドラマ『Dr.倫太郎』(2015年)

『Dr.倫太郎』は2015年放送のテレビドラマで、病院の精神科を訪れる患者たちと、医師とのやり取りを描いた物語です。主人公の精神科医の日野倫太郎(堺雅人)は、数多くの患者の心を救ってきた名医。 「恋愛は一過性の精神疾患だ」と思っており、恋愛には興味のない性格でしたが、ある日、訪れた食事処で芸者の夢乃(蒼井優)に出会い、徐々に彼女に好意を持つようになりました。 ところが、実は夢乃は母親からの虐待によって解離性同一性障害を発症しており、倫太郎は夢乃への想いに目を背け、あくまで医者と患者という立場で治療を進めますが・・・。 精神科の開業医で、倫太郎の先輩にあたる荒木重人を遠藤憲一が演じています。倫太郎が熱心に慕い、いろんな相談を持ち掛ける頼りがいのある先輩ですが、甘党でスイーツに目がないというチャームポイントがあります。

12:ドラマ『ちゃんぽん食べたか』(2015年)

歌手・さだまさしの自伝的小説を映像化した『ちゃんぽん食べたか』は2015年に放送されたドラマで、『民王』のキャストと同じく主人公の佐野雅志を菅田将暉が、その父親の佐野雅人を遠藤憲一が演じています。 舞台は昭和40年代。プロのバイオリニストを目指して長崎から上京した佐野雅志が、高度成長期真っ只中の騒然とした日本で、プロバイオリニストの夢を追いながら様々な出会いを経験していく笑いあり、涙ありの青春物語です。 遠藤憲一の父親役は息子役を演じた菅田将暉からも感謝されるほど心のこもったもので、雅志がバイオリンを諦めた事を父に伝えるシーンでは「遠藤さんが本当に父親に思えてしまって、泣くはずじゃなかったのに涙が止まらなくなった」と語っています。

13:ドラマ『民王』(2015年)

池井戸潤の小説が原作のドラマ『民王』は、ある事が原因でお互いの人格が入れ替わってしまった総理大臣・武藤泰山とその息子・翔が、その事実を周囲に隠したまま、お互いの生活を過ごす・・・という物語。 女子力が高い大学生の翔は政治に関心がなく、武藤泰山の姿になっても簡単な漢字が読めず国会答弁も一苦労。息子・翔の姿になってしまった泰山は、女子学生にちやほやされる学生生活を送りながら、就職面接で面接官を論破して不採用になってしまうなど前途多難です。 息子と人格が入れ替わってしまう武藤泰山役を遠藤憲一、その息子役を菅田将暉が演じ、二人のコミカルな演技が絶賛されています。 特に人格が息子の翔と入れ替わってしまってからの泰山は、それまで吸っていた煙草を吸うたびむせてしまったり、好きだった日本酒も嫌いになってしまったりと、大学生らしい行動が目立ち、視聴者からは「可愛い」との声が続出しました。

14:映画『ギャラクシー街道』(2015年)

『ギャラクシー街道』は三谷幸喜脚本・監督による映画作品です。舞台は西暦2265年、木星と土星の間に浮かぶ人工居住区・スペースコロニー"うず潮"と地球とを繋ぐ道路、通称ギャラクシー街道。昔は街道中にお店が建ち並び、繁盛していたギャラクシー街道も、開通150年が建ち、老朽化が進み閉鎖の噂が聞こえ始めました。 本作は、閑散としたギャラクシー街道に佇むハンバーガーショップ、サンドサンドバーガーコスモ店に働く人々と、さまざまな星から訪れる個性豊かなお客さんが織り成すSFファンタジー作品です。 キャストはハンバーガーショップの店主、ノア役に香取慎吾、その妻ノエ役に綾瀬はるか、宇宙警備隊のハトヤ隊員役に小栗旬など豪華な顔ぶれです。 なかでも遠藤憲一はノエに想いを寄せて追いかけまわすリフォーム業者のメンデス役という、物語の主軸を握る役を演じています。遠藤はキャスティングされた際「貴重な役をもらえて光栄だ!」と思ったそうです。

15:ドラマ『HOPE~期待ゼロの新入社員~』(2016年)

囲碁のプロ棋士という夢を諦めた一ノ瀬歩(中島裕翔)は、大学進学をせずアルバイトをしていましたが、総合商社「与一物産」の従業員採用試験に向けてインターン生として働き始めます。 母親のコネでインターンにありつけ、無事内定をもらった一ノ瀬でしたが、高卒ということで一年契約とされてしまいます。『HOPE~期待ゼロの新入社員~』は、まさに期待ゼロの新入社員だった一ノ瀬が、会社で苦戦しつつも成果を上げていくテレビドラマです。 遠藤憲一は一ノ瀬の所属する営業3課の課長の織田勇仁を演じています。仕事には厳しく、成績優秀でありながら上司にこびることがないため出世が遅れている織田は、強面な外見とは反対に部下思いで情に厚い性格の持ち主。 織田を演じるにあたり遠藤は「厳しさと優しさを兼ね揃えた人物なので感情の加減が難しいが、その分やりがいがある」と話しています。また、共演した中島裕翔を「中島くんの芝居で泣いちゃった」と絶賛しています。

16:ドラマ『お義父さんと呼ばせて』(2016年)

『お義父さんと呼ばせて』は2016年放送のテレビドラマです。遠藤憲一と渡部篤郎のW主演で、同い年の51歳の男性二人が、片方が28歳年下の女性の恋人、もう片方がその女性の父親として知り合い、二人の結婚をめぐって対立する様をコミカルに描いたホームコメディです。 中堅商社で働く大道寺保(遠藤憲一)は、多忙ながらも、初めて結婚を意識した28歳年下の花澤美蘭(蓮佛美沙子)にプロポーズをします。 一方、美蘭は自分が大企業の役員の娘だということを保に隠し、父親の年齢も75歳だと偽っていました。ですが、本当の父親は保と同い年で51歳の花澤紀一郎(渡部篤郎)。年収3000万円の敏腕ビジネスマンです。美蘭が保を連れて実家に挨拶に行き、保は初めて、自分と美蘭の父親が同い年だと分かります。 その時から、全く生き方が違う51才の男二人の戦いが始まります。28歳年下の彼女・美蘭をとことん大切にしている保に、多くの人が心打たれた作品です。