『テニスの王子様』手塚国光(てづかくにみつ)の戦績は?青学の柱の技からドイツ代表での活躍まで解説
青学テニス部の部長で、生徒会長も務める手塚国光(てづかくにみつ)。左腕の古傷を抱えながら、チームを全国制覇まで導いた中学テニス界の実力者です。続編の『新テニスの王子様』では、ドイツ代表に選ばれました。U-17W杯での戦いを最後に、物語は2026年8月に完結しています。 強いと言われる手塚が、公式戦で負けた相手は誰なのか。手塚ゾーンや零式はどんな技で、新テニの準決勝で戦った幸村精市との結果はどうなったのか。この記事では、手塚の戦績と技、ドイツ代表での活躍を解説します。ネタバレを含むので注意してください。
『テニスの王子様』手塚国光(てづかくにみつ)のプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校・学年 | 青春学園中等部3年1組 , 男子テニス部部長 , 生徒会長 |
| 誕生日 | 10月7日 |
| 血液型 | O型 |
| 身長・体重 | 179cm・58kg→61kg |
| 利き腕・プレイスタイル | 左 , オールラウンダー |
| 家族 | 祖父 国一 , 父 国晴 , 母 彩菜 |
| 初登場 | 1巻4話「宣戦布告!」 |
| 声優 | 置鮎龍太郎 |
手塚国光(てづかくにみつ)は、青春学園3年生で主人公越前リョーマの先輩にあたる人物です。 テニス名門校である青春学園においてキャプテンを務めており、中学テニス界でその名前を知らない人はいないと言われるほどの高い実力の持ち主。作中では初期に圧倒的な強さのキャラとして登場し、以降も常に最強クラスの人物としてあり続けています。 座右の銘は「敵は己の内にあり」。そのとおり真面目で妥協を許さない性格の持ち主です。キャプテンとして部の規律を乱した者にはグラウンドを走らせており、自分になにか過ちがあった場合は「グラウンドを何周でも走る、好きな数字を言ってくれ」と言うほど自分にも厳しい人物です。 左利きですが、手加減するときはラケットを右手に持ち替えます。この右手でのプレーが、1年生のときに先輩の怒りを買うきっかけになりました。 部にとってプラスになることは積極的に取り入れ、主人公である1年生のリョーマを校内のランキング戦に参加させるなどの柔軟性も持ち合わせているようです。部内で手塚に次ぐ実力者は、同じ3年の不二周助です。 また知的な見た目通りに文武両道で、青春学園では生徒会長を務めています。
手塚国光が負けた相手は誰?左腕の古傷との関係は?
無印で手塚が負けた公式戦は、関東大会1回戦の跡部景吾戦と、全国大会決勝の真田弦一郎戦の2試合です。どちらの敗戦にも、左腕の故障が関わっています。 始まりは1年生のときでした。右手で試合をした手塚に先輩が腹を立て、ラケットで左肘を殴ったのです。肘は長期治療で本編の途中に完治します。しかし、かばううちに知らないままイップスになり、フォームを崩していきます。 関東大会のS1では、跡部が持久戦を仕掛けてきました。手塚は左肩を痛めながらも試合を続け、激戦の末に敗れます。その後、19巻160話「手塚の旅立ち」で九州へ治療に向かいます。そこで故障の原因がイップスだったと悟り、克服しました。 29巻249話「手塚の帰還」で全国大会に戻ってからは、木手永四郎・樺地崇弘・千歳千里に勝っています。それでも決勝のS3では、真田の「風林火陰山雷」に敗れました。強さで知られる一方で、怪我とも向き合い続けたのが手塚です。
手塚国光の必殺技は?手塚ゾーンや零式はどんな技?

最強の実力者である手塚は、試合においてさまざまな必殺技を使用しています。そんな必殺技について紹介します。
零式ドロップショット
零式ドロップショットは、相手のコートに落ちても弾まないドロップショットです。強いバックスピンがかかっているため、着地した球はバウンドせずにネット側へ戻っていきます。作中で唯一バウンドしたのは、乾貞治との試合のときでした。 サーブに応用したのが零式サーブです。決まれば返しようのない技ですが、腕に大きな負担がかかるのが難点です。新テニの幸村戦では、零式の名を持つロブも登場します。
手塚ゾーン
球に回転をかけて、相手の打った球をすべて自分のところに引き寄せる技です。 相手がどこへ打ち返しても、球のほうが手塚のもとへ戻ってきます。月刊プロテニスの記者・井上守は、この技を「サムライ南次郎の再来」と評しました。真田弦一郎も、無我の境地で唯一使えない技として手塚ゾーンを挙げています。新テニでは、幸村精市の「手塚ゾーン封じ」によって破られました。
手塚ファントム
「手塚ゾーン」の応用で、球に回転をかけ、相手の球を全てアウトにしてしまいます。必要な回転は手塚ゾーンの6割増しです。そのぶん腕の負担が激しく、使う頻度が多いと腫れてしまうことがあります。
至高(アルティメット)のゾーン
至高(アルティメット)のゾーンは、手塚ゾーンと手塚ファントムを組み合わせた技です。球を自分のもとへ集める回転と、相手の打球をすべてアウトにする回転を、1つにまとめた形になっています。 披露したのは『新テニスの王子様』の準決勝S2、幸村精市との試合です。第1セットでは、手塚ゾーンも天衣無縫の極みも幸村に対策されていました。追い込まれた第2セットで完成させたのが、この至高のゾーンです。腕に負担のかかる2つの技を重ねた、手塚の切り札といえます。
無我の境地
己の限界を超えたときに至る境地であり、過去に戦った相手の技を発動できるようになります。この境地になると、身体からオーラが放出するような姿で描写されます。
百錬自得の極み
無我の境地で得られるオーラを片腕に集め、相手の球を倍にしてうち返すことができるようになる技です。オーラを一ヶ所に集めるため他がおろそかになるという弱点もありますが、「手塚ゾーン」と組み合わせることでその弱点を補っていました。
才気煥発の極み
無我のオーラで頭脳を活性化させ、相手の戦術を脳内シミュレートすることで未来の展開を描くことができるようになる技です。全国大会準決勝の千歳戦では、千歳の予言をすべて上回っています。
天衣無縫の極み
純粋にテニスを楽しむという気持ちから絶対的な無我の力を引き出すというものです。手塚は青春学園の元部長である大和祐大との戦いで、自分のために楽しいテニスをしてほしいと諭され使えるようになりました。
『新テニスの王子様』で手塚国光はドイツ代表になる
『新テニスの王子様』の手塚は、U-17日本代表の合宿から物語に加わります。脱落を懸けたタイブレークマッチでは後輩の海堂薫と戦い、部長としての心構えを伝えたうえで勝ちました。 3番コートとの入れ替え戦では、S2で青学の元部長・大和祐大と対戦します。大和は、チームのために腕を犠牲にしてきた手塚に、自分のために戦ってほしいと告げます。その言葉で考えを改め、天衣無縫の極みを開いて勝利します。 その後は跡部の助言も受け、ドイツへの留学を決めて合宿を離れました。留学先ではドイツ代表の主将ボルクに才能を認められ、ドイツ代表としてU-17W杯に出場します。プレW杯の日本戦ではQ・Pと組み、入江奏多と跡部景吾のペアに完勝しました。
準決勝S2で幸村精市と戦った結果は?
準決勝のドイツ戦で、手塚はS2に入り幸村精市と戦いました。日本代表の中学生たちは、手塚を倒すための対策を一丸となって練っていました。第1セットは「手塚ゾーン封じ」や「零感のテニス」に、手塚ゾーンと天衣無縫の極みを破られます。このセットは幸村が先取しました。 第2セットは手塚が至高のゾーンで取り返し、勝負はファイナルセットへ。幸村が未来を奪うテニスで追い上げ、スコアが並ぶところまで追い込まれます。それでも手塚はプロとして生きる覚悟を示し、最後は零式ロブを決めて幸村に勝利しました。 ただし、試合はチーム戦です。日本は残るD1とS1を取り、ドイツに3勝2敗で勝って決勝へ進みました。手塚が白星を挙げた一方で、ドイツは準決勝で姿を消しています。
「油断せずに行こう」が口癖!手塚国光の名言を振り返る
「油断せずに行こう」が口癖で、試合前のエールや事あるごとにメンバーにこの言葉を掛けています。真面目な性格で、普段は笑顔を見せない手塚からこの一言をかけられると気が引き締まりますね。 原作で手塚が笑顔を見せたのは、全国大会で優勝が決まった瞬間の1度だけです。それに気づいた不二から声をかけられると、「見なかったことにしてくれ」と返しています。 主人公の越前リョーマには「青学の柱になれ」と託し、この言葉は『テニスの王子様』の中では有名な名言となりました。手塚はテニス部に入部した1年生の時にはすでに強く、当時の部長と戦った際、勝利をおさめます。その後、手塚自身も当時の部長に「青学の柱」を託されていたのです。先輩に左肘を殴られ、テニス部を辞めようとした手塚を引き止めたのも、大和部長のこの言葉でした。 先輩に託され青学テニス部の柱となり、重要な責務を果たしている熱い男の言葉は重みがあります。
手塚国光の声優は置鮎龍太郎(おきあゆりょうたろう)

置鮎龍太郎(おきあゆりょうたろう)は1990年『ドラゴンクエスト 勇者アベル伝説』のリリパット役で初出演を果たしました。 後に『SLAM DUNK』三井寿役や『BLEACH』朽木白哉役など人気アニメの主要キャラクターに数多く出演し、演技の幅も広いベテラン声優です。 TVアニメ『テニスの王子様』(2001年)から、手塚の声は置鮎龍太郎が演じています。OVAや『新テニスの王子様』のシリーズ、劇場版でも交代はありません。 低めのセクシーな声は魅力的で、一度聞くと置鮎龍太郎だと分かるくらい特徴があります。
実写映画とミュージカルで手塚国光を演じたのは?

実写映画『テニスの王子様』(2006年)で手塚を演じたのは、城田優です。主人公の越前リョーマ役は本郷奏多が務めました。 ミュージカル『テニスの王子様』(テニミュ)では、1stシーズンだけでも手塚役が何度も交代しています。2003年の最初の公演で演じたのは滝川英治です。その後は大口兼悟・城田優・南圭介・渡辺大輔・馬場良馬へと受け継がれました。城田優は、実写映画とテニミュの両方で手塚を演じたことになります。
『テニスの王子様』手塚国光のセクシーなキャラソンが人気
『テニスの王子様』は様々なキャラクターソングが出ていて人気を集めています。手塚国光もその中の一人で、いつもクールな手塚が歌う声は特に女性ファンには高評価です。 手塚のキャラソンは他よりも数が多く、シングルは14作あります。最初の「横顔」は2002年、14作目の「ハッピーサマーバレンタイン」は2022年の発売です。アルバムも発売されています。 中でも「抱きしめてしまいそうさ」や「KiSS」が人気があり、「バレンタイン・キッス」は元は国生さゆりが大ヒットした曲を歌い好評です。この曲は『テニスの王子様』キャラクターの多くが歌い、「バレンタイン・キッス」のアルバムが出たほどです。 あと、ユニット眼鏡's(メガネーズ)が歌う「真夏の眼鏡's」は夏を感じさせる曲調ですが、手塚を含むメンバーが夏にはミスキャストでアンバランスが愉快で人気があります。
『テニスの王子様』手塚国光はプロの道を選んだ
全国大会のあと、手塚はプロを目指してドイツへ留学する道を選びました。卒業式では、出席者の前でプロのテニス選手を目指すと表明しています。 『新テニスの王子様』では、ドイツ代表としてU-17W杯の舞台に立ちました。準決勝では立海の部長だった幸村精市と戦い、プロとして生きる覚悟をコートで示しています。 左腕の古傷と向き合いながら、青学の部長として仲間を引っ張ってきた手塚。1年生のときに大和部長から受け取った「青学の柱」は、越前リョーマへと引き継がれました。チームのためのテニスから、自分のためのテニスへと進んだ手塚の歩みを、ぜひ原作で確かめてみてください。























